中学一年 ―― 12月第一週

【中学一年 ―― 12月第一週】

京太郎「(結局、あのまま一睡も出来ないまま数時間が過ぎた)」

京太郎「(その間いろんなものと戦ってた俺とは対照的に宥さんの表情はとてもにこやかで幸せそうだった)」

京太郎「(…まぁ、うん。その顔が見れただけで良かったんじゃないかなって思うくらいには…さ)」

京太郎「(…でも、今度あんなふわふわで暖かい人に抱きしめられたら…俺、冷静でいられるだろうか)」

京太郎「(…うん。今度は絶対に拒否しよう)」

京太郎「(…さて…色んな人のお陰で気分も切り替わった訳だし)」

京太郎「(来週には【秋季大会の全国戦】があるんだ)」

京太郎「(それまでに俺に出来る事と言ったら…やっぱりあの三人の説得だろ)」

京太郎「(でも…説得ってどうすれば良いんだろうな…)」

京太郎「(とりあえず麻雀を打つべきか、或いは雑用でチームに対して真摯な態度を見せるべきか…)」

>>+2
末尾偶数:麻雀で対話(対局)する
末尾奇数:雑用して何かを感じ取ってくれるのを期待する



































>>雑用して何かを感じ取ってくれるのを期待する

※大天使アラタソの効果により自動的に大成功

京太郎「(ふふ…誰よりも早く来て掃除を始めるこの快感…)」

京太郎「(そして誰かが来るよりも早く掃除を終わらせる優越感!)」

京太郎「(これがあるから雑用ってのは止められないんだよなぁ)」ウットリ

京太郎「(その上、人に感謝されるんだからまさに最高って奴だよはははは!!!)」

京太郎「(…ま、何時もならテンションに任せて、卓に入るんだけどさ)」

京太郎「(今週はそういうの無しで…人の指導やフォローに回るか)」

京太郎「(まだ一年ではあるけれど、同じ一年相手に教えるくらいは出来るからな)」イソイソ

モブA「……」

>>+2
00~30 良い雑用だ。感動的だな。だが無意味だ
31~60 少しだけ影響があったかもしれない
61~99 影響は確かにあった


































>>影響は確かにあった

モブA「…あいつ何やってんだ?」

モブB「さぁ、エース様の考える事はいまいちよく分かんねぇよ」

モブC「まぁ、次期部長になる為の点数稼ぎちゃうか?」

モブA「…本当にそう思うか?」

モブB「……」

モブC「……」

モブA「そういう…損得勘定出来るタイプじゃねぇだろ」

モブB「じゃあ…なんでいきなり下級生の練習に付き合い始めてるんだよ」

モブC「そんなん…知らんって」

モブA「……」

モブB「……」

モブC「……」

モブA「…あいつら…楽しそうだな」

モブB「そりゃエース様は人懐っこい性格してるし、腕も良いからな」

モブC「そんな奴直々に教えられるんやから、気分もええやろ」





モブC「…ワイらもあんな時期があったんかなぁ…」

モブA「…あっただろ、そりゃ…」

モブB「…モブ1先輩たちは面倒見良かったからな」

モブA「……」

モブB「……」

モブC「……」

モブA「…俺ら何してるんだろうな」

モブB「知るかよ、そんなの…」

モブC「…そんなんワイが知りたいくらいや」

モブA「…そっか…そうだよな…」








【System】
須賀京太郎の雑用力が2あがりました
部内評価が3あがりました
モブAたちの心に変化の兆しが生まれてきたようです
最終更新:2013年10月13日 17:27