中学一年 ―― 2月第一週EX~第一週

【中学一年 ―― 2月第一週EX】

京太郎「というわけで今週もご指導ご鞭撻よろしくです」キリッ

憧「はいはい。そんな畏まらなくても格好良くなんて見えないから」キッパリ

京太郎「ひでぇ…」

憧「だって今更でしょ。つか、そんな難しい言葉使っても背伸びしてるようにしか見えないし」

京太郎「これでもちゃんと調べたんだぜ。評価してくれても良いだろ」

憧「そんな事してる暇あったら宿題の一つでもやりなさい」コツン

京太郎「あいてっ」

憧「まったく…そんな調子じゃ晩成入れないわよ?」

憧「いやよ、あたし…そんな理由で京太郎と離れ離れになるなんて」

京太郎「あ、大丈夫。俺、麻雀でスカウト貰うから」サラッ

憧「くそぅ…それが出来るだけの実力があるのが妬ましい…」





京太郎「ま…それくらい自分を追い詰めないとな」

京太郎「それにまぁ…今の時点でも結構重いもの背負ってるんだ」

京太郎「多少増えたところで重荷にはならねぇよ」

憧「まぁ…一年の時点でエース背負ってるあんたにとってみれば軽いのかもしれないけど…」

憧「でも、だからって勉強やらないなんてあたし許さないからね」

京太郎「分かってるって。俺も補習受けるなんて格好わるい事したくないし」

京太郎「それに教えてもらっている分、憧に恥をかかさないつもりはあるからさ」

憧「ん…それなら良いんだけど…」

京太郎「ん?」

憧「いや、やっぱ今のセリフ腹立つから今日はスパルタで行くわね」ニコッ

京太郎「な、なんでだよ!」

憧「今のはちょっとうざかったから…仕返し?」

京太郎「な、なんでだよ!さらっとスカウト貰うって格好良いだろ!!」

憧「ふふ、あんたにとってはそうかもしれないけどあたしにとってはそうじゃないの」

憧「だからほら、矯正の意味も込めて…」

憧「少し身の程を教えてあげる」ニコッ

京太郎「ひぃ」


>>+2
00~30 失敗
31~60 成功
61~99 大成功
※知力1王子様3御神籤5で+9































>>成功

京太郎「ぅあー」グテー

憧「何?もうギブアップ?」

憧「この程度で音を上げるような晩成にスカウトされるなんて夢のまた夢でしょ」ゴゴゴ

京太郎「すみませんもう勘弁してください…」

京太郎「生まれてきてごめんなさいもう頭痛くて一杯一杯なんです…」

憧「まったく…勉強に関しては本当、貧弱なのね…」

京太郎「うぅ…ごめん…ダメダメでごめん…小学生レベルの間違いをしてごめん…」

憧「はぁ…もう…ほら」

京太郎「…ん?」

憧「…こっちおいで。膝枕してあげるから」

京太郎「…でも…」

憧「…良いから来いっての」グイッ

京太郎「うわっ…」







憧「…で…どう?」

京太郎「ど、どうって…」

憧「すわり心地と言うか寝心地というか…そ、そういうのよ」

京太郎「…なんつーか…」

憧「なんつーか」

京太郎「…安心する」

京太郎「(まぁ、流石に宥さんほど柔らかいって訳じゃないけどな)」

京太郎「(でも、身近に憧を感じられるっていうか…憧の不器用な優しさが伝わってくるっていうか…)」

京太郎「(少なくとも悪い気分じゃないのは確かだ)」

憧「…そっか。それだったら…良いんだけど」カァ

憧「ま…それだったら…さ」ナデナデ

京太郎「ん?」

憧「あたしには無理してエースぶらなくて良いからね」

京太郎「いや…」












憧「そんなの本棚の本見れば一目瞭然よ」

憧「【チームとして必要な物とは】とか…【エースの資格】とか…」

憧「随分と悩んでいるみたいじゃない?」クスッ

京太郎「…それは…まぁ…な」

京太郎「女子の方はそうじゃないけど…男子の方はまだチーム纏まってないし…」

京太郎「その中で俺が出来る事を探そうとすると…やっぱりチームの信頼を受けるエースになる事かなって」

憧「だからって自分偽っても意味ないでしょ」

憧「無理して立派なエースになったところで…今度は誰があんたの無理に気づいてくれるの?」

憧「そうやって一人だけが無理して重荷を背負うのが先輩たちの目指したフォア・ザ・チーム?」

京太郎「…そうだな…ごめん」

京太郎「…俺、勘違いしてたみたいだ」

京太郎「俺がチームに尽くす姿勢を見せるのはともかく…」

京太郎「俺だけが無理してちゃ…なんにもならないよな…」










憧「そうよ。それに…まぁ…」

京太郎「ん?」

憧「…今のあんたでも…立派なエースやれてるじゃない」

京太郎「…でも…俺は不動峰みたいに点棒を思いっきり持ち帰ってやる事なんて出来ない」

京太郎「精々が…相手のエースを流すのが精一杯で…」

憧「でも、それはあんたじゃないと出来ない仕事でしょ?」

京太郎「それは…そうだけど…」

憧「だったら…気にしなくても良いのよ」

憧「エースだけがチームを背負うんじゃなく…皆でチームを支えるのがフォア・ザ・チームでしょう?」

憧「その中であんたは立派に相手のエースと撃ちあうって言う仕事をしてるじゃない」

憧「それで十分だし…あ、あたしの目には…そんな京太郎が凄く…その…凄く…」モジモジ

京太郎「ん?」

憧「か、格好良く見える…から…」カァ

京太郎「お…おう…」

憧「……」

京太郎「……」

憧「ほ、ほら!そろそろ降りなさいよ勉強再開するんだからね!」

京太郎「え?でも、もうちょっと…」

憧「良いから!い、今あんたに見上げられると…へ、変な気分になっちゃいそうだし…」カァァ

京太郎「変な気分?」

憧「ぅ…と、ともかく!勉強よ勉強!ともかく勉強にかけるのよ!!」

京太郎「うへぇ…」
















【System】
須賀京太郎の知力が1あがりました
新子憧は無理矢理にでも唇を奪ってやりたいと思っていたようです























【中学一年 ―― 第一週】

京太郎「(さて…憧のお陰で赤点の危機は免れたな)」

京太郎「(まぁ、その最中の事は正直、思い返したくないんだけどさ…)」

京太郎「(その後もリパルタ方式だったし…無理矢理知識つめ込まれたし…)」

京太郎「(頭の中でパンパンだぜ…)」

京太郎「(ま、お陰で折角テストも乗り切れたんだし…今週は好きに動けそうだな)」

京太郎「(さて…何をしようかなっと…)」


>>+2
末尾150 部活
末尾26 雑用
末尾37 バイト
末尾489 鷺森レーンへ




































>>雑用

京太郎「(よし!テスト期間も終わったし、まずは部室の埃を落とさないとな!)」

京太郎「(たった一週間って言っても人がいないと埃が結構たまってるもんだ)」

京太郎「(それを一網打尽にする感覚はやっぱり堪らないな…!)」

京太郎「(ははは、お前らの命はここまでだ!的な…)」ガララッ

モブA「…そっちどうだ?」

モブB「あーくそ…これ邪魔で無理だわ」

モブC「んじゃワイが持つからその間に頼む」

モブB「ん。それじゃ行くぞ」

モブC「わんーつーすりー」グッ

モブB「よしよし。そのまんまな」

モブC「…ちょ!や、やばい!思ったよりこれ重い!!」

モブB「ばっ!お、お前今だけは止めろよ!絶対止めろよ」

モブA「フリか」

モブB「フリじゃねぇよばーか!!!」

京太郎「あ…」

モブA「ん?」

モブC「お…」ドンッ

モブB「ウォおおおお!?」ビックゥゥ











京太郎「何してるんですか?」

モブA「何って…雑用」

京太郎「いや、でもわざわざ二年の先輩がそんな事…」

モブB「…仕方ないだろちゃんとやんねぇと退部って話だし」

モブC「あーでも、これ結構疲れるんやな」

京太郎「あ、じゃあ、手伝いますよ」

モブA「…要らねぇよ」

モブB「あぁ。エースは適当に座って寛いでろ」

京太郎「いや…そもそも俺も掃除する為に早めに来た訳ですし…」

モブC「…んじゃ、一緒にやろうや。なぁ?」

モブA「…わかったよ。でも、邪魔はすんなよ」

京太郎「はい。よろしくおねがいします」


>>+2
00~30 失敗
31~60 成功
61~99 大成功
※雑用2御神籤5で+7されます



































>>大成功

モブC「いやぁ、須賀がおると捗るなぁ」

京太郎「はは。まぁ、途中から雑用係な訳ですし」

モブC「せやな。雑用を言い訳にして女子とイチャイチャしとったんやなぁ…」ゴゴゴ

京太郎「い、イチャイチャって…」

モブC「しとったやないか!新子って一年もそうやし…皆のアイドル小走先輩にまで!!」

京太郎「いや、やえ先輩と俺はそんな仲じゃ…」

モブC「今、やえ先輩つったろお前ぇぇ!!!」メラメラ

京太郎「き、気のせいじゃないですか?」

モブC「まったく…これだからイケメンは信用ならへん…」

京太郎「あ…あはは…」

モブC「…ま、でも…悪かったな」

京太郎「え?」

モブC「…色々、嫌がらせして悪かった、反省しとる」

京太郎「モブC先輩…」

モブC「今から思えばカリカリしとったいうてもアレはなかったなぁって」

モブC「だから…許してくれなんて言わへんけど…とりあえず伝えておこう思うてな」

モブC「あの時土下座したのは決してその場しのぎのもんやない」

モブC「すまんかった」スッ

京太郎「あ、頭を上げてくださいよ…」

モブC「はは。まぁ…ちょっと重い空気にしてもうてすまんな」

モブC「ただ…他の二人もワイほどやなくても反省はしとるみたいや」

モブC「須賀に謝るのはまだまだ先かもしれへんけど…もうちょっと待ってやってくれへんか?」

京太郎「はい。それは勿論」

モブC「そか。ありがとうな」










やえ「おーい、須賀君」

モブC「…おい、須賀ァ」

京太郎「は、はいぃ!!」

モブC「小走先輩が探しとるやないか!急いで行って来い!!」

京太郎「い、良いんですか?」

モブC「あ゛?お前、小走先輩が寂しくなって泣いてもええ言うんか!?」

京太郎「い、いや…そういう訳じゃ…」

モブC「ええからつべこべ言わずに行って来い!」

京太郎「は、はい!!」




>>+2
雀力かやえ先輩の好感度か好きな方をお選び下さい












【System】
須賀京太郎の雑用力が2あがりました
須賀京太郎の雀力が1あがりました
小走やえは京太郎の事を気にしてわざわざ来てくれたようです
最終更新:2013年10月14日 11:41