吉野 彰

【生年月日】

1948年1月30日

【出身地】



【肩書】

旭化成フェロー

【学歴】

1970年 京都大学 工学部 石油化学科 卒業
1972年 京都大学大学院 工学研究科 修士課程 修了

【予想授賞理由】

リチウムイオン二次電池に関する先駆的な研究とその開発に対して。
John B. Goodenough水島 公一らとともに共同受賞の可能性がある。

【受賞歴】

2003年 文部科学大臣賞科学技術功労者
2004年 紫綬褒章
2012年 IEEE Medal for Environmental and Safety Technologies
2013年 グローバルエネルギー賞(ロシア)

【著書】


【主要業績】


【研究内容】

携帯電話、PCなどモバイル製品に必須であるリチウムイオン電池。現在のハイブリッド自動車はいまだニッケル水素電池が主流ですが、ポテンシャルを考えると次世代電気自動車はリチウムイオン電池が中心になっていくでしょう。そんなリチウムイオン二次電池を開発したのが今から30年ほど前、当時オックスフォード大学に所属していたグッドイナフ教授でした。科学的にもう少し正確にいえば、リチウムイオン電池ではなく、「リチウムイオン電池の正極」です。それまでリチウム電池は知られていましたが、その正極としては化学的に反応性の高い金属リチウムであり使い物になりませんでした。ところが1979年にグッドイナフ教授と当時オックスフォード大学に留学していた水島公一氏(現東芝リサーチコンサルティング)が正極としてリチウムコバルト酸化物(Li-XCoO2)が適していることを見出し、特許として報告しました。その後、リチウムマンガン酸化物(LiMn2O4)も正極材料として効率的であることを発見しています。
その後、旭化成の研究員であった、吉野彰氏(現旭化成フェロー)が白川英樹教授(2000年ノーベル化学賞受賞者)が発見したポリアセチレンに注目し、1981年に負極に炭素(ポリアセチレン)、正極にをリチウムコバルト酸化物を用いた現在のリチウム二次電池の基礎となる電池を創成しました。その後、電解質にポリマーを用いる(リチウムポリマー電池)など様々な改良が加えられ現在の実用化にいっています。

【関連書籍】


【その他】


【本人HP】


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最終更新:2013年12月28日 17:24