小学校試験旧2次実技(参考)

以下はR1までの内容です。
R2以降は実施されません。
記録として残しているだけです。


実技試験は、音楽、図画工作、体育より2教科を選択します。
合格ラインはあくまで、2教科を合わせて満点の6割です。
したがって、片方が100点をとれば、もう1教科は20点でも合格です。
なお、中高の音楽、美術、工芸、保健体育の免許を持っていると、当該科目が免除となりますが、所有免許は多くの場合得意科目ですので、あえて免除せずに、「2教科を合わせて満点の6割」を狙う方が効果的かもしれません。

そのため、得意科目を選択するのが第1案ですが、
悩む方は、以下を提案します。
ピアノができる
 →運動得意→体育&音楽
 →運動苦手→図工&音楽
ピアノができない→図工&体育

ただし、音楽は歌唱指導の実技試験と考えられ、ピアノは簡易伴奏でも可となっており、左手1音、右手和音という超簡単伴奏(ペダルなし)でも6割~8割とられている方はいます。ピアノもできないし、運動も全くだめという方は、図工&音楽を選択し、超簡単伴奏で、歌をがんばるという方が可能性があります。

それぞれの出題状況の詳細を以下に示します。
なお、1次試験結果通知時(9月下旬)に示される2次試験内容は、平成14年度のみ公表されていました。
図画工作のテーマと、体育の具体内容は2次試験の当日にしかわかりません。

【実技(音楽)】
歌唱共通教材から出題されているので、わかりやすいですが、歌唱指導の実技試験です。それを忘れてしまうと、十何年ピアノをやっている方でも6割を切る可能性があります。
年度 課題曲 歌詞 備考
H12 春がきた 小学校歌唱共通教材2年
H13 おぼろ月夜 小学校歌唱共通教材6年
H14 われは海の子 1番(第1節)と2番(第2節) 小学校歌唱共通教材6年
H15 冬げしき 1番 小学校歌唱共通教材5年
H16 もみじ 1番 小学校歌唱共通教材4年
H17 ふるさと 小学校歌唱共通教材6年
H18 おぼろ月夜 小学校歌唱共通教材6年
H19 冬げしき 小学校歌唱共通教材5年
H20 われは海の子 小学校歌唱共通教材6年
H21 ふるさと 小学校歌唱共通教材6年
H22 おぼろ月夜 小学校歌唱共通教材6年
H23 スキーの歌 1番 小学校歌唱共通教材5年
H24 もみじ 1番 小学校歌唱共通教材4年
H25 春の小川 1番 小学校歌唱共通教材3年
H26 とんび 第1節(1番) 小学校歌唱共通教材4年
H27 スキーの歌 1番(第1節) 小学校歌唱共通教材5年
H28 冬げしき 1番(第1節) 小学校歌唱共通教材5年
H29 ふじ山 1番 小学校歌唱共通教材3年
H30 こいのぼり 小学校歌唱共通教材5年
R1 おぼろ月夜 小学校歌唱共通教材6年、台風により中止&免除
※1次試験の結果通知時に課題曲発表
※両手でピアノ伴奏(簡単伴奏可)しながら、歌詞を歌う
※楽譜は受験生が用意(速度、表現、調、前奏の有り無し、ペダルの有り無しは自身で設定可)
※楽譜を見ながらの演奏可
※近年、事前練習なし
※注意事項に「前奏を適宜つけること」の記載あり(R1)


【実技(図画工作)】
図画工作の指導の際、児童の手本となれるかが問われます。デッサンの精緻さや陰影等基本を確実に押さえることが必要と思われます。
年度 課題 テーマ 備考
H12 ポスター 校内美化
H13 鉛筆淡彩画 手のひらに卵
H14 水彩による絵画制作 詩「私の耳は貝の殻、海のひびきをなつかしむ」からの連想
H15 紙による平面構成 タングラムを作成し、人物・動物を各2つ表現(要タイトル) はさみ、のり、30cm定規、三角定規
H16 鉛筆淡彩画 自画像
H17 ポスター 環境問題
H18 鉛筆淡彩画 紙の形を変え<折る・丸める等>、それを手にしたところ
H19 鉛筆淡彩画 形を変えた紙<折り目2ヶ所、曲面ある立体>と、テニスボール
H20 鉛筆淡彩画 紙コップを手にしたところ
H21 鉛筆淡彩画 クリップでとめたクリアファイル<ひねって曲面残す>+松ぼっくり
H22 鉛筆淡彩画 喜怒哀楽から一つ選び自画像
H23 鉛筆淡彩画 電球を手に持ったところ
H24 鉛筆淡彩画 透明な名札ケース(青い紐付き)を持った手
H25 鉛筆淡彩画 軍手と紙皿 不透明水彩可
H26 鉛筆淡彩画 鉛筆を持った手 不透明水彩可
H27 鉛筆デッサン 白い紙の上の卵(想定描写) 1時間
H28 鉛筆による素描 銀色折り紙の上の紙コップ 1時間
H29 鉛筆による素描 各自が紙で創作した「うねり」 90分、100字×2問の記述あり
H30 鉛筆による素描 紙コップから「何か」が出ているところ(主題を決めて) 90分、100字×2問の記述あり
R1 鉛筆描画 - 台風により中止&免除
※1次試験の結果通知時に課題発表
※2次試験開始時にテーマ、作成時間発表
※作成時間はH26までは2時間、H27,H28は1時間、H29は90分
※デッサンは、鉛筆(2H,HB,2Bのみ)と普通の消しゴムのみの最低限の用具でも6割獲得可
※H29は、創作した「うねり」の説明と、素描にあたっての気づき等を用紙の裏に記述
※H30は、主題の説明と、構成の工夫等を用紙の右側に記述

【実技(体育)】
児童への指導の際の見本となれるかが問われます。小学校体育(運動領域)まるわかりハンドブック等を参照し、指導の際のポイントを押さえることが重要だと思います。
年度 器械運動 陸上運動 ボール運動 表現運動 備考
H12 マット運動 陸上運動 手、足によるボール操作 激しい(1分)
H13 鉄棒運動 陸上運動 手、足によるボール操作 急いでいる(1分)
H14 マット運動 跳躍運動 手、足によるボール操作 伸びる・縮む・回る(1分)
H15 マット運動 陸上運動 手、足によるボール操作 激しい(1分)
H16 逆上がり、前方支持回転、
後方支持回転、前回り下り
陸上運動 手、足によるボール操作 激しい(身近な生活や自然から)(1分)
H17 倒立前転、側転、
伸膝後転、前転
陸上運動 手、足によるボール操作 激しい(身近な生活や自然から)(1分)
H18 マット運動 陸上運動 手、足によるボール操作 激しい(自然や日常生活から)(40秒)
H19 マット運動 陸上運動 手、足によるボール操作 激しい(自然や身のまわりから)(40秒)
H20 鉄棒運動 ハードル走 手、足によるボール操作 動物の動き(昆虫・魚を含む)(40秒)
H21 鉄棒運動 ハードル走 手、足によるボール操作 身近な自然現象(40秒)
H22 マット運動 ハードル走 手、足によるボール操作 身近な題材の特徴をとらえて(40秒)
H23 倒立前転、側転、
伸膝後転
- バスケシュート、
サッカードリブル
- 2領域実施へ
H24 - - バスケシュート、
サッカードリブル
飛び散る(20秒)
H25 倒立前転、側転、
伸膝後転
- バスケシュート、
リフティング
-
H26 - ハードル走 バスケシュート、
サッカードリブル
-
H27 - ハードル走 バスケシュート、
リフティング
-
H28 側転、開脚前転
伸膝後転
- バスケシュート、
サッカードリブル
-
H29 側転、開脚前転、伸膝後転 - バスケシュート -
H30 前転、伸膝後転、側転 - バスケシュート -
R1 (器械体操) - (ボール運動) - 台風により中止&免除
※1次試験の結果通知時に領域発表し、2次試験開始時に具体内容の発表
※H29は、1次結果通知時に「器械運動」「ボール運動」とのみ記載
※陸上運動は、短距離走、ハードル走、跳躍等
※手、足によるボール操作は、バスケシュート、バスケドリブル、ソフトボールスロー、サッカードリブル、リフティング等
※H23&25倒立前転:補助あり
※H26&H27ハードル走:練習2回試技1回(ハードリングとタイム)、30m3台(1台目まで10m、インターバル男7m女6.5m、高さ男女別)
※H26~H30バスケシュート:練習1回試技1回(30秒間のカウント数)、5号球使用(小学生用)
※H27リフティング:練習1回試技2回(足の甲から開始、最大10回)、4号球使用(小学生用)
※H26&H28サッカードリブル:練習1回試技1回(右からジグザグ、間隔約2mコーン4つの往復、タイムとコーン接触減点)、4号球使用(小学生用)

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最終更新:2020年04月23日 12:19