ディクシット
プレイ人数:3-6人
プレイ時間:約50分
作者:Jean Louis Roubira
発売:2008年発売 2010年 大賞
ルール難易度:簡単
戦略性:10% パーティー性:80% 運:10%
身内で笑って盛り上がりたい人におススメ
『ディクシット』は、さまざまな絵柄のカードを見て、語り部(かたりべ)役の人が連想した「印象ワード」の元になっているカードを推理し、得点を稼いでいくゲームです。
大きめの、想像力をかきたてる不思議な情景が描かれた美しいイラストカード84枚を使います。
1人ずつ交代で、語り部(かたりべ / ストーリーテラー)役を務めます。語り部役は、自分の手札の中から1枚を選び、その絵柄から連想された「印象ワード」を考え、今回のお題として全員に伝えます。
印象ワードは、「勇敢な」「まっすぐ向かう」など、単語でも文章でもかまいませんし、擬音や何かの引用などでもOKです。
他の人たちは、自分の手札の中から、今回提示された印象ワードに最もふさわしいと思うものを1枚選び、裏向きにして出します。
語り部が印象ワードを決めるのに選んだカードも合わせて、全員が出したカードをよく混ぜ、どれが誰のカードかわからないようにして表向きに場に並べます。
ディクシット:並べられた候補への投票
さあ、語り部以外の人たちは、並べられたカードの中から、語り部が選んだカードを推理して1枚選びましょう。
もし、うまくカードを当てた人がいた場合、語り部とその人の両方に得点が入り、点数分だけ得点ボードの上で、自分のうさぎコマを進めます。
しかし、全員が正解した(=解り易すぎた)場合、あるいは誰も語り部の選んだカードを当てられなかった(=解り辛すぎた)場合、語り部は得点できず、それ以外の人たち全員に得点が入ってしまいます。
また、正解ではないカードが選ばれた場合、そのカードの持ち主に得点が入りますので、語り部以外の人も、なるべく今回の印象ワードに近いものを選んで、他の人を混乱させましょう。
こうして、語り部を交代しながらゲームを続けていき、最終的にもっとも自分のうさぎコマを進められた (= 得点を集めた) 人の勝ちです。
ここがオススメ: 「解る解る!」「どうしてそういう風に見えるんだろう?」など、他の人の「世界の見え方」に驚きつつも、理解が深まるお薦めのゲームです。
意味深で物語性を感じさせるイラストの大きなカードが、見方によって多様な解釈が可能なところがポイントです。語り部役はほどよく全員に意図が伝わるフレーズを考えるのが悩ましくも楽しく、センスの発揮しどころです。
最終更新:2014年03月03日 15:27