小学六年生――4月EX

【小学六年――4月EX】

京太郎「(あー…あれからなんか…妙に憧と顔を合わせづらいんだよな…)」

京太郎「(あいつの顔を見るとどうしてもこの前の事が頭のなかに浮かぶっていうか…)」

京太郎「(今でも寝る前に…こう…頭の中に浮かんでつい…その手が…)」

京太郎「(い、いや、別に何もやってねぇけどさ!ねぇけど!!!)」

京太郎「(でも…ホントスベスベで小さいのに柔らかかった…なぁ…)」

京太郎「(また触りた…い、いや!な、何を考えてるんだ俺は!!!)」ブンブン

京太郎「(くっそ…!ひ、一人だとやっぱり変な事ばっかり考える…!!)」

京太郎「(って言っても…しずと憧は放課後になった途端、原村連れてどっか行ったし…)」

京太郎「(俺も行きたかった…いや…まぁ 見るからに原村に警戒されてたから仕方ないけどさ…)」

京太郎「(初日、男があんなに騒げばそりゃ警戒するって…)」ハァ

京太郎「(でも…惜しかったなぁ…あのおもt)」ガンッ

京太郎「(だっかっらっ!!!俺は何を考えてるんだよおおお!!!)」ガンガンガン






京太郎「(馬鹿か俺は!!!馬鹿なのか!?)」

京太郎「(憧にアレだけの事させておいて未だに玄みたいな事考えるとか馬鹿なのか!?)」

京太郎「(くそ…!いなくなれ…!そんなエロい俺なんていなくなれえええええ!)」ガンガン

??「わ、わわわ…」

??「だ、ダメだよ、そ、そんなに頭打ちつけたらし、死んじゃう~…」ガシッ

京太郎「ほ、放っておいてくれ!お、俺はこのままじゃダメなんだ!!」

京太郎「こ、このままじゃ俺は…!し、親友に顔向け出来ない男になっちまうから…!」

京太郎「だ、だから……だか…ら…」

京太郎「(…背中に感じる豊かで大きな感触)」

京太郎「(何時か玄に触った時と良く似て…)」

京太郎「(でも、それより大きくて…暖かい)」

京太郎「(厚手の布越しにもはっきりと分かるその大きさは、どう見ても…そうおもちで…)」

脳内玄「ふふふ…素直になるのです、同志須賀。君の魂は既におもちマイスターとして目覚めているのです」

京太郎「~~~~っ!!!」

京太郎「うっせえええええ!いなくなれ玄おおおおおお!!!」ガンガンガンガンッ

??「き、きゃああ…っ!?」









京太郎「…お、お騒がせしました…」

??「だ、大丈夫…?」

京太郎「あー…うん。…驚かせてごめんな」

??「わ、私は良いけれど…その…辛い事があったなら…聞くよ?」

京太郎「いや…気持ちは有難いけど…流石に…女の人には相談しづらいっていうか…」

??「…え?」

京太郎「あ…い、いや、何でもない」

京太郎「ともかく…心配かけて悪かった、えーっと…松実宥さんで良いんだよな?」

??「あれ?どうして私の事を?」

京太郎「そりゃ…松実さん有名人だし」

京太郎「覚えてないかも知れないけど小学校時代はバスも一緒だったんだぜ」







宥「…ううん。覚えてるよ」

京太郎「え?」

宥「バスの中にとっても暖かくて仲の良い三人がいるなって…そう思ってたから」ニコッ

宥「それに…最近は玄ちゃんからも君のこと聞くからね」

京太郎「あー…あいつなんて言ってた?」

宥「えっと…有望な新人が育ちつつあるって…おもちマイスターは永久に不滅なのです!とか…」

京太郎「あの野郎…人の苦労も知らないで…」ハァ

宥「あう…玄ちゃんが何かご迷惑かけてるの…?」

宥「もし、直接言いづらい事なら…私から伝えておこうか?」

京太郎「う…い、いや…それは…」



>>+2
00~30 な、なんでもねぇよ
31~60 じゃあ…その…おもちを控えるようにと…
61~99 いや…迷惑って訳じゃないんだ


































>>じゃあ…おもちを控えるようにと…

京太郎「じゃあ…おもちを控えるようにと…」

宥「そ、それは…」

京太郎「…ダメ…か?」

宥「う、ううん。ダメじゃないんだけど…ないんだけど…ね」

宥「…何度言っても玄ちゃん聞いてくれないから…」

京太郎「あー…」

宥「で、でもね!く、玄ちゃんは本当に良い子なんだよ!」

宥「ち、ちょっと変なところがあるけど、でも、それ以上にいいところ一杯あるから…!」

宥「だ…だから…あの…」

京太郎「分かってるよ」

宥「…え?」

京太郎「…玄が良い奴だなんて事くらい一年も一緒にいれば伝わってくるよ」

京太郎「まぁ、確かにちょっと空気読めてなかったりするところはあるけどさ」

京太郎「でも、それ以上に優しい奴だってのは今まででちゃんと伝わってきてる」

京太郎「だから、そんなふうに必死にフォローしなくても大丈夫だって」

京太郎「そんなのなくても…俺が玄を嫌うなんてないからさ」

宥「あ…」





宥「須賀君は…優しいんだね」ニコッ

京太郎「な…なんでいきなりそんな話になるんだよ…」

宥「だって、私に…真剣に返してくれたから…」

宥「須賀君が玄ちゃんの事好きだって気持ちが…ちゃんと私に伝わるように」

宥「そういう心のあったかい人を…優しいって言わないでなんて言うの?」クスッ

京太郎「う…べ、別に…そういうんじゃねぇし…」

京太郎「つか…優しいのはそっちの方だろ」

京太郎「妹の事に必死になってフォローしようとしてさ」

宥「だって…私おねーちゃんだもん…」

宥「それに…私、玄ちゃんには一杯迷惑掛けてるし…」

京太郎「迷惑…?」








玄「あ、おねーちゃん…に京太郎君?」

京太郎「よう、玄」

玄「どうしたの、二人して」

京太郎「さっきたまたま会ったんだよ」

玄「へー…やっぱり京太郎君のおもちレーダーにお姉ちゃんのおもちが…」

京太郎「引っかかってねぇよ、つか、どちらかと言えばお前の所為だっての」

玄「え?」

京太郎「…いや、まぁ良いよ。お前のその性格が治るなんて思ってねぇし」

玄「ぅ?」キョトン

京太郎「それより…せ、折角だし…一緒に麻雀教室に…」

玄「そうだね!あ、おねーちゃんはどうする?」

宥「え?わ、私っ?」ワタワタ

京太郎「ん?松実さんも麻雀出来るのか?」

玄「うん!私よりも麻雀上手なんだよ」

京太郎「へぇ…」






京太郎「じゃあ…俺も松実さんと打ってみたいな」

宥「で、でも…私…」

京太郎「あー…ダメか?」

宥「…う…う…いや…その…」

宥「ご…ごめんなさいっ!」ダッ

京太郎「あっ…」

玄「あちゃー…」

京太郎「…悪い。なんか俺…ダメな事言ったか?」

玄「ううん。そんな事ないよ、おねーちゃんが引っ込み思案なだけ」

玄「昔っから寒がりさんでずっと厚着してるし…クラスでも浮いちゃってて…あんまり友達もいないみたい」

京太郎「…そっか」

玄「だから…機会があればおねーちゃんと仲良くしてあげて欲しいな」ニコッ

玄「おねーちゃんはちょっと寒がりだけど、とっても頑張り屋さんで優しくて…料理だって上手なんだよ!」

玄「他にも一杯いいところがあるから…」

京太郎「…なんつーか…さ。お前ら…似た物姉妹だよな」

玄「え?」

京太郎「なんでもねぇよ。…つか、言われなくもそのつもりだから安心しろって」

京太郎「一回、助けてもらった恩は…ちゃんと返さないとな」













【System】
松実宥の思い出が1になりました。
松実宥の好感度が2あがりました。






















【オマケ】

玄「やはり…ポイントはおもちか…」

京太郎「ねぇよ」

玄「えー…でも、そんなにおねーちゃんの事気にするって事はおもちのことも…」

京太郎「お前の姉に対する認識はおもちが殆どなのか…」

玄「でも、おねーちゃんの大きくなかった?」

京太郎「まぁ…大きかったし…服越しでも分かるくらい柔らかかったけど…」

玄「でしょ!おねーちゃんのおもちはおもちマイスター松実玄が大事に育てた至高の逸品なのです!」

玄「…ってあれ?柔らかかった?」

京太郎「そ、そんな事言ってねぇよ!!ほ、ほら、行くぞ!!」

玄「う、うん。…あれ?たしかにそう聞こえた気がするんだけどなぁ…」クビカシゲ
最終更新:2013年10月05日 09:34