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《モイルの黒き秘伝》

《モイルの黒き秘伝》[呪文修正]Black Lore of Moil

はるか昔に死んだ“モイルの夜の王たち”の邪悪な知識と呪文発動技術を学ぶことで、君の死霊術呪文はまことに強力になった。

前提条件:

《呪文熟練:死霊術》、術者レベル7。

利益:

君は死霊術呪文を“モイルの呪文”として発動できる。モイルの呪文は追加で“1d6ポイント、加えて呪文レベル2につきさらに+1d6ポイント”ぶんの負のエネルギーによるダメージを与える。つまり、1レベル呪文なら合計で+1d6ポイント、2~3レベル呪文なら+2d6ポイント……等となる。もし呪文がセーヴィング・スローを許すもので、かつ目標がセーヴに成功すれば、目標が受ける負のエネルギーによるダメージは半分になる。呪文自体に対するセーヴの結果がどのようなものであろうと、必ずそうなる。
モイルの呪文には、通常の呪文構成要素に加えて、“モイルのルーンの骨”が必要になる。これは小さな人骨、往々にして指の骨に、丹念に準備した神秘的な印を彫りこんだものである。モイルの黒き秘伝の訓練を受けた者のみが、ルーンの骨を作り出すのに必要な秘密を知っている。1つのルーンの骨を製作するには1時間かかり、かつ特製のインクと粉が、生み出す負のエネルギーによるダメージ1d6ポイントにつき25gpぶん必要となる。たとえば3d6ポイントの負のエネルギーによるダメージを追加するルーンの骨は、製作に75gpかかる。
モイルの呪文が最大でどれだけの負のエネルギーによるダメージを与えるかは、その呪文の呪文レベルによって決まる。けれども、実際のダメージはルーンの骨しだいで決まる。たとえばあるソーサラーがフィンガー・オヴ・デス(7レベル呪文であり、本来なら+4d6まで行くはず)を、75gpかけて作ったルーンの骨(+3d6)をもって発動したとしよう。この場合、呪文が追加で与える負のエネルギーによるダメージは3d6ポイントだけになる。
モイルの呪文は本来のレベルと同じレベルの呪文スロットを使う。

出典:

『秘術大全』p.84

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最終更新:2013年12月15日 07:37