[Preference]フィールドについて(1)

このページでは[Preference]フィールドに最低限必要なものを説明していきます。
キー名の後に(必須)と書かれているキーは必ず記述してください。

  • Signatureキー(必須)
iniファイルがuLilithのフェイス定義ファイルであることを示すキーです。
「uLilith Face File」と指定し、必ず記述してください。
記述例:
Signature = "uLilith Face File"

  • FaceNameキー
フェイスセレクタ(フェイスの選択ウィンドウ)で表示されるフェイス名を指定します。
省略するとiniファイルのファイル名がフェイスセレクタに表示されます。
記述例:
FaceName = "test face"

  • DefaultMessageキー
タイトル文字列(Type = TitleStringで表示される文字列 ※)の部分で、
「uLilithを起動した直後」や
「ファイル停止状態でフェイスを変更した直後・タスクトレイへの最小化から元に戻したとき」など、
フェイスを表示した直後でファイルも読み込まれていない(停止している)ときに
タイトル文字列部分に表示する文字列を指定します。
記述例:
DefaultMessage = "Sound Player Lilith for Unicode OSs"
※uLilith本体の設定、「表示→フェイス→タイトル文字列の書式設定」で設定する
曲名・アーティスト名・アルバム名などをまとめて表示する文字列です。

  • NeedVersionキー(必須)
フェイス表示に使用したuLilithのバージョンの日付を記入します。
本体の設定にある、
バージョン:1.0 pre-Beta.4(2011/11/27)
の()内の日付をそのまま入力してください。
このキーを設定することにより、
フェイス表示確認したバージョンよりも古いuLilithで起動された場合に確認画面を表示し、
古いバージョンでは未対応の機能・キーなどがフェイス内に使用されている場合など、
「使用中のバージョンでは正しい表示が出来ない可能性があり、
フェイスの使用には新しいバージョンのuLilithが必要である」ことを知らせることができます。
なお、このキーを省略してしまうとフェイスの起動時に
下記のようなバージョン確認ウィンドウが表示されてしまいます。
記述例:
NeedVersion = 2011/11/27

  • ThumbnailImageキー
フェイスセレクタで表示されるフェイスのサムネイル画像を指定します。
サムネイル画像に使用するファイル名を指定してください。
サムネイル画像は、幅200*高さ150ピクセルの画像を使用してください。
このサイズに合わない画像は自動的に200*150ピクセルに引き伸ばされて表示されます。
なお、このキーが省略された場合は、
PreviewImageキーで何か画像が指定されている場合はPreviewImageの画像を
200*150ピクセルに合わせたサイズに縦横比を保って拡大縮小された画像になり、
PreviewImageキーも省略されている場合は「No Image」のデフォルトのサムネイル画像になります。
記述例:
ThumbnailImage = thumbnail.png

  • PreviewImageキー
フェイスセレクタで表示されるフェイスのプレビュー画像を指定します。
プレビュー画像に使用するファイル名を指定してください。
(フェイスのサムネイルをクリックして、下の「プレビュー」ボタンか
 右クリックして「プレビューを表示」で表示される画像です)
画像サイズは自由ですが、サイズ・ファイル容量が大きすぎるものはお薦めしません。
このキーが省略された場合、「プレビュー」ボタンを押しても画像は表示されません。
記述例:
PreviewImage = preview.png

  • DocumentFileキー
フェイスの説明書ドキュメントを指定します。
ドキュメントに使用するファイル名を指定してください。
(フェイスのサムネイルを右クリックして「ドキュメントを表示」で表示されるファイルです)
このキーが省略された場合、「ドキュメントを表示」を選択すると
iniファイルと同じフォルダに「ReadMe.txt」ファイルがあればそれを表示します。
「ReadMe.txt」ファイルが無い場合は何も表示されません。
記述例:
DocumentFile = ReadMe.txt

  • CanvasWidthキー・CanvasHeightキー(必須)
それぞれ、キャンバスサイズ(フェイスの描画可能領域のサイズ)を指定します。
CanvasWidthキーが幅、CanvasHeightキーが高さを指定します。
BackImageカテゴリのアイテムがある場合は省略してもかまいません。
その場合、BackImageカテゴリのアイテムの画像ファイルの幅・高さがキャンバスサイズになります。
BackImageカテゴリのアイテムを利用していない状態で
これらのキーが省略された場合、特にエラー表示は出ませんが
「フェイスは読み込まれたはずなのに何も表示されない」状態になってしまいます。
BackImageカテゴリのアイテムがない場合は必ずこれらのキーを記述してください。
なお、CanvasWidthCanvasHeightキーとBackImageのアイテムが両方ある場合は
CanvasWidthCanvasHeightキーの設定が優先されます。
記述例:
CanvasWidth = 300
CanvasHeight = 200


実際のフェイス作成では、以下の記述例のように
これらのキーを[Preference]フィールドの中にまとめて記入していきます。
[Preference]
Signature = "uLilith Face File"
FaceName = "test face"
DefaultMessage = "Sound Player Lilith for Unicode OSs"
NeedVersion = 2011/11/27
ThumbnailImage = thumbnail.png
PreviewImage = preview.png
DocumentFile = ReadMe.txt
CanvasWidth = 300
CanvasHeight = 200

[Preference]フィールドで設定可能なキーは他にもありますが、
最初は上記のキーさえ設定してあれば問題ないと思います。


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最終更新:2012年05月03日 11:04