中学一年――3月第一週

【中学一年 ―― 3月第一週】

京太郎「(結局、先週はあいつらとあーだこーだ言って全然、牌譜研究進まなかった)」

京太郎「(まぁ、その分、息抜きになったけれどな)」

京太郎「(失敗したところでこんな事言っちゃダメなのかもしれないけれど…少しだけ楽しかった)」

京太郎「(楽しかった…か)」

京太郎「(そう言えば…【来週には卒業式】なんだよな…)」

京太郎「(やえ先輩たちも…来週からは学校からいなくなるのか…)」

京太郎「(今まで一緒にやって来て…とても楽しかった分…)」

京太郎「(その人たちがいなくなると思うとすげぇ寂しいな…)」

京太郎「(まぁ…それを言っても…何の意味もないんだろうけどさ)」

京太郎「(さ…湿っぽいのはなしにして…気持ちを切り替えよう)」

京太郎「(今週は…何をするべきだろうな…)」


>>+2
末尾16 憧と勉強
末尾27 部活を頑張る
末尾38 雑用だヒャッハー
末尾49 バイトにリベンジだ
末尾50 鷺森レーンで気晴らしを



































>>バイトにリベンジだ

京太郎「という訳でリベンジに来たぞ」

玄「うん!私もそろそろ京太郎君に新しい段階に進んでもらおうと待っていたのです!」

京太郎「そこまで言うならちゃんと教えてくれよ」

玄「大丈夫だよ。今日はお客さん比較的少ないし」

京太郎「比較的?」

玄「うん。比較的」

京太郎「…客室の使用率は?」

玄「70%くらいかなー?」

京太郎「うん。とりあえずお前の感覚がおかしい事はよくわかった」

玄「え?」

京太郎「ま…俺も出来るだけお前の感覚についていけるように頑張るよ」



>>+2
00~30 失敗
31~60 成功
61~99 大成功
※バイト力1御神籤5で+6されます



































>>失敗

京太郎「…玄?」

玄「あ、あのね!こ、今回はね!!し、仕方ないって言うか…!」

玄「お、お客さんからクレームがあってね!そっちの処理しないといけなくなったっていうか…!!」

京太郎「うん。まぁ、それは分かってるよ。分かってるけどさ」

京太郎「でも、それならなんで隣の俺に待っとけって言うんだよ」

京太郎「お陰で俺バイト中殆ど動けないまんまだったじゃないか」

京太郎「せめて他の人に任せてくれれば、仕事覚える事も出来たのに…」

玄「あぅぅぅ…だ、だって…」

京太郎「だって?」

玄「京太郎君に格好良いところ見せたかったんだもん…」シュン

京太郎「…ま、それは嬉しいし…気持ちは分かるけどさ」

京太郎「次からはそういうのなしな」

京太郎「俺も一応、給料貰って働いている身だし…」

京太郎「仕事覚えないとどうにもならない訳だしな」

玄「…うん」シュン

京太郎「…まぁ、後々考えればクレーム処理のやり方分かったし+かもしれないけどな」

玄「え?」

京太郎「少なくとも当分、お世話になるつもりだしさ。何時かはクレームの処理もしなきゃいけなくなるだろうし」

京太郎「…だから、マイナスだけって訳じゃないし…そう落ち込むなよ」

玄「京太郎君…」

京太郎「でも…今度こそ格好いいところ見せてくれよ」

京太郎「こういう気負っての失敗じゃなくて、華麗に仕事をこなす松実玄の姿をさ」

玄「…うん!お任せあれなのです!!」グッ
最終更新:2013年10月14日 11:47