《暴走錬金術師》[戦術]Mad Alchemist
君は錬金術アイテム取り扱いの専門家である。実験と調査と徹底した錬金術の研究により、君は錬金術の火を初めとするアイテムを最大限に活用する技を身につけた。
前提条件:
利益:
《暴走錬金術師》特技を修得することにより、君は3つの特殊な戦闘術を実行できるようになる。
ドッキリ爆発:
雷石を敵の占めているマス目に投擲するために1回のアクションを待機することにより、君はその敵の行動を妨害することができる。雷石の起爆により生じる突然の爆発音によって、敵は精神集中を乱し、攻撃や呪文発動の試みに失敗する可能性がある。君が雷石を投げた時に、目標が呪文を発動しようとしていたなら、目標は〈精神集中〉判定と君の〈製作:錬金術〉による対抗判定を行なわねばならない。この判定に君が勝利した場合、目標の呪文は失敗する。目標が呪文を発動しようとしていたのでない場合、目標は意志セーヴと君の〈製作:錬金術〉による対抗判定を行なわねばならない。この判定に君が勝利した場合、目標は次の君のターンの開始までの間、攻撃ロール、技能判定、セーヴに-2のペナルティを被る。
火だるま炎上:
この戦闘術を使うには、君はまず最初に、1体のクリーチャーに対してランタン用の油の入った容器か錬金術の火を1つ命中させなければならない。次の君のターンに、君はそのクリーチャーに対して[火]ダメージを与える呪文か武器攻撃を命中させなければならない。命中した場合、クリーチャーは追加で1d6ポイントの[火]ダメージを受け、まだ火がついた状態でないのなら着火する。
足留め防御陣:
足留め袋の封を切って中身をバラ撒くことにより、君は敵の接近を阻むベトベトした防塁をこしらえることができる。1回の標準アクションとして、君は足留め袋1つを使って、1マスの移動困難でない地形を移動困難な地形に変えることができる。この効果は、足留め袋の粘着力が消えるまで、10分間にわたって持続する。
戦術特技
戦術特技により、キャラクターは数々の強力な戦闘術を繰り出すことができるようになる。
君がなにがしかの戦術特技を修得したキャラクターをプレイしているなら、君にはその特技を使用するための手順として要求されているアクションをきちんと行ったかどうかを記録しておく責任が生じる。DMに対して、あらかじめ君が戦闘術を試みるつもりであることを手短に伝えておくのも良い方法だ。「僕はこのラウンド“反撃の棘”の戦闘術を使ってるよ。言っとくけど、敵が僕を攻撃してミスしたら、僕はその敵に対して攻撃ボーナスを得るからね」などという具合に。
戦術特技の解説文中には、“最初のラウンド”、“次のラウンド”のような言い回しが登場する。これらは戦闘術を使用するタイミングに関連した用語であって、遭遇の開始時点からの経過ラウンド数ではない。たとえば、
《ひらめく外套の戦士》特技の場合、戦闘開始後最初のラウンドに敵と隣接するマスに移動しなければ、その戦闘中に“戦闘隠しの外套”戦闘術が使えなくなってしまうというわけではない。戦闘開始から何ラウンド経過していようと、戦闘術を使用する手順を考える上では、君が敵と隣接するマスに移動したラウンドが“最初のラウンド”となるのである。
出典:
『プレイヤーズ・ハンドブックⅡ』p.96
関連項目
最終更新:2013年12月08日 19:59