小学六年生――5月

【小学6年 ―― 5月】

京太郎「(さて…GWも終わって絶賛、気が緩んでいる真っ最中だけど…)」

京太郎「(そろそろ進路の事も少しは考えないとなぁ…)」

京太郎「(まぁ…高校とは違って中学なんてほぼ二択なんだけどさ)」

京太郎「(阿太中か来年から共学になるっていう阿知賀中か…)」

京太郎「(本気で麻雀やるなら阿太中の方が良いし…)」

京太郎「(気心の知れた奴らと一緒が良いなら…多分阿知賀が良い)」

京太郎「(まぁ…その辺は…色んな人の意見聞いてから…だな)」

京太郎「(さて…まず誰から話を聞きに行こう…)」



>>+2
末尾1.2.3 しずに進学の話をしてみる
末尾4.5.6 松実姉妹に阿知賀の事を聞く
末尾7.8.9 鷺森に相談してみる
末尾0  ???襲来

































>>しずに進学の話をしてみる

【しずの部屋】

京太郎「って事でどうよ?」

穏乃「いきなり過ぎて意味が分かんないよ、京ちゃん…」

京太郎「いや、進学の話。しずは何処に進むんだ?」

穏乃「うーん…そういうの良く考えた事なかった」

京太郎「おい」

穏乃「だ、だって、まだそういうの半年以上先じゃん…」

京太郎「確かにそうかもしれないけど…でも、そろそろ決めとかないとギリギリになって悩む羽目になるぞ」

穏乃「うーん…それだったら…私は…」

穏乃「…やっぱり阿知賀かなぁ…」

穏乃「もう一年以上通って…愛着もあるし…上級生の人たちにも顔を覚えられてるし…」

穏乃「それに阿知賀だったら最低でも玄さんや灼さんとも一緒にいられるし」

穏乃「麻雀教室だって行きやすいよ!」

京太郎「そっか…それも結構、大事だよなぁ」







穏乃「京ちゃんはどうするの?」

京太郎「うーん…俺は正直、悩んでる」

穏乃「えー…阿知賀にしよーよ」

京太郎「うーん…それも良いんだけどさ…」

京太郎「でも、一旦、阿知賀に入ると高校も阿知賀決定だろ」

穏乃「そうだね。よっぽどの事がないかぎり転校とかはないだろうし…」

京太郎「で、阿知賀は来年から共学になるから…男が少ない」

穏乃「え?それがダメなの?」キョトン

京太郎「俺は…本気で麻雀がやりたいんだよ」

京太郎「個人戦も団体戦も…どっちも…さ」

京太郎「だけど、阿知賀じゃそれは難しい」

京太郎「一回廃部になってるし…そもそも男の数は殆どないだろうし…」

穏乃「あうぅ…」

京太郎「だから…ちょっと考え中」






穏乃「…私は…京ちゃんと一緒が良いよ…」

京太郎「俺も…同じ気持ちだよ」

京太郎「でも、こればっかりは…さ」

京太郎「しずと一緒にいたいから…なんて軽い気持ちで選んで後悔したくないんだ」

穏乃「…うん…」

京太郎「それに…中学別になったところで俺たちがお隣さんって事は変わらないだろ?」

穏乃「そう…だけど…」

京太郎「だったら…別に離れ離れになったりはしないって」

京太郎「今みたいに何時だって会えるんだから…そんな心配そうな顔すんな」

穏乃「うん…」ションボリ

京太郎「(って言っても…そんな訳にはいかないよな)」

京太郎「(この前もそうだったけど…こいつは俺達と離れ離れになる事を怖がってるんだから)」

京太郎「(そんな奴に中学一緒になるかもって言えば…そりゃこういう反応にもなるって…)」

京太郎「(ったく…ちょっと考えれば分かる話だったのに…ミスったな…)」

京太郎「(さて…そのミスを挽回する為に…どうしてやれば良いんだろうな…)」


>>+2
00~30 よし。お菓子でも食うか!
31~60 一つ約束する
61~99 手を繋いで約束する








>>手を繋いで約束する

京太郎「…しず」キュッ

穏乃「あ…っ」ドキッ

京太郎「はは。何、変な声だしてるんだよ」

穏乃「だ、だって…いきなり京ちゃんが手を握るから…」

京太郎「お前が寂しそうにしてるから悪いんだよ

穏乃「…そんなに寂しそうだった?」

京太郎「あぁ。今にも世界が終わりそうな顔してたぞ」

穏乃「あ……ごめん…」

京太郎「いや、いいんだよ。俺ももうちょっと考えて話をするべきだった」

京太郎「だから…お詫びに一つ約束をしたいんだ」

穏乃「…約束?」







京太郎「もし…俺達が中学別になっても…さ」

京太郎「一ヶ月に一回は…俺の部屋で集まって麻雀やろうぜ」

穏乃「え?」

京太郎「勿論、お前にも付き合いがあるだろうし…大変だろうけどさ」

京太郎「負担じゃない範囲で…一緒に麻雀やろう」

京太郎「憧や鷺森…玄の奴なんかも誘ってさ」

穏乃「良い…の?」

京太郎「つーか…俺がしたいんだよ」

京太郎「俺だって…お前たちと疎遠になったりするのは嫌だし…」

京太郎「自分の実力も試してみたいし…それに玄にだってリベンジしたいし…」

京太郎「何より…寂しがり屋のお前を一人ぼっちにしなくて済むしな」ナデ

穏乃「…そ、そんなに寂しがり屋じゃないよ!」

京太郎「そうか?」

穏乃「そ、そうだよ……で、でも…」モジモジ

穏乃「もうちょっと…頭…撫でていて欲しい…な…」カァァ
























【System】
高鴨穏乃の思い出が11になりました。
高鴨穏乃の好感度が12あがりました。
現在の高鴨穏乃の好感度は65です。

須賀京太郎の男気が3あがりました。
最終更新:2013年10月05日 09:37