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アビズム(痕跡霊)

アビズム、離教者 Abysm, the Schismed

痕跡霊レベル8
呪縛難易度34
“離教者”アビズムはサイオニック・ミサルの生ける痕跡霊である。痕跡霊としては、アビズムはその宿主に複数のサイオニック効果を利用できるようにしてくれる。

伝説:

アビズムという痕跡霊の起源について知る者は数少ないが、ある者は、かつてフェイルーンにある大都市ミス・ドラナーを訪問したサイオニック使用者たちの奇妙なグループの事を知っている。この訪問者たちは、この巨大なエルフ都市にいる間、ミサルについてより多くを学び、それについて研究をする時間を取ろうと望んでいた。学者たちは、彼らがその後サイキックたちの秘密都市に存在するサイオニック・ミサルを作り出し、それをアビズムと呼んでいたという説を立てている。
全てがサイクリスタルとサイオニック・エネルギーの巨大なミサルによって互いに連結されているサイオン都市を想像してみよ。そして今や、それらの全てが一夜にして滅び去ったと想像してみよ。その都市をどのような災厄が襲ったのか知る者はいないが、それは生きとし生ける者全てを殺害した。中には、彼らのサイクリスタルによって住民たちが直接にミサルと結合されていたために、彼らの魂は本来あるべき旅立ちを果たせていないと信じる者もいる。代わりに、彼らはサイオニック・エネルギーの織の中に捕らわれ、その結果生じるエネルギーの結合はクリスタルに保持するには強すぎたのだ―全てのサイクリスタルが一斉に砕け散り、痕跡霊の誕生を促した。それがアビズムだ。
研究者や伝承探索者の中には、アビズムを数秒間以上安全に呪縛し続けることができるようになったのはほんのごく最近のことだと言っている。多くの古い物語で、単にそれと接触しようとしただけでバインダーたちがほとんど狂気に陥ってしまったという事を語っているが、今では、それを求める者の呼び出しにきちんと反応し、答えてくる。

特殊条件:

なし

霊の発現:

秘文からクリスタルが輝き出し、虹色の木を手出し出し、突如としてそれは砕けて塵と化す。その塵はきらきら光って渦巻き、虹を積み重ねたような竜巻が不明瞭な顔を形成する。調子はずれな声がバインダーに語りかける。「我らがアビズムなり」

徴候:

君の指の爪と足の爪は水晶になり、ミーナッドがするように宝石の塵のような“汗”を流す。

影響:

君の喋り方は、まるで複数の声が君を通して話そうとしているかのように、ずれたものとなる。君の雰囲気も時と共に次々変わっていく。男性っぽいものから女性っぽいものへ、堂々としたものから内気なものへ、積極的なものから消極的なものへと。呪縛している間、アビズムは君にサイクリスタルを使用しないよう要求する。

付与能力:

アビズムを呪縛している間、呪縛者はさなざまな都市住民が彼らの人生のある時点で有していたパワーを手に入れる。

サイオニックの恩恵 Psionic Boon:

君はアビズムを呪縛しているとき、21パワー・ポイントを獲得する。もし君が元々サイオニック・パワーを有しているなら、これは君のパワー・ポイント・プールに加算されるものであり、そうでなければ、新たにプールを作り出し、君は呪縛している間サイオニック・クリーチャーと化す。

複数パワー付与 Overpower:

この痕跡霊を呪縛している間、君はサイオニック・パワーのリード・ソウツ、アニマル・アフィニティ、エナジー・ミサイル、サイオニック・レヴィテート、クレアヴォイアント・センス、そしてアストラル・コンストラクトを利用できるようになる。君はそれを修得パワーとしているサイオンであるかのように、各パワーを発現できる。君はサイオンが通常行なうのと同じように、それぞれのパワーを増幅することができ、発現者レベルとしては有効バインダー・レベルを用いる。

出典:

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最終更新:2013年11月17日 10:04
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