DynamicImageのキー(3)

Category = DynamicImageで、
Type = SpectrumAnalyzer(スペクトラムアナライザ)のフィールドのキー一覧です。
  • キー名が赤字青字のキーは必須のキーです。
    青字のキーは他のキーの設定状況などによっては省略することも可能です)
  • キー名の左の欄に*があるキーは、
    ModifyItemコマンドで後から設定を変更することができます。


カテゴリの設定

  キー名 内容
Category DynamicImage カテゴリをDynamicImageに指定


アイテムの機能の設定

  キー名 内容
Type SpectrumAnalyzer アイテムのTypeをスペクトラムアナライザに指定


アイテムを表示するタイミングの設定

  キー名 内容 初期値
ViewType 【※1】 ファイルの再生状態に応じた
アイテムを表示するタイミング
AlwaysVisible
* ActiveType 【※2】 uLilithのアクティブ状態に応じた
アイテムを表示するタイミング
ActiveAndInactive
※1 ViewTypeを設定しなくても、スペクトラムアナライザ自体は再生時のみ必ず表示されます。
     (ViewType = Playingと同じタイミング)
     スペクトラムアナライザに背景色やコマンドも設定する場合で
     背景色の表示・クリックへの反応を制御したいときのみ設定してください。
     再生中に表示されないViewTypeNotPlayingSuspendingStopping)を設定すると
     スペクトラムアナライザも表示されなくなってしまうので
     ViewTypeを設定する場合はこれ以外のViewTypeを設定してください。
     なお、再生中以外も表示されるViewTypeを選んだとしても
     背景色やクリックへの反応は設定したViewTypeのとおりに表示・反応しますが
     スペクトラムアナライザ部分自体は再生中以外は表示されません。
     ViewTypeの種類に関してはType一覧表(1)を参照。
※2 Type一覧表(1)を参照。


配置する画像ファイルの設定

ImageFileに設定した画像をスペクトラムアナライザとして表示します。
    (PushedImageFileMouseOverImageFileも設定可能ですが
      スペクトラムアナライザではなく、通常の画像として表示されます。
      この2つのキーを設定すると、クリック/マウスオーバー時に
      スペクトラムアナライザ(=ImageFileの画像)が消えてしまいます。)
  キー名 内容 初期値
* ImageFile 画像ファイル名 スペクトラムアナライザに使用する
画像のファイル名
* PushedImageFile 画像ファイル名 クリック時に表示する画像のファイル名
* MouseOverImageFile 画像ファイル名 マウスオーバー時に表示する画像のファイル名


スペクトラムアナライザの動作設定

  キー名 内容 初期値
Range 数値
0.0より小さい小数値)
スペクトルパワーのレンジ
(dB単位)
-80.0
Reduction 数値(整数)
0255
スペクトラムアナライザの表示が
減衰する割合
128
Step 数値(整数)
1以上)
スペクトラムアナライザの
各メーターの太さ(ピクセル単位)
1
VerticalReversed TrueFalse True:スペクトラムアナライザの
           バーの動きを上下逆転させる
           (画像の向きは逆転しない)
False
RefChannel 数値(整数)
05-1
スペクトラムアナライザに
表示するチャネル【※】
-1
※スペクトラムアナライザを複数配置する場合の
   表示する特定のチャネルを指定します。
   (再生中のファイルに存在しないチャネルのスペクトラムアナライザは
     そのファイルを再生している間のみ表示されません。)
   -1に指定した場合はすべてのチャネルの中の最大値で表示します。
   RefChannelの値と表示するチャネルの関係は以下のとおり。
RefChannel数値 モノラル ステレオ 5.1ch
RefChannel = -1 表示される 表示される 表示される
RefChannel = 0 表示される 左チャンネル フロントレフト
RefChannel = 1 右チャンネル フロントライト
RefChannel = 2 センター
RefChannel = 3 サブウーファー
RefChannel = 4 バックレフト
RefChannel = 5 バックライト


背景色の設定

  キー名 内容 初期値
* BackgroundColor 色指定 アイテムの背景色(・透明度)の設定【※】 0x00000000
* PushedBackgroundColor 色指定 クリック時の
アイテムの背景色(・透明度)の設定【※】
* MouseOverBackgroundColor 色指定 マウスオーバー時の
アイテムの背景色(・透明度)の設定【※】
※アイテムの表示領域の矩形(長方形)部分全体に設定した色・透明度で塗りつぶされます。
   ImageFileキーで設定されているスペクトラムアナライザ画像のすぐ下に(奥に)背景色が表示されます。
   PushedBackgroundColorMouseOverBackgroundColor
   それぞれクリック時・マウスオーバー時に背景色を変えたいときだけ設定してください。
   キーを省略すると、クリック(マウスオーバー)時もBackgroundColorの色指定のままになります。


アイテムの表示サイズの指定

  キー名 内容 初期値
* Width 数値 アイテムの表示サイズ(幅) ImageFileの画像ファイルの幅
* Height 数値 アイテムの表示サイズ(高さ) ImageFileの画像ファイルの高さ
☆スペクトラムアナライザの場合ImageFileキーは必ず設定されているので
   WidthHeightキーは省略することも可能です。
   キーを省略した場合、WidthHeight
   ImageFileの(スペクトラムアナライザ)画像ファイルの幅・高さになります。


アイテムの表示位置指定

☆通常は『PosXPosYキー両方とも』
   ウィンドウの特定位置(四隅・四辺の中央など)からの相対位置にする場合は
   『TopLeftAnchorキー』が、それぞれ必須キーになります。
   (PosXPosYは省略してもエラーにはなりませんが
     TopLeftAnchorキーが未設定のときにPosXPosYも省略すると
     PosXPosYがどちらも0扱いとなり、アイテムがフェイス左上端に配置されてしまうので
     基本的にはPosXPosYを省略せずに記述するようにしてください。
     なお、OriginItemキー設定時で
     基準アイテムと同じ位置に配置する場合は省略してもかまいません。)
  キー名 内容 初期値
* PosX 数値 アイテムの左上端位置のX座標 0
* PosY 数値 アイテムの左上端位置のY座標 0
OriginItem 基準になるアイテムの
フィールド名【※1】
アイテムの表示位置が
キーの値に指定した
フィールド名のアイテムの表示位置からの
相対位置になる【※2】
* TopLeftAnchor 【※3】 アイテムの表示領域の左上座標を
指定した原点からの相対座標に固定する
【※4】
None
* BottomRightAnchor 【※3】 アイテムの表示領域の右下座標を
指定した原点からの相対座標に固定し、
ウィンドウサイズの大きさに応じて
表示サイズを自動調整する【※5】
None
Priority 数値 アイテムの表示の優先度 0
※1 iniファイル(定義ファイル)内で、
     このキーを記述するフィールドの前に記述されているフィールド名のみが対象。
     (このキーを記述するフィールドの後にあるフィールド名や
       iniファイル内に存在しないフィールド名はエラーになります。)
※2 OriginItemキーを記述した場合、
     アイテムの左上端位置のX座標は、
     「OriginItemで指定したアイテムのPosX+このアイテムのPosX」に、
     Y座標は「OriginItemで指定したアイテムのPosY+このアイテムのPosY」になります。
     PosXPosYキーの数値にマイナスの数値を指定することで、
     OriginItemで指定したアイテムよりも上や左に配置することもできます。
     PosXPosYキーの数値がどちらも0の場合(または、キーを省略した場合)は
     OriginItemで指定したアイテムと同じ位置に配置されます。
※3 〔原点〕, 〔相対X座標〕, 〔相対Y座標〕の3つを半角スペースとカンマで区切って指定します。
     原点はTopLeft(左上端)・TopCenter(上端中央)・TopRight(右上端)・
    CenterLeft(左端中央)・Center(中央)・CenterRight(右端中央)・
    BottomLeft(左下端)・BottomCenter(下端中央)・BottomRight(右下端)・
    None(自動補正を行わない)のうちどれか1つ。
     相対X座標と相対Y座標はピクセル単位だけでなく、
     ウィンドウの幅や高さに対する割合でも設定が可能です。
     割合で指定する場合は数値の後に半角で%を記述してください。
     (%表記の場合、10.0%というふうに小数表記も可能です)
※4 このキーはPosXPosYキーの代わりに設定します。
     また、OriginItemキーの設定は無視されます。
※5 このキーはTopLeftAnchorキーとともに設定します。
     アイテムの表示サイズはウィンドウサイズに応じて自動的に調整されますが、
     初期サイズとしてのWidthHeightキーは設定しておいてください。
     なお、アイテムの表示サイズにあわせて
     スペクトラムアナライザ自体の表示(描画)サイズも変更したい場合は
     TilingMethod = Scaling
     TilingMethod = KeepAspectScalingをあわせて指定し「拡大縮小表示」にしてください。
     (ただし拡大縮小表示にすると、表示されているスペクトラムアナライザ画像自体を引き伸ばすので
       画像本来のサイズ以外の表示サイズになっているときは多少ぼやけた感じの表示になります。)


画像ファイルの配置設定

TilingMethodキーを使用する場合は拡大縮小表示のみ使用してください。
   繰り返し表示の設定は非推奨です。
   (繰り返し表示した場合は
     同じ表示内容のスペクトラムアナライザが複数繰り返し表示されます。)
  キー名 内容 初期値
Align 【※1】 アイテムの表示領域内での画像ファイルの表示位置 TopLeft
TilingMethod 【※2】 画像ファイルの表示方法(繰り返し・拡大縮小) None
※1 TopLeft(左上端)・TopCenter(上端中央)・TopRight(右上端)・
     CenterLeft(左端中央)・Center(中央)・CenterRight(右端中央)・
     BottomLeft(左下端)・BottomCenter(下端中央)・BottomRight(右下端)のうち
     どれか1つ
※2 Both(縦横に繰り返し)・Horizontal(横方向に繰り返し)・Vertical(縦方向に繰り返し)・
     Scaling(表示サイズにあわせて拡大縮小表示)・
     KeepAspectScaling(縦横比を保ったまま拡大縮小表示)・
     None(繰り返しや拡大縮小を行わない)のうちどれか1つ


マウスオーバー/クリックへの反応の設定

  キー名 内容 初期値
* TipHint 文字列 マウスカーソルがアイテムの表示位置に
一定時間置かれたときに表示されるチップヒントの内容
* Enable TrueFalse True:クリックに反応するようになる
          Commandキーが設定されている
           アイテムの場合、
           クリック時にそのコマンドが実行される
False
LinkedItem 他のアイテムの
フィールド名【※1】
アイテムをクリック/マウスオーバーすると
値に指定したフィールド名のアイテムも
同時にクリック/マウスオーバーする
AlphaThreshold 数値(整数)
0255
〔指定した数値〕より大きいα値を持つピクセルに
当たり判定を持たせる【※2】
0
DisableRegion TrueFalse True:表示画像の中で
           完全に透けている部分のある画像でも
           アイテムの表示領域全体に
           当たり判定を持たせる
False:表示画像の中で完全に透けている部分には
            当たり判定を持たせない【※2】
False
MouseCursor 【※3】 マウスオーバー/クリック時の
マウスカーソルの指定
Auto
※1 複数のアイテムを同時に連動させることも可能。(半角スペース・カンマで区切って指定する)
※2 AlphaThresholdキーで当たり判定を制御する場合は
     DisableRegionキーは省略するかFalseを指定してください。
※3 マウスカーソルに使用する*.curのカーソルファイル名か、
     以下の値のうちどれか1つ
     AutoNormalFinger
     TopLeftResizerTopRightResizerBottomLeftResizerBottomRightResizer
     ArrowIBeamWaitCrossUpArrowSize
     SizeNWSESizeNESWSizeWESizeNSNoHandAppStartingHelp
     設定可能なマウスカーソルの一覧はこちら。


アイテムの初期表示状態の設定

  キー名 内容 初期値
* IsHided TrueFalse True:初期状態でアイテムを非表示にする【※】 False
HideItemコマンドで非表示にしたのと同じ状態です。
   後からShowItemSwitchShowItemコマンドで表示させることはできます。


アイテムの透明度・表示範囲の設定

☆背景色指定の透明度や画像ファイル自体の透明情報を編集すれば
   ConstAlphaAlphaChannelFileキーを使用しなくても
   アイテムの表示透明度や表示範囲を制御することは可能です。
  キー名 内容 初期値
* ConstAlpha 数値(整数)
0255-1
アイテムの定数α(不透明度)を指定【※1】 -1
AlphaChannelFile 画像ファイル名 αチャネル生成元として使用する
画像ファイル【※2】
※1 「0」で完全透明、
     「255」で不透明(背景色や画像ファイル自体が半透明なら、その透明度のまま)になります。
     ただし、不透明扱いにするのならキーを省略(-1に設定)するほうが高速に描画されるので
     このキーで透明度を調整する必要が無い場合は、キーを省略してください。
     なお、背景色指定の透明度や画像ファイル自体の透明情報が設定されている場合
     ConstAlphaキーの設定が乗算されます。
※2 このキーで指定された画像ファイルをグレイスケール化した後、
     画像の「白い部分は不透明」・「黒い部分は透明」としてみなされ
     その透明・不透明の部分にあわせた形/範囲でアイテムが表示されます。
     (灰色部分は半透明、白っぽい灰色は不透明に近くなる・黒っぽい灰色は透明に近くなる)


アイテムの表示エリアの差分描画の設定

  キー名 内容 初期値
DisablePartialUpdate TrueFalse True:差分描画が行われなくなる False


コマンドの設定

  キー名 内容 初期値
* Command コマンド名 クリック時に実行するコマンド名
* CommandParamType 【※1】 コマンドのパラメータの種類
(パラメータが必要なコマンドのみ)
* CommandParam 【※2】 コマンドのパラメータの内容
(パラメータが必要なコマンドのみ)
CommandTargetWindow ウィンドウ名【※3】 コマンドを実行する対象のウィンドウ
(別のウィンドウに対して実行する場合のみ。
省略した場合は
Commandキーを記述したウィンドウ自身が
対象になる)
CommandTargetPlugin プラグイン名 コマンドを実行する対象のプラグイン名
(プラグインに対して実行する場合のみ)
* CommandCount 数値 実行するコマンドの数
(複数のコマンドを設定する場合のみ【※4】)
UseAsyncCommand TrueFalse True:コマンドを非同期実行するようにする False
※1 IntStringDoubleBoolRandomIntRandomString のうちどれか1つ
     (コマンドによって使用できる種類が異なる)
※2 文字列や数値など、コマンドによって異なる
※3 CreateSubFaceToggleSubFaceコマンドで開くときにパラメータで指定した「ウィンドウ名」。
     サブウィンドウに記述したコマンドで、メインウィンドウを対象とする場合は
     「uLilith::MainWindow」と指定する。
※4 1つのアイテムに複数のコマンドを設定する場合、
     CommandCountキーを設定した上で
     CommandCommandParamTypeCommandParam
     CommandTargetWindowCommandTargetPluginの全てのキーの末尾に
     (スペースは入れずに)連番をつける必要があります。
     例:「Command2」「CommandParamType2」など
     コマンドはキー末尾につけた連番の番号の順に実行されます。
最終更新:2013年02月18日 23:04