uLilithフェイスに関する用語

ここでは、uLilithフェイスに関する用語について説明します。

フェイス定義ファイル

フェイスの内容を書き込んだiniファイルのことです。


アイテム

フェイスを構成する背景画像や操作スイッチ・バー・文字表示など
1つ1つの要素を示す言葉です。
基本的に1つのアイテムは1つのフィールドで内容を決めていくことになります。


フィールド

iniファイルの中で、アイテムの内容について書かれた部分が『フィールド』です。
[ ]で囲まれた行」から「次の[ ]で囲まれた行の1つ前の行」
までがひとかたまりになります。
[Base]
Category = BackImage
ImageFile = face_bg.png


[Button1]
Category = DynamicImage
Type = StaticItem
ImageFile = ButtonA-1.png
PosX = 10
PosY = 30
Enable = True
DisableRegion = True
Command = Play
TipHint = "再生"
上の例では、青文字の部分が[Base]フィールド、赤文字の部分が[Button1]フィールドになります。
フィールドの[ ]で囲まれた部分がアイテムを指す名前になります。
※例えば、「button1アイテムを表示(非表示)する」という場合、
[button1]フィールドで作られたアイテムを表示(非表示)する」ということを意味しています。
このフィールドの中にキーを書き込むことによって、
アイテムの細かい設定を決めることになります。


キー

iniファイル内の各フィールドの中で、
【キー名】 = 【値】
という形で、半角の等号で区切られた行がこれにあたります。
例:
Category = DynamicImage
アイテムのカテゴリやタイプ(画像・文字等の区別/アイテムの内容)や
位置、表示タイミング・クリック時の動作など
アイテムについての細かい設定内容を決めていく要素です。


コマンド

再生・停止など再生操作、プレイリスト内の曲の追加・削除などのリスト編集、
サブウィンドウの開閉やアイテムの表示/非表示、uLilithの最小化・終了など、
uLilithにおける色々な動作を指示するものが「コマンド」です。
コマンドの内容はCommandキーで指定します。
(後述の「パラメータ」が必要なコマンドもあります)
基本的にはコマンドを指定するキーを記述したアイテムをクリックすることで
キーで指定した1つのコマンドが動作しますが、
特定のキーを組み合わせることによって
1回のクリックで複数のコマンドを連続で動作させたり、
起動(フェイス切り替え)時に自動的に動作するようにすることもできます。


パラメータ

「再生する」「uLilithを終了する」といった動作の指定だけで実行できるコマンド以外の、
具体的な動作内容が必要なコマンドに必要なものです。
…というとわかりにくいかもしれませんが、
例えるなら「何を(パラメータ)」どうする(コマンド)といった場合の
「何を」の部分で、
  • {500}ミリ秒【再生位置を前に進める】
  • {リピート再生}【再生モードを変更する】
  • {button1}という【アイテムを非表示にする】
【~~】部分がコマンド、{~~}部分がパラメータにあたります。
パラメータは「種類(数字/文字など)」と「内容」の両方を指示する必要があります。
パラメータの種類はCommandParamTypeキー、
パラメータの内容はCommandParamキーでそれぞれ指定します。


カテゴリ

アイテムの概要、つまりそのアイテムが何をつくっているかを示すものです。
Categoryキーで指定します。
各フィールドには必ずどれか1つのカテゴリを指定する必要があります。([Preference]以外)
カテゴリは以下の11種類があります。
詳しい内容は後のページで説明します。
DynamicImageStaticImageBackImage
DynamicStringStaticString
PlayList
PluginFrameBufferPluginEffectArea
ParametersContainerCommandContainer


コメント

ini内でフェイス内容として認識されない部分です。
一般的なiniファイルと同じく、
;(半角セミコロン)を使用し、
行頭に;を書いた行全体がコメントになります。
iniファイル内にメモ書きやちょっとした説明など
フェイス定義以外の内容をを記入する場合はコメントにして下さい。
また、フェイス内容(フィールド・キー)の行であっても
作成中・動作テスト中などでフェイス内容として認識させたくない部分には
;を行頭に挿入してコメントにしてください。


プラグイン

アニメーション表示やジャケット画像の表示など、
uLilith本体の機能にはない特殊な機能を実現するための補助プログラムです。


キャンバスサイズ

フェイスの描画可能領域、つまりフェイスが表示される縦横サイズです。
[Preference]フィールド内のCanvasWidthキー・CanvasHeightキーか、
BackImageカテゴリのアイテムの画像サイズで指定されます。
(両方とも設定・配置している場合はCanvasWidthキー・CanvasHeightキーの設定が優先されます)


ドッキングプレイリスト

右クリックメニューで表示するデフォルトのプレイリストウィンドウとは別の
フェイス上に表示するプレイリスト部分のことです。
フェイス側の設定で文字・背景色や表示フォントなどを変更することができます。
Playlistカテゴリのアイテムを配置することによってフェイス内に表示します。
ドッキングプレイリストを表示している間は
右クリックメニューではプレイリストウィンドウを開くことができなくなります。


仕様書

uLilithをインストールしたフォルダ内の、Docフォルダに入っている
「フェイス定義仕様書.txt」
「フェイスコマンド仕様書.txt」
のことです。
フェイス定義仕様書にはiniファイル内に記述する各キーの説明が、
フェイスコマンド仕様書にはコマンドに関しての説明が書かれています。
最終更新:2012年12月22日 16:56