中学一年――3月EX

【中学一年 ―― 3月イベントEX】

京太郎「(まぁ、流石に麻雀漬けつっても多少の休日くらいはある訳んだけどさ)」

京太郎「(でも…大抵はそのオフ飛び石みたいになってるから…身体休めたりするので終わっちゃうんだよなぁ…)」

京太郎「(一応、この前はしずと一緒にまた山登ってたけどさ、うん)」

京太郎「(なんか学生の休みの過ごし方としてはすげー不適当な気がする)」

京太郎「(やっぱここは学生らしく遊ぶべきだろ!金はあるし!!)」

京太郎「(つっても…遊ぶって何するべきなんだろうな…)」

京太郎「(部屋の中で積みゲ崩すのはなにか違う気がするし…うーん…)」

ピンポーン

京太郎「(…あれ?チャイム?)」

京太郎「(…ま、いいや。今日はお袋たちもいるし…)」

京太郎「(適当に出て応対してくれるだろ)」

京太郎「(それより…部屋の中で横になってるのもアレだし…)」

京太郎「(着替えて外出る準備でも…)」ガチャ
































京太郎「…あれ?」パンツイチマイ

玄「……え?」






































京太郎「な…ななななな」

玄「あわわわあああああわわっ!?」カァァ

京太郎「え、ちょ…く、玄ぉぉぉ!?」

玄「ご、ごごごごごめん!わ、私…あの、その…」

玄「おおおおおお出かけ誘おうと思って、ち、チケット…チケットだから…えっと」

京太郎「いや、そ、それは分かったから!分かったから!!」

玄「お、お着替えしてるなんて知らなくて、だ、だから私…わ、わざとじゃないよ!わざとじゃないんだよ!!」

京太郎「分かったからともかく閉めてくれ!!」

玄「あ、う、うん。ごめん!!」パタン

京太郎「……」

玄「……」

京太郎「…なんで内側に入ってるんだよおおお!!!」

玄「あわ、あわわわわわ!?」










京太郎「…で、何か申し開きは?」

玄「ノックしなくてごめんなさい…」シュン

京太郎「他には?」

玄「途中で部屋の中に入っちゃってごめんなさい…」

京太郎「……」

玄「あぅぅ…」シュン

京太郎「…はぁ、ま、良いけどな」

京太郎「今更、玄にパンツ見られたところで別に恥ずかしくも何ともねーし…」プルプル

玄「(あ…き、京太郎君、強がってる…)」

玄「(これは…ちゃんとフォローしてあげないと…!)」

玄「あ、あの…トランクス…可愛かったよ…!」

京太郎「すまん。ちょっと首吊ってくる」

玄「な、なんでぇぇ!?」ガビーン






玄「し、死んじゃダメだよ京太郎君!!」ガシッ

京太郎「離せ…!パンツ見られた上に可愛いとか言われたらもう死ぬしかないじゃない!!」

玄「ま、待って!な、何でもするからお詫びに何でもするから!!」

京太郎「玄の何でもとか信用出来るか!!」

玄「ひ、酷いよ!!本気で言ってるのに!!」

京太郎「じゃあ、キスとかは?」

玄「そ、そういうのは恋人同士になってから…」

京太郎「やっぱダメじゃねーか!!」

玄「はぅうううう!?」ズルズル





京太郎「…ま、冗談だけどな」ケロッ

玄「ぅ?」

京太郎「男女逆ならともかく下着見られただけで死ぬとか言うかよ」

玄「じゃ…じゃあ…なんで?」

京太郎「お前が!人の傷口を!!見事に抉ってくれたからだよ!!」ムニー

玄「いひゃいいひゃい…」

京太郎「まったく…ああいうフォローは逆に傷つくんだからな」パッ

玄「はぁい…次から参考にするのです…」

京太郎「いや、そもそも次を起こさないように気を付けろ、マジで」





京太郎「…で、何の用だ?」

玄「あっ、あのね。取引先の人から映画のチケット貰ったの」

京太郎「へぇ…良かったじゃねぇか」

玄「うん。だから誘いに」

京太郎「え?」

玄「だから、京太郎君を誘いに」

京太郎「…なんで俺?」

玄「え?だって、京太郎君、今日は暇ってこの前言ってたし…」

京太郎「いや、言ってたけど…言ってたけどさ」

玄「じゃあ、問題ないのです」ドヤァ

京太郎「聞いてるのはそういう事じゃないんだよ」ムニー

玄「あうぅぅ」





京太郎「それならそれで友達誘えば良いだろ」

京太郎「しずとかなら今日も暇してるだろうし、宥さんだって誘えばついてきてくれるだろ」

玄「うーん…そうなんだけど…」

京太郎「ん?」

玄「これおもち映画だからちょっと穏乃ちゃんやおねーちゃんには刺激が強いかなって…」

京太郎「おもち映画?」

玄「え、えっとね!女優さんのおもちが凄くてね!それはもうプルンプルン震えててね!!」パァァ

京太郎「あー…分かった」

京太郎「とりあえず女の子が喜んでみるようなタイプの映画じゃないのは分かった」

玄「え?そ、そんな事ないよ!私、これすっごく楽しみにしてたもん!」

京太郎「いい加減、お前のその趣味は世間様一般とは大きくかけ離れてるのに気づけ」ハァ









京太郎「つか、それなら一人で行けば良いじゃねぇか」

玄「えっと…ひ、一人は流石に怖いかなって…」

京太郎「そういう警戒心あるならそもそもそんな映画見ようとするなよ…」ハァ

玄「やっぱり…こういう趣味…変?」

京太郎「…それは前も言っただろ。それも含めてお前だから今更変とか思わねぇよ」

京太郎「ま…ちょっと待ってろ。今髪の毛とかセットするからさ」

玄「え?」

京太郎「…映画見に行くんだろ?俺も暇だし、付き合ってやるよ」

玄「あ…ありがとう…!」パァ









京太郎「(んで映画そのものだけど意外なほどしっかりとしたラブストーリーだった)」

京太郎「(確かにキスシーンやベッドシーンは濃厚で、おもちもプルプル震えてたけど)」

京太郎「(そういうのがまったくやらしく思えない程度、心揺れ動いて…切ない話だった)」

京太郎「(最後には少しだけ俺も涙ぐんでしまったくらいに)」

京太郎「(今日という一日をこの映画を見れただけでも有意義に思えるくらい…凄かった)」

玄「」ポケー

京太郎「(…ま、すごすぎて玄の奴はまだ戻ってきてないんだけどさ)」

京太郎「(こいつ感受性強すぎだろ…子どもかよ…)」

京太郎「(それはそれで玄らしいけど…でも、エンディングも終わってそろそろ次の客が入ってくるし…)」

京太郎「(…どうしようか…)」



>>+2
00~50 玄に呼びかける
51~99 とりあえず手を取って外へと出る
※男気により+6されます

































>>とりあえず手を取って外へと出る

京太郎「(…仕方ない。このまま席を占領してても邪魔になるだけだし…)」

京太郎「(声を掛けても動く気配がないし…ここは悪いけど…)」ソッ

玄「あ…っ」カァァ

京太郎「玄、行くぞ」

玄「え…あ・・・はい…」モジモジ

京太郎「…ん?」

京太郎「(…なんか妙に殊勝だなこいつ)」

京太郎「(俯き加減なのに大人しく俺に手を引かれて…)」

京太郎「(ま、その方が楽っちゃ楽ではあるけどさ)」

京太郎「(出来るだけ優しく手を引いて…シアタールーム抜けて…っと)」

京太郎「(…後はベンチにでも座らせて、帰ってくるのを待てば良いか)」









玄「…はぅ」ポケー

京太郎「……」

玄「ふあぁ…」ウットリ

京太郎「……」

玄「んふぅ…」ニヤニヤ

京太郎「……」

京太郎「……」

京太郎「…いい加減、帰って来い馬鹿玄」ペシッ

玄「ひにゃっ!?」

玄「う…うぅ…京太郎君酷い…」

玄「…ってあれ?映画は?」

京太郎「もうとっくの昔に終わったよ」

玄「あ…ごめんね」

京太郎「良いよ、別に大人しくついてきてくれたから手間じゃなかったしさ」

玄「えっ…?」

京太郎「…お前、覚えてないのか…」






京太郎「…よし。お前、とりあえず男と映画見に行くの禁止な」

玄「ふぇ…い、いきなりなんで?」

京太郎「さっきのお前の様子だと変な悪戯されそうだし」

玄「そ、そこまで…ダメだった?」

京太郎「ダメっつか俺がここに連れてきた事覚えてない時点で不安で仕方がないっつーか」

玄「ぅ…」

京太郎「だから、こういう映画見るのは女友達だけにしとけ」

玄「でも、皆私が進める映画ってだけで来てくれないし…」

京太郎「あー…うん。その気持ちはすげー分かるわ」

京太郎「でも、今回みたいなラブストーリーならちゃんと説明すればまだついてこれる奴もいるんじゃね?」

玄「う…そうかも…しれないけど…」






玄「…ね、また一緒に映画誘っていい?」

京太郎「お前、さっきの話…」

玄「き、聞いてたよ。聞いてたけど…」

玄「でも、京太郎君は私に何もしなかったんだよ…ね?」

京太郎「まぁ…手に触れたくらいだけど…」

玄「だったら…京太郎君なら安心だよ」ニコッ

京太郎「いや…安心って…」

玄「それとも…私と一緒だと…何か悪戯…しちゃう?」クビカシゲ

京太郎「す、する訳ないだろ!よ、よりにも寄って玄なんかに!!」

玄「じゃあ、安心だね」ニコッ

京太郎「…はぁ…ったくお前は…人の気も知らないで…」

玄「…ぅ?」

京太郎「…良いよ。それくらい…暇な時なら付き合ってやる」

京太郎「でも、あんまり変な映画だとこっちが拒否するからな」

玄「大丈夫!私の推薦するおもち映画は全て名作ぞろいなのです!」ドヤァ

京太郎「だからこそすっげー不安なんだよ…」
















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須賀京太郎の男気は3あがりました
最終更新:2013年10月14日 11:59