GGR値

準拠: industrialcraft-2_2.0.136-experimental GregTech-Addon4.02h

概要

IC2のCropが持っているパラメータであり、Growth値・Gain値・Resistance値で構成されている。

Resistanceだけ文字数が多いので、本記事群ではResistと略して表記することにしている。

それぞれ、0~31の範囲の整数値をとる。

役割

単体のCropが産出する収穫物の量・Cropの生命力・成長の速さ・交配の容易さなどが変化する。

この値を改良していくことが品種改良の一つの目玉であり(ほかには突然変異の作物を作るなどの目玉がある)、品種改良によってダルくない収穫作業を可能にすることができる。

この値を無視して農地を広げることもできる。作物や農地の立地によってはほとんど改良の余地がないこともあるため、単に耕地面積を増やして収穫量を上げることも一つの手である(ただし収穫作業を自動化できる機構はめったにないため、貴重なプレイヤーの手間を多く使うことになる)。

Growth

作物の成長速度に影響する。成長判定時の成長量に、「3 + (0~6)+ Growth」といった形で直接現れる(TileEntityCrop#calcGrowthRate)。

多くの作物はサイズ2以上かつGrowth24以上で周囲に雑草を生成する(CropCard#isWeed)。この時の状態を本記事群では雑草属性状態と称する。毒を帯びた(サイズが5の)ヴェノミリアのみGrowth8以上で生成しそれ以外はしない。この状態にある作物は、雑草による侵食を受けない。よって、農地をすべてGrowth24以上の作物で固めれば必ずしも雑草対策が必要ではなくなる

左クリック時のボーナス種袋が出やすくなる(TileEntityCrop#pick)。

交配への参加率(base値)に対して16以上で1、30以上で2のボーナスがある

Gain

収穫物の量に、「基本値*1.03^Gain」といった形で直接現れる(TileEntityCrop#harvest)。

24以上で左クリック時のボーナス種袋が出にくく(0.95^(Gain-23)倍)なる(TileEntityCrop#pick)。

Resistance

スプリンティングへの抵抗力が高まる具体的に言うと、(1+Resistance)/40の確率で踏み荒らし判定をブロックすることができる。

左クリック時の最初の種袋が出やすくなる(Tierによって必要Resistanceが決まるような方式)(TileEntityCrop#pick)。

28以上では、27を超えた分が交配への参加率(base値)から引かれる。Growthが15以下でResistanceが31だった場合、base値が0になり交配が起こらなくなる

雑草属性状態の作物は周囲の支柱を雑草で侵食するが、Resistanceが高いとこの可能性を抑えることができる(しかしResistance31であっても可能性が残る)。

逆引きGGR値効果

種袋や成長速度など何もかもいらないから単に面積当たりの収穫量が欲しい

Gainを31に、他は影響しない。

左クリック時の種袋が欲しい

種袋ドロップは、最初の種袋とボーナス種袋に分かれている。

最初の種袋の確率を上げるためにResist31に、ボーナス種袋の確率を上げるためにGain23、Growth31(雑草に注意)に。

成長速度が欲しい

単にGrowthを31にすればいいわけではない

成長速度には環境値(肥沃・保水・通気)の影響が強く、Growth値の改良によって成長速度が上がるのは低Tierか高環境の場合である。

Gain・Resistanceは0が最も早く成長する。

環境値は高いほど早く成長する。

収穫効率(成長速度×収穫量)が欲しい

最適化はかなり難しい。

環境値を最高、Resistanceを0にしたうえで、環境値と相談しながらGrowth・Gain値を上昇させる。

小麦などはGrowth31・Gain31・Resistance0でも場合によっては行ける。

周囲に雑草を生ませたくない

Growthを23以下に抑える(ヴェノミリアのみ特殊)。

環境値が低すぎることによるCropの消滅から雑草が生まれるので、Resistanceを31にすることでも雑草対策になる(雑草への抵抗力も上がる(要検証 TODO))。

逆にGrowthを24以上まで増やすと自分自身は雑草に侵食されなくなる

面積当たりの収穫効率が欲しい

Growthを23以下に抑えたうえで、Gain31、Resistance0、環境値最高にする。

成長速度の最適化が難しいので、多くの作物・環境ではこの限りではない。

効率のいい交配がしたい

Growthが16以上と30以上で交配確率が上昇するが、24以上では雑草を生やせるようになってしまう。環境と相談する必要がある。

Resistanceが28以上では27を超過した分がペナルティとなり、31ではGrowth値を16以上にしなければならない。

WeedEXを常用することは必須。

交配用支柱で増殖を行う場合

左クリックによる種袋ではなく交配用支柱でCropの苗を増やす場合、種袋のドロップ率に関係する影響が意味をなさなくなる。

Growth … 高いほどボーナス種袋が出やすくなるが、低くてもよくなる。ただし高いと交配確率にボーナスがある。
Gain … 24以上でボーナス種袋が出にくくなるが、31にしても全く弊害がなくなる。
Resistance … 雑草や踏み荒らしがない場合、死にステータスとなる。

GGR(0,31,0)では種袋のドロップ期待値が著しく低く左クリックでの増殖はほぼ不可能となるが、この方法だと増やすことができる。

次のような弊害もある。

  • 面倒で雑草の恐怖と常に付き合うことになるが、種袋による増殖を極めるよりも増殖のスピードが早い。
  • GGR値が苗によって異なるので、Applied Energisticsによる種袋のスタックがほぼできなくなる。
  • すべての種袋・苗を解析したい場合、大量のEUを喰う(種袋での増殖なら解析状態が保存された状態で増える)。
  • Growth24以上で雑草耐性をつける場合、交配用支柱に雑草が生える可能性が高くなる(このとき支柱・交配用支柱のみWeedEXも無視する)。

 

最終更新:2014年07月24日 22:55