《追跡》[一般]Track
君はほとんどのタイプの地形で、クリーチャーやキャラクターの痕跡を辿ることができる。
利益:
痕跡を見つけたり、1マイルの間その痕跡を辿るためには、1回の〈生存〉判定が必要である。加えて、痕跡が他の痕跡と交差している時、痕跡が後戻りしたり分岐している時など、痕跡を辿るのが困難になるたびに、さらに〈生存〉判定を行わなければならない。
追跡の間は、通常の移動速度の半分で移動する(あるいは判定に-5のペナルティを被って通常の移動速度で、もしくは-20のペナルティを被って通常の2倍の移動速度で)ことができる。難易度は以下の表に示したように、地面の状態と主要な状況によって決まる:
地面 |
〈生存〉判定の難易度 |
非常に柔らかい地面 |
5 |
柔らかい地面 |
10 |
堅い地面 |
15 |
非常に堅い地面 |
20 |
非常に柔らかい地面:足跡が深く、はっきりと残るすべての地面(新雪、厚いほこり、湿った泥)。
柔らかい地面:圧力でへこむだけの柔らかさはあるが、湿った泥や新雪よりは堅い。そこにはクリーチャーがよく足跡を残すが、浅いものである。
堅い地面:(芝生、野原、森など)最も一般的な野外の地面か、(厚い敷物や、非常に汚れていたり、ほこりの積もっている床など)きわめて柔らかかったり汚れていたりする屋内の床面。クリーチャーは何らかの痕跡(折れた枝や一房の毛)を残すが、足跡はたまにしか残さなかったり、足跡の一部しか残らなかったりする。
非常に堅い地面:裸岩や室内の床といった、まったく足跡が残らないすべての地面。ほとんどの川底はこの分類に入る。というのも、残された足跡ははっきりしないものだったり、洗い流されてしまったりするからである。クリーチャーは痕跡(引きずった跡、ずれた小石)しか残さない。
さらに以下の表に示したように、いくつかの修正が〈生存〉判定に適用される。
状況 |
〈生存〉判定の難易度修正 |
追跡される集団にいるクリーチャー3体ごとに |
-1 |
追跡されるクリーチャーのサイズ;※1 |
|
極小 |
+8 |
微小 |
+4 |
超小型 |
+2 |
小型 |
+1 |
中型 |
±0 |
大型 |
-1 |
超大型 |
-2 |
巨大 |
-4 |
超巨大 |
-8 |
痕跡ができてから24時間ごとに |
+1 |
痕跡ができてから雨が1時間降るごとに |
+1 |
痕跡ができてから新雪が積もった |
+10 |
貧弱な視界:※2 |
|
曇った夜、月のない夜 |
+6 |
月明かり |
+3 |
霧または降雨 |
+3 |
追跡される一団が痕跡を隠している(移動速度の半分で移動しながら) |
+5 |
※1……さまざまなサイズのクリーチャーからなる集団の場合、最も大きなサイズ分類の修正値のみ適用すること。
※2……この分類から最も大きな修正値のみを適用すること。
〈生存〉判定に失敗した場合、1時間(野外)または10分(屋内)捜索した後に再挑戦できる。
通常:
この特技がないキャラクターは痕跡を見つけるために〈生存〉判定を使用することはできるが、難易度が10以下でなければ痕跡を辿ることができない。このほかに〈捜索〉技能と上記の難易度を用いて足跡やそれに類するクリーチャーの通った跡を見つけることはできるが、痕跡を辿ることはできない。たとえ、他の誰かが痕跡を見つけていたとしてもである。
特殊:
レンジャーはボーナス特技として《追跡》を得る。改めて修得する必要はない。
この特技を使っても、パス・ウィズアウト・トレイス呪文の対象となっているクリーチャーの痕跡を見つけたり辿ったりすることはできない。
出典:
『プレイヤーズ・ハンドブック』p.95
関連項目
最終更新:2013年11月17日 23:47