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《ドラゴンの末裔》

《ドラゴンの末裔》[ドラゴンの末裔]Draconic Heritage

君はずっと昔のドラゴンの血をひいており、その血の影響を強く受けている。

前提条件:

ソーサラー1レベル。

利益

次の表から1種類のドラゴンを選択すること。対応する技能がクラス技能となる。君はその色のドラゴンの血をひいているのであり、一旦この特技を取ってしまったなら、後からドラゴンの種類を変更することはできない。もし君がハーフドラゴンなら、必ず自分の親にあたるドラゴンと同じ種類を選択すること。
加えて、君は睡眠効果と麻痺に対するセーヴィング・スローや、君のひいているドラゴンの血に対応するタイプのエネルギーを使った呪文や能力に対するセーヴィング・スローにボーナスを得る。このボーナスの値は、君の修得している“ドラゴンの末裔特技”の総数に等しい。
ドラゴンの種類 エネルギーのタイプ 技能
カッパー [酸] 〈隠れ身〉
グリーン [酸] 〈忍び足〉
ゴールド [火] 〈治療〉
シルヴァー [冷気] 〈変装〉
ブラス [火] 〈情報収集〉
ブラック [酸] 〈隠れ身〉
ブルー [電気] 〈聞き耳〉
ブロンズ [電気] 〈生存〉
ホワイト [冷気] 〈平衡感覚〉
レッド [火] 〈威圧〉

ドラゴンの末裔特技

ソーサラーは“ドラゴンの末裔特技”を修得できる。これらの特技はソーサラーにその祖先であるドラゴンと似通った能力を与える。あるものはキャラクターの肉体を強め、爪攻撃を可能にしたり、攻撃に対する抵抗力を高めたりする。また、体内の魔力を費やすことで強力なブレス攻撃を可能にするものや、遠い祖先にあたるドラゴンのブレスと同じタイプのエネルギーに対する抵抗力を与えるものである。

出典:

『秘術大全』p.82

《ドラゴンの末裔》[ドラゴンの末裔]Draconic Heritage

君はドラゴンの血筋に対し、他の同種族の者たちよりも大きな繋がりを持つ。

前提条件:

ソーサラー1レベル。

利益:

君は(竜の血)の副種別を得る。下記の表のリストから1種類のドラゴンを選択すること。これは君の竜の血筋を表しており、“竜の親類の儀式”(Rite of Draconic Affinity:『Races of the Dragon』のp.59参照)を経験する以外に変更することはできない。ハーフドラゴンは自らのドラゴンの親と同じドラゴン種を選択しなければならない。
ドラゴンの末裔であることを明らかにすると、君はソーサラーのクラス技能として表に示された技能を得る。加えて、君は魔法の睡眠と麻痺効果に対するセーヴィング・スロー、および添付の表の適切な欄に記載されている補足説明を有する呪文や能力に対するセーヴに対して、修得しているドラゴンの末裔特技の数に等しいボーナスを得る。

特殊:

DMの許可があれば、君は『モンスター・マニュアル』には掲載されていない種類のドラゴンと関わるドラゴンの末裔であるとすることもできる。詳細は下記参照。

全種類のトゥルー・ドラゴンの末裔

下記に示す表には、現時点(『Races of Dragon』出版時点である2006年1月時点)で出版されている公式D&D製品に紹介された全ての種類のトゥルー・ドラゴンに関する《ドラゴンの末裔》特技の利益が記載されている。
この表に示されているドラゴンの血筋の多くは、特定のエネルギー種別の効果に対するセーヴにボーナスを与えない。代わりに、君は表の欄に示された効果(タルタリアン・ドラゴンの[力場]など)や副系統(ケイオス・ドラゴンの(強制)など)と関連する呪文や能力に対するセーヴに、この特技によって提供される魔法の睡眠や麻痺効果に対して与えられる通常ぼボーナスと同様に、ボーナスを得る。

特殊:

ドラゴンの末裔としてyu lungを選択したキャラクターは、別のドラゴンの末裔特技を選択したときに、彼のドラゴンの血筋として任意のいずれかのlungドラゴン(chiang lung、li lung、lung wand、pan lung、shen lung、t’ien lung、あるいはtun mi lung)の1種類を選択すること。いったんこの選択を行なったなら、“竜の親類の儀式”(Rite of Draconic Affinity:『Races of the Dragon』のp.59参照)を経験する以外に変更することはできない。
ドラゴンの種類 出典 補足説明あるいは副系統 クラス技能
アメジスト 『モンスター・マニュアルⅡ』 [力場] 〈交渉〉
イセリアル 『竜の書』 なし 〈脱出術〉
エメラルド 『モンスター・マニュアルⅡ』 [音波] 〈知識:地域〉
オケアヌス 『竜の書』 [電気] 〈水泳〉
カッパー 『モンスター・マニュアル』 [酸] 〈隠れ身〉
グリーン 『モンスター・マニュアル』 [酸] 〈忍び足〉
クリスタル 『モンスター・マニュアルⅡ』 [冷気] 〈交渉〉
ケイオス 『竜の書』 (強制) 〈はったり〉
ゴールド 『モンスター・マニュアル』 [火] 〈治療〉
サファイア 『モンスター・マニュアルⅡ』 [電気] 〈知識:ダンジョン探検〉
シャドウ 『竜の書』、『フェイルーンのモンスター』 生命力吸収 〈脱出術〉
シルヴァー 『モンスター・マニュアル』 [冷気] 〈変装〉
ステュクス 『竜の書』 毒あるいは病気 〈水泳〉
ソング 『フェイルーンのモンスター』 [電気] 〈芸能:歌唱〉
タルタリアン 『竜の書』 [力場] 〈脱出術〉
ディープ 『フェイルーンのモンスター』 (魅惑) 〈視認〉
トパーズ 『モンスター・マニュアルⅡ』 [冷気] 〈水泳〉
パイロクラスティック 『竜の書』 [火]あるいは[音波] 〈聞き耳〉
ハウリング 『竜の書』 [音波] 〈生存〉
バトル 『竜の書』 [音波] 〈芸能〉
ファング 『竜の書』、『フェイルーンのモンスター』 なし 〈聞き耳〉
ブラウン 『フェイルーンのモンスター』 [酸] 〈聞き耳〉
ブラス 『モンスター・マニュアル』 [火] 〈情報収集〉
ブラック 『モンスター・マニュアル』 [酸] 〈隠れ身〉
プラティナム※ 任意のエネルギー種別1つ 〈精神集中〉
ブルー 『モンスター・マニュアル』 [電気] 〈隠れ身〉
ブロンズ 『モンスター・マニュアル』 [電気] 〈生存〉
ホワイト 『モンスター・マニュアル』 [冷気] 〈隠れ身〉
ラスト 『竜の書』 なし 〈捜索〉
レイディアント 『竜の書』 (光) 〈視認〉
レッド 『モンスター・マニュアル』 [火] 〈鑑定〉
Chiang lung 『Oriental Adventure』 なし 〈水泳〉
Force 『Epic Level Handbook』 [力場] 〈視認〉
Li lung 『Oriental Adventure』 (地) 〈隠れ身〉
Lung wang 『Oriental Adventure』 [火] 〈水泳〉
Pan lung 『Oriental Adventure』 なし 〈交渉〉
Prismatic 『Epic Level Handbook』 (光) 〈交渉〉
Sand 『Sandstorm』 [火] 〈生存〉
Shen lung 『Oriental Adventure』 [電気] 〈視認〉
T’ien lung 『Oriental Adventure』 なし 〈交渉〉
Tun mi lung 『Oriental Adventure』 [電気] 〈水泳〉
Yu lung 『Oriental Adventure』 なし 〈水泳〉
※このドラゴンの末裔を選択できるのはドラゴンボーンのキャラクターだけである。

ドラゴンの末裔特技

ソーサラーは“ドラゴンの末裔特技”を修得できる。これらの特技はソーサラーにその祖先であるドラゴンと似通った能力を与える。ドラゴンの末裔特技はそのクリーチャーを本質的に異なるものへと変化させるものではないが、何らかの能力を与えたり、能力を向上させたりしてくれる。ドラゴンの末裔特技を修得することに興味のある者は、まずこの一連の特技の中の第一の特技である《ドラゴンの末裔》を修得しなければならない。

出典:

『Races of the Dragon』p.102

《ドラゴンの末裔》[ドラゴンの末裔]Draconic Heritage

君はドラゴンの血筋に対し、他の同種族の者たちよりも大きな繋がりを持つ。

前提条件:

ソーサラー1レベル。

利益:

君は(竜の血)の副種別を得る。下記の表のリストから1種類のドラゴンを選択すること。これは君の竜の血筋を表しており、“竜の親類の儀式”(Rite of Draconic Affinity:『Races of the Dragon』のp.59参照)を経験したのでなければ、後日に変更することはできない。ハーフドラゴンは自らのドラゴンの親と同じドラゴン種を選択しなければならない。
ドラゴンの末裔であることを明らかにすると、君は魔法の睡眠と麻痺効果に対するセーヴィング・スローにボーナスを獲得し、同時に対応するエネルギー種別と一致する補足説明を持つ呪文や能力に対するセーヴにもボーナスを得る。このボーナスは君が有するドラゴンの末裔特技の総数に等しい。加えて、対応する技能は君のソーサラーのクラス技能となる。
ドラゴンの種類 エネルギーのタイプ 技能
カッパー [酸] 〈隠れ身〉
グリーン [酸] 〈忍び足〉
ゴールド [火] 〈治療〉
シルヴァー [冷気] 〈変装〉
ブラス [火] 〈情報収集〉
ブラック [酸] 〈隠れ身〉
ブルー [電気] 〈聞き耳〉
ブロンズ [電気] 〈生存〉
ホワイト [冷気] 〈平衡感覚〉
レッド [火] 〈威圧〉

特殊:

DMの許可があれば、君は『モンスター・マニュアル』には掲載されていない種類のドラゴンと関わるドラゴンの末裔であるとすることもできる。より詳細でより多くの選択肢については、『Races of the Dragon』のp.102の「Draconic Heritage」を参照。

出典:

『Dragon Magic』p.17

ドラゴンの末裔特技

ドラゴンの末裔特技は、ソーサラーにドラゴンの祖先の血脈に由来する能力を与えるための選択肢として、『秘術大全』で紹介されたものである。この本ではドラゴンの末裔特技の幅を拡張し、またドラゴンの血筋を引く他のキャラクターにもいくつかのドラゴンの末裔特技の前提条件を満たすことができるようにするものである(そうした特技すべてについて、彼らが最初に《ドラゴンタッチト》の特技を修得することで条件を満たすことができる)。
ドラゴンの末裔特技は、クリーチャーを根本的に異なる存在に変えるものではないが、彼らにある種の能力を与えたり、潜在能力を開花させたりすることができる。原点となるドラゴンの末裔特技、《ドラゴンの末裔》は、『Races of the Dragon』において若干の変更が加えられたが、その変更版をここに再録している。

関連項目

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最終更新:2013年12月14日 22:18