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アモン(痕跡霊)

アモン、祭壇の前の虚空 AMON, THE VOID BEFORE THE ALTAR

痕跡霊レベル1
呪縛難易度20
アモンは、かつて光と正義の神格として君臨していたが、長きに渡って痕跡霊として過ごしてきた怒りによって、その姿は怪物じみたものへと変貌を遂げた。彼は彼を召喚した者に対して、彼の視覚、彼の火のブレス、そして強力突撃の力を授ける。

伝説:

学者たちは、アモンが何千年も前に死して祭祀が絶えた神格の残滓であると主張している。かつては何千もの信者に信仰されていたが、やがてそうした信者たちを、よりご利益の多い神格に奪われて失った。しかし彼の意志は非常に強固なものであったため、アストラル界における永遠の眠りに就くことに抵抗したのだ。神位を譲位したために、彼の痕跡霊としての半存在は外見上と個性上で劇的な変化を遂げたらしい。かつては物静かで分別のある守護者であり、光と秩序の神であったのだが、今や邪悪で怒りっぽく、実に不愉快な霊と成り果てている。

特殊条件:

アモンはある4つの他の痕跡霊を嫌悪している。すなわちチュポクロプス、ユリュノーム、カーサス、レラージである。もし君が24時間以内にこれらの霊の1つを宿したことがあるなら、アモンは君の呼び出しへの応えを拒否する。同様に、これらの霊たちも、もしすでに君がアモンを呪縛しているなら、君の呼び出しに応えない。これらの痕跡霊へのアモンの不快の理由は明らかではないが、この反目は誰の記憶にもないほどに古くから続くものである。呪縛者の学者たちは、これがアモンが神で、他の四者が通常の定命者あるいは不死者であった時代に原因があったのであろう、という学説を立てている。

霊の発現:

アモンは、君に対する汚い呪詛の言葉を叫びながら黒い煙の爆発とともに出現する。彼は黒い狼の肉体に牡羊の頭部と、蛇の形の尻尾を持っている。彼の口には鋭い歯がびっしりと生えており、彼が喋ると火がちろちろと表れる。

徴候:

君に牡羊の巻き角が生える。

影響:

アモンの影響は、君を無愛想で怒りっぽくする。さらに、アモンが火、太陽、秩序の生ける神々を軽蔑しているため、そのような力へ献身している者によって発動された呪文に対し、それが有益なものであっても、それに抵抗するように強いる。もし可能であるなら、君は必ずそれらの呪文に対して抵抗するためのセーヴィング・スローを行わなければならない。このせーヴに失敗すればその利益を受けることができる。

付与能力:

アモンは君に彼の持つ視覚、彼の持つブレス攻撃、そして彼の持つ角を使った必殺の攻撃を与えてくれる。

暗視:

君は60フィートの暗視能力を得る。

火のブレス攻撃:

君は標準アクションで直線状の[火]を吐きつけることができる。この直線は有効バインダー・レベルあたり10フィートまで(最大50フィートまで)延び、その範囲にいるクリーチャーそれぞれに対して、バインダー・レベルあたり1d6ポイントの[火]ダメージを与える。反応セーヴに成功すれば、このダメージを半減させることができる。一度この能力を使用したなら、君は5ラウンド間は再びこの能力を使用することができない。

牡羊の角攻撃:

アモンの徴候として獲得した牡羊の角を、1d6ポイント(+【筋力】ボーナスの1.5倍)のダメージを与える肉体武器として使用することができる。もし牡羊の角攻撃で敵に突撃をした時には、攻撃に成功すればダメージに1d8ポイントの追加ダメージを与える。アモンの徴候を抑制して消しているなら、君はこの能力を使用することはできない。

出典:

『Tome of Magic』p.21

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最終更新:2013年11月16日 18:09
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