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その血の運命 ◆wYOF3ar91U


二人の囚人が鉄格子の窓から外を眺めたとさ。一人は泥を見た。一人は星を見た。(フレデリック・ラングブリッジ『不滅の詩』)


『ジョジョ、おまえがいなかったらこのディオに仮面の力は手に入らなかっただろう……しかしおまえがいたからいまだ世界は、おれのものになっていない!
神がいるとして運命を操作しているとしたら! おれたちほど、よく計算された関係はあるまいッ! おれたちはこの世において、ふたりでひとり!』

石仮面を巡るその血の運命(さだめ)に選ばれた二人。

『こ、これが……これがぼくの、生命(いのち)……生命(いのち)最後の波紋だ。……弱くって、あの屍生人(ゾンビ)を完全に、破壊できないが……これで、充分だ……』

運命に導かれるまま二人は戦う。

『逃げるんだ……エリナ……。この船を、ば……爆発させる……』

そして運命は沈み行く船に二人を誘う。

『泣いてくれてもいい……でも君は…………生き……なくては……ならない……!』

沈み行く船の中で重なる運命。

『ディオ……君のいうように、ぼくらはやはりふたりでひとりだったのかもしれないな。奇妙な友情すら感じるよ……。
そして今、ふたりの運命は完全にひとつになった……。そして……船の爆発で消える……』

そして――――

『はなせ……ジョジョォォ……離すんだ。考えなおせ、ジョジョ。おまえにも永遠をやろうではないか! その傷もなおす……エリナと永遠を生きれるぞ……ジョジョ!
ジョジョ……!? …………こ……こいつ……! 死んでいる……!』

一八八九年 二月七日 ジョナサン・ジョースター死亡

ジョナサン・ジョースターの人生は忘却の彼方に消えさった――――







――――はずだった。

運命はジョナサン・ジョースターを再び弄ぶ。



「――――ここは……どこなんだ?」

アスファルトに固められた道路。
瓦屋根の民家。
目前に広がるのは、十九世紀のイギリスに育った者にとっては、
まるで未知の文化様式に満たされた町並みだった。
しかし今のジョナサンを困惑させているのは、未知の町並みではなかった。

「喉の怪我も治っている…………ぼくは船でディオと死んでいくはずだった……」

ジョナサンは自分の記憶を手繰る。
宿敵である吸血鬼・ディオと決着を着けたジョナサンは、エリナ・ペンドルトンと結婚。
客船で新婚旅行に向かっていた。
しかしその洋上で、倒したはずのディオに襲撃される。
ディオに喉を貫かれ致命傷を受けたジョナサンは、その最後の力を振り絞って船を爆破。
エリナを脱出させたジョナサンは、ディオと運命を共にする。

しかし次の瞬間にはキュゥべぇからバトルロワイアルの開始を告げられた。
そして今また、見覚えの無い場所に送られている。

催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなものでは断じてない。
瞬間移動。波紋使いにも、おそらくは吸血鬼にも不可能な業。
更にはジョナサンの怪我も治っている。
何重の意味にも信じ難い現実に、ジョナサンにはここが死後の世界かとすら思える。

(…………ちがう! ぼくの呼吸は、確かにぼくの肉体で波紋を作り上げている。ぼくの肉体には、確かに生命が息づいている!!)

ジョナサンは波紋の呼吸法を行う。
師匠ウィル・A・ツェペリより教わった波紋法とは、呼吸によって血液中に波紋を起こし作り出す技術。
波紋とは生命のエネルギーそのもの。
如何なる形であれ、死者に可能な物ではない。
自ら波紋を作り出せることこそ、ジョナサンが未だ生者である証拠であった。

(ぼくはまだ生きている……それならば、状況はどうであれエリナの元に帰らなければならない!)

船で生き別れる形になった妻エリナ。
エリナは今頃どれほど心を痛めているだろうか。
命が助かった以上、ジョナサンは夫として一刻も早くエリナの元に帰らなければならない。
生きてエリナと再会する。ジョナサンの目的は決まった。

ジョナサンはバトルロワイアルのルールを思い返し、生還方法を考察する。
考古学者でもあるジョナサンは、明晰な頭脳を持っている。
しかしこの場合は考察を必要としない。
何しろルールの方が明晰なのだ。
バトルロワイアルからの生還方法とは即ち、最後の一人となること――――

(――――悲鳴!?)

ジョナサンの思考を遮るように叫び声が聞こえる。
それも幼い少女の物。

ジョナサンは紳士を生き方の模範としている。
いかなる状況であっても少女の危機を聞き捨てることはできない。
ここはバトルロワイアル。そこにどんな危険が待つかは分からない。
それを承知の上で叫び声の聞こえてきた方向へジョナサンは走り出す。

血の運命は再びジョナサンを戦いへ誘う。


    *


アスファルトに固められた道路。
瓦屋根の民家。
目前に広がるのは、現代日本に育った者にとっては、
ほとんどが見覚えのあるような町並みだった。
しかし今の源静香は、その片隅で為す術も無く恐怖に震えている。

文字通り恐怖で立っていることも叶わず、その場にへたり込んでいた。
その静香に影が覆い被さる。
筋肉隆々たる男が見下ろすように、座り込む静香の眼前に立つ。

顔を覆う異様な兜を被ったその男と静香が出会ったのは、バトルロワイアルが始まってすぐの頃だった。
その異様な風体と剣呑な気配に恐怖を覚えた静香は、悲鳴を上げながら男から逃げ出した。
しかしそれは叶わない。
静香がどれほど逃げ隠れしても、男は静香の気配その物を察知しているかのように追いかけてきて、
異常な身体能力で追い立ててくる。
そしてついに路地の突き当たり、袋小路の所まで追い詰められる。

「フフッ……おまえみたいなガキ一人、おれが逃がす訳無いだろ」

静香を見下ろす男は、そこに有る傷を誇示するように胸を張る。
北斗七星のごとく並ぶ、七つの傷。
そして男はある問いを口にした。
静香を追い立てている間、ずっと口にしていた問いを。

「おいおまえ~……おれの名をいってみろ」
「……し、知りません……」
「なぁに~!?」

途端に怒気を剥き出しにした男は、静香の髪をを無造作に掴む。

「北斗神拳唯一の伝承者のケンシロウさまを知らないってのか~!!」
「きゃあっ!!」

男・ケンシロウは片手でまるで木っ端を払うように、静香を道路に投げ飛ばす。
それだけで静香の身体は五メートルほど転がった。
アスファルトに全身を打たれた痛みで呻く静香。
その静香の頭がケンシロウに踏み付けられる。

殺される。
小学生の静香にも逃れられない死の予感に満たされた。
ケンシロウの異常な能力と、そして容赦の無さは、
それほど圧倒的な物として、静香に圧し掛かる。

「おいガキ……死にたくなければ、おれの言うことをよく聞くんだ」

静香を踏み付けながら、ケンシロウは言い放つ。

「バトルロワイアルを生き残りたければ、この北斗神拳伝承者のケンシロウの下に集まれと伝えて回れ。
もしおまえが、そうだな……十人を集めることができたら、殺さないでおいてやる」

ケンシロウは勝ち誇ったように、静香に命令を下す。
それは絶対的な強者が命を盾に取った、弱者には決して抗うことができぬ命令。
命令を下された静香は徐に返答した。

「…………そ、そんな約束はできません……」

それを命令ではなく約束と言い、静香は消え入りそうな声で、
しかしはっきりと断った。

もしケンシロウの下に人を集めれば、それだけ犠牲が増えるだろう。
静香はそれを良しとはしなかった。
例え自分の命が盾に取られていても。

「きさま~、このケンシロウに逆らって命があると思っているのか~!!」

静香を踏み付けていたケンシロウの足に更なる力が篭る。
重圧が静香の頭を襲った。
苦悶が静香の口から漏れる。

「フハハハハ!! ケンシロウさまに逆らった、自分の愚かさを恨むんだな~!!」
「『愚かさ』ではないッ! 『勇気』だ!!」

突如、静香の頭から足を離し、ケンシロウが飛び退く。
そこに入れ違いになる形で、男が飛び降りてくる。
ケンシロウより更に長身の男。
端正な顔に強く、それでいて優しげな眼光をたたえている。
男はその眼光でケンシロウを睨んでいたが、不意に振り返り静香を抱き抱えた。

「君、大丈夫か!?」

自分を抱き抱える男の腕から、不思議な暖かさが伝わってきて、
静香は奇妙な安心感を覚える。
それと同時に張り詰めていた静香の意識は失われた。

「眠ったか……怪我自体は深いものでは無いし、波紋で応急措置をしたから大事は無いだろう」
「きさま~、誰の邪魔をしたのか分かってるのか~?」

男は静香を道路に降ろすと、いきり立つケンシロウに向き直った。
ケンシロウは隆々たる筋肉から熱気のような物すら発し、怒りを露にしている。

「君が何者で、彼女とどんな事情があったかは知らない。
しかし君は抵抗できなかった彼女を一歩的に傷付けていたように見えた! 紳士としてその暴挙、見過ごす訳にはいかない!!」

男はケンシロウの威圧を真っ向から受け止めながら、毅然と言い放つ。

「弟みたいに甘っちょろいこと言いやがって。見過ごさなかったらどうするんだ、あぁ!?」
「ぼくは吸血鬼でも屍生人でもない人間と戦うことは好まない…………しかし彼女の名誉と誇りのために、君と戦おう!」
「戦う? フフッ……北斗神拳伝承者のこのケンシロウに勝てると思っているのか~!!?」

ケンシロウは両手の指を鳴らしながら呼吸を整える。
呼吸によって肉体の能力を十全に発揮させる。
北斗神拳においては、初歩の技術である。

対する男も呼吸を整える。
東洋に仙道として伝わる呼吸法、波紋を使うために。
そして男は、自らの名をケンシロウに告げた。

「怒りをもって戦う相手とはいえ名乗られたからには、紳士として名乗り返そう。ぼくの名はジョナサン・ジョースター」

それはジョジョの奇妙な冒険、その始まりを告げる名。

次の瞬間、ケンシロウの身体が跳ね飛んだ。
ケンシロウは予備動作も無く、人を超えるほどの高さまで瞬時に跳躍する。

(早い!! 吸血鬼にも匹敵し得るかもかも知れない!)
「北斗千手殺!!」

ジョナサンですら驚く跳躍で瞬時に頭上を取ったケンシロウは、
無数の突きを頭上の死角からジョナサンへ打つ。
常人ならば無数の突きを一つとして見切ることはできないだろう。

(だがツェペリさんから波紋を受け継いだ今のぼくならば、容易に見切ることができる!)

しかし北斗千手殺の突きはジョナサンに回避される。
ジョナサンは波紋の修行をする前から、常人を遥かに超える身体能力を持っていた。
更にジョナサンが修行で身に付けた波紋は、運動能力や五感など、
人間の持つ能力を総合的に底上げする効果が在る。
その上ジョナサンは波紋の師、ツェペリからその命にも等しい最後の波紋を受け取っていた。
今のジョナサンは北斗神拳の修行者をすら凌ぐ身体能力を身に付けていた。

「グェッ!」

更に回避と同時に、カウンターの要領でケンシロウを殴りつける。
胸に打ち込んだ拳の一撃で、ケンシロウは身体ごと吹き飛んだ。

「グエェェ!! お、おまえ! おれに何をした~!!?」

ジョナサンに殴られたケンシロウの身体に、電流のような衝撃が駆け巡る。
それこそ波紋の効果。
吸血鬼や屍生人のように肉体を消滅させるような効果は発揮できないが、
対生物なら、治癒から攻撃まで自在の効果を与えることができる。

痛みに呻いているケンシロウに向かって行くジョナサン。
そして追撃の、波紋を込めた右拳を繰り出す。

「バカが!! かかったな!」

しかし今度はジョナサンがカウンターで、ケンシロウの突きを打ち込まれる。
打ち出した右腕に側面から。

(あの波紋を受けて、すぐに動けるのか!? しかも衝かれた右腕が痺れて動かない!!)

ジョナサンはケンシロウを二つの意味で甘く見ていた。
一つはケンシロウの耐久力。
ケンシロウに打ち込んだ波紋は、命に別状が無いように加減はした物の、
それでも人間ならば戦闘不能にまで持ち込めるだけの物。
しかし北斗神拳の修行で鍛えられたケンシロウの肉体耐久力もまた並外れていた。
そしてもう一つは北斗神拳の技術。
それは打ち込んで来た拳を逆に狙い打てるほどの技術水準をもたらし、
何より経絡秘孔で敵の肉体を操る技術が存在する。
ケンシロウはジョナサンの右腕の秘孔を突いて、その自由を奪ったのだ。

「フフフ、おまえが北斗神拳の恐ろしさを味わうのはこれからだ~!!」

ジョナサンは今度は左拳に波紋を込めて打ち出す。
しかしそれと入れ違いになるように、ケンシロウはジョナサンから見て左側面に回り込む。
そしてジョナサンの顔に逆に拳を叩き込まれた。
口中に血が滲み痛みが広がるジョナサン。

それでもジョナサンは怯まず、身体を捻って右脚の蹴りを放つ。
しかしそれもジョナサンの左側面に回り込んだケンシロウに回避される。

「フフハハハハ!! 死角が在る以上、おまえはおれに手出しはできないんだよ!」

ケンシロウが指摘するジョナサンの死角。
それが右腕を封じられたジョナサンの左側面。
人間の腕は内側に捻る時こそ腕力を充分に活かすことが可能なのだ。
そのため右腕を封じられてしまえば、身体の左側に有効な攻撃は難しくなる。
しかもケンシロウはジョナサンにもそうだと分かるほどの武術の熟達者。
蹴りも警戒されているらしく、予備動作から回避される。

「どうだぁ? 嬲り殺しにされる気分は?」

ジョナサンがどれほど攻撃しても、死角に回り込みながらヒット・アンド・アウェイに徹するケンシロウに当たらない。
そしてケンシロウは一方的にジョナサンを攻撃できていた。
戦況はケンシロウの言葉通り嬲り殺しの様相を見せていた。

「コオオオオオオオ!!」

しかしジョナサンの戦意は揺るがない。
そして更なる波紋の呼吸を練る。

「ヘッ! その呼吸から妙な効果のある攻撃を出せるらしいがな、当てられなきゃ痛くも痒くも無いんだよ!」

ケンシロウはジョナサンの使う波紋が、直接接触しなければ効果が無いことを既に察している。
しかし全く懸念が無い訳ではない。

(しぶとい野朗だぜ……)

それは持久力の問題。
ヒット・アンド・アウェイを繰り返しているケンシロウは、必然的にジョナサンより大きな動きを要求される。
単純計算すれば、ケンシロウの体力が先に尽きる形になる。

(……どうせ奴は死角からの攻撃に対応できない、さっさと勝負を決めるか)

素早い動きでジョナサンの死角に回るケンシロウ。
そしてケンシロウは神速とも言える動きで無数の突きを放ちながら、
死角からジョナサンに向かって行く。

「終わりだーっ!! 北斗羅漢撃ーっ!!!」
「左手にためる、太陽のエネルギーの波紋! 山吹き色波紋疾走(サンライトイエローオーバードライブ)!」

同時にジョナサンも波紋を込めた左拳を打ち込む。
自分の右腕に。
そして太陽のエネルギーの波紋が打ち込まれる。

経絡とは云わば肉体の気=エネルギーの通り道であり、秘孔とはその云わば要所である。
そして波紋とは細胞から発生したエネルギーを操作して使う技術。
ジョナサンは波紋によって、自分の右腕にエネルギーを流し込む。
半ば無理やり右腕の経絡に生命エネルギーの流れを取り戻した。
それによってジョナサンの右腕の戒めが解かれた。
ジョナサン右手を振り上げ、そこに波紋を込める。

「うおおお!! 右手に込める波紋!!」

(バカな!? 秘孔を解いたのか!!?)

秘孔を破り右腕を動かすジョナサンに驚く。
それでもケンシロウには余裕がある。
ケンシロウはジョナサンの左側面から攻撃を仕掛けているのだから、
ジョナサンがケンシロウを右腕で攻撃するには、体勢を変えなければならない。

しかし次の瞬間ジョナサンの右拳が不自然に、ケンシロウへ伸びて行った。

「喰らえッ!! ズームパンチ仙道波紋疾走(オーバードライブ)!!!」

右腕の関節を外して腕を伸ばす。その激痛は波紋でやわらげる。
それによって人体の構造上、ありえない伸びと角度による攻撃が可能となった。
これが師ツェペリより教わった波紋戦闘法・ズームパンチ。

ズームパンチは完全にケンシロウの不意を衝いて、その鉄仮面に叩き込まれ、
そして波紋を流し込んだ。

「うぎゃあ~!!」

顔面から波紋を流されて、苦痛にのた打ち回るケンシロウ。
かつて義弟に付けられた頭の傷まで痛み出す。

(やべぇ!! このまま戦い続けたら弟を殺す前に、おれが死んじまう!
……こいつとあのガキには、既に“仕掛け”を打っておいた。ここはこれ以上、危険を冒す必要も無いか…………)

戦況の不利を悟ったケンシロウは決断を下す。
それは撤退。

「…………いいか~!! おまえはこのケンシロウが殺してやる! 必ず殺してやる!!」

ケンシロウは頭を抑えながら立ち上がる。
そして足元の道路のアスファルトを踏み砕く。
砕け散り破片となったアスファルトを蹴り飛ばした。
アスファルトの破片が散弾と化して飛散した。

意識を失い、道路に横になっている静香に向かって。

「不味い!!」

ジョナサンが静香の前まで駆けつけて、立ちはだかる。
そして両腕に波紋を流して、眼前に構えて防御体勢を作る。
アスファルトの破片を防ぎ切った。

「くぅ……………………逃がしたか」

破片を全て防ぎ両腕を下ろした時には、ケンシロウの姿はもう無かった。
ジョナサンはケンシロウを逃がしたと悟る。



一先ずケンシロウを退けることに成功したジョナサンは、静香を再び抱き抱える。
再度診ても、やはり大事は無い。
静香を守ることができたことにジョナサンは安堵する。
紳士としての勤めは果たすことができたのだから。
ジョナサンは穏やかな笑みを静香の寝顔に向ける。

「……君には感謝しないとな。君を守ることによって、ぼくは紳士としての生き方を見失わずに済んだのだから」

バトルロワイアルのルールによれば生還者は一人。
それを認識した時、ジョナサンの脳裏に浮かんだのは全員を殺して生還する方法だった。
ある意味、必然的な帰結と言える。
しかし少女を助けたことで、紳士としての心構えを再び自覚することができた。

(無辜の人を手に掛けるなど、思い描くだけでも紳士として恥ずべきことだ。そんな真似をすれば、エリナに会わせる顔が無い)

仮にジョナサンが他の参加者を皆殺しにして帰還したとしても、エリナは決してそれを喜ばないだろう。
無辜の人々を犠牲にした時点で、それはジョナサンがジョナサンで無くなるということだ。
ジョナサン決して人の命に手を掛けるような真似はしまいと決意する。
そしてそれはエリナの元への帰還を諦めることを意味しない。

(エリナ!! ぼくは君に誓う、君の元へ必ず帰ると! 誰を犠牲にすること無く!
君の夫として恥じない紳士としてだ!!!)



【F-6/市街地/一日目-深夜】
【ジョナサン・ジョースター@ジョジョの奇妙な冒険】
 [状態]:疲労(中)
 [装備]:無し
 [道具]:基本支給品、ランダム支給品×1~3
 [思考・行動]
  基本方針:誰も殺さずにバトルロワイアルを脱出してエリナの元へ帰る。
  1:少女(静香)を保護する。
  2:ケンシロウに警戒。

 [備考]
  ※第09話「最後の波紋!」より死亡後からの参戦です。

【F-6/市街地/一日目-深夜】
【源静香@ドラえもん】
 [状態]:気絶中、全身打撲
 [装備]:無し
 [道具]:基本支給品、ランダム支給品×1~3
 [思考・行動]
  基本方針:?????

 [備考]
  ※参戦時期は不明です。



「ハァハァ……ジョナサンの野朗、よくもこのおれを邪魔してくれたな~」

ジョナサンから逃げてきたケンシロウは、ようやく足を止めて一息を入れる。
ケンシロウとしては、ジョナサンとの戦いに命を掛ける訳にはいかない。
彼の目的は弟を殺すことにある。

「まあ、ちゃんと仕掛けは打っておいた……精々ケンシロウと潰し合うんだなぁ」

彼の弟とは北斗神拳の真の伝承者であるケンシロウ。
そう、彼の本当の名前はケンシロウでは無い。
ケンシロウの義兄、ジャギである。

「クックック、ケンシロウ……おまえはこのバトルロワイアルで、全ての参加者を敵に回して地獄に落ちるんだよ~」

ジャギがケンシロウを名乗り、それを広めようとしていたのは、
ケンシロウの悪評を広めて、陥れるためである。
ケンシロウが全ての参加者を敵に回して、不遇の内に死ぬ。
その様を想像するだけで笑みが零れる。
それほどジャギのケンシロウへの恨みは深い。
末弟でありながら、兄を差し置いて伝承者の座を得たケンシロウへの。

「バトルロワイアルを生き残るのは末弟のケンシロウでも、その末弟に伝承者の座を譲った腑抜けた兄者たちでも無ぇ! このジャギさまだ!!
そしてその時こそ、このジャギさまが北斗神拳の唯一の伝承者となるのだーっ!!!」



【F-6/市街地/一日目-深夜】
【ジャギ@北斗の拳】
 [状態]:疲労(大)
 [装備]:無し
 [道具]:基本支給品、ランダム支給品×1~3
 [思考・行動]
  基本方針:ケンシロウの悪評を広めた上で殺す。
  1:バトルロワイアルを優勝する。

 [備考]
  ※参戦時期は不明です。



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