リーアン

リーアン / 梨庵
男 17歳 169㎝ 

 

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一人称***我(ウォ)
二人称***貴方、貴女、您(ニン)

 

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☑エルバーク様、先生(シエンション)
☑クロムニール
☑ヨギリ
☑クラウ
☑フユトキ
☑モノラ
☑トルス
☑ローク
☑ニコ、女士(ニュシー)
☑ニコル様、您
☑フィフィ
 

 

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いつも脱力なオーラを醸し出している牛系男子
目上の人を敬い、どんな命令も快く受ける
年上とかそういうのではなく、立場や勝てないなと思った人には尽くす
どんな体罰を受けようとも逆らったりしない
目下(と仮定した)人には基本関わろうとしない
めんどくさいな、と感じたら気配を消してそそくさと逃げる

優しくされたり、心配されたりするのが苦手
モヤモヤしてしまい、無意識のうちに髪の毛を抜く
なのでいつまでたっても毛がはえてこない 円形脱毛症
鋭利なものを恐ろしく感じてしまう先端恐怖症
細い棒のようなものでも向けられるとたちまち怯えた目で震えだす

写経とお茶くみを趣味としているが人に教えたことはない
なかなかの達筆

 

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貧しい家柄に生まれる
食べるものも住むところも満足になかった
家族一家で飢え死にしそうになったところ、真っ白な服を着た人たちと出会う
彼らは貧しい人たちに無償で治療をするボランティアの医師だという
梨庵もまた、彼らに身体検査をしてもらった
すると、梨庵の体はどうも重い病気にかかっているらしい
これはいけない、と梨庵は彼らに連れられて、真っ白な病棟に案内された
ここでは食事も衣服もすべて、面倒を見てくれるという
梨庵は不思議に思った
なぜ、このような貧しい人に優しくしてくれるというのですか

「それが、私たちの仕事だからです」

それから検査の日々が続いた
完治したら、すぐ親元に帰すと約束してくれていたのでおとなしく、診てもらうことにした
しかし、一向に退院させてくれる気配がない
我は一体どんな病気なのだろう
たくさん点滴もうった、毛が抜け落ちるような強い薬も浴びるように飲んだ
それなのに、まだ、まだここから出してくれない

ある日、医師の口から偶然聞いてしまったその言葉

「あの被検体は、まだ生きているのか」
「ええ、どうやら特殊な体質だそうで、まだ調べてみる価値がありそうです」
「そうか、過って殺すなよ、大事な大事なモルモットだからな」

その時思い知らされた
この人たちは、優しいボランティアなんかじゃない
死んでも誰も文句を言わないような人たちをつかって自分の金儲けの道具として
ここに閉じ込めて、日々実験をしているんだ
「人」としていらなくなった生き物をつかって

隙をみて脱出した
あの真っ白な牢獄から逃げ出した
強い薬の副作用で体が思うように動かなかったけど、とにかく走った
なにが優しさだ、なにが仕事だ
結局は、自分勝手なだけじゃないか

たどり着いた先は、真っ黒、真っ黒なお城
あの牢獄とは正反対の、真っ黒


優しさなんていらないから、我に生きる価値をください





 

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最終更新:2013年08月03日 23:43