すぽると 中野友加里インタビュー 2013? > 9? > 27(取材日2013? > 9? > 1) 書き起こし

忘れないでキャンペーンでネーベルのインタが蒸し返され、新たな怒りを呼んでる件

で、こんなことを答えている安藤美姫↓

 >コーチなしでモチベを保つのは大変ではなかったですか?

大変なように思えますが、一人の場合でもどのように保つかはニコライモロゾフから習いました。
なので私にとってはそんなに難しくありませんでした。
最初はどのジャンプも跳べなかったので、一人で滑るのはとても快適でした。
大勢の人と一緒に滑ったり、たくさんのコーチの前で滑るよりは、日本で一人で滑る方が良かったです。
何を言われるか分かりませんでしたから。

ちょっと前のゆかりんインタではこんなナレーションあったんですが、フジTVの捏造かしら?()

  「誰かの指示を仰ぎたいがコーチすらいない
一人で戦わなければならない現実を本人も痛感している」


すぽると 中野友加里インタビュー 2013/9/27(取材日2013/9/1)

ーーあなたは安藤美姫がこんな素敵な笑顔をすることを知っていますか?
まるで自分の娘でも撮るかのように成功した映像を収めていました

中野:「2時間の練習したけどどう?」
安藤:「え、ちょっと、始まってんのもうwフハハハハ、始まった感じね。もう回ってますか?何か調子が…
中野:「練習外で今、筋トレとかそれに伴うトレーニングとかは、どういうこととかをやってる?」
安 藤:「出産を経て、すごい体幹の中の筋肉とか、すごく落ちてしまっていたんで、やっぱりジャンプの軸作りとか、すごくオフアイス…長くて2時間やってい て、そのおかげで今すごくジャンプも戻っているんで、それもすごい新しい…新しいというか小さいときに戻った感じ。中学生のときに戻った感じがして」

ーー私にとって幼い頃から友達としてライバルとして長く友に励み合い氷上で戦ってきた彼女
2011年の世界選手権で優勝その試合を最後に競技の世界から彼女は姿を消した
2年間を休養にあて今年4月女の子を出産、その2ヶ月後にリンクに戻りアイスショーに出演
ジャンプを見せる事のない演技だったが観客からはスタンディングオベーションで向かえられた

中野:「久々にお客さんの前に出たのが、アートオンアイスだったと思うんですけど、そのときの気持ちって今覚えてますか?」
安藤:「うーーーーん、まぁ、うーーーーん、緊張しましたスゴイw、やっぱりシングルスケーターでジャンプなしの構成っていうのは、いろんな外野からの声っていうのもすごくあったので
でもそういうの覚悟してやって、お帰りって言ってくれた言葉がすごく温かくて、次は絶対ジャンプやろうって気持ちになったし、何か久しぶりだったんで、あぁこんなにいい舞台なんだなって。このスポットライト浴びて、特別な場所だなっていうのは感じました」

ーー再び競技者としてリンクに戻る事を決意、全盛期の頃と比べ、今スケートに対し何を感じているのだろうか

中野:「不安だったのか、楽しみなのか、覚えてますか?」
安藤:「すごい楽しみでした。やっぱりだけど、靴が重くて最初。うわこんなに…ちょっとショック、思ってた以上にほんとに大変だったのが、ショック。不安というか、ショック
一日一日、シングルからダブル、ダブルからトリプルってなったときに初めて、応援してくださってた方とか周りで見てくださってる方が、『うわー』ってなる気持ちがわかったのと
あとは自分ってスゴイことやってたんだなっていう気持ちに初めてなれて」

ーー昼間は母として娘と過ごすも、氷上に立てばたちまち一人のトップスケーターの顔になる
この日の練習は深夜0時を回っていた

中野:「子どもを生んで、子育てに専念したいという気持ちはあったりとかは?」
安 藤:「うーーーん、もちろん子どものことは一番に考えたいっていうのは、もちろんそれはありますけど、でもやっぱり選手としてやっていくっていう風に決め たので、氷の上と会場にいるときは集中して、やっぱり責任を持って、演じないといけないと思うし。練習もキチンとしないといけない。自分なりに両立できた らなって感じです
やっぱり24時間子どもといたいって気持ちはもちろん(笑)あるんですけど」

ーーしかし3シーズンぶりに試合を迎える彼女にとって超えなければならない壁があった

中野:「ちなみに、ルッツは何がダメなの?」
安藤:「いや、あのねぇ、怖いとかじゃなくて、今靴もちょっと柔らかいから…何かこうキュッとこないんだよね!」
中野:「キュッとこない?跳ぶとき?え、何、回りきらないってこと?」
安藤:「いや、もう回転がキュッとこないわけ、フハハハハ…ちょっとルッツのときヘルプしてよw」
中野:「見る見る」

ーー彼女が挑むトリプルルッツは基礎点が6点とトリプルアクセルを除く3回転の中で最も得点が高い
ただ、復帰してから一度も成功がないのが現状、誰かの指示を仰ぎたいがコーチすらいない
一人で戦わなければならない現実を本人も痛感している
以前跳んでいたトリプルルッツと違う点、それは跳び上がって回転する時の腕の持っていき方
さらに着氷するタイミング、ジャンプを踏み切るタイミングはわずか0.1秒という誤差で成功するかが決まる
私が見た視点から彼女に気づいた事を伝えた
今のルッツは焦りもあるせいか回転にもって行くまでが早く跳び急いでいる、
そして着氷する時の腕の開きが早い、大会まではもう1ヶ月もない
【テロップ:取材 9月1日 初戦 9月26日】
彼女に変化が起こる事を私は見守っていた
転んでしまったものの、ジャンプは2回転半以上跳び上がるタイミングを少し遅らせる事により3回転に限りなく近づいた、以前跳んでいた感覚を呼び覚ますまでそう時間はかからなかった
いまだ成功が一度もないトリプルルッツこの日、最後の挑戦で光が見えた
スケーターとしてようやく戦える段階まできた私にはそう見えた気がした
深夜にまで及ぶ練習で手応えを掴んだようだ

安藤:「いやー、時間まで覚えちゃったね」
中野:「跳んだ時間まで覚えた?」
安藤:「(午前)1時、14分!」
中野:「1時14分(笑)」
安藤:「1時14分にルッツとか、すげーな」
中野:「すごいよね。あんまいないっていうか、世界中見てもあんまりいないかも(笑)。よかった、そのルッツ見れて」
安藤:「そうだよーーーこれでやっとなんか、世界で戦ってた人みたいに(笑)」

ーーこの表情が成功した達成感、そして跳べなかった苦労を物語っている

中野:「見てる人はどこまで跳べているのかとかたぶん期待とかされると思うんですけど」
安藤:「それよりもまず自分のできる限りのジャンプの確率をあげていくことと、うーん…まぁあと2年前にやっていたエレメンツまでは絶対に戻す気持ちではいるんで」

ーーその言葉通り彼女の気持ちは大きく前進していた、
ゲスト出演した先週のアイスショーでは初めてショートプログラムを披露
冒頭はトリプルルッツ…しかしジャンプは1回転に

安藤:「ちょっと本当に焦っていますね…緊張とか不安よりも、やっぱり下手な演技はできないですし
曲がMyWayなので、本当に自分のその人生やその自分らしさを伝えられたら…他の方にも自分の道を進んでというメッセージを込めて滑りたいかなっと」

ーー初戦を前にそう話していた彼女…今シーズン…そしてその先はどんな目標に向かっていくのか

安藤:「毎年毎年第一目標というかゴールは全日本でやっていてオリンピックシーズンというのは、ま、そのとき自分のやるべきこと本当に今はオリンピックを語れる立場ではないから難しいですけど」
中野:「オリンピックで、女子のシングルで日本では多分ね出産してから行った人はいないんだよね
そうしたら、見せてあげたいのでは?」
安 藤:「本当に応援してくれてる人が何かこうなんていうんですか?もちろんオリンピックに出てと言われるんですけど、でもそれよりも本当に競技でもう一度 戦っている安藤美姫を見たいと待っていてくれる人が凄く多かったので、そういう人達の思いも、まぁちょっと今は余裕がないんですけどでもシーズン後半では のせていけるようには頑張りたいです、
そこにまぁやっぱり娘も、娘にも頑張っていたんだよっていうのを見せれたら良いなと思ってます」
中野:「じゃあ最後に、スケートは教えますか?」
安藤:「えーやってほしいなっていうのはありますけど、でも彼女の人生なのでこれから彼女が輝けるようにサポートしていく立場になるし、その中にスケートがあってやりたいっていってくれれば嬉しいし、違う道で輝きたいっていうのであればそれを応援したいなとおもってます」

ーーそして昨日行われた復帰戦のショートプログラム
冒頭トリプルルッツからのコンビネーション、元女王の技術は着実に戻りつつあった
彼女は今シーズンに向け歩みだしていた、安藤美姫25歳母の顔、スケーターの顔、その両方を持ち合わせて輝いて見えた、この笑顔をもう一度競技で見られる事を私は願っている
最終更新:2013年10月23日 01:38