[Preference]フィールドについて(3)

[Preference]フィールドで設定できるキー一覧その3です。
ここではウィンドウのサイズ変更やサブウィンドウに関するキーを説明します。

ウィンドウのサイズ変更に関するキー

  • MinWidthキー・MinHeightキー
それぞれフェイスサイズの最小の幅・高さを指定します。
Type = WindowResizerのアイテムによりサイズ変更をしても
このキーで指定した数値より小さいサイズにはなりません。
キーを省略した場合は両方とも1になり、
WindowResizerアイテムをドラッグすると1*1pxまで小さくすることができますが、
各アイテムが表示領域を確保できずにエラーになってしまうので
通常の場合、CanvasWidthCanvasHeightと同じ値など、
各アイテムが問題なく表示できる最小のサイズを指定してください。

  • MaxWidthキー・MaxHeightキー
それぞれフェイスサイズの最大の幅・高さを指定します。
Type = WindowResizerのアイテムによりサイズ変更をしても
このキーで指定した数値より大きいサイズにはなりません。
キーを省略した場合はWindowResizerアイテムをドラッグすると
フェイスサイズを無制限に大きくすることができます。
ウィンドウの幅か高さ、どちらかをサイズ変更させたくない場合は
変更したくない方のキーをCanvasWidthCanvasHeightと同じ値に指定してください。

  • InflateUnitXキー・InflateUnitYキー
それぞれ、Type = WindowResizerのアイテムによりサイズ変更をしたときの
フェイスサイズの幅・高さの最小単位
(ドラッグした際に何pxずつ変更するか)を指定します。
例えばInflateUnitXキーを10に指定した状態で
WindowResizerアイテムを左右にドラッグしていくと10pxずつサイズが変わります。
枠の画像をTilingMethodキーで繰り返し表示している場合など、
一定の間隔でウィンドウサイズを変更させたい場合にこれらのキーを指定します。
キーを省略した場合は「1」が指定された扱いになります。
なお、ウィンドウサイズの幅・高さは
MinWidthの数値)+(InflateUnitXの数値の倍数)=幅
MinHeightの数値)+(InflateUnitYの数値の倍数)=高さ
で決定されます。

※これらの6つのキーは、
   WindowResizerアイテムでウィンドウサイズを変更しないフェイスでは指定する必要はありません。
   コマンドによるサイズ変更ではこれらのキーの設定は無視されます。



サブウィンドウに関するキー

  • SaveWindowPointキー
AllowFaceStateSaveキーでフェイス状態の保存を有効にしているときに、
デスクトップ上でのウィンドウの表示位置もあわせて保存するかどうかを決定するキーです。
このキーはサブウィンドウの定義ファイル内に記述します。
このキーが有効になっていると、
サブウィンドウの定義ファイルのFaceStateファイルに
DeleteSubFaceToggleSubFaceコマンドで閉じたときのウィンドウの表示位置が保存され、
次にCreateSubFaceToggleSubFaceコマンドでサブウィンドウを表示したとき、
これらのコマンドのパラメータで指定されている表示位置を無視して
前にサブウィンドウを閉じたときのウィンドウの表示位置に
サブウィンドウが表示されるようになります。
このキーを有効にするにはAllowFaceStateSaveキーもTrueである必要があります。

※『サブウィンドウの定義ファイル』の[Preference]フィールドに
   以下のように2つのキーをTrueで記述することで機能します。
AllowFaceStateSave = True
SaveWindowPoint = True

メインウィンドウは標準で表示位置が保存されているので、
このキーを指定する必要はありません。
最終更新:2011年12月20日 23:51