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ヴェイタン(神格)

ヴェイタン VATUN

下級神(混沌にして中立)
ヴェイタンは、シロンリアン半島の外ではほとんど忘れられている神である。スエル帝国では崇拝されていなかったにも関わらず、ヴェイタンはスエル人の血統をひく北方のバーバリアンに崇拝されているために、その万神殿に含まれている。ヴェイタンは“2週間戦争”の頃にテルチュアのクレリックによって牢獄に捕らえられた。彼はウィンターズ・バイトと呼ばれる氷のバトルアックスを持っている。解放されたなら、ヴェイタンは冷たい激怒とエネルギーの旋風となり、できる限り頻繁に南方を襲うよう彼の信奉者を奮い立たせるだろう。ダルトとラーグは、彼の唯一の同盟者である。彼は雪と氷のあごひげを生やし、氷霧を口から吐く、ポーラー・ベアの毛皮を身にまとった巨大なスエル人の男性の姿をしている。彼の聖印は、雪原に沈む太陽である。

冬は、強者が生き残れるよう弱者を選別するための時間である。雪は臆病者を覆い尽くすものであり、彼らはすべての者から忘れ去られるだろう。“大いなる冬”が世界を覆う時、真に生き延びるのは北方の民であり、彼らが世界を引き継ぐであろう。

ヴェイタンのクレリックは、テルチュアの協議に対する冒涜を説き、自分の部族が冬を乗り切るのを助け、負傷者を癒し、戦いで自分の部族の民を支援する。冷静なクレリックは、ザ・ファイヴ・ブレーズ・オヴ・クラスクを捜し求めるために送り出される。このアーティファクトがすべて結合されたなら、ヴェイタンは牢獄から解放される(もしくは、そのように伝説で伝えられている)。最近の伝承では、ヴェイタンの牢獄にデヴィルが関係していることが示されたため、彼のクレリックはデヴィルに対しても激しく敵対するようになった。ヴェイタンが牢獄につながれているため、ヴェイタンのクレリックが呪文をかけるためには、10フィート以内に松明サイズ(またはそれより大きい)の炎を準備する必要がある。

『グレイホーク・ワールドガイド』p.151

ヴェイタンはほとんど忘れ去れており、歴史上、ここ最近のほとんどの期間、彼の宿命のライバルであるテルチュア神のクレリックによって幽閉されて過ごしてきた。典型的な彼の信者はバーバリアン、ドルイド、ファイター、そしてレンジャーであり、しばしば近隣の部族や入植地に対して長く暴力的な略奪を行っている。彼の聖印は、雪に覆われた大地に沈み行く太陽である。彼はポーラー・ベアの皮をまとい、氷の顎ひげを持つ超大型の男性であり、口から極寒の霧を吐き出している。ヴェイタンの聖職者は好戦的で怒りっぽく、彼らの神格が幽閉されているため、最近ではことにそうである。ヴェイタンは『グレイホーク』世界の神格の一柱であり、『グレイホーク・ワールドガイド』により詳細な説明がなされている。
『Frostburn』p.43

権能:

(北方の神)、北方のバーバリアン、寒さ、冬、および北極の獣を司る。

領域:

風、混沌、力、動物、雪。

好む武器:

バトルアックス。

クレリックの訓練:

探索行:

祈り:

寺院:

儀式:

御使いと眷属:

出典:

『Frostburn』p.43

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最終更新:2013年12月08日 22:02