盗聴器発見の業務において未知の周波数帯にある微弱な電波(盗聴電波)の探査には、感度とその特性(高周波帯まで均一で感度の良い)の優れた受信機(高性能な固定受信機)と出来るだけ測定場所(測定地点)に移動させるために小型、軽量なスペアナが必要とされております。更には盗聴器の様な微弱な電波の探査には携帯スペアナに加えてプリアンプを付け加える必要性も発生して参ります。

無線にあまり詳しくない一部の業者(探偵)では、スペアナさえあればそれで万能と言わんばかりの大きな固定型スペアナをHPに掲載されておられます。果たしてこの大きなスペアナは現実的に盗聴器発見の有力な調査機材に成り得るものなのか?

弊社の社内で実験的に実際に盗聴器の電波を隣の部屋に設置後、スペアナをプリアンプを通さずに直接操作して見たところ、隣の部屋に設置された、直線距離にしてわずか5m程度の距離に存在する盗聴器の電波すら計測できませんでした。(弊社所有の携帯スペアナU3661を使用)

古い大型のスペアナは大変立派な作りをしています。それを見ただけで大概の素人であるお客様を納得させるだけの風格が有ります。しかしこの大きさ故の欠点も存在します。それは部屋から部屋への移動、車両調査時にその場所へスペアナを持ち出す事が困難であるという点です。

結論的にスペアナは携帯型であり、尚且つ、プリアンプの併用さらには対応周波数が出来る限り高いスペアナが最も理想的なスペアナと言えます。

    

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最終更新:2019年06月12日 19:43