D&D

《影の襲撃者》

《影の襲撃者》[戦術]Shadow Striker

君は影に溶け込み、時至るまで敵から身を隠しつづける。抜け目無さと狡猾さと隠密の技により、君は最適な瞬間に襲撃をしかけることができる。

前提条件:

〈隠れ身〉12ランク、〈忍び足〉12ランク。

利益:

《影の襲撃者》特技を修得することにより、君は3つの特殊な戦闘術を実行できるようになる。

警戒外し:

君と1人の仲間が両方とも、1体の敵を機会攻撃範囲に収めている場合、君はその敵の注意を引かないようにすることができる。君のターンにおいて、敵対的行動(攻撃を行なう、攻撃呪文を発動するなど)を取らないなら、君は自分の〈隠れ身〉と機会攻撃範囲に収めている敵の〈視認〉による対抗判定をおこなうことができる。君がこの判定に勝利した場合、その敵は機会攻撃範囲に他の目標が活動している限り、その敵の次のターン終了まで君を攻撃することができなくなる。いかなる理由があろうと、敵の次のターンが来る前ないし敵の次のターンの途中で君がその敵を攻撃した場合、君はこの戦闘術の利益を失う。

逐電:

この戦闘術を使用するためには、君はまず最初に、1回の標準アクションとして1体の敵を攻撃し、次にそのターンの移動アクションの一部として、敵から離れるように移動してから〈隠れ身〉判定をおこなわねばならない。隙ができ(これにより、敵に見られていても〈隠れ身〉判定が可能となり)、君は〈隠れ身〉判定に+5のボーナスを得る。

視線外し:

君は味方の陽動と、自らの音なく動く才能を活かして敵の視界を外れ、ここぞという決定的瞬間を狙う。この戦闘術を使用するためには、君と1人の仲間が両方とも、1体の敵を機会攻撃範囲に収めていなければならない。1回の標準アクションとして、君は〈忍び足〉と敵の〈聞き耳〉による対抗判定を行なう。これに勝利したなら、君はこの戦闘術の利益を得ることができる。次のラウンド、まだ味方がその敵を機会攻撃範囲に収めているなら、その敵はそのラウンドにおける君の最初の攻撃において、ACに対する【敏捷力】ボーナスを失う。

特殊:

ファイターは《影の襲撃者》をファイター・ボーナス特技として選択することができる。

戦術特技

戦術特技により、キャラクターは数々の強力な戦闘術を繰り出すことができるようになる。
君がなにがしかの戦術特技を修得したキャラクターをプレイしているなら、君にはその特技を使用するための手順として要求されているアクションをきちんと行ったかどうかを記録しておく責任が生じる。DMに対して、あらかじめ君が戦闘術を試みるつもりであることを手短に伝えておくのも良い方法だ。「僕はこのラウンド“反撃の棘”の戦闘術を使ってるよ。言っとくけど、敵が僕を攻撃してミスしたら、僕はその敵に対して攻撃ボーナスを得るからね」などという具合に。
戦術特技の解説文中には、“最初のラウンド”、“次のラウンド”のような言い回しが登場する。これらは戦闘術を使用するタイミングに関連した用語であって、遭遇の開始時点からの経過ラウンド数ではない。たとえば、《ひらめく外套の戦士》特技の場合、戦闘開始後最初のラウンドに敵と隣接するマスに移動しなければ、その戦闘中に“戦闘隠しの外套”戦闘術が使えなくなってしまうというわけではない。戦闘開始から何ラウンド経過していようと、戦闘術を使用する手順を考える上では、君が敵と隣接するマスに移動したラウンドが“最初のラウンド”となるのである。

出典:

『プレイヤーズ・ハンドブックⅡ』p.94

関連項目

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2013年12月08日 19:57