中学一年――11月第三週~第四週

【中学一年 ―― 11月第三週】

京太郎「(…俺は…どうすれば良いんだろう…)」

京太郎「(あんなバラバラな状態じゃ…俺達はきっと…来年のインターミドルに出られない)」

京太郎「(出られたとしても…きっと不動峰や上原には勝てないまま敗退するだろうな…)」

京太郎「(勿論、俺も頑張るつもりだけど…団体戦は一人でやるんじゃないんだ)」

京太郎「(でも…俺はどうしたら良いんだ?)」

京太郎「(インターミドルでは…モブ1先輩たちが…そういうのをカバーしてくれてた)」

京太郎「(俺はただ戦ってただけで…チーム作りの事なんてまったく考えてなくて…)」

京太郎「(それに…俺が何か言ったところであの人たちが聴くはずがないし…)」

京太郎「(…はぁ…とりあえず…今週の予定を立てていくか…)」

>>+2
末尾159 憧と勉強+リハビリ
末尾260 部活
末尾37 バイト
末尾48 鷺森レーンで気晴らし




































>>部活

部長「や。久しぶり」

京太郎「あっ部長!」

部長「どうしたんだ?大分、暗い顔をしてるじゃないか」

部長「僕で良ければ聞いてあげるけれど…」

京太郎「実は…その今のチームがあまり上手くいっていなくて…」

部長「ふむ…」

京太郎「モブA先輩たちが威張り散らして皆萎縮してるし…どうしたら良いものかと…」

部長「…なるほど。大体、分かった」

部長「…では、君はどうしたい?」

京太郎「え…それは勿論…部を纏めてまた今年のインターミドルのように皆で優勝を目指したいです」

部長「じゃあ、その為にモブAたちを退部に追い込めるかな?」

京太郎「え…?」





京太郎「そ、そんな!俺はただ改心して欲しいだけで…」

部長「勿論、それがベストだ。けれど、今からそれを待っている余裕はない」

部長「チーム作りは一年掛けてじっくりやるものなんだ」

部長「今の段階でただ先輩というもので威張っているようでは…部内の空気も悪くなる」

部長「それよりも有望な一年を起用して再来年を見据えた方が良い」

京太郎「それは…そうかもしれないですけど…でも…」

京太郎「そもそも…そんな方法あるんですか?」

部長「あるとも。何せ、君はエースだからね」

部長「一年でエースになり、チームを全国に導いた」

部長「だが、態度は謙虚で、一年や二年の覚えも良い」

部長「君がはっきりと彼らのNOを突きつければ皆がそれに従うだろう」

京太郎「でも…」






部長「ま、これはあくまでも一案だ。君がそれに従うかは別だよ」

部長「だが、優勝を目指すのであれば話し合いで解決などという生易しいものを待っている余裕はない」

部長「もし、僕が君の立場であるならば…今すぐにでも監督に掛け合うだろうね」

京太郎「でも…」

部長「ま…その辺りの事はとりあえず置いておこう」

部長「それより…一局どうかな?」

京太郎「……はい。よろしくおねがいします」


>>+2
00~50 成功
51~99 大成功
※雀力により+6


































>>大成功

京太郎「…ありがとうございます」

京太郎「お陰で…少し気持ちが楽になりました」

部長「はは。礼は良いよ」

部長「そもそも僕は小走君に頼まれただけだからね」

京太郎「やえ先輩…じゃなかった小走先輩に?」

部長「あぁ、男子部の事は門外漢だから何とか僕に相談に乗ってやってくれないかとね」

京太郎「やえ先輩が…」

部長「だから、お礼ならば彼女にしてあげてくれ」

京太郎「…はい!分かりました!!」

部長「じゃあ、またね。あんまり気負い過ぎないように…」

京太郎「ありがとうございます、部長!!」














【System】
須賀京太郎の雀力が2あがりました
小走やえは後日お礼をされた結果、好感度が1あがりました












































【中学一年 ―― 11月第四週】

京太郎「(部長の言葉を聞いても…俺は迷ってる)」

京太郎「(確かに…来年の事を考えるなら…今がギリギリの時期だ)」

京太郎「(今ならまだ…他の二年生や一年生で欠員を埋められる)」

京太郎「(勿論、チームの総合力は下がるだろうけれど…)」

京太郎「(だが、結束や成長性という意味ではそっちの方が良い)」

京太郎「(それなら負けても…まだ来年を見据える事ができる)」

京太郎「(だが、今の状態じゃ…負けたらそれで終わりだ)」

京太郎「(モブβも萎縮してるし…下手をしたらさらに悪くなるかもしれない)」

京太郎「(それなら追い出すべきだっていう…部長の言葉も分かる)」

京太郎「(でも…俺は一応…彼らに恩義があるんだ)」

京太郎「(俺が今…普通に麻雀部の中で過ごせているのは…彼らのお陰でもあるんだ)」

京太郎「(…そんな人たちを追い出して…本当に良いのか?)」

京太郎「(あー…ダメだ。堂々巡りだな…)」

京太郎「(とりあえず…今は動こう!!)」



>>+2
末尾159 憧と勉強+リハビリ
末尾260 部活
末尾37 バイト
末尾48 鷺森レーンで気晴らし




































京太郎「…よっ。また来たぞ」

灼「あぁ、京太郎…って大丈夫?」

京太郎「あぁ大丈夫」

灼「大丈夫って顔じゃない。…表情暗いよ」

京太郎「あー…そっか…ごめんな、心配掛けて」

灼「別に謝らなくて良いけど…それより何かあったの?」

京太郎「いや…これは俺の問題だし…」

灼「気づかれた時点で、それは京太郎の問題じゃない」

灼「そんな暗い顔されてたら私だって気になるし…私の問題でもあるの」

京太郎「う…いや…」

灼「それとも私には話せないようなエッチな話題?」

京太郎「そ、そんな訳ないだろ!!」カァァ

灼「じゃ…話せるよね?」

京太郎「あぁ…悪いけど…聞いてくれるか?」






灼「なるほど…そんな事が…」

京太郎「あぁ…俺はどうすれば良いんだと思う?」

灼「…とりあえず監督に相談しなさい」

京太郎「え…でも…監督もきっと分かって…」

灼「うん。だけど…でも、監督としては訴えがないと動けないの」

灼「勿論、注意くらいは出来るだろうけど…そういうのも聞いている様子はないんだよね?」

京太郎「まぁ…な」

灼「だったら…より強いレベルでの警告が必要になる」

灼「その場合、監督としては誰かの訴えがあったという形にしないと退部させる事も出来ないから…」

京太郎「実効性を持たせる為にも訴えはあった方が良いって事か」

灼「うん。それにそういう事考えるのは京太郎じゃなくて監督の仕事だから」

灼「勿論、監督が退部させやすいように声をあげるのは京太郎が意見を纏めてしなきゃいけない事だと思うけれどね」

京太郎「…そっか…」








灼「…少しは参考になった?」

京太郎「あぁ…気は楽にはなったよ」

京太郎「馬鹿みたいな話だけど…俺が全部やんないといけないんだって思い込んでた」

京太郎「最終決定権は監督にあるんだし…まずはそっちに相談すればよかったんだな…」

京太郎「エースだなんだと言われて…いつの間にか増長してたんだな、格好悪い」

灼「…そんな事ないよ」

京太郎「そうかな…?」

灼「そんな風に悩んでたのは京太郎が優しいから」

灼「虐げられる誰かを見て…何とかしてあげなきゃって思ってたからだよね?」

京太郎「…あぁ」

灼「だったら、格好悪いなんて事はない」

灼「寧ろ…すっごく格好良いよ」ニコッ

京太郎「ぅ…」カァァ





京太郎「そ、それより…こんなに話し込んでて良いのかよ…」

灼「あぁ、今、休憩時間だから」

京太郎「…休憩時間なのになんでカウンターに座ってるんだよ」

灼「だってここが一番、落ち着くし…」

京太郎「…知ってるか?お前みたいな奴をワーカーホリックって言うらしいぞ」

灼「そこまで仕事好きって訳でもないんだけど…」

京太郎「うっせ。…だから…気晴らしに付き合ってくれよ」

灼「ふふ…ちゃんと誘えば何時だって付き合ってあげるのに」

京太郎「し、仕方ないだろ…なんか…そういうの擽ったいし…」

灼「やっぱりまだまだ子どもだね」クスッ

京太郎「う、うっせーよ!ほら…やるぞ!今日こそ勝ってやるからな!!」
















【System】
鷺森灼の好感度が1あがりました
次週の判定が自動的に大成功になります
最終更新:2013年10月13日 16:19