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ブエル(痕跡霊)

ブエル、老女狩人 BUER

痕跡霊レベル4
呪縛難易度20
ブエルはバインダーに対して、とてつもない治癒能力と、毒や病気に抵抗するパワーを与えてくれる。
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伝説:

ブエルは、彼女がどのようにして痕跡霊になったかという事について多くの異なった説が語られており、それゆえ彼女の真の起源については謎に包まれている。そうしたさまざまな物語の中でも有名なものでは、彼女は悪のサテュロスへの恋に落ちてしまった美しいエルフの乙女であった、キメラによって殺された高潔な人間のレンジャーであった、あるいはラマッスによって殺されたグリーン・ハグであったといったものがある。ブエル自身は、生前彼女が何者であったか、何が彼女を現在の存在にさせてしまったのかを思い出すことはできそうにないし、彼女が語る言葉は、まだ残っている彼女の記憶の断片を繋ぎ合わせただけの戯言に過ぎない。かつての彼女の真の姿が何であったかに関わらず、ほとんどのバインダーは、生前の彼女が狩人と癒し手としての優れた技能を持っていたであろうと信じている。

特殊条件:

ブエルは彼女の秘紋を屋外に描くことを要求する。

霊の発現:

ブエルの姿はサテュロスの肢でできた5つの先端を持った星あるいは車輪である。彼女は2つの顔を持っており、その車輪上の肉体の両面、5本の肢が集まる中心点にそれぞれ1つずつがある。1つの顔はグリーン・ハグであり、もう1つの顔は乱れた鬣と髯を持った怒れるライオンの顔である。ブエルはその秘紋の内側を、周辺を横切ろうとするように肢から肢へ回転しながらずっと動き続ける。彼女は常にその怒れる顔を外側に向けているが、そのグリーン・ハグの顔から温和な声を伴った友好的な態度で話しかけてくる。彼女の肉体がこのような動きを続けているせいでハグの顔で召喚者を見ることができないため、ブエルは苛々し始め、自分自身の肉体への呪いの言葉を吐き散らす。
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徴候:

君の足はサテュロスの蹄のように変化し、つま先立ちで歩くような不思議な歩き方となる。この蹄のために、君は通常のブーツや靴を履くことができなくなるが、魔法の履物は君に合わせて形を変える。

影響:

ブエルの影響下にある時、君は一時的な記憶喪失に悩まされることになる。一瞬の間、友人や家族の名前のように、良く知った事柄の一部分を忘れてしまうことがある。その上、ブエルは動物と蟲を除く生きているクリーチャーの不必要な死を心底と嫌っているため、そのような敵に対する最初の近接攻撃では非致傷ダメージを与えなければならない。さらに、ブエルは君にとどめの一撃を行なわないように要求する。

付与能力:

ブエルは治癒のパワー、毒や病気を無効にする能力、そして自然界において行く先を導いてくれる技量を与えてくれる。

ブエルの知識:

君は〈治療〉、〈知識:自然〉、〈生存〉判定に対して+4ボーナスを得、さらに未訓練であっても、あたかもその技能を0ランク有しているかのように、〈知識:自然〉判定を行う事ができる。

ブエルの清純さ:

君は病気と毒に完全耐性を獲得し、さらにブエルと契約することによって、その時点で罹っている病気は治り、君を悩ませている毒は中和される。

病気と毒の遅延:

君の30フィート以内にいる全ての味方は、一時的に毒と病気に完全耐性を得る。その範囲にいる味方は病気と毒に対して通常通りにセーヴィング・スローを行なうが、たとえ失敗しても君の30フィート以内にいる限りその効果を受けることはない。その範囲から離れた味方は、即座にセーヴに失敗したことによる効果を全て受けることになる。

高速治癒:

君は高速治癒1を獲得し、さらに有効バインダー・レベルに応じて治癒の割合が上昇する。10レベル時には高速治癒2、13レベル時には高速治癒3、16レベル時には高速治癒4、19レベル時には高速治癒5を得る。

治癒の贈り物:

標準アクションで、君は自分自身か他のクリーチャーのダメージを1ポイント治癒できる。1全ラウンド・アクションで、君は1d8+有効バインダー・レベルあたり+1ポイント(最大で1d8+10)のダメージを治癒できる。どちらの場合も、君は治癒するクリーチャーに接触する必要がある。もし全ラウンド・アクションによる治癒を使用したなら、5ラウンド間は再び治癒の贈り物を使用することはできない。もう1つの能力の方は回数無制限で何度でも使用できる。どちらの使用方法も正のエネルギーを利用する能力であり、アンデッドに対しては同じだけの量のダメージを与える。

追跡:

君はあたかも《追跡》特技を有しているかのように敵を追跡できる。

出典:

『Tome of Magic』p.26

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最終更新:2013年11月16日 22:06