ユリュノーム、物質の母 EURYNOME, MOTHER OF THE MATERIAL
痕跡霊レベル4
呪縛難易度21
ユリュノームは水と地上、海、空の獣たちへの支配権を付与してくれる。また彼女は自らが呪縛された相手にティタンの力のいくばくかを付与する。
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伝説：
記録に残っている時代よりも以前の物語に、神々とティタンたちが外方次元界において戦ったとされている。戦いに飽きたティタンのユリュノームは物質界を形作った渦巻く混沌の中へと逃げ込んだ。彼女は世界を引き裂いて空と海を作り出し、ただ一人、波の上で踊り狂った。いまだ形をなさない世界に干渉するという彼女の無法な行動に激怒した神々は、ユリュノームを攻撃した。彼女の戦闘放棄に怒りを覚えていた彼女の仲間のティタンたちは、彼女の支援に向かうことを拒否した。ユリュノームの肉体は最初の島となり、彼女の血液は最初の川に、そして彼女の魂は痕跡霊と化した。
特殊条件：
ユリュノームは何らかの知られざる理由によってアモンを嫌っているため、君がすでに彼を呪縛しているなら君の呼び出しに応えない。
霊の発現：
ユリュノームの神話が事実であるなら、神々との戦いによって死に、海原と天空に姿を変えた事になる。ユリュノームは、人間、鳥類、魚類の姿の恐ろしい集積体として発現する。彼女の両腕は蛸の触手、彼女の両脚は鷹、そして彼女の口は梟の嘴である。彼女の背中からは大魚のひれのような翼が生えており、目はない。眼球があるべき場所にはヤツメウナギのような口があるだけである。
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徴候：
君の皮膚は冷たベトベトしたものになり、たとえ衣類などで直接触れることが妨げられていたとしても、君の肉体が触れたあらゆる物品に対して濡れた痕跡を残す。こうした痕跡は1分後に蒸発して消える。
影響：
ユリュノームの影響は、君を誇大妄想的で忘恩的にする。君はあらゆる行動に対して、秘められた動機があり、裏切りが起こりうると考えるようになる。ユリュノームは、君の味方が先に攻撃するまで、敵を攻撃しないように要求する。もし味方が存在しないなら、彼女はそのような要求はしない。
付与能力：
ユリュノームは動物と友情を結ぶ能力、水上を歩く能力、そして巨大なハンマーを扱う能力を付与してくれる。加えて、彼女は君の血を毒に変化させ、君に武器の打撃に対する抵抗力を付与してくれる。
動物の友：
あらゆる動物の君に対する開始時の態度は“友好的”である。
ダメージ減少：
君はダメージ減少2／秩序を得る。
ユリュノームの大槌：
即行アクションとして、君は大型の魔法のウォーハンマー（2d6ダメージ、クリティカル×3）を召喚することができる。君はこの武器に習熟し、ペナルティなしでこれを片手で使用する事ができる。君のウォーハンマーは、下記の表のように有効バインダー・レベルに応じてボーナスと能力を得る。
| 有効バインダー・レベル |
招来されるウォーハンマー |
| 10レベル以下 |
＋1ウォーハンマー |
| 11～14レベル |
＋1アナーキック・ウォーハンマー |
| 15～18レベル |
＋1アダマンティン製アナーキック・ウォーハンマー |
| 19レベル以上 |
＋3アダマンティン製アナーキック・ウォーハンマー |
もし君の手を1ラウンドよりも長いこと離れたなら、（再び召喚するまで）このウォーハンマーは消え去る。
毒の血：
ユリュノームを呪縛している間、君の血液は毒性を帯びる。それを摂取した（君に対して噛みつき攻撃を行ったり、君全体を飲み込んだりなどした）あらゆるクリーチャーは、即座に頑健セーヴを行い、成功しなければ1d6ポイントのダメージを被る。1分後、そのクリーチャーは再度同じ難易度に対して頑健セーヴを行わなければならず、失敗すると3有効バインダー・レベルあたり1d6ポイント（最大で5d6ポイント）のさらなるダメージを被る。噛みつき攻撃毎に（あるいは君がそのクリーチャーの喉の中にいるラウンド毎に）そのクリーチャーに対して新たに毒がもたらされ、新たに一連のセーヴィング・スローを強要される。君の毒の血は、君の体外に出たなら1分で不活性化される。
水上舞踊：
回数無制限で、君は液体の上を、あたかも固い地面であるかのように移動する事ができる。この能力は君自身に対してのみ効果がある点を除き、ウォーター・ウォーク呪文と同様に機能する。
出典：
『Tome of Magic』p.30
関連項目
最終更新：2013年11月16日 20:13
