アルバムジャケット画像の設定方法

uLilithでアルバムジャケット画像アイテムを作成する場合、
uLilithに添付・プリインストールされているSampleAlbumJacketプラグインを使用します。

[Preference]フィールドでの設定

アルバムジャケット画像アイテムを作成するフェイスの
[Preference]フィールドで、プラグインを使用する設定が必要になります。
[Preference]フィールド内に以下の3行を記述してください。
NeedPluginCount = 1
NeedPlugin1 = SampleAlbumJacket.gpi
NeedPluginAutoEnable1 = True
SampleAlbumJacketプラグイン以外の他のプラグインも同時に使用する場合、
   NeedPluginCountの数を増やした上で、
   NeedPluginNeedPluginAutoEnableの末尾の連番を変えてください。


アイテムのキー設定例

アルバムジャケット画像アイテムのフィールドは以下のように設定します。
[AlbumJacket]
Category = PluginFrameBuffer
Type = StaticItem
PosX = 20
PosY = 20
Width = 50
Height = 50
最低限必要なのはこれだけです。


アルバムジャケット画像アイテムの基本設定

アイテムのフィールド名は[AlbumJacket]にしてください。
CategoryPluginFrameBufferを指定します。
PosXPosYキー(かTopLeftAnchorキー)で表示位置を指定し、
WidthHeightでアイテムの表示サイズを設定するのは他のアイテムと同様です。
これらのキーで設定した位置・サイズでアルバムジャケット画像が表示されます。

なお、フィールド名は[AlbumJacket]でないと表示されないので
アルバムジャケット画像アイテムをひとつのフェイスに複数配置することは不可能です。


その他の設定可能なキーについて

他のアイテムと同じく、Priorityキーで表示優先度を調整することも可能です。
TypeViewTypeActiveTypeキーでアイテムの表示タイミングを設定できます。
Enableキーも設定可能なので、
このAlbumJacketアイテムを操作ボタンとして作ることも可能です。
NormalAlphaPushedAlphaMouseOverAlphaというキーを利用して
通常・クリック・マウスオーバー時の透明度を指定することもできます。
また、Typeキーの指定で「スライダアイテム」や
「リサイズ用のドラッグアイテム」として作成することも可能です。
(スペクトラムアナライザは作成できません。
 アルバムジャケット画像の場合
 基本的にはスライダやリサイズアイテムとして作成することはないとは思いますが、作成自体は可能です。)


アルバムジャケットに使用できる画像について

SampleAlbumJacketで表示できる画像は
再生中のファイルと同じフォルダにある
Folder.jpgFolder.jpegFolder.pngFolder.bmpです。
このファイル名の画像ファイルがない場合は何も表示されません。
また、「Folder.jpgがあるファイル」→「Folder.jpgがないファイル」と
連続で再生した場合、サブウィンドウ内ならサブウィンドウを閉じる、
メインウィンドウ内なら一旦タスクトレイに最小化するなどしてフェイスを表示し直さない限り
前の画像が残ってしまうようです。

画像位置は表示位置の中央で固定され、
表示サイズよりもジャケット画像が大きい場合は自動的に縮小されます。
逆に、表示サイズのほうが大きい場合は
ジャケット画像の元々のサイズそのままで中央に表示されて、拡大はされません。

なお、SampleAlbumJacketプラグインでは
音楽ファイル内に埋め込まれたアルバムジャケット画像の表示はできません。


他のプラグインの利用

SampleAlbumJacketプラグインと似た仕様のジャケット画像表示プラグイン
[AlbumJacket]フィールドを使用してジャケット画像を表示するプラグイン)であれば、
上の説明の「SampleAlbumJacket」をその別のプラグイン名に読み替えて
[Preference]フィールドを設定し、フェイスを作成してください。

フェイスを複数のジャケット画像表示プラグインに対応させる場合、
基本的には使用するプラグインごとにフェイスファイルを分けて
1つずつフェイスを個別に作成し、
それぞれ[Preference]フィールドでプラグインの使用に関するキーを
省略せず設定することをおすすめします。

1つのフェイスで複数のジャケット画像表示プラグインに同時に対応可能にするために、
SampleAlbumJacketプラグインが自動で有効化されてしまうのを防ぎたい場合には
[Preference]フィールドでの設定を省略することになりますが、
その場合は、フェイスのReadMeなどに
『フェイスの切り替え前に、uLilithの設定画面で
 ジャケット画像に必要なプラグインを有効に切り替える必要がある』ことを明記して
事前の手動設定が必要になることを知らせておくようにしてください。
最終更新:2012年03月08日 13:32