CMJ110: Crisis Now: 尖閣ショウダウン

2010年11月、海上保安庁と中国船との衝突の映像が世界に流れてから、一気に注目を集めるようになった尖閣諸島。以来、中国はその領土化に対する野心を包み隠さず、政治的あるいは実行的な手段で領有の正統性をアピールしてきた。一方、日本はというと、政権の混乱もあって対応は一貫してこなかった。この状況はまさに「今そこにある危機」である。

『尖閣ショウダウン』は、尖閣諸島を中心とする東シナ海における、日中米台のパワーバランスを検証するシミュレーション・ゲームです。もし中国が実力行使で尖閣諸島を占領しようとしたら、という架空設定のもと、各国の持つ軍事的選択肢と政治、社会的影響をゲームで再現します。ゲームで扱うのは、有事発生から最初の7日間。果たして自衛隊はこの危機に対応できるでしょうか?



紹介ブログ
尖閣ショウダウン(その5:紛争5日目) / しゅみのしみゅれーしょんげーむ
『ソフィア会で尖閣ダンス』 / 千葉会(Tiba Club)2nd
尖閣ショウダウン(その4:紛争4日目) / しゅみのしみゅれーしょんげーむ
5月山科会(2013年)その2 / THEN WHAT?
尖閣ショウダウン(その3:紛争3日目) / しゅみのしみゅれーしょんげーむ
4月山科会EX(2013年)その1 / THEN WHAT?
尖閣ショウダウン(その2:紛争2日目) / しゅみのしみゅれーしょんげーむ
尖閣ショウダウン ルール変更 / 占いとシミュレーションゲーム
尖閣ショウダウン(その1:紛争初日) / しゅみのしみゅれーしょんげーむ
(K2P)COMMAND#110:尖閣ショウダウン/4ターン:“…AND RED 'DOWN'…” / TROOPERS
尖閣ショウダウン(その0:紛争前夜) / しゅみのしみゅれーしょんげーむ
(K2P)COMMAND#110:尖閣ショウダウン/3ターン:“HELLFIRE MAELSTROM…” / TROOPERS
(K2P)COMMAND#110:尖閣ショウダウン/2ターン:“ESCALATION OF FIRE…” / TROOPERS
リプレイ記録動画 / 世界IDOL大戦制作日記
(K2P)COMMAND#110:尖閣ショウダウン/0~1ターン:“…RED DAWN AT FAR EAST…” / TROOPERS
尖閣ショウダウンQ&A / 占いとシミュレーションゲーム
尖閣ショウダウン / 長野歴史研究会 SLG
(K2P)COMMAND#110:尖閣ショウダウン/4~7ターン@山科会EX(04/29) / TROOPERS
5月5日午後10時プレイ生の続きをやります。 / 世界IDOL大戦制作日記
(K2P)COMMAND#110:尖閣ショウダウン/0~3ターン@山科会EX(04/29) / TROOPERS
コマンド 110号 / k-takahashi’s 雑記
雑談:引用:ウォーゲーム:「Crisis Now: 尖閣ショウダウン」はやはり危険なネタだよね、というお話 / セントラル・ステーション分室
コマンド110号を入手する / bqsfgameの日記
もう在庫切れ / 世界IDOL大戦制作日記
尖閣ショウダウン入手、離島 / 占いとシミュレーションゲーム
プレイ生終わりました。専守防衛 / 世界IDOL大戦制作日記
せんかくとけんしん / しゅみのしみゅれーしょんげーむ
尖閣ショウダウンきました。 / 世界IDOL大戦制作日記
感想:ウォーゲーム雑誌「コマンドマガジン Vol.110 (2013年5-6月号)」『特集:今ここにある危機』(2013年4月20日発売) / セントラル・ステーション分室
「平和の月に武を練らん」(CMJ110号附録)Crisis Now:尖閣ショウダウン本誌掲載リプレイ盤面写真その⑦ / YSGA(横浜シミュレーションゲーム協会) 例会報告
「警備の辛苦誰か知る」(CMJ110号附録)Crisis Now:尖閣ショウダウン本誌掲載リプレイ盤面写真その⑥ / YSGA(横浜シミュレーションゲーム協会) 例会報告
「これぞまことの修羅の海」(CMJ110号附録)Crisis Now:尖閣ショウダウン本誌掲載リプレイ盤面写真その⑤ / YSGA(横浜シミュレーションゲーム協会) 例会報告
「進め艦隊 鬼神と強く」(CMJ110号附録)Crisis Now:尖閣ショウダウン本誌掲載リプレイ盤面写真その④ / YSGA(横浜シミュレーションゲーム協会) 例会報告
「修羅の巷の荒波を」(CMJ110号附録)Crisis Now:尖閣ショウダウン本誌掲載リプレイ盤面写真その③ / YSGA(横浜シミュレーションゲーム協会) 例会報告
「威は尖閣を圧しつつ」(CMJ110号附録)「Crisis Now:尖閣ショウダウン」本誌掲載リプレイ盤面写真その② / YSGA(横浜シミュレーションゲーム協会) 例会報告
艨艟奮起 (CMJ110号附録)「尖閣ショウダウン:クライシス・ナウ」本誌掲載リプレイ盤面写真その① / YSGA(横浜シミュレーションゲーム協会) 例会報告



コマンドマガジン第110号
発売日:2013年4月20日
価 格:3,780円(在庫なし
ISBN:978-4-434-17884-9 C2320



コンポーネント
本誌80ページ
ルールブック1冊(32ページ)
B2判マップ1枚
カウンターシート1枚(15mm角)
チャート1枚
ゲーム・デザイン:篠原史也



正誤表
2013年8月7日更新
●未探知状態の潜水艦がOp#6の「潜水艦移動/攻撃」により射撃を実施した場合、探知状態はどうなりますか? 接触判定が行われたのでなければ、攻撃しても未探知のままなのでしょうか?
→射撃した水中ユニットは、15.2に従い表面になります。

●対中配慮、専守防衛で中国が射撃しないオプションがあるということは、戦闘の際、以下のような手順を踏むことになります。
(1) 中国が射撃をする、しないの宣言を行う。
(2) 自衛隊の戦意チェックを行う
(3) 戦闘を解決する。
 この場合に、(1)で中国が「射撃しない」を選択し、(2)で自衛隊がチェックに成功した場合、(3)の戦闘では自衛隊が一方的に攻撃をすることになりますか? それとも(1)の宣言が無効となって通常の戦闘解決手順になりますか? あるいは、反撃を行うか、日本に不利なVPを課すために発砲しないかを中国は任意に選択できるのでしょうか?
→自衛隊が一方的に攻撃し、その戦闘では中国側は反撃できません。

2013年5月21日更新
●8.4 航空母艦と艦載機
空母ユニットは航空ユニットを搭載可能で、そのことを表すために、搭載可能ステップ数が印刷されています(空母の搭載可能ステップ数は航空ユニット専用の値で、陸上ユニットの搭載には利用できない点に注意してください。尚、特殊部隊ユニットの搭載は可能です)。

●Op#19 地上移動/戦闘
誤:移動先の海エリアに
正:移動先の陸エリアに

8.3 特殊部隊の輸送
ただし、水中ユニットに搭載された特殊部隊は、ヘリボーン移動(Op#23)できません。

Op#21 陸上部隊の上陸
このOpで、潜水艦に搭載された特殊部隊を上陸させる場合、特殊部隊ユニットを上陸させる水中ユニットは自動的に表面に戻されます。加えてその水中ユニットは、このOpの間一時的に水上ユニットとして扱われます。このため、上陸が行われるエリア内の敵水上ユニットは対艦戦闘力を使用してその水中ユニットを射撃できます。

Op#23 陸上部隊のヘリボーン移動
水中ユニットに搭載されたユニットはヘリボーン移動できません。

2013年5月8日更新
14.4 艦隊防空火力
艦隊防空を行ったユニットは防護目標として扱われます。

2013年4月30日更新
●P21 左側5行目
誤:(7.72参照)
正:(14.7.B参照)

●Op#18 低空対艦飽和攻撃
誤:日本側は1陸エリアを選択し、そのエリアに任意の数の自軍航空ユニットを移動させ、その陸エリア内の敵地上ユニットを攻撃します。
正:日本側は1海エリアを選択し、そのエリアに任意の数の自軍航空ユニットを移動させ、その海エリア内の敵水上ユニットを攻撃します。

2013年4月24日更新
●3.1 中国の国家方針 1.限定戦争/尖閣
誤:中国側はOp#30を行えません。
正:中国側はOp#29を行えません。

9.3 中国側ユニットの配置(3行目から8行目まで)
配置コードが「Any」の水上ユニットは、「上海」「温州」「東シナ海1~5」「尖閣周辺海域」の任意のエリアに配置します。
配置コードが「Any」の水中ユニットは、任意の海及び島嶼エリアに配置できます(1エリアに配置できる水中ユニットは3個までです)。
配置コードが「Any」の陸上ユニットは、表面で「上海」「温州」、または「At Sea」面で「東シナ海1~5」「尖閣周辺海域」に配置できます。もしくは上記にしたがって配置されたいずれかのAmphユニットに搭載させることができます。この際、特殊部隊ユニットはAmph以外の自軍水上及び水中ユニットをAmphとみなして搭載可能です(水中ユニットに搭載するならば水上ユニットより配置の自由度は高くなります)。

17.1.10 19500トン型護衛艦
現在建造中の19500トン型護衛艦を反映するためのユニットが用意されています。日本側が望んだ場合、ペナルティ無しに「くらま」ユニットの代わりに22DDHユニットをR3増援として使用できます。更に、両陣営が同意した場合、日本側が「-1」VPのペナルティを受けることで、24DDHユニットを初期配置に追加することができます。この場合、24DDHユニットは「横須賀」の初期配置コードを持つユニットとして扱います。



Q&A
2013年5月21日更新
●15.2.2:未探知状態の地上ユニットを任意(Opを使用せず)に表に戻すことはできますか?
→できません。ただし、未探知面を持つユニットが存在するエリアで自軍の陸上Opを行う際に、任意に表面に戻すことは可能です。

●Op#22:3番目の移動方法は、距離に関係なく自軍支配であれば再配置ができるということですか?
→その通りです。3番目の移動は、実際の移動ではなく、事前潜入等の非正規行動の範囲に含まれる行動を抽象的に再現しています。

2013年4月26日更新
●Op#23:At Sea面の陸上ユニットをヘリボーン移動させることはできますか?
→できません。

●Op#23:使用したヘリボーンマーカーは、どのタイミングで再使用可能になりますか? また、1ターンに何度でも使用できますか?
→OP終了時に再使用可能になります。1ターンに何度でも使用できます。

●Op#28:中国側が攻撃し、攻撃成功で未探知面に留まった場合、3.2「日本の国家方針」における中国の進入や攻撃に該当しますか?
→未探知に留まるだけで、該当します。

●3.2日本の国家方針「対中配慮」:中国側が日本の陸エリアに侵入しただけ(攻撃なし)なら、各種制限は解除されないということですか?
→はい。ただし、「日本側ユニットが初期配置されていない島嶼エリアに地上ユニットを移動」させることは可能になります。なお各国家方針の最初の説明は概要と制限を受ける行動についてで、その後が各条件毎に解除される制限を具体的に書いた部分となります。

●3.2日本の国家方針「対中配慮」:日本側が非常に不利です。
→対中配慮を用いた際のバランスに関しては、現状の様に先島諸島に全く防衛兵力を置いてない状況で、過剰に中国への配慮を行う政権が危機に直面した場合、中国側が本気ならば最長1週間程度の時間では何ら有効な対応を行えないまま、不条理な軍事占領を許してしまうという最悪のケースの可能性を反映しています。

2013年4月24日更新
●8.3:潜水艦に搭載した特殊部隊でOp#21「陸上部隊の上陸」を行うことは可能ですか?
→はい、可能です。特殊部隊はAmph以外の艦艇にも搭載でき、搭載されているユニットはAmphに搭載されているのと同様に扱うため、Op#21を実施できます。

●11.2.2:制空戦闘における迎撃側と被迎撃側の違いは何ですか?
→戦闘力が白文字のユニットは攻撃目標設定に制限があり、被迎撃側の場合に、自身を射撃したユニットに対してしか射撃できないため(14.2.1、14.6 Step1(3))、迎撃側/被迎撃側の区別が重要になります。

●15.2:探知された潜水艦のいるエリアに敵側の水上/水中ユニットがいない場合、潜水艦を未探知に戻してもいいということですか?
→敵側のユニットがいても、全て対潜力を持たないユニットであれば、未探知面に戻せます。


最終更新:2013年08月31日 10:57