小学六年生――2月

【小学6年 ―― 2月】

京太郎「(結局…この前は延々と憧の奴に話を聞いてもらっちまったな…)」

京太郎「(次の日、アイツも目元真っ赤にしてたし…きっと寝不足にしちまったんだろうな…)」

京太郎「(また今度…何かお礼してやらないとな…)」

京太郎「(まぁ…憧の奴は『あたしを選んでくれたので十分よ』って言ってたけど…)」

京太郎「(それじゃ俺の気が済まないしな)」

京太郎「(…でも、俺が選んだのは阿太中であって憧じゃないんだけど…まぁ、聞き間違えか)」

京太郎「(それより…小学卒業までにあんま時間はないんだ。今の内に出来る事はしておかないと…な)」


末尾123:鷺森レーンにお礼に行く
末尾456:玄に会いに行く
末尾789:しずに玄の事を頼みに行く
末尾0:???































>>鷺森レーンへお礼に行く

京太郎「…よ」

灼「…あ、京太郎」

灼「…どうかした?」

京太郎「いや…お礼を言おうと思って」

灼「…お礼?」

京太郎「…あぁ。鷺森にも色々と相談乗ってもらったりしたからな」

京太郎「本当、ありがとう。…鷺森がいなかったら俺まだグジグジと悩んでたかもしれない」

灼「…そっか。って事は…決めたんだ」

京太郎「…あぁ。俺…阿太中に行くよ」

京太郎「阿太中に行って…んで、誰よりも強くて格好良い男になる」

灼「うん。良い顔になった」

灼「ちゃんと吹っ切れたんだね、良かった」ニコッ

京太郎「ま…それまでに色々あったけどさ。ま…でも、これからは大丈夫だから」

京太郎「鷺森の言う大人のオトコになれるよう…頑張るしさ」






灼「そう。…でも、ちょっと残念」

京太郎「ん?」

灼「…ちょっと見ない間に可愛いじゃなくて…格好良い子になっちゃった」

灼「私も一緒の中学行けるようにアピールしとけば良かったかなって」

京太郎「んなっ!?」

灼「ふふ…冗談」

京太郎「ぐ…い、いや…待て…こんな挑発に乗るんじゃない…そう大人のオトコはうろたえない…!!」

灼「…その調子だとまだまだ大人のオトコには程遠いみたい」クスッ

京太郎「う…うるせぇよ…」カァァ

灼「でも…それが普通なんだよ」

灼「誰だって…すぐさま大人になんてなれないんだから」

灼「私だってそう。大人には全然程遠いし…おばあちゃんには及ばない」

灼「だから、焦らなくてゆっくりで良いんだよ」

灼「少なくとも…京太郎は今、確かに成長したんだから」

京太郎「…おう。ありがとう…な」





灼「じゃあ、ご祝儀ついでに一回やってく?」

京太郎「良いのかよ?」

灼「うん。この前もまたバイト手伝って貰ったし」

灼「それに今はお客さんも少ないから」

京太郎「まぁ…この前は気晴らししたかったし…俺も助かったから…」

灼「…大人のオトコは人の好意をちゃんと受け取るものだよ」

京太郎「うぐ…じゃ…じゃあ…まぁ、一回だけ…」

灼「うん。じゃあ、今日もこてんぱんにしてあげる」ニコッ

京太郎「お前ってホント、良い性格してるよな…」

灼「そういう私は嫌い?」

京太郎「う…い、いや…」



>>+2
00~30 き…嫌いだ…!
31~60 そ…そんな事ねぇよ
61~99  …好きだよ
※男気で+3されます






























>>…好きだよ

京太郎「…好きだよ」

灼「ふぇっ!?」

京太郎「さ…鷺森には初めて会った時から世話になりっぱなしだし…」

京太郎「今だって色々と…教えてくれてる訳だし…さ」

京太郎「そ、そんな奴の事…す、好きにならない訳ないだろ」

灼「あ…あぅ…」カァァ

京太郎「な…なんだよ。何とか言えよ…」

灼「あ…い、いや…その…」シドロモドロ

灼「そ、そんなはっきり言われるなんて…お、思ってなかった…から」カァ

京太郎「…そ、そりゃ…あんまり意地ばっか張るのも子どもっぽいだろ…」

京太郎「大人のオトコになるって決めた以上…こ、これくらいはさ…」

灼「そ、そう…そう…だよ…ね…うん」カァァ






灼「…う…嬉しい…」

京太郎「え?」

灼「あ…いや…その…だから…」

灼「私…き、京太郎に好きって言われて…う、嬉しかった…から…」モジモジ

京太郎「お…おう」

灼「うん…」

京太郎「……」

灼「……」

京太郎「と、とりあえず…ボウリングやる…か?」カァァ

灼「…うん…」マッカ
















【System】
鷺森灼の思い出が8になりました。
鷺森灼の好感度が9あがりました。
現在の鷺森灼の好感度は31です。

須賀京太郎の男気力が3あがりました。
最終更新:2013年10月05日 10:45