アダフーとは

C21の正体ではアダフーの存在に触れただけのため、本項ではそのアダフーとは一体何なのかについての考察を行う

C21の正体では話が逸れるため濁した表現にしていたが、やはり避けて通れないのは“「アダフー」と「アダフーの民」の違い”についてである
“民”は「~の支配下にある者」という意味のため、アダフーの民とは「アダフーの支配下にあった者」と解釈することができる
ではそのアダフーとは何なのか、支配下にあった民とは何なのか
現時点でははっきりとした答えを出せる情報は公開されていないのだが、今ある情報だけでも仮説を立てることが可能となっている


これよりその仮説について言及するが、まずは共通の情報、つまり前提となる情報をいくつか確立しておかねばならないだろう
一つ目は下記の二つを用いて導かれる
<【コア】ボーンハート>
【素材アイテム】太古に存在した“ユウキセイメイタイ”の骸を模したホネボンのコア
<エルデバイン初公開時における公式HPの紹介文>(画像を文章に書きおろし)
「「光の民の繁栄」より、時代は更に遡り――
悠久の時を物語し遺跡により、画像でのみ確認された太古の戦士達。
今や失われし“表情”を身に宿し、新たな進化と共に蘇る!!」
そう、見て分かる通り人間の存在が示唆されているのだ
少々せこいが、これは現実世界ではなくゲームなのだから“別の意味を持つ言葉同士を同じ言葉で表す”というのはありえないと見ていい(上記を例に挙げるなら、同じ「太古」という言葉だが実際は時間軸に大きな距離がある等)
そうすると、“有機生命体のあった時代に表情を持った人間(に酷似した生物)”が存在したということになる
よって、確立される前提とは「太古(≠C21文明)に人間を含む有機生命体が存在していた」である

また、太古に人間(有機生命体)が存在していたなら当然我々の世界も交えて考察してみたいものだが、それではあまりに話が逸れるため別項にて書かせていただこうと思う

二つ目は
<ガラモ>
この遺跡を守って、もうかれこれ10万年以上…。
という遺跡ボスが10万年以上前(C21文明の頃)から存在し遺跡を守っていたということだ

以上の前提を踏まえて、これより提示した命題『アダフーとアダフーの民の違い』についての考察を行う



まず、アダフーとはメガホネボンが自分をそう呼んでいるため遺跡ボスのことだと考えていいだろう
それを裏付ける証拠として下記の会話文が挙げられる
<タコンボイ>
こんなとこまでご苦労でんなーはっきり言って、なんもないでーだってわしら、ザコやさかい
くううう、わしらの負けやぁぁ!しゃあないちょこっとだけ、ええこと教えたるわ
あんさんらが生まれる10万年以上前この銀河系はアダフーの民が住んでいたんや
そのアダフーの民たちが実はあんさんらの文明を作ったんや!
このように、タコンボイは自分のことを「わし」と呼んでいるが、アダフーの民のことは「わし」とは呼んでいない
つまり、アダフーが遺跡ボスを指しているのは決定的ということだ


次にアダフーと似た外見を持つモンスターロボについても考えてみることにする
<カクピタスペット>
いじめないでね!
ボク 悪いカクピタスじゃないよ!
<カクピタスリトル>
この子は昔から村のために働いてくれているんだ。
とっても力持ちでロボ懐っこいんだよ
これらはクタンス村に住むモンスターロボだが、見て分かる通り一つの分化を築きコズミックロボとも共存ができている
つまり、(種族差はあるだろうが)モンスターロボもコズミックロボと同等の知能を持っているということである
更にはモンスターロボのパーツもコズミックロボに組み込むことができることから、コズミックロボとモンスターロボは元は同じ存在、少なくとも“開発者”が同じだということがわかる

では、アダフーとの関連性はなんだろうか
遺跡には多数のモンスターロボが存在し、しかも最深部では大抵ボスの取り巻きとして現れる
これはゲーム上の演出ではなく、「モンスターロボは遺跡ボスに対して敵意がなく仕えている」という事実を表しているとも取ることができる

すると一つの疑問が浮上する
遺跡ボスに仕えているのならば、まさしくモンスターロボこそがアダフーの民ではないだろうか
あまりにも早合点だが、考察に推測は付き物のため、これを真に受けて掘り下げてみるとしよう


アダフーの民とはなんだろうか
<ガラモ>
うーーん。よっこいしょういち。オラたちはここの門番だからお前らをやっつけなきゃなんないんダス。
このセリフから分かる通り、少なくとも遺跡ボス(アダフー)はコズミックロボを仲間(アダフー)だとは捉えていない
同じく、
<ギガロニクス>
汝はアダフーに選ばれし者か?
というセリフでもコズミックロボがアダフーではないことがわかる
加えて、彼らはモンスターロボは攻撃せずコズミックロボにのみ敵意を持っているため、コズミックロボはアダフーの民ではないということになる
このことは
<タコンボイ>
そのアダフーの民たちが実はあんさんらの文明を作ったんや!
というセリフでも裏付けされている
なぜなら、もしコズミックロボがアダフーの民ならば、普通は自分たちの祖先が今の文明を作ったものだと容易に想像できるのにわざわざ教える必要がないからである

こうして段階を踏んでみると、先ほどの疑問が真実ではないということがわかる
なぜなら、少なくとも“コズミックロボはアダフーの民ではない”ということしかわからないからである
ならば何が見えてくるのか
それは『有機生命体(人間)はどこに位置するのか』と『コズミックロボは何なのか』の二つだ



まず、有機生命体についてはっきりとさせる必要がある
ボーンハートの説明文には“ホネボンは有機生命体の骸を模して作られた”という旨のことが書かれている
このことからわかるのは、「有機生命体→モンスターロボ」という時間軸だけだ
これがホネボンだけでなく全てのロボに当てはまると仮定すると、「有機生命体を模してモンスターロボを作った有機生命体」の存在が浮上してくる
つまり、有機生命体とモンスターロボは同じ時間軸に存在したということである

自分たちを模してモンスターロボを作った有機生命体、この世界に人間の存在が約束されている以上、その正体とは一番の知能を持つ人間としか思いようがない
そうなると今の文明を作ったのも元は人間ということになり、「アダフーの民=人間」となる


アダフーでもアダフーの民でもないコズミックロボについては、上記の有機生命体についての捉え方が正しいのならば自ずと一つの可能性が導き出される
それは「アダフーとは大地を守護する神(≠全能)で、人間は彼らの民として仕えていた。ある時人間は“何らかの理由”で有機生命体を模したロボを作り上げ、そこに魂を移した。そうして作られたロボのうちアダフーの支配を受け入れたのがモンスターロボで、従わずに独自の道を歩んだのがコズミックロボ」という仮説である



こうして現段階で公開されている情報を使って考察を行ってみたが、当然ながらこれは一つの可能性でしかない
おそらくは今後のアップデートにて追加されると思われるヘブンズゲート関係のシナリオにて明らかになるだろう
興味がある人は「未整理情報」に文字通り未整理の情報を片っ端に書いてるので見てみるといいかもしれない





↓一応書き直し前の考察も載せておきます
+ ...
※アダフーについては「C21について」にて書きましたが、深く掘り下げる必要があったため別ページを設けました
 ある程度考察がまとまったら統合などを考えています


C21についてで書いたから説明は省かせてもらうが、「C21文明の民=アダフー」であることは確定している
それなのに新たに考察記事を設けたのは、かなり重要な情報が手に入ったからである
その情報とは『有機生命体の存在』である

ボーンハートというホネボンが落とすとされるアイテムには
「太古に存在した“ユウキセイメイタイ”の骸を模したホネボンのコア」
との説明文がある

また、エルデバイン初公開時の公式HPによる紹介文には
「「光の民の繁栄」より、時代は更に遡り――
悠久の時を物語し遺跡により、画像でのみ確認された太古の戦士達。
今や失われし“表情”を身に宿し、新たな進化と共に蘇る!!」
と書かれている

つまり、人間の存在が示唆されているのである
そうなると、可能性として書いていた「太古に人間が存在していた」という説が濃厚となってくる
本項ではその説についての様々な可能性や、最も有力な説などを考察する

前述した情報で人間が存在していたと確定すると、アダフーの正体にはいくつかの説が生まれる
その説とは
アダフー=人間とした説
アダフー=遺跡ボスらとした説
人間が遺跡ボスになった説
「アダフーの民」の民を違う意味をした場合の説
アダフー=アダフーの民説
人類滅亡説
C21文明が現代とは違う世界説

今から行う考察で大前提とすることが二つある(しない場合については後述)
一つは「アダフーとアダフーの民がイコールの関係ではない」ということ
アダフーの民、それを字面の通りに受け取ったなら「アダフーを信仰する者」である
もう一つはC21をCentury21(=21世紀)とし、今の我々が住んでいる世界が元々はあったということ
つまり、C21文明を今の文明とする


<アダフー=人間とした説>
そうならば、アダフーの民は遺跡ボスとなる
ギガロニクスの「自分はアダフーの聖地を守る守護龍」というセリフを見ると彼らが民であってもおかしくはない
しかしタコンボイの「10万年以上前はアダフーの民が住んでいた。今の文明はアダフーの民が作った」というセリフを見ると少し違和感を覚えるはずだ
主観のため理由には入れないが、まるで自分たちとは別のことを言っているように感じて仕方がない

メガホネボンが自分のことをアダフーと言ったことについてはアイテムの説明文で説明できる
ボーンハートによると、ホネボンは人間(猿などの可能性もないことはないが)を模した、つまり真似た存在だということになる
なぜ人間を真似したものが生まれたのか、少なくとも遺跡ロボが人間と同等か以下であるとわかる
ようするに、滅びる前に人間を真似し、自分をその人間であると主張しているわけだ
だが、人型はホネボンだけであり、何故他は人間を模さなかったかということになり、いろいろと矛盾が生じる

この説を唱えるには問題点がある
前述した通り、民というのは信仰対象に従う者、仕える者、といった意味だ
つまり、遺跡ボスが人間の下にあったということになる
当然現代に彼らのような存在はなく、残り90年くらいでは開発できるわけがない

裏を返せば、C21文明が遺跡ボスのようなロボを人間が仕えていたということにすれば何も問題はない


<アダフー=遺跡ボスらとした説>
この説を支持する大きな理由はメガホネボンのセリフにある
「ここは我々アダフーの聖地」
という彼のセリフを信じるなら、アダフーは遺跡ボスということだ
ならば、アダフーの民は人間ということになる

タコンボイの「アダフーの民が光の民の文明を作った」というセリフも民が人間だとすると、人間は高度な科学力を持っていることから正当性がある

これといってこの説を否定する材料はなく、一番安定していると言えるだろう
最も、逆の場合と同じく、現代に人間より上の存在があったと仮定すればであるが


<人間が遺跡ボスになった説>
先に述べた二つの説を見てわかる通り、どうしても現代のことが最大の壁となってくる
その問題を解消できるのがこの説である

アヌビザインは光の民のことを「アダフーの魂を継いだ存在」と言っている
これはアダフーを人間と捉えたなら、光の民は人間の生まれ変わりとの解釈もできる
この場合、アダフーが遺跡ロボという可能性は、遺跡ロボが現存していることから生まれ変わりと言えないため、その線は消える

この説の重要なポイントは、どういった経緯で人間がロボになったかということである
現代での人間と遺跡ボスの立ち位置が問題なのだから、ロボになったのは同じ時間軸で間違いない

また、エルデバインの「今や失われし表情を~」という文章も、元がロボであった理由の一つとなる

人間の思考の変化や科学の発達、もしくは環境悪化で住めなくなった、などの理由で肉体をロボにしたなら納得はいく
C21というように、21世紀で終わってるのは人間がいなくなったため、とも捉えることが出来る
そうならば、遺跡ボスの妙に人間らしい喋り方や方言についても証明可能だ

しかし、問題も存在する
どうして彼らは遺跡を守っているのか
自らの意志でロボとなっら彼らに、遺跡を守る理由などないのである


<「アダフーの民」の民を違う意味をした場合の説>
信仰する、という意味ではなく「構成する者」という意味で捉えた場合である
つまり、アダフーという社会、もしくは概念を構成する者をアダフーの民と呼んでいることになる

しかし、これでは人間とロボの関係性の説明のしようがない
あくまで別の捉え方として挙げただけである


<アダフー=アダフーの民説>
意味がまるで違うため可能性は低いが、全くありえないとも言い切れない
これならば多少の問題は目を瞑れるのだが、面白みがないため、特に考察は行わない


<人類滅亡説>
最も面白く、個人的に気に入っているのがこの説である

ギガロニクスの「愚かなる者よ。力を求める先に何があるか。強さとは力のみではないぞ」というセリフを深く読み取ると、
力を持ちすぎた人間が自らを滅ぼし合い(核戦争か?)絶滅した、と受け取ることができる
また、キシトンの「勇気・知恵・力」という三つのキーワードも、人間のように再び愚行を行わないための必要な要素であり、ボスがそれを試しているとも言える。(試練を乗り越えた先にあるのは超古代兵器。人類滅亡の原因か? ともかく、それを使うに相応しいか試している)

前述の<人間が遺跡ボスになった説>でも述べたが、C21文明と呼ばれるように21世紀で終わっているのもこの説を証明する理由となる
つまり21世紀で人類は滅びたのだ

大まかには人間が遺跡ボスになった説と同じだが、人類滅亡説に沿って書くとこうなる

超兵器を使って人間同士が戦争した結果、地球が生物の住めない環境となる
人間は生きるためにロボを作り、それに魂を移す
それが発展していき、今の光の民たちが生まれる

最も、この説も問題点はある
それはアダフーとアダフーの民の関係性を完全に無視していることである
最古の存在(遺跡ボス)である人間がアダフーとなるのだから、光の民を作ったアダフーの民の説明ができないのだ

もしC21が現代社会の風刺として描かれているなら、それは面白いことである


<C21文明が現代とは違う世界説>
どうとでもなる、あまりにご都合主義のため避けてきたが、恐らくはこの説が一番可能性が高い
この説を使うと安い推理小説のようで、まるで面白みがないのだが、話に整合性を求めるなら最もしっくり来るはずだ


結論
まだ断定できるだけの証拠が揃っていない
アークなどが絡んでくる可能性もあるため、これからの進展に期待する
なお、現状としては「アダフー(の民)=C21文明の民であり、人間も存在した」程度に認識しておくのがベストか



ちなみに筆者はコズミックブレイクについてはほとんど知らず、あくまでC21のパラレルと認識しているため、考察の証拠として使っていません
最終更新:2015年05月10日 18:42