Optimizing Budget Allocation Among Channels and Influencers

Optimizing Budget Allocation Among Channels and Influencers

  • Noga Alon, Iftah Gamzu, Moshe Tennenholtz
  • WWW 2012

概要

  • 最適予算配分問題の定式化
  • 二部グラフ的な広告マーケティングを広告媒体視点と顧客視点のそれぞれでモデル化
  • ポイント
    1. 予算の配分という概念,今までは頂点を選ぶだけだった
    2. 影響の伝播は扱わない,予算の配分が主眼だから
  • hardnessを解析

影響モデル

  • G=(S,T,E)
    • Sはソース,Tはターゲット,Eは辺集合
  • c_s (s∈S): 整数容量
  • B: 予算
  • 各ソースsに0以上c_s以下の整数予算b_sを割り当てる
  • ただし,Σb_s≦B

Source-side influence model

  • 各ソースsは確率ベクトルp^s=<p_1,…p_c_s>を持つ
    • sは繋がっているターゲットを独立に高々b_s回活性化させようとする
    • p_kは(どっかのターゲット)k回目で活性化に成功する確率
  • sがtを活性化する確率はΠ_{1≦i≦b_s}(1-p_i)
  • tが活性化する確率は
  • $$ 1 - \prod_{s \in \Gamma(t)} \prod_{i=1}^{b_s}(1-p_i^s) $$
  • <1,*,…,*>とかすると最大被覆になる

Target-side influence model

  • 各ターゲットtは確率ベクトルp^t=<p_1,…,p_B>を持つ
  • B_t = Σ_{s∈Γ(t)}b_s
    • sに割り当てられた予算をターゲットに渡して積算した感じ
  • tが活性化する確率は
  • $$ 1 - \prod_{i=1}^{B_t}(1-p_i^t) $$
    • B_tの関数
  • 確率ベクトルに対する制約は何もなし
  • 推定は…頑張れ

結果

Source-side influence model

  • 多項式時間の1-1/e近似アルゴリズム
  • 1-1/eより良くするのは難しい

アルゴリズム

  • L≧3について
  • 高々Lソース選び,可能な予算の割当を全部試す
  • 高々|S|^L*B^L通り
  • これを全列挙してから,残りのソースに予算を貪欲に配分
    • ゲインは定義してるけど長いの省略
  • Q. 遅すぎだろ!?
  • A. ふふふ
    • 空の状態から貪欲 + |S|個に全予算
      • |S|+1通り
    • 0.316近似

Target-side influence model

  • もっとヤバイ
  • maximum edge bicliqueとdense k-subgraphの拡張に相当する
  • 激やば
  • Ω(1/B^ε)の近似がすでに困難
    • 3-SATに関する予想の仮定のもとで
  • 解析なげえ

まとめ

  • この内容でWWWのAdvertising on the Webに通るってのがすごい
    • 物凄く理論的,実験もない
  • モデリングは素直だし,ソース・ターゲット両方についてなのが面白い
  • 理論的解析部分はちゃんと読まないとなあ
  • ICML 2014のは確率ベクトルが単調減少なのだな
  • あんまこっちはsubmodularしてない?

WWW 最適予算配分問題

2014-03-29 16:36:32 (Sat)

最終更新:2014年03月29日 16:36