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クロスベル自治州

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クロスベル自治州 Crossbell State

基本情報
クロスベル自治州
Crossbell State
クロスベル自治州の位置
略名 クロスベル、クロスベル州
国章 クロスベルの鐘
位置 ゼムリア大陸西部内陸
首都 クロスベル市
政府
共同代表 クロスベル自治州市長
ディーター・クロイス(1204)
クロスベル自治州議会議長
ヘンリー・マクダエル
変遷
成立 1134年
消滅 1205年(エレボニア帝国に併合)
再独立 1207年
宗主国 エレボニア帝国(-1205年)
カルバード共和国(-1205年)
アルテリア法国(1207年-)
登場作品 【空】SC・3rd
【零】【碧】
【閃】Ⅰ・Ⅱ・III・IV【創】

【黎】【暁】
関連組織 クロスベル市
IBC
オルキスタワー
クロスベル自治州(-じちしゅう、Crossbell State)はゼムリア大陸西部の内陸部に位置する自治州である。空の軌跡 SCにて初言及され、零の軌跡とその続編碧の軌跡創の軌跡では物語の舞台となった。
閃の軌跡シリーズにおいても度々登場し、閃の軌跡II閃の軌跡III閃の軌跡IVではエレボニア帝国領となった当地を訪れることが出来る。
七耀歴1205年に宗主国かつ西の隣国であったエレボニア帝国に併合され、帝国領・クロスベル州Province of Crossbell)となるが、2年後の1207年に新しいクロスベル自治州として再独立を果たした。

州名

州名の由来は『鐘の交差する地』を意味すると思われる。

歴史

七耀暦以前

七耀暦以前の古代ゼムリア文明時代には《七の至宝》の一つの《幻》を司る《虚ろなる神(デミウルゴス)》がクロスベルの地に存在したが、1200年前の大崩壊前後に《幻の至宝》は消滅する。

中世

中世の暗黒時代には《至宝》の再生を望む錬金術師の集団が存在し、その末裔が後にIBC(クロスベル国際銀行)の創業家となるクロイス家であり、当時から存在した悪魔崇拝カルト《D∴G教団》とも少なからず関わっていた。

歴史的にも古くから交通の要所であった事と豊富な七耀石資源を抱えていた事から、自治州成立以前は度々支配国が変わる等、西の大国エレボニア帝国と東の大国カルバード王国の熾烈な領土争いの舞台となっていた。

近世

七耀暦1000年頃からエレボニア帝国領であり現在の保養地ミシュラムに所在した総督府の統治下にあったが、1100年頃に民主化革命により成立した東のカルバード共和国がクロスベルの領有権を主張し、帝国との間で戦争が勃発する。

クロスベル自治州

両国の全面戦争の結果、七耀暦1134年に両国を宗主国とする共同委託統治の自治州として《クロスベル自治州》が成立。
以後、ゼムリア大陸西部の二大国であるエレボニア帝国とカルバード共和国の緩衝地域の自治州として、両国の影響下で国際交易と金融の拠点としての発展を遂げる。
しかし、自治州に様々な形で干渉する宗主国の二大国の影響力は強く、宗主国の権益を重視する政治派閥(帝国派及び共和国派)によって政界が二分され、自治州の利益に基づいた政策や改革を行う事が困難な状況に置かれていた。

1204年4月、悪魔崇拝カルト《D∴G教団》による事件が発生。教団の生み出した薬物を原因とした集団催眠によって自治州の治安維持組織であるクロスベル警備隊の一部部隊が市内で暴走した他、その暗躍が当時の自治州議会のハルトマン議長ら親帝国派議員に波及し、自治州政界を深く蝕んでいた事も判明した。

クロスベル市長選挙にてIBC総裁ディーター・クロイスが当選。自らの銀行家としての実績を元に経済に重きをおいた改革路線を打ち出し、8月には大陸西部の各国首脳らを集めた初の多国間会合《西ゼムリア通商会議》の開催を予定するなど、当初その新しい市政はクロスベル内外から高く評価された。

しかし、通商会議2日目に発生した帝国と共和国の反政府勢力による両国の首脳を狙ったテロ事件や9月に発生した猟兵団《赤い星座》によるクロスベル市襲撃事件など、立て続けに発生した大事件で自治州は混乱した。

クロスベル独立国(クロスベル事変)

七耀暦1204年10月、クロスベル市長ディーター・クロイスが主導したクロスベル独立を問う住民投票が行われ、この結果を受け10月22日にクロスベルの国家独立と《クロスベル独立国》の建国が宣言される。
結社《身喰らう蛇》や猟兵団《赤い星座》の協力と《幻》の至宝に匹敵する人造至宝の力をもって、宗主国であるエレボニア帝国とカルバード共和国の軍事介入を跳ね返し、外交的にも二大国を圧倒した力を背景にゼムリア大陸諸国連合の提唱など独立国を中心とする国際秩序の構築を目指した。

しかし、クロスベル自治州議会議長ヘンリー・マクダエルによる「独立国無効宣言」とクロスベル警察の《特務支援課》を始めとした独立国に対する抵抗勢力とその協力者らによりディーター・クロイス大統領が逮捕され、クロスベル独立国はその実体を失い自治州へと復帰した。(クロスベル事変

翌七耀暦1205年1月、エレボニア帝国の再侵攻(クロスベル戦役)により1日で自治州全土が占領下に置かれ、1月14日に帝国との条約によりその自治権を返上し、帝国領・クロスベル州となる。

帝国領・クロスベル州

帝国による占領以降、州東部のタングラム丘陵付近では帝国軍カルバード共和国軍の大規模な武力衝突が断続的に発生していたが、戦況は概ね帝国軍の優勢であり、州内への大規模な侵入は許すことはなかった。
占領直後には混乱したクロスベル市内から州内の町村への市民の自主的な疎開などが行われたが、混乱は一時的なものでありクロスベル市は帝国の統治下で徐々に落ち着きを取り戻した。
七耀暦1205年3月9日、クロスベル州総督に就任したルーファス・アルバレア卿が正式にクロスベルの帝国への併合を宣言する。

クロスベル総督府は旧自治州の行政組織をそのまま組み込み、自治州議会も州議会として存続したことから、駐留する帝国軍の存在と共和国側との交流の断絶を除けば概ね住民の生活自体に変化はなかった。
自治州時代に"魔都"と揶揄された治安は総督府の対策により著しく改善され、帝国本土の資本が流れ込んだクロスベル州は帝国の属州として発展する。

帝国からの再独立

七耀暦1206年9月、クロスベル併合を主導したギリアス・オズボーン宰相の死が公表され《世界大戦》が2日で終結すると、停戦合意に基づき、大陸各地に展開していた帝国軍は帝国本土へと撤退。クロスベル州に駐留していた帝国軍も撤退し、帝国政府はクロスベル州への干渉を極力控えた。(事実上のクロスベル州の放棄)
しかし、クロスベル州では撤退を不服とする旧総督府治安維持部隊《衛士隊》の一部が武装蜂起し、一時クロスベル州内が占拠されるものの、翌1207年2月に旧自治州警察の《特務支援課》を始めとするクロスベル側の動きにより排除された。

その後、クロスベルと宗主国であった帝国と共和国に大陸諸国を含めた協議の結果、クロスベルの自治州としての再独立が決定。再独立する新たなクロスベル自治州の宗主国が七耀教会の総本山アルテリア法国となることから、旧宗主国であるエレボニア帝国とカルバード共和国はクロスベルに対する主権の放棄したと考えられる。

しかし、七耀暦1207年3月15日の再独立調印式の式典の最中、突如として現れた旧クロスベル総督ルーファス・アルバレア率いる《黒の衛士》によってクロスベル州は再び占領される事となる。式典会場の警備に当たっていたクロスベル警察《特務支援課》を実力を持って下したルーファス・アルバレアは群衆の目前で自ら”総統”を名乗り、クロスベルを中心としてゼムリア大陸全土の統一国家を樹立を掲げて、《クロスベル統一国》の成立を宣言した。

地理

ゼムリア大陸西部内陸に位置し、同州中央部はクロスベル市の市街地となっている。
州の南部に同州最大の湖であるエルム湖が存在する。
エルム湖南岸には保養地ミシュラムが開発されているが、その周辺は未開の湿地帯となっている。

東をタングラム丘陵を経てキュレー河を境にカルバード共和国と、西をガレリア峡谷を境にエレボニア帝国と接している。

政治

帝国・共和国両国を宗主国とする自治州である為、国家ではないものの統治機構は国家に準している。
しかし、宗主国政府から承認されているのはあくまで自治権であり、国家主権ではない。

政体は民主制であり市長・自治州議会議員共に直接選挙にて選出される。
行政権は自治州政府に、立法権は自治州議会にあると思われる。
自治州代表は市長と自治州議会議長の2名が共同代表とされている。

基本法として自治州法が存在するものの、有効的な改正項目は少なく不備や欠陥が多く見受けられる。
自治州法によって宗主国政府とその国民には特権が多々存在する。

外交

市長・議長共に外遊に出ることも多い様である。
国家主権は承認されていない為、国家として対等の『条約』を締結することは出来ない。

治安維持

クロスベル自治州の治安維持組織としては2つの組織が存在する。
一つは市内の治安維持を主に担当する「クロスベル警察」。
もう一方は東西の国境門の警備と自治州内の巡回を任務とする「クロスベル警備隊」。

基本的にクロスベル警察はクロスベル市内が主な管轄である事から、市外の事件等に関しては余程大規模や緊急性の高い物以外で捜査することはほぼ無く、クロスベル警備隊の管轄となる。
クロスベル市は多くの犯罪組織が存在する関係で治安は悪く、現状の警察の対応は不十分である事が多い為、市民からの信頼は当然低い。
警察は職務に忠実ではあるものの、前述の自治州法の不備や欠陥、宗主国国民への特権等の政治的問題によって満足に検挙が行えないのも一つの要因である。

軍事

自治州法の規定よって軍隊の保持は禁じられている為、軍は存在しないが「クロスベル警備隊」という形で事実上の軍事組織が国防を担っている。
警備隊においても同法の規定により、諸外国の軍隊が保持する戦車飛行艇といった戦力は配備できないが、装甲車などの装備は性能の良い新型を優先的に配備しており、隊員の練度も決して低くない。

主な部隊は帝国・共和国との国境門であるベルガード門、タングラム門に配備されており、万が一の有事の為に備えをしている。

地方行政区分


経済

金融業

大陸最大の金融機関であるIBC(クロスベル国際銀行)を筆頭とし、古来より金融業が発達。
州内では銀行といえばIBCと言われるほど知名度、市場シェア共に圧倒的である。
市内の富裕層市民の中では株式等の金融資産に投資を行うことが流行っている。

鉱業

近年こそ金融都市として名高いクロスベルだが、歴史的には大陸有数の七耀石資源を有していることで有名である。
主に州西部のマインツ鉱山等で産出される。

農業

北東部のアルモリカ村では養蜂業や牧畜を始めとした農業を主産業としており、品質の高い農産物をクロスベル市に出荷している。

企業

クロスベル国際銀行。
国際的な金融機関にして、大陸最大の総資産額を誇る。

クロスベル自治州の一般紙、クロスベル・タイムズを発行する新聞社。
クロスベル市港湾部に本社を置く。
外国においても購入できる模様。

  • ライムス運送
個人経営の小さな運送会社。
『親切・丁寧・スピーディ』がモットー。

交通

鉄道

州内を東西に横切るように大陸横断鉄道が通っており、帝国または共和国方面の旅客を行っている。
その他にも、クロスベル市地下のジオフロントには貨物搬入用の地下路線が整備されている。

  • 主要な駅
国際鉄道公社
大陸横断鉄道:ベルガード門(貨物のみ)・クロスベル駅・タングラム門(貨物のみ)
帝国政府鉄道省(1205年以降に建設)
クロスベル駅・聖ウルスラ大学病院保養地ミシュラム
クロスベル自治州
貨物路線:クロスベル市地下駅

道路

主要街道
  • 東クロスベル街道
クロスベル市東口~タングラム門(共和国国境門)
  • 西クロスベル街道
クロスベル市西口~ベルガード門(帝国国境門)
  • マインツ山道
クロスベル市北口~鉱山町マインツ
  • アルモリカ古道
東クロスベル街道中間地点~アルモリカ村
  • ウルスラ間道
クロスベル市南口~聖ウルスラ医科大学

路線バス

クロスベル市と市外各所を結ぶバス路線が整備されている。
  • クロスベル市東口停留所発
行先:タングラム門、アルモリカ村
  • クロスベル市西口停留所発
行先:タングラム門
  • クロスベル市北口
行先:鉱山町マインツ
‐クロスベル市南口
行先:聖ウルスラ医科大学

なお、タングラム門を越えて共和国領のアルタイル市へ向かう路線もある模様。

航空

クロスベル市内の南外れにクロスベル空港を有する。
リベール王国レミフェリア公国への国際定期便が発着している模様。

海運

クロスベル市から保養地であるミシュラムへの水上バスが定期的に運行されている。

州民

自治州民はクロスベル市内、市外問わず州内出身者であるクロスベル人が最も多いが、大陸有数の貿易都市であると同時に金融センターである事から、クロスベル人の中でも出身やルーツが諸外国である場合は多い。
一例にクロスベル市の東通りはカルバード共和国に縁のある市民が多い為、東方風の街並みとなっている。

クロスベル市内には多くの外国人が在住しており、歴史的経緯から宗主国であり国土を隣接する帝国・共和国両国民が多く、様々な職種に就いている。
その他にもレミフェリアレマン自治州オレド自治州と非常に多くの外国人が住み、さながら『人種のるつぼ』と化している。

エレボニア帝国への併合後、クロスベル自治州の籍を持つ市民は自動的にエレボニア帝国籍となった。クロスベルに多く在留していたカルバード共和国籍の住民の多くは併合後に共和国への帰国したが、残った少数の共和国人は両国の開戦が迫ると総督府によって帰化か拘禁の選択を強要された。

宗教

諸外国と同じくほぼ全ての国民が、七耀教会が崇めている《空の女神》を信仰している。
中世暗黒時代に起源を持つカルト教団の信者も多々いた模様。
クロスベル自治州内が一つの教区とされており、クロスベル大聖堂が中心とされる。

教育

諸外国と同じくほぼ全ての子供が、七耀教会にて「日曜学校」と呼ばれる枠組みにて教育を受ける。
「日曜学校」は事実上の初頭・中等教育の義務教育である為、卒業後は多く子供は就職するが、成績優秀な希望者は諸外国の高等教育機関へ進学する。
州内に先進的医療を導入する聖ウルスラ医科大学が存在する

文化

  • 食文化
  • 文学
  • 音楽
  • 祝祭日
  • スポーツ


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