中学一年 ―― 2月しずEX

【中学一年 ―― 2月第一週イベント】

京太郎「(やっぱ一から覚え直しってのは辛いんだなぁ…)」

京太郎「(今までの知識なんてまったく通用しないってのは歯がゆくて仕方がない)」

京太郎「(なまじあっちの方の仕事がちゃんと出来てただけに足手まとい感が半端ない…)」

京太郎「(ま、それを克服する為にも早めに戦力にならないとな)」

京太郎「(ただ…ああやって外に出て思うけど…やっぱり松実館って人気なんだな)」

京太郎「(比較的オフシーズンだったのにも関わらずあんなにも忙しいし…)」

京太郎「(温泉も良い感じで雰囲気もあるから当然と言えば当然か)」

京太郎「(さらに玄の奴は真面目にやってればかなり可愛い方だからなー)」

京太郎「(そんな子が次期女将として働いてるんだから人気なのも頷ける話だ)」ブルル

京太郎「(…っと…メール?しずから…)」







From:高鴨穏乃
Subject:誕生日!!
プレゼント何が良い?


京太郎「……」

京太郎「(相変わらず隠す気ねーなあいつ)」

京太郎「(いや、まぁ、あいつらしいっちゃあいつらしいけどな)」

京太郎「(直球勝負以外に出来ないのが高鴨穏乃って奴だし)」

京太郎「(でも…欲しいものなー…)」

京太郎「(ぶっちゃけバイトしてるから欲しいものはだいたい手に入ってるし…)」

京太郎「(そう言われても思いつかないんだよなぁ…)」

京太郎「(でも、あいつの事だから何か要求してやらないと困るだろうし…)」

京太郎「(うーん…どうしよう…)」


>>+2
00~50 お前の唇が欲しい
51~99 お揃いの靴が欲しい
※男気5アダ名3により+8されます






































>>お揃いの靴が欲しい

京太郎「(そうだな…)」

京太郎「(丁度、俺の靴もくたびれて来た所だし…)」

京太郎「(一足新しいの欲しいかな)」

京太郎「(流石に前あいつに買った奴ほど大層なものを要求するつもりはないけど…)」

京太郎「(でも、普通の運動靴くらいならあいつの小遣いでも買えるだろ)」

京太郎「(んで、ついでだし俺もあいつの靴を買ってやろう)」

京太郎「(俺の贈った靴毎日履いてくれるのは良いけど…もう結構ボロボロになってるんだよな…)」

京太郎「(普段、山走り回ったりしてるんだから当然っちゃ当然なんだろうけどさ)」

京太郎「(でも、あんなにボロボロになってるとやっぱりまた滑ったりしないか心配になるし…)」

京太郎「(…ま、そうと決まったら返信っと…)」ポチポチ

京太郎「(よし。完了。んじゃ返事が来るまで適当に…)」









ガララッ

京太郎「ん?」

トテトテトテピョン

京太郎「…はぁ」

トテトテトテコンコン

京太郎「……」カチャ

穏乃「京ちゃんっ♪」ガバッ

京太郎「うわっ!!」

穏乃「京ちゃん~♪」スリスリ

京太郎「はぁ…もう…窓から入ってきていきなり抱きつくなって。危ないだろ」

穏乃「でも…」

京太郎「でもじゃねぇよ。つか、屋根伝いは危ないって何時も言ってるのに…こいつは」ノビー

穏乃「いひゃいいひゃい」プルプル

京太郎「反省したか?」

穏乃「はんふぇーしまひた」

京太郎「よし。許す」パッ

穏乃「ふにゃあぁ…」ヒリヒリ







京太郎「で、いきなり窓から入ってきて何なんだ?」

穏乃「あ、いや…だって…」

京太郎「だって?」

穏乃「京ちゃんがお揃いの靴が欲しいって言うから…」

京太郎「うん」

穏乃「つい嬉しくなって…今すぐ顔を見たくなって…」モジモジ

京太郎「…だからって屋根から来んなって」ピンッ

穏乃「あいたっ!」

京太郎「ったく…あぁ、もう…足の裏汚れてんぞ」

穏乃「あぅー…ごめん…」

京太郎「ま…その辺汚れてるのは後でしずに綺麗にしてもらうけどさ」ヨイショッ

穏乃「わきゃっ!?」

京太郎「とりあえずこれで反省しとけ」

穏乃「い、いや…で、でも…これ…」

京太郎「ん?」

穏乃「お、お姫様抱っこって奴…じゃ」カァァ

京太郎「あぁ。そうだぞ」

穏乃「そ、そうだぞって…そ、そんな軽く…」

京太郎「ん?そりゃお前、小学校からあんま変わってないし軽いぞ」

穏乃「い、いや…そっちじゃなくって…」モジモジ












穏乃「い、良い…の?」

京太郎「ん?」

穏乃「わ、私なんかお姫様抱っこしても…」

穏乃「私…あんまり女の子らしくないし…走るの好きだし…今も屋根伝いに来ちゃったし…」

穏乃「憧みたいに可愛いくないし、宥さんみたいにおもちもないし…」モジモジ

京太郎「あー…」


>>+2
00~50 そんなの気にすんなよ
51~99 お前は可愛いよ

































>>そんなの気にすんなよ

京太郎「そんなの気にすんなよ」

穏乃「でも…」

京太郎「つーか、お前、俺が可愛いとかおもちの大きさとかで対応決める奴だと思ってるのか?」

穏乃「そ、そういう訳じゃ…」

京太郎「だったら大人しくしとけ」

京太郎「つか、これはお前への罰なんだし…風呂場行くまでそのままな」

穏乃「はぅ…」カァァ

京太郎「…んで、足洗ったら商店街の方行こうぜ」

京太郎良い靴選んでくれたら全部チャラにしてやるからさ」

穏乃「…うんっ♪」













【System】
高鴨穏乃の愛情度がLV4になりました
最終更新:2013年10月14日 11:36