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2&外伝船舶

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船舶の種類

船舶スペック一覧表

名前 旋回 推進 耐久 中乗 大乗 必要 大砲 総積 耐波 大積 航海日数 ペイロード
バルシャ 70 80 30 15 20 5 10 50 45 7 1.11
ハンザ・コグ 65 85 20 20 20 5 10 60 × 55 10 0.91
軽ガレー 100 85 40 30 20 5 10 120 × 115 25 0.43
タレッテ 70 95 20 15 20 5 15 80 × 75 15 0.67
関船 100 100 30 60 60 10 20 250 × 240 44 0.42
ラティーナ 90 75 30 30 40 10 20 120 110 18 0.91
レドンダ 70 90 30 30 40 10 20 120 110 18 0.91
ダウ 90 75 30 15 20 5 15 70 65 13 0.77
ジャンク 80 70 80 75 100 25 40 500 475 57 0.53
ベルガンティン 90 70 40 45 60 15 20 180 165 25 0.91
安宅船 95 95 60 160 200 20 40 500 × 480 66 0.42
フランダース 75 80 80 180 200 40 30 500 × 460 40 0.87
ナオ 65 85 50 80 120 25 40 450 425 51 0.59
ジーベック 80 70 70 120 300 25 40 600 575 70 0.43
ガレアス 70 70 90 320 400 60 50 950 × 890 58 0.67
ピンネース 95 85 40 40 60 5 20 150 145 32 0.34
キャラック 60 80 50 100 160 30 50 600 570 61 0.53
ラ・レアル 95 100 60 160 250 30 40 450 420 44 0.71
バス 50 60 70 150 200 50 40 500 × 450 33 1.11
ガレオン 60 65 80 180 200 45 70 800 755 61 0.60
スループ 95 85 50 40 60 5 40 250 245 57 0.20
鉄甲船 80 85 90* 360 300 45 100 1100 1055 86 0.43
フリゲート 60 85 80 180 300 20 70 650 630 87 0.32
バーグ 50 65 90 270 450 40 120 1000 960 85 0.42
シップ 50 65 90 300 500 45 150 1200 1155 95 0.39

表の見方

旋回
小回りのよさ。この数値が高い船ほど逆風時に速度が落ちにくい。
また、高いほど海戦時に方向転換しやすい。
推進
直進する力、高いほど速い。
耐久
船の最大耐久度。ブナ材新造品での値を表記。嵐にあったり、海戦で減少。0になると沈没。商船隊の降伏条件で艦隊の戦力値として参照される。
※鉄甲船のみ、新造時に材質を選べないので耐久100で固定。
中乗
デフォルト乗員数。中古船や敵船舶の水夫数はこの値になっている。
軽ガレーと鉄甲船は中古船のほうが最大乗員数が多く、一度改造すると元に戻せなくなる
大乗
新造もしくは改造時に設定できる最大乗員数。
必要
必要乗員数。水夫の運行割当が、これに満たないと速度が下がる。
大砲
最大砲門数。
総積
総積載量のこと。武器、水夫、積み荷スペースの合計値。
総積載量=積載量+大砲数+乗組員数
耐波
○の船舶は×の船舶に比べて、暴風雨での耐久の減少率が5分の1。
大積
最大積載量=総積載量-必要最小乗員
最大積載量のこと。大砲を0、水夫数を最小値にした場合の積載可能な積荷の総量。
航海日数
必要最小乗員+視認15人の状態で何日間航海できるか。
冒険航海のときは船舶のスピードと1日当たりの食費の方が重要で、航海日数自体は30~40日程度で十分。
ペイロード
必要乗員÷最大積載量×10
積荷10樽運ぶのに必要な水夫の数。
数値が小さいほど積荷1樽あたりの運航費用が安いということなので、商船向きと言える。ただし、近場の交易で、ある程度元手がある状態なら、単純な最大積載量の方が重要になる。

外伝での変更点

名前 旋回 推進 耐久 中乗 大乗 必要 大砲 総積 耐波 大積 航海日数 ペイロード
フランダース 75 80 80 120 150 40 30 650 × 610 55 0.66
ラ・レアル 95 100 60 160 250 30 40 600 × 570 61 0.53
鉄甲船 80 85 100 360 300 45 100 1100 × 1055 86 0.43
  • フランダースの最大乗員数減少。
    • デフォルト乗員数も120人に減少し、敵艦隊のフランダースがかなり弱体化した。
      また、完全な設定ミスで、敵船のフランダースの積載量が2のときの290のままで、水夫数120+大砲30+積載量290=総積載440になっている。(2では水夫数180+大砲30+積載量290=総積載500)
      拿捕してもそのままだが、造船所で積載割合を改造すればちゃんと総積載650になる。
  • フランダースとラ・レアルの総積載増加。
    • 上述と関連して、フランダースとラ・レアルは中古船購入時に積載量の表示が2のままになっている。
      しかし、鹵獲船の場合と違って、中古船は購入後にちゃんと修正される。
  • ラ・レアルと鉄甲船の耐波削除。
  • その他、全ての船(大型船舶も)が積載量に応じて操船難度が上がるように変更され、全体的に操船難度が上がった。
    • そのため、相対的に小型船舶の価値が上がったが、その他の操船難度のヒエラルキーは変わらない模様。
    • どちらかというと、使えない船がより使えなくなった。(バス、ガレオンなど。)
    • ラ・レアルは耐波性が削除された以外は特に弱体化した様子はなく、2よりさらに優遇されている。

船舶新造エリア

名前 価格 新造条件 中古品条件 建造エリア
バルシャ 1200 100 0 イベ
ハンザ・コグ 1300 100 40 北欧
軽ガレー 1400 100 80 イベ 北欧 イス アフ
タレッテ 1400 200 120
関船 2000 200 -
ラティーナ 2400 200 160 イベ イス
レドンダ 2400 200 200 北欧 アフ
ダウ 1800 300 240
ジャンク 16000 300 -
ベルガンティン 10000 400 360 イベ
安宅船 14500 400 -
バス 20000 700 280
フランダース 34000 400 320 イベ 北欧 イス
ナオ 30000 500 400 イベ 北欧 イス アフ
ジーベック 44000 500 600 イス
ガレアス 64000 500 440 イス
ピンネース 6000 550 480 北欧
キャラック 40000 600 520 イベ イス アフ
ラ・レアル 40000 600 560 北欧
ガレオン 60000 800 640 イベ 北欧
スループ 16000 850 680
鉄甲船 140000 1000 -
フリゲート 224000 1000 -
バーグ 300000 1000 -
シップ 320000 1000 -

表の見方

価格
物価が100%のときに中古で購入できる価格。新造ならブナ材での価格。値切り可能。
積載量改造の価格は物価にかかわらず、この10分の1の値。
また、鉄甲船だけは新造時に材質を選べず、新造価格は中古の1.4倍かかる。
新造条件
新造に必要な工業価値。中古品上3つに並ぶ条件も基本的に同じだが、バスのみ例外。(後述)
中古品条件
造船所の中古品ラインナップの下2つに並ぶのに必要な商業価値。詳細は後述。
建造エリア
新造できる地域。イベ=イベリア、地=地中海、北欧=北欧、イス=イスラム、英=イギリス、蘭=オランダ、新=新大陸、アフ=アフリカ、亜=アジア、中=中国、日=日本。

建造エリアについて

建造エリアは、交易エリアとは微妙に区分けが異なるのでややこしい。
イベリア
主に地中海西部の地域。リスボンからバルセロナまでの陸沿いの4港と、セウタ、パルマを合わせた計6港。
地中海
主にイタリア周辺地域。ジェノヴァからサロニカまでの陸沿いの7港と、シラクサ、ガンディアを合わせた計9港。
北欧
北欧方面の15港のうち、イギリス、オランダを除いた9港と、マルセイユを合わせた計10港。
イスラム
北アフリカから黒海沿岸にかけての地域。アルジェから東へ陸沿いに黒海まで続く計11港(ニコシア含む)。
イギリス
ロンドン、ブリストル、ダブリンの3港。北欧とは別エリアなので注意。
オランダ
アントワープ、アムステルダム、ハンブルグの3港。北欧とは別エリアなので注意。
新大陸
中米と南米の計15港。
アフリカ
東西アフリカの計15港。
アジア
中近東、インド、東南アジアの港にハノイを加えた計23港。
中国
マカオ、ザイトン、長安の3港。
日本
長崎、堺の2港。

隠し船舶

鉄甲船、フリゲート、バーグ、シップの4つの船は造船所に投資して工業価値を1000にすることで出現するいわゆる”隠し船舶”。必然的に首都では建造できない。
また、中古船であっても必要工業価値は同じ(1000)で、しかも建造エリアでしか入手できない。

船の入手方法

ジョアンとサルヴァドルは初期の船舶でのクリアは不可能。他の6人も初期船でのクリアはかなり困難なので、新しい船の入手はほぼ必須となる。
船の入手方法は4種類。

新造購入
【メリット】
  • 工業価値、建造エリアの条件を満たせば欲しい船が手に入る。
  • 購入時にスペックを設定できるので改造の必要がない。
  • 中古船よりも耐久の高い船を安く建造できる。
  • 工業価値が高い港なら、追加料金でさらに耐久を上げることが可能で、NPCからの鹵獲船より耐久の高い船も建造できる。
【デメリット】
  • 建造できるエリアが限定されている。
  • 完成までに日数がかかり、すぐに使えない。
  • 一港あたり、一度に一隻しか発注できない。
  • 完成後にその港の造船所に取りに行かなければならない。

中古船購入
【メリット】
  • 購入後すぐに使用可能。
  • 船舶によっては、新造に必要な工業価値より多少低くても手に入り、条件を満たせばほとんどの船が建造エリア外でもランダムで並ぶ。ただし、建造エリア内で探した方が並ぶ確率は高い(後述)。
  • 自艦隊の船舶数が10隻ある状態か、航海士の数と同数の場合は、手持ちの船を下取りして購入できる。
【デメリット】
  • 港で売っている船がランダムなので各港を回って目的の船を探す必要がある。
  • 自分の用途に合わせて再度改造を行う必要がある。
  • 同じ価格の新造船(ブナ材)と比較して、耐久が15%低い。

敵艦隊からの鹵獲
【メリット】
  • 敵艦隊を撃破できる戦闘力があれば元手不要。鹵獲船を自分で使う場合でも改造費程度で済む。
  • 基本的にブナ材新造品と同等の耐久値の船が入手可能。
  • 敵艦隊の編成次第だが船を一度に大量に入手できる。
【デメリット】
  • こちらに敵艦隊を撃破できる戦闘力、船長を任せられる航海士が必要。
  • NPCの使わない船は入手できない。詳細は海賊の項に記載。

王宮でもらう
【メリット】
  • 爵位を持っていれば、国の経済力に応じてタダでもらえる。
  • 月が替われば何度でももらえる。
【デメリット】
  • 爵位がないともらえない。
  • どんな船舶をもらうか指定できず、もらえる船もしょぼい。
  • 母国の首都の造船所で船を新造中か受取待ち状態だともらえない。
  • SFC版では、ドックに預けてある船と名前が入れ替わってしまうバグがある。

鹵獲はほぼ海賊限定の入手方法。殆どの場合、入手した船を自分で使うのではなく売却することが目的になる。
一騎打ち戦法を使えば、手っ取り早くジーベックやガレアスで大艦隊を組むことができるので、海賊なら鹵獲船を上手く利用しよう。
中古船を下取りで購入する場合は、売却する手間が省ける上、水夫が乗っている場合は自動的に水夫も移乗してくれるし、さらに、積荷があれば自動的に積荷編成の画面に切り替わってくれるのでかなり便利。
王宮からの寄贈品のグレードは国の経済力に比例するが、全港を同盟港化しても嫌がらせみたいなポンコツ船しかもらえない。
陛下はベルガンティン級の船を援助されるようです」(しばくぞ)

新造に関して

  • 新造するときにかかる日数は、その港の工業価値が高いほど短い。
    • とはいうものの、実際は1、2日短くなる程度で、ほとんど大差ない。最低でもチーク材での耐久値と同じ日数はかかる。耐久が最弱のハンザ・コグで16日、シップなら72日。
      • 材質が違ってもかかる日数は同じだが、価格は当然上がる。
  • 工業価値が700以上でオーク、900以上で銅張で新造できる。
    • 耐久値と価格はブナ材を基準に、チークが0.8倍、スギが0.9倍、オークが1.1倍、銅張が1.2倍になる。ちなみに耐久の最大値は100で、これ以上の船は作れない。
    • 鉄甲船だけは、新造時に材質を選べず、中古の1.4倍の価格(金貨196000枚)がかかる。
  • 中古船の耐久はブナ材の0.85倍で、チーク材新造よりも耐久値が高い。
    • 購入時に表示される耐久値は0.75倍になっているが、実際に購入して確認してみると0.85倍になっている。虚偽表示である。
    • スギ材だとブナ材の1割引きの価格で造れ、その耐久値は中古品より高い。つまり、新造の方が中古より格安。
      • ただし、鉄甲船だけは、材質を選べないため、中古品よりも高い。

中古船に関して

結論から言ってしまえば、中古船を改造すれば新造との差はほぼ耐久値だけで、船速と積載量に差はない。
各港を回り、欲しい船舶の中古を購入&改造すれば、十分クリアできる。
ただし、ラスボスが強敵のサルヴァドルは新造品の方が無難。詳細はサルヴァドルの項。
冒険家や商人ならば耐久値を気にしなくてもいい。暴風雨は割合ダメージなので、耐久値が高くても沈むまでの早さは同じ。上陸でしのぐか、聖なる香油でそれぞれ対処すべき。
海賊をする場合でも、敵の砲撃で撃沈される心配はほぼない。(例外はサルヴァドル編。)

中古船より安いとはいえ、新造艦は注文から完成までにかなり時間がかかる上に、回収する手間もある。
購入後すぐに使える中古船のメリットには勝てない。
「どうしても耐久が高い船がほしい」というこだわりがなければ新造する必要はないだろう。海戦を繰り返せば、どうせ耐久は減っていく。

中古船の探し方

中古船のラインナップは港に寄港した瞬間に決まる。
寄港直前にセーブし、造船所に目的の船がなかったらロード、とやれば効率良く探せる。
またラインナップは2港前まで(全部で3港分)しか記録されないため、4つ以上の港を順々に巡ればラインナップも毎回変わる。

並べられる船は通常5隻だが、上3つと下2つで並べられる条件が異なっている。
  • 上3つは新造に必要な工業価値と建造エリアの条件を満たす必要がある。
    • つまり新造条件と同じなのだが、なぜかバスのみが例外。新造条件は工業価値700なのに、工業価値400で中古品が並ぶ。(おそらく、新造条件の方が設定ミス。)
      • 結果的に、新造条件が厳しいのに中古ではよく見かけるという、やけにリアルな設定になっている。よっぽど売り飛ばす人が多いのであろう。
    • 条件を満たす船船がない港(工業価値100未満の港、投資前の新大陸の港や長安など)では上3つは並ばない。新造もできない。
  • 下2つに並べられる船は、工業価値ではなく商業価値で判定される。さらに、上の表にあるように基本的に新造に必要な工業価値よりも低い商業価値でも並ぶ上、建造エリアの制限もない。
    • トンブクトゥ(工業35・商業430)やメッカ(工業80・商業500)のように、工業価値が極端に低い港でもそこそこいい船が並ぶ。
    • 注目すべきはジーベック。新造は工業価値500でできるのに、中古条件は600と厳しい。よっぽど売り飛ばす人が少ないのであろう。
    • こちらでもバスは280と劇的に低い値。他の船を狙っているときに出てきて邪魔をしてくれる。
    • 中国船・日本船・隠し船舶は下2つには(たとえ建造エリアであっても)並ばない。

目的の船を楽に見つけたいなら、下2つだけでなく、上3つにも並ぶ港に寄港するのが良い。
ただし工業・商業価値が高すぎると、並ぶ船舶の種類が増えて、目的の船を見つけにくくなる。
軽ガレー
地中海やイスラムのエリアで、工業価値が200未満の港の造船所なら、上3つが全て軽ガレーになる。アルはガンディアかサロニカ、他はアルジェ、チュニスが近い。
また、確実ではないが、マディラでも9割近い確率で並ぶので、交易のついでに買ってもいい。
ガレアス
ピサかアテネで上3つに並びやすい。下2つにも出る。
ラ・レアル
最初から上3つに並ぶ港がないので見つけにくい。下2つで探すなら、バルセロナとナントが最も競合相手が少ない。
ボルドーに金貨6000枚投資すれば上3つに並ぶようになるので、かなり見つけやすくなる。
最初はイギリスの同盟港(支持率80%)なので、イギリスに嫌われたくない場合は、最初に3000枚投資した後、500枚ずつ6回投資すればよい。
ボルドー、ナントは各国の商船隊に投資されて序盤から早々に新造条件を満たす場合も多い。
ジーベック
下2つよりも上3つのほうが並びやすいという珍しい船舶。
北欧ではボルドー、ハンブルグで下2つに出るが、他に競合する候補も多いため、上3つでも出るイスタンブールかアレキサンドリアで探すのが無難。
外洋なら、バスラ、ゴア、カリカットで上3つに高確率で並ぶ。
スループ
上3つに並べるとなるとブリストルに141000枚も投資しなければならない。下2つなら首都6港とヴェネチア、アレキサンドリアで出る可能性があるが、競合相手が多く見つけづらい。

船選びの基本

当然ではあるが、それぞれ目的にあった船を購入すること。
どんな船に乗ろうか悩むのも大航海時代2における楽しみの一つであり、個人の自由でもあるが、決して「安いから」「かっこいいから」という理由だけで安易に決定しないようにしたい。
特に資金が少ない序盤は、購入する船舶によってクリアまでの難易度が大きく変わってくる。

船には大まかに分けると2種類あり、風を動力源として進む帆船と、人が櫂(かい)で漕いで進む橈漕船(とうそうせん)がある。
軽ガレー、フランダース、ガレアス、ラ・レアル、関船、安宅船、鉄甲船の7つが橈漕船で、他はすべて帆船。
見た目でも櫂があるかで簡単に判断できる。

それぞれの長所・短所はおおまかに以下の通りだが、一般論であり実際には当てはまらない船も多い。

【帆船の長所】
  • 種類が多く、選択の幅が広い。
  • 一部の船舶を除き、耐波性(暴風雨に対する耐性)がある。
  • 同クラスの橈漕船に比べ、最小航行人数が少なく、長期航海に向いている船舶が多い。
【帆船の短所】
  • 橈漕船と比べると機動力が見劣りする。
  • 航行を風に依存しているため、風が弱いと速度が落ち、風が止まる”凪”が起きると完全に船が止まってしまう。これだけはすべての帆船に共通。

【橈漕船の長所】
  • 同クラスの帆船に比べ、旋回、推進力が高い船が多い。
  • 基本的に人力で進むので、”凪”が起きても航行できる。これだけはすべての橈漕船に共通。
【橈漕船の短所】
  • 同クラスの帆船に比べ、最小航行人数が多めで冒険や交易に不向きな船が多い。
  • ほとんどの(外伝ではすべての)船に耐波性がなく、暴風雨に見舞われるとあっという間に沈んでしまう。

風向きと強さは帆船の速度を決める重要な要素。橈漕船も逆風の影響は受ける。
潮流も船速に関わってくるが、その影響は風に比べるとかなり小さい。

艦隊を組むと、洋上の速度は最も遅い船に合わせられる。スピードの速い船舶で固めていても、そこにヘビー級が一隻いるだけで速度がガタ落ちしてしまう。

ちなみに、水食糧資材は船団全体で共有なので各艦ごとに積む必要は無い(砲弾だけは船ごとに積む必要がある)。
交易品運搬船、水運搬船、食糧運搬船と役割分担してOK。
但しコンディションは水食糧を積んでいる船しか上がらないので、コンディションを上げたい船には積む必要がある。
(外伝では寄港するだけでコンディションが100%まで回復するので、その必要はない。)

戦闘時の機動力に関わる要素

  • まず、水夫数は戦闘中の機動力には影響しない。運航人数が0人でも全く問題なく移動できる。
    • 運航が0%だとフィールドで動けなくなるため、こちらから仕掛ける場合はある程度割り振っておく必要があるが、向こうから追尾してくる敵に応戦する場合はできるだけ甲板に100%にしておいた方がよい。
  • 戦闘時の移動力は、船の種類や難度に関わらず、船の推進の数値に依存する。船が破損して推進の数値が落ちれば、当然移動力も落ちる。
    • 風向きの影響もかなり大きい。順風だと移動力が延びる。
  • 戦闘時の旋回能力は、船の種類や難度に関わらず、船の旋回の数値に依存する。船が破損して旋回の数値が落ちれば、当然旋回能力も落ちる。
  • 船長の航海レベルと航海術が高ければ、移動力も旋回能力も上がる。
    • 航海中とは違い、航海術が低い船長でも、航海レベルさえ高ければその分、移動力は伸びる。ただし、同じ航海レベルなら、当然航海術が高い方が速い。

60度旋回
斜め前方に移動できる能力。これができると船首側を防がれてもかわして移動できる。
できるとできないでは、機動力が段違い。一騎打ち、白兵戦ともに重要で、戦術性が大きく変わる。
30度旋回
1歩進んでから斜め前方に移動できる能力。これができないとほぼ直進しかできないのと同じ。
これができない船は基本的に戦場でまともに動けず、役に立たない。ただし、砲撃戦ならまだ戦えなくもない。

30度・60度旋回ができる航海レベル
旋回 航海術 該当する船舶
100 90 80 70 60 50
30度 60度 30度 60度 30度 60度 30度 60度 30度 60度 30度 60度
100 1 1 1 2 1 4 1 7 1 11 1 16 軽ガレー、関船
95 1 1 1 3 1 5 1 8 1 12 2 18 ピンネース、スループ、ラ・レアル、安宅船
90 1 2 1 4 1 6 1 10 1 13 3 20 ダウ、ラティーナ、ベルガンティン、
80 1 4 1 6 1 9 1 12 1 17 4 23 ジーベック、ジャンク、鉄甲船
75 1 6 1 8 1 10 1 14 3 20 6 27 フランダース
70 1 7 1 10 1 12 1 17 3 21 8 30 バルシャ、タレッテ、レドンダ、ガレアス
65 1 9 1 11 1 14 3 20 5 25 9 32 ハンザ・コグ、ナオ
60 1 10 1 13 1 17 3 21 6 27 10 35 キャラック、ガレオン、フリゲート
50 1 15 3 20 4 23 8 30 10 35 17 48 バス、バーグ、シップ
※初期レベルの主人公では、エルネスト以外は、ジーベックでも60度旋回ができないので注意。
※これらの数値は2での値で、外伝では変更されている可能性が高いので、あくまでも参考程度に。

オススメ船舶考察

船にはその目的や用途によって向き不向きがある。
水夫満載の馬鹿でかい船を持って外洋へ出ても大海原のド真ん中で朽ち果てるだけだし、小型船で海戦を挑んでもフルボッコにされるだけ。
船のパラメータからどんな性能があるのかを見極め、賢い選択をしたい。
個々の船舶の詳細な解説は船舶個別解説に記載しているが、以下に用途別に優秀な船舶を挙げていく。

冒険者向け

船にまず求められるのは、最低限の航海可能日数。
冒険航海は満足に補給もできない場所を長く航行しなくてはならないので、燃費が悪い船ではすぐリタイアしてしまう。
発見物によっては水夫の減少も起こるため、少ない水夫でも運航できて水食糧を大量に詰め込める船が理想。

また船速も重要。いくら積載量が多い大型船で60日航行できても平均速度が10ノットでは、それは平均20ノットの船の30日と変わらない。
多く燃料を積む分コストがかかるし、長く海上にいるとトラブルも発生しやすくなる。
積載量が多い船は基本的に必要水夫数も多いので水夫数の減少が大きく響き、更に適正人数に戻すのに大変になることも。
よって積載が多少悪くても、少人数で動かせて機動力の高い船舶にすることでカバーできる。

基本的に冒険航海は、主人公の運を上げ、高価な船首像を取り付けるなど、十分に暴風雨対策をしてから挑むべきものであるため、耐波性についてここでは重視しない。
耐波性がある船舶でも周囲に上陸できる陸地がない状況で暴風雨が起きれば、沈んでしまう可能性が高い。万が一発生したら聖なる香油で対処しよう。

オススメ船舶
名前 逆風 弱風or凪 食費 航海日数 特徴 欠点
ラ・レアル 常時フルスロットル。 やや入手しにくい。
ジーベック × 鹵獲船が手に入れやすい。 やや風の影響を受けやすく、凪で止まる。
安宅船 性能がラ・レアルと同等で、格安。 日本でしか手に入らない。
スループ × 少人数で動かせる。 入手しにくい。風が弱いと速度が落ち、凪で止まる。
ピンネース × スループの下位互換。 航海可能日数がやや短い。風が弱いと速度が落ち、凪で止まる。
関船 全船舶の中で最速。 日本でしか手に入らない。
軽ガレー 少人数で動かせる。 航海可能日数がやや短い。

※冒険艦隊編成のポイント

  • 船舶、水夫数はできるだけ少なく
    • 基本的に冒険は他の目的とは異なり、補給のコスト的にも水夫の補充的な意味でも船は少ないほうが好ましい。
    • ただし、船舶を改造する際は最大水夫数に多少の余裕を持たせておくこと。航海日数が増えるからと言ってギリギリの少人数での冒険航海は非常に危険。
    • 軽ガレーなど総積載の低い小型船舶で旅立つ場合、集落での歓待による食糧消費が航海日数を圧迫してくる。歓待する際の食糧消費は1回2樽で固定なので、小型船舶は同種の船で艦隊を組み総積載の底上げをしたほうが安定しやすい。
  • 冒険航海は旗艦一隻がベスト。
    • 艦隊を組むと、船舶の数だけ船首像が必要になるので、その分、金がかかる。
    • 艦隊を組むことで発生する洋上トラブルもある。航海の項を参照。
  • 大砲は不要
    • 大砲はすべて取っ払い積載を増やしておこう。
  • 視認は一隻
    • 視認に10人前後は必要(15人で最大の視認力になる)だが、これは艦隊を組む場合でも一隻だけいればよい。船にもよるが、最小運航人数+15人くらい多めを目安に改造しておけば多少減っても問題ない。
  • アクシデント対策
    • 集落での探索で怪物に襲われたり、洋上のアクシデントで水夫が欠けてしまえば船舶本来の速度が発揮できなくなる。しかし、余剰人員が多すぎても、大量に削られてしまうだけなので、その分費用が無駄になる(アクシデントで減る水夫数は割合で決まる)。
    • ジョアン、ミランダの場合は序盤はしばらく海賊をして戦闘レベルを上げてから冒険にのぞんだ方が被害を抑えられる。
    • ピエトロ、エルネストの場合は、ランクの低い怪物をスルーするのも手。

艦隊の編成は固定せず、探検の目的によって使い分けてもいい。
例えば北極地方探検の場合、北欧から出発して東アジアか北アメリカの港に到着する形になるだろうが、この間暴風雨圏を通過するのは最後の場面にあるかないか。
そして、特にカナダ北極圏は港が見つけづらく、厄介なことにところどころ存在する発見物には歓待が必須であり、更に乗員が減るケースが多い。
ここで活躍するのが軽ガレーなどの安くて足回りがよい小型船である。
旗艦の他に食糧運送船兼用の小型船を数隻引っ張っていき、水夫が減ったら旗艦に移乗させて旗艦の水夫数を確保し、切り捨てる。あるいは、暴風雨圏に入る直前でわざと捨ててしまう。
二束三文の船を数隻捨てたところで精々金貨数千枚の費用であり、全てに余裕を持って航海をするよりも結果的に低コストで済む。
一方、南極方面では発見物もなく、ただひたすら地図を埋めていく作業になりがちなので、航行日数の長い旗艦1隻で、視認に人数を振らずに最低乗員で走り回る方が速い。
また、アフリカ探検では乗員が減る発見物がかなり多く、継続して探検航海をするつもりなら乗員の補充用に使い捨ての小型船舶を持って行くのも手ではあるが、有人港が多数存在しているので、総水夫数の少ない旗艦1隻でこまめに寄港して乗員を補充する方がコスト的に見合う。

編成の例で一番悪いのがSFC・MD版対応のスーパーガイドブックの説明。
「旗艦だけは乗組員最大の戦闘艦仕様のガレオン(海賊対策及び予備水夫運搬のため)にして、他は武装なし・最少人数にして水・食糧を満載させる」
ガレオン1隻だけ戦闘艦仕様にしたところでガレアス艦隊には太刀打ちできないし、ガレオン自体が鈍足で逃げることもできないので、むしろ足手まとい。予備水夫も前述通りその分多く減ってしまう。
こんな説明を書いた担当者の気が知れない。

一方(上記の前に発売された)ハンドブック側は、このサイトほどではない(当時との情報量の差もあるが)ものの割と的確な解説がされている。
「世界中をくまなく回るため、逆風の中でも進めるように<旋回>の高い船のほうがいい」、「冒険者の場合は集落探索中に原住民や怪物に襲われて不慮に水夫が減ることも珍しくないので、できるだけ少ない人数で航海できる方がいい。」、
「いずれのタイプも半端な真似はしないほうがいい(中略)敵は海賊。少々の軍備で立ち向かえる相手ではない。」と割とまともな助言が載せられていた(当時は耐波性が重要視されていたようでスループやピンネースがおすすめ船舶であったが)。

海賊向け

当然、海戦に勝つために必要なのは戦闘力。
戦法にもよるが、最大水夫数と砲門数が決め手となる。
特に、人員が大砲の数だけ足りていればいい砲撃戦はともかく、斬り込みに関しては甲板人数が多いほど攻撃力が高くなる。
ただし、剣術がある程度高い船長(ジョアン、カタリーナ、オットー、サルヴァドルなど)なら、120人程度いればダメージがカンストする。
下手に水夫数を増やすと積載が詰ってすぐ息が上がってしまうので、150人(運航30人、甲板120人)ぐらいが最も使い勝手がよい。一騎打ちか白兵戦が主体なら大砲も使わないのでその分を積荷にまわそう。
相手の船より水夫が少なすぎると、一騎打ち戦法も難しくなる。ガレアス(320人)を相手にする場合は300人は必要。詳しくは海賊の項で説明。
戦いは数だよ兄貴。
また、人数だけでなく、足回りの良さも重要。
砲撃戦では耐久性も求められるが、最大砲門数の多い船は必然的に耐久も高い傾向にある。あまり気にしなくても良い。

オススメ船舶
名前 足回り 対ガレアス 砲撃 特徴 欠点
ジーベック × 汎用性抜群。ガレアスにも対応可。 特になし。
ラ・レアル × × 機動力抜群。ガレオン以下なら余裕。 ガレアスを見たら逃げるしかない。
ガレアス × 戦闘力抜群。 遅い・高価・燃費が悪い。
安宅船 × × 機動力抜群。ラ・レアルより格安。 日本でしか手に入らない。ガレアスを見たらry
鉄甲船 ジーベックのほぼ上位互換。完全上位ではない。 日本で投資しないと手に入らない。
シップ × 戦闘力最強。 購入に莫大な資金と時間が必要。足回りが悲惨。
フランダース × × 比較的安価で入手が容易。 上記に比べると明らかに格下の性能。

※戦艦隊編成のポイント

おそらく最も艦隊編成に迷うと思われるのが海賊。
戦艦隊の編成は、海戦のスタイル(一騎打ち・斬り込み・砲撃)で大きく変わる。詳しくは海賊の項

  • 商船隊が相手の白兵戦なら、水夫数150人のラ・レアルかジーベックが最適。
  • ガレオンで構成された戦艦隊が相手の白兵戦なら、水夫数200人のジーベック艦隊。(外伝ならラ・レアルも可)
  • 一騎打ちで速攻カタをつけるなら旗艦1隻だけでも勝てる。
  • ガレアス相手の開幕一騎打ち戦法なら、300人乗りのジーベックが最適。あとは補給艦1~2隻でOK。
    • 主人公が相手よりも弱い場合、350~400人乗りのガレアス。金に糸目はつけないこと。そんな状態でガレアスとは戦わないのが基本だが。
    • 補給艦をつける場合、旗艦と同船舶がよい。違うのにすると足を引っ張りがちになる。
  • 砲撃戦をするには最低でも4~5隻は必要。大砲で戦うことにロマンを求めるなら、大砲150門のシップを複数用意しよう。
とにかく旗艦がやられるとゲームオーバーなので、旗艦の残り水夫数には気を配り、できるだけ囲まれないようにすること。そして船内配置は最小運航を残し、全て甲板にまわすことを忘れずに。

交易商人向け

基本的に求められる能力は冒険者向けと変わらない。
ペイロードが0.9を超えているような船はさすがに交易では使いづらい。
しかし交易の場合、積載量=利益なので、船速やペイロードよりも総積載に重点をおく必要がある。
アジアや新大陸から交易品を持ち帰るのでもなければ、総積載量が高い戦艦を改造してもいいだろう。

ただし大型戦艦は足回りが悪く、高い航海レベルが求められるものが多いので注意。
さらに外伝では大型船舶でも積荷満載で操船難度が上がるので、ただでさえ遅い船がさらに遅くなっている。

オススメ船舶
名前 船足 ペイロード 積載量 特徴 欠点
軽ガレー 最序盤から入手可能で安価な上、機動力が高い。 積載量が小さい。
ラ・レアル 機動力が高く、積載量も悪くない。 ペイロードがやや高い。
ジーベック 船足がそこそこで積載量が多い。 風が弱いと減速する。
安宅船 ラ・レアルと同等の船足で、格安。 日本でしか手に入らない。
ナオ 入手しやすく、積載量も悪くない。 船足がイマイチで、風の影響も受けやすい。
キャラック 入手しやすく、積載量が多い。 船足がイマイチで、風の影響も受けやすい。
ガレアス 大型船の中では入手しやすい。 船足がイマイチ。
鉄甲船 理想の交易船。 日本で投資しないと手に入らない上、高額。
シップ × 積載量が最高。 船足が遅く、風の影響も受けやすい。非常に高額。

※商船隊編成のポイント

交易がクリアに直結するアルはもちろん、冒険家主人公も、序盤は交易で資金を増やすのがよい。
あくまで資金を増やすための過程なので、交易のためだけに新たに艦隊を組む場面は少ない。
軽ガレーを買うか、初期船舶のラティーナを改造して利用するパターンが一番多いだろう。

中盤以降も交易をする必要があるのはアルのみ(場合によっては外伝の2人も)。
もうけを出すなら簡単。とにかく艦隊の総積載量を増やせばいい。積載が多ければ多いほど一度の交易で出る利益が大きくなる。
しかし、船の数を増やすには航海士が必要だし、大型の船を買うには元手もかかる。
  • 冒険艦隊と同じく、基本は水夫が少なく積載が多い船舶を多数用意する。
    • メインが海賊で、大砲を積んでいる場合は改造のときに降ろさない方がよい。再度積むとなるとまた金がかかってしまう。
  • 冒険艦隊と違い、集落探索の必要がないため水夫は最低人員まで改造して構わない。
    • 視認が必要なら、1隻だけ10人ほど多めに改造する。
  • 商船隊のまま世界中の港を回る場合は、やはり船速のために同じ船舶で揃えたい。
    • 揃うまではナオやキャラックなどの見つけやすい船で代用。キャラックなら資産隠しに転用もできる。
  • 爵位を持っている場合、交易ルートに海賊が張り込みに来ることがある。停泊したら要注意。
    • ヨーロッパでの交易のときは、レイス兄弟に狙われたときのために、旗艦を水夫300人仕様のジーベックにしておくのもあり。
    • 外洋での交易のときは変に戦闘能力を持たせず、敵が来たら素直に逃げましょう。

万人向け

「一々~用、向けなんてまどろっこしいんじゃい!!」「シナリオに沿った行動だけなんて嫌だ、もっとやり込みたい」なんて御仁の為に全てにおいて適性が(改造が必要になるが)ある船舶は、ラ・レアルジーベック安宅船の3種。
サルヴァドル以外ならこれらの船舶のどれかを買って適正改造だけでメインシナリオをクリアでき、戦闘や交易等のやり込みも出来る。

前提条件
  • 聖なる香油、望遠鏡完備かつ主人公の運MAX。
  • ガレアス艦隊とは戦わずに逃げる。
  • 用途ごとの適正改造
    • 交易(砲門0、水夫数最低)
    • 冒険(砲門0、水夫数最低+15程度)
    • 海賊(砲門0、水夫数150~200人)

大航海時代2・大航海時代外伝は橈漕船ゲー?

こうして優秀な船舶を挙げると、意外と使われる(使える)船というのは用途を問わずだいたい決まっていることが分かる。
特にラ・レアル、ジーベック、ガレアス、鉄甲船などは使いまわしが効き、どれか一種類の船舶を揃えれば大抵の主人公は楽にクリア可能。しかもジーベック以外は橈漕船。
もちろん冒険者向けのスループや戦闘艦のシップなど、目的を絞れば橈漕船より優秀な帆船はある。しかし汎用性の高い帆船となると速度の遅いものが多く、どうしても橈漕船に軍配が上がる。
船速が遅いのは大きなマイナスポイントで、目的地に着くまで食糧は尽きるわ海賊からは逃げ切れないわと全く良いことがない。
唯一なんにでも使えて足回りがよい帆船がジーベックなのである。
おそらく耐波性がないことを考慮して能力が高めに設定されているのだろうが、同時にそれは暴風雨さえ制することができれば橈漕船が最も扱いやすいということを意味する。
帆船の足を止めてしまう凪や、暴風雨を一発で鎮める聖なる香油の存在が、橈漕船の優遇にさらに拍車をかけている。
それでも敢えて欠点をあげるなら、全体的に燃費が悪いことと、航海に時間がかからないせいで航海レベルが上がりにくい点。
歴史上、徐々に橈漕船はコストの高さや鈍重さ(特に軍用ガレアスや鉄甲船は、実際にはほとんど動けず、浮き砲台的な用途だった)などから廃れていくことになるのだが、大航海時代2では機動性が史実よりも強調されていることとペイロードが史実よりもかなり低いのが橈漕船ゲーの原因だろう。

ゲームシステム上、嵐を回避しやすいためにデメリットがないも同然、風の影響も受けず安定した速度が出るので、下手な高速帆船よりもスムーズに航海が可能。
耐久力も高めで戦闘も余裕と万能すぎる上、それぞれ価格帯に合わせて船舶が用意され、ほとんどがヨーロッパ近海で入手可能。
おまけに隠し船舶・鉄甲船も使い勝手が良く、全方位で隙が無いほどに優遇されている。

前作で登場した船舶達は全て橈漕船に上位互換と呼べそうな船舶があるのも特徴的
カラベル、ベルガンティン → 軽ガレー、関船
ナオ、キャラック → ラ・レアル、フランダース、安宅船
ガレオン → ガレアス、鉄甲船
…何か間違ってるような気がするが、この時代は橈漕船最後の最盛期であったので完全におかしいということもなかったりするのが面白いところ。実際、商用ガレアスは軍用と異なり、風が弱く波の穏やかな地中海ではゲームと同じく帆船よりも速く動けた。軍事面ではレパント海戦などでガレアスが大活躍した。
帆船が橈漕船に対して優位を示すのはこれから約半世紀以上後のアルマダ海戦以降でのことである。

残念な船舶たち

オススメに挙がる優秀な船舶がある一方、どうしても性能がいま一歩劣る船たちもいる。
愛用している人がいたら申し訳ないが、こういった船があるからこそ優秀な船が目立っていると思えば、また愛着がわいてくる……かもしれない。
詳細は船舶個別解説に記載。

船首像と武装

船舶のオプション的なもの。造船所の改造で取り付ける。
新造船、中古船にはどちらも付いていない。
敵船には大砲が搭載されている。拿捕すればそのまま使用可能。
あくまでもオプションなので、船の売却価格には影響しない。

船首像

商業価値(工業価値ではない)が上がると種類が増える。
船に装備すると嵐などに遭遇しにくくなる。高額なものほど効果が高い。
艦隊を組む場合は、すべての船舶の船首像の効果が平均される。
欧州以外のほとんどの港は初期の商業価値が低いので、投資なしでまともな船首像を入手するのは困難だと思っていい。
外洋に出る場合は、欧州圏にいるうちにきちんと準備を済ませておくこと。
名前 商業 価格
海獣 500
提督 100 2000
ユニコーン 200 4500
獅子 300 8000
大鷲 400 12500
偉人 500 18000
ポセイドン 600 24500
ドラゴン 700 32000

隠し船首像

主人公の運が高くて、工業価値、商業価値の条件を満たせば隠し船首像が購入できる。
首都でも商業・工業価値は700台なので、首都以外の港に投資しないと入手できない。
名前 商業 工業 価格
天使 801 801 81 40500
女神 801 801 91 50000
出し方は、条件を揃えて造船所に行って改造→船首像を選んだときに
「今日は掘り出しものが眠ってるぜ」と言われれば成功。
天使像はすぐ出るが、女神像はかなり出にくいので粘る必要がある。

武装

船に配備する大砲。工業価値と商業価値の合計が高いほど種類が増える。
2では設定ミスで弱い大砲ほど必要な数値が高い。(外伝では修正されている。)
砲門数は積載改造で変えることができる。0だと当然付けられない。
価格は1門あたり。
名前 工業+商業 価格 威力 射程
カノン 0 360 最強 3
デミカノン 200 80 2
カノンペドロ 400 40 2
カルバリン 600 250 5
デミカルバリン 800 40 5
セーカー 1000 5 2

隠し大砲(2のみ)

主人公の運が高くて、工業価値、商業価値の条件を満たせば隠し大砲が購入できる。
首都でも商業・工業価値は700台なので、首都以外の港に投資しないと入手できない。
名前 工業 商業 価格 威力 射程
キャロネード 901 901 81 600 最強 5
出し方は、条件を揃えて造船所に行って改造→大砲を選んだときに
「今日は掘り出しものが眠ってるぜ」と言われれば成功。
天使像と同じくらい出やすい。

追加大砲(サルヴァドル編のみ)

サルヴァドル編ではイベントが進行すると、ハンブルグで新たな大砲を購入できるようになる。
ミランダ編には出てこないので入手不可能。
名前 価格 威力 射程
重カノン 600 最強 4
キャロネード 800 最強 5

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