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チュポクロプス(痕跡霊)

チュポクロプス、永遠の先駆け CHUPOCLOPS, HARBINGER OF FOREVER

痕跡霊レベル6
呪縛難易度25
終末の先駆けと信じられていた巨大な怪物チュポクロプスは、定命の者に殺害されたときに痕跡霊となった。チュポクロプスは召喚者に有毒の噛みつき攻撃と、超自然的な知覚力、敵に飛びかかる能力、エーテル状態で存在する敵にも攻撃する能力、そして敵に絶望を与える能力を付与してくれる。
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伝説:

かつて、チュポクロプスはフェンリル、夜の大蛇デンダー、その他終末の先駆けを務めと考えられている者たちの群れにおいて一頭抜きんでた存在であった。巨大な蜘蛛のようなクリーチャーであったチュポクロプスは、エーテル界に這い寄り、ゴーストを貪り食って定命の者の悪夢の中に産みつけていた。伝説によれば、ゴーストたちの領域において恐るべきチュポクロプスが希望を貪り食ってしまうのを防ぐために、神々が罠を仕掛けたと言う。しかし、それはまんまと逃げだし、終末の時において飢えを嫌というほど満足させることとなった。
チュポクロプスは生者とアンデッドの双方にとって恐るべき存在であり、幾人かの強大な力を持つ者は、最終的にそれと戦う軍勢に加わることになった。3人の偉大な英雄と、4人の強力な悪党がいた。これら7人の内4人―1人は英雄、3人は悪党―はゴーストであり、他は生者であった。このグループはチュポクロプスを殺害する計画を立て、神々ですら為し得なかったことを成し遂げた。この猛烈な戦いは7日間にわたって繰り広げられ、その7日間毎日1人ずつ、巨大モンスターを倒すために集まったグループのメンバーが死んだ。最後の1日、生き残った最後の英雄が死の間際に放った最期の一撃でチュポクロプスを打ち倒した。
宇宙の通常の法則では決して計り知れないクリーチャーであったチュポクロプスは、死後痕跡霊となった。バインダーの学者たちは、今でも冒険者たちが霧深いエーテル界においてこの巨大モンスターの死体と遭遇することがあると主張している。このモンスターが希望を打ち砕くことはもはやない現在でも、それは永遠に存在しており、それゆえに世界も存在しているのだと言う者もいる。
特殊条件:君は墓所から取った一握りの土でチュポクロプスの秘紋を描かなければならない。あるいは、召喚を始める前に、その秘紋の上に知覚力のあるクリーチャー(【知力】が3以上のもの)の死体を置かなければならない。さらに、チュポクロプスは何らかの知られざる理由によってアモンを嫌っているため、君がすでに彼を呪縛しているなら君の呼び出しに応えない。

霊の発現:

チュポクロプスは超巨大フェーズ・スパイダーの姿で秘紋の上に出現する。しかしながら、その時点で秘紋の真上にある肉体部分だけが目に見えるだけである。ほとんどの場合、最初はどこからともなく重く大きな蜘蛛の肢が現れ秘紋の中心を叩きつけるという形で、チュポクロプスは出現する。その後少しずつ、その顔が見える位置へと体の位置をずらしていき、召喚者の高さへと下がってくる。チュポクロプスは、奇妙な牙のある蜘蛛のような顔の上で、ほとんど人間のような8つの目を輝かせ、契約を結ぶ過程を不気味なうなり声を轟かせて始める。

徴候:

君の下顎はサイズが大きくなり、2本の長く鋭い牙がそこから上向きに生える。

影響:

チュポクロプスの影響下にある時、君は悲観的とならざるを得なくなる。良くても、君は黙って自分の失敗を諦め受け入れてしまい、悪い場合には、自分の疑問を他者に広め、彼らの目的に成功の見込みがないことを確信させようとわざわざ試みたりする。さらにチュポクロプスは、[恐怖]の効果や士気ペナルティを与えるあらゆる効果に対するセーヴィング・スローに自発的に失敗するように要求する。

付与能力:

チュポクロプスは、、エーテル界に留まるパワー、生きているクリーチャーとアンデッドを感知する能力、敵を脅えさせる能力、そして敵に毒を与える能力を付与してくれる。

絶望のオーラ:

君の10フィート以内にいるあらゆるクリーチャーは、攻撃ロール、判定、セーヴ、武器のダメージ・ロールに-2ペナルティを被る。君は標準アクションでこの能力の停止と起動を行なう事ができる。絶望のオーラは[精神作用][恐怖]効果の能力である。

エーテル観察者:

回数無制限で移動アクションとして君はエーテル状態になる事ができる(あたかも有効バインダー・レベルに等しい術者レベルの術者が発動したイセリアル・ジョーント呪文を使用したかのように)。何もアクションを行なわないなら無期限にエーテル界に留まることができるが、移動アクション、標準アクション、あるいは全ラウンド・アクションをとると即座に物質界に戻る事になる。一度物質界に戻ってきたなら、君は5ラウンド間は再びこの能力を使用することができない。

触霊:

君の近接攻撃は非実体クリーチャーを攻撃することができ、ダメージを無効化する通常の50%の失敗確率は君の近接攻撃には適用されない。

毒の噛みつき:

下記の表の通り、サイズに応じたダメージを与える肉体武器の噛みつき攻撃を得る
サイズ 噛みつきダメージ
極小あるいは微小 1
超小型 1d2
小型 1d3
中型 1d4
大型 1d6
超大型 1d8
巨大 2d6
超巨大 2d8
このダメージ・ロールには【筋力】修正値を加える。チュポクロプスの徴候を示していないなら、君はこの能力を使用できない。

飛びかかり:

もし敵に突撃をしたなら、君は突撃の終わりの時点で噛みつき攻撃を含め、全力攻撃を行なうことができる。

魂感知:

あたかも非視覚的感知の能力を有しているかのように、10フィート以内にいる生きているクリーチャーに気付き、位置を捕捉する事ができる。また君は、あたかもデスウォッチ呪文を発動しているかのように、それらの生命力の強さと種類を自動的に感知する。この能力はチュポクロプスを呪縛している間、継続的に起動している。

出典:

『Tome of Magic』p.26

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最終更新:2013年11月16日 20:04
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