訳注:これはHow
are files uploaded to Bitcasa? How does the cache
work?をBitcasa社から許諾を得て和訳したものである。
Bitcasa Desktop App (WindowsかMac)を使ってBitcasa Infinite
Driveにファイルをコピーかミラーするとき、内部でいろんなことが行われている。それを説明しよう。
ファイルをアップロードする
- まずファイルがユーザーのコンピューターにあるキャッシュフォルダーにコピーされる。
注意:コピーの進捗を表すダイアログウィンドウが表示されるが、それはBitcasaへのアップロードの進捗を表すものではない。
図1: Macのコピーダイアログウィンドウ
図2: Windowsのコピーダイアログ
- キャッシュ内で、ファイルは暗号化されて小さなブロックのデータの分割される。
- そのブロックがBitcasaに先入先出の順でアップロードされる。
-
アップロードの間、ブロックのそれぞれがサーバーに既に存在しないかチェックする。もしアップロード済みのブロックがあれば、それをスキップして次のブロックをチェックする。これは重複排除(deduplication)と呼ばれる。
図3: メニューバーでアップロードの進捗を示す
ファイルを開く
すばやく表示するために暗号化されたブロックはキャッシュに残っている。
- Desktop Appからファイルを開くと最初にキャッシュをチェックする。
-
ブロックがキャッシュにあったら、ファイルを開くのためにそのキャッシュが用いられて、サーバーからはダウンロードされない。これにより、時間の短縮とネットワークトラフィックの削減になる。
- ブロックがキャッシュになければサーバーからキャッシュにダウンロードされる。
- ブロックが“組み立てられて”ファイルが復号化される。
ファイルはどれくらいの期間キャッシュに残るのか?
ブロックがキャッシュに残る期間の長さは、そのブロックがどれくらい頻繁にアクセスされるかによる。大きなファイルがアップロードされたり大きなファイルが開かれたりするときには、空きを作るために適宜ブロックは追い出される。Bitcasaを最も快適に使えて、ネットワークの負荷も減るように、キャッシュは常にいっぱいになるようにしている。
キャッシュのサイズを変更することはできるのか?
できる。Bitcasaはキャッシュのサイズを自動的に設定するが、ユーザーはいつでも好みのサイズに増やしたり減らしたりできる。キャッシュの使用可能領域の最大値は、選択したローカルドライブの空き領域の50%である。
最終更新:2013年09月17日 23:27