【二次試験】
多くの試験では、一次試験の筆記試験を通過し、一定の学力を有すると認定された者を、職務に関する専門性や適性、人間性等によって絞り込むために実施する。試験の種別によって様々であるが、
上記のように、論作文・面接(個別面接・集団面接)・適性検査などが行われる。
このうち、個別面接はほとんどの公務員試験で実施されている。最近では、これらの他に、集団討論試験やプレゼンテーション試験を採用する自治体も
増えている。
なお、面接においては自己PRや志望動機など指定された項目を事前あるいは試験当日に記入した書類(「面接カード」「エントリーシート」などと呼ばれる)をもとにして面接が行われることが多い。
また、持病がないかを判断するための身体検査を実施することもあり、それらに加えて、警察官・消防官等の特に体力が必要とされる職種の場合は、職務に耐えられるかを試験するために体力測定を課すことが多い。
【三次試験】
主として地方公務員試験で実施され、面接(個別)が行われることが多い。身体検査をこの段階で実施することもある。なお、受験者数・採用者数のともに少ない試験では、二次試験で最終合格者を決定し、三次試験は行わない場合もある。また、人事院実施による国家公務員採用一種・二種・三種試験においては、二次試験の合格者をさらに各官庁が官庁訪問によって選抜して採用予定者を決定するため、二次試験をもって最終合格とし、三次試験は実施しない。