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バラム(痕跡霊)

バラム、憎しみの天使 BALAM, THE BITTER ANGEL

痕跡霊レベル5
呪縛難易度25
かつては過激なまでに極端な善性を持つ存在であったバラムは、失敗に終わった我慢し難い任務に就いた後、怒りに震える痕跡霊と化した。彼女はその召喚者に対し、未来の困難さを予知し、そうして見たものをいかに解釈すべきかという能力を与えると共に、軽い武器を扱う技量と、肉を凍らせる凝視をも与える。
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伝説:

バインダーの学者たちは、バラムは強大なソーラーの魂の残滓であると主張している。
現在の彼女の状態においてどのようにしてか存在していること自体が神秘であるが、次元界の伝承では、善の神々は彼女に、神への崇拝のために知力を持った存在を生贄に捧げる行為をやめさせるという任務を課しているという。そうした生贄は悪の儀式における要であるため、この任務によって悪の神への礼拝は全く一掃されることになった―それは、善の神々ですら成し遂げ難い任務であった。言うまでもなく、バラムは彼女の任務に失敗した。彼女はその敵に捕らえられ、暗黒神を讃える儀式において彼女自身が生贄に捧げられてしまったと言う者もいる。

特殊条件:

バラムは召喚者に対して生け贄を求める。彼女を呼び出す過程において、君は自分自身か他の知覚力のあるクリーチャー(【知力】が3以上のもの)に1ポイントの斬撃ダメージを与えなければならず、完成されたバラムの秘紋の内側にその傷から滴り落ちる血を流さねばならない。

霊の発現:

バラムは見張り続ける脅威である。彼女の肉体は巨大な紫色の大蛇であり、角のある人型生物の頭部を3つ持っており、それらの頭部が共有するぽかりと空いた大きな口を持っている。この口は彼女の肉体の奥深くにまで続く牙の生えた大穴のようなもので、その周囲に6本の角が生えている。バラムはギーギーという不快な唸り声で喋り、言葉を一語発する毎に熱く臭い息を吐き出す。彼女の大穴のような口に生えている牙は喉が震えるにつれて揺れ動き、3つの頭部にある目は興奮したり怒りを感じたりすると青く輝く。

徴候:

君の声は独特な性質を帯び、虚ろでゴロゴロと喉を鳴らすような音になる。

影響:

バラムの影響は、君にクレリック、パラディン、その他の神格を信仰する者に対する不信感を引き起こす。寺院、聖なる場所、不浄なる場所に入った時にはいつでも、君は床に唾を吐きかけ、その場所に対する悪口雑言を吐き散らさなければならない。

付与能力:

バラムは未来の出来事を予知するパワーを付与してくれる。また彼女は狡猾さと巧妙な技芸を教えてくれ、、さらに敵をひとにらみで凍りつかせる能力を与えてくれる。

バラムの狡猾さ:

君はたった今行なったばかりの1回の攻撃ロール、セーヴィング・スロー、技能判定を再ロールすることができる。たとえその結果が元の結果よりも悪かったとしても、再ロールの結果を受け入れなければならない。一度この能力を使用したなら、君は5ラウンド間は再びこの能力を使用することができない。
氷の睨み:君は目標に2d6ポイントの[冷気]ダメージを与える凝視攻撃を得る。意志セーヴに成功すればこのダメージを半減できる。

予知:

君はそれが起こる直前にその未来を垣間見る事ができる。その知識によってイニシアチブ判定、反応セーヴ、そしてACに、4有効バインダー・レベルあたり+1の洞察ボーナスを得る。

武器の妙技:

君は《武器の妙技》特技の利益を得る。

出典:

『Tome of Magic』p.43

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最終更新:2013年11月16日 20:07
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