[Preference]フィールドについて(2)

[Preference]フィールドで設定できるキー一覧その2です。
ここではコマンドに関連したキーを2つ説明します。

  • InitCommandCountキー
フェイスを読み込んだ直後に実行するコマンドの数を指定します。
このキーと共に実行したいコマンドを[Preference]フィールドに記述すると、
そのコマンドをフェイス表示時に実行します。
使い方はCommandCountキーと同じで、実行するコマンドの数を記述した上で
InitCommandCountキーと共に実行したいコマンドの
CommandCommandParamTypeCommandParamを連番つきで記述してください。
1つだけコマンドを実行したい場合はInitCommandCount = 1とし、
コマンドは1つであっても、Command1CommandParamType1CommandParam1
コマンドのキーの末尾に1をつけてください。
記述例:起動時に「最前面に表示」を有効にする場合
InitCommandCount = 1
Command1 = TopMost
CommandParamType1 = Bool
CommandParam1 = On

  • AllowFaceStateSaveキー
通常はコマンドでアイテムの表示状態や設定を変更しても、
一度フェイスを消して(タスクトレイに最小化・他のフェイスに変更する・uLilithを終了)から、
再表示(タスクトレイへの最小化から元に戻す・他のフェイスから戻す・uLilithを起動)すると
表示状態や設定は定義ファイルに記述されている初期状態に戻りますが、
このキーをTrueに設定すると、フェイス内の各アイテムの
PosXPosYWidthHeightキーの表示位置・サイズ、背景色設定、
ShowItemHideItemSwitchShowItemコマンドで変更したアイテムの表示状態、
画像アイテムなら使用する画像ファイルの設定、文字列アイテムならフォント設定、
プレイリストの設定など、フェイス全体の設定『フェイス状態』を
フェイス表示を消したときに保存することができます。
フェイスの状態を保存しておくには、uLilith本体の設定の「表示→フェイス」の、
「フェイスの状態保存を有効にする(対応フェイスのみ)」のチェックも有効にしておく必要があります。

保存された設定はuLilithの設定フォルダ内の「FaceState」フォルダの中の
iniファイル名と同じ名前で始まる*.FaceStateファイルに書き込まれ、
次にその設定保存したフェイスを表示したときに設定を読み込みます。

基本的にはこのキーは設定する必要はありませんが、
ShowItemHideItemSwitchShowItemコマンドで各アイテムの表示状態を変更したり、
ModifyItemModifyPlayListModifyCommandContainerコマンドで
各アイテムの設定を変更し、次回のフェイス表示も同じ設定で表示したい場合は
このキーをTrueにすると変更した設定を次回のフェイス表示時に引き継ぐことができます。

Falseに設定した場合・キーを省略した場合はフェイス状態の保存は行われません。

なお、同じフォルダの同じ定義ファイル(iniファイル)であれば、
対応するFaceStateファイルが設定フォルダに残っている限り、
FaceStateファイル内の設定で各アイテムが表示されます。
そのため、フェイス作成中やフェイスを新しいバージョンに更新したときなど
フェイスのiniファイルの内容を修正し、ファイルを書き換えたときは
FaceStateが残ったままだとフェイスアイテム表示がおかしくなってしまうので
必ず設定フォルダ内のFaceStateファイルを削除してください。

また、ReloadFaceコマンドを
CommandParamType = BoolCommandParam = Falseで実行すれば
FaceStateファイルを無効にした状態でフェイスの再読み込みをすることができます。
(「ショートカットキーの設定方法」のページで設定した再読み込みのコマンドが
  このReloadFaceコマンドです。)
最終更新:2012年12月26日 04:15