小ネタ:レジェンドとの素敵な性活(エロ注意)

―― 生きるという事は何かを選ぶという事だと私は思う。

何をするにしても、人は何かを選ばなければいけない。
朝起きた後にまず顔を洗うか、或いは歯磨きをするか、コーヒーを飲むかは人それぞれだ。
だけど、例えルーチンワークであろうとも人がそれをする事を選んでいる事に違いはない。
そして、それは同時に何かを捨てるという事でもあるのだろう。
同時に無限の事が出来る身体なんて何処にもない以上、選ぶという事は同時にそれ以外の選択肢を捨てている事でもあるんだ。

―― そして人とは想像力のある生き物である。

一度は様々な理由から捨てた選択肢。
それを選んだ先をふと夢想する事がある。
そして、それには大抵、一つの感情が付きまとう。
そう、つまりは…後悔という何とも噛みごたえの悪い感情が。

―― それでも人はifを考えずにはいられない。

現状への不満に依るものなのか、或いはただの思考遊びの一種なのかは人それぞれだろう。
だが、例え、どんな形であったとしても、人は過去に想いを向けずにはいられない。
もしも、あの時ああしていれば、もし、自分にこんな力があれば。
まったく一片の後悔もない人生などあり得るはずもない以上、人はそんな夢想からは逃れられないんだ。

―― そして私にとってその夢想は決まったパターンがあった。

例えば、高校進学の際、阿知賀を選んでいなければどうなっていたのか。
例えば、インターハイの時、私が小鍛治さんに勝っていたらどうなっていたのか。
例えば、リハビリついでに阿知賀子ども麻雀教室をやっていなければどうなっていたのか。
例えば、その教室の中で、あの子 ―― いや、『彼』にあっていなければどうなっていたのか。

―― 例えば…一年前のあの日、私が彼を部屋に招かなければどうなっていたのか。

そのIFは想像するだけで私の胸を傷ませる。
それは勿論、その結果が私にとってとても辛いものだったからだ。
もし、何もかもを一度やり直せる権利を得られたとしたならば、私は一年前のあの瞬間を選ぶだろう。
それくらい私にとってその選択は後悔しているもので… ――

京太郎「どうしたんだよ、レジェンド」
晴絵「…ぅ」

瞬間、私の意識を現実へと引き戻したのは台所に立つ彼の声だった。
1LDKの申し訳程度作られたキッチンの中でテキパキと動く彼はまだ幼い顔立ちをしている。
ついこの間、高校1年生になったばかりなのだから、当然と言えば当然だろう。
だけど、身長はもう180を超えていて、もう男の子というよりは殆ど男って感じだ。

晴絵「(顔立ちはこんなに綺麗なのにさー…)」

未だ幼さを残している所為だろうか。
彼の顔は表情次第で女の子に見える事もあった。
勿論、それは彼の顔が人並み以上に整っている事もあるのだろう。
女性的という訳ではないが、男らしさというものの薄いその顔には未だヒゲ一本すら生えていなかった。

京太郎「…なんだよ。急に人のことジロジロ見て…」
晴絵「いやぁ…京太郎が男子校とか言ったらモテるだろうなぁって」
京太郎「怖いこと言うなよ」

そんな彼 ―― 須賀京太郎の言葉に私は適当な誤魔化しを入れた。
まさか10も年上の女が、高校1年生の横顔に見蕩れていたなんて冗談でも言えるはずがない。
長い付き合いではあるし、恥ずかしいところも一杯、見せてはいるものの、こればっかりは別だ。
俗に立派な大人と呼ばれるタイプではないとはいえ、私にも一応、プライドって奴があるのである。

晴絵「(…ま、女としてのプライドはもうズタボロだけどさ)」

キッチンの中で動く彼の手際はいっそ鮮やかと言っても良いくらいだった。
こと料理に至っては男女の性差なんて関係ない事を教えられている気がするくらいである。
感嘆の言葉しか出てこないそれに私は軽い劣等感を感じていた。
それは下手に彼を手伝おうとすると邪魔にしかならない己の不器用さをコレ以上ないくらい自覚しているからだろう。

京太郎「ほら、そろそろ出来るし、皿出してくれよ」
晴絵「うん」

そんな私を知ってか知らずか、京太郎は何時もこれだけは手伝わせてくれる。
料理を作るのは彼の仕事で、それを盛りつけて運ぶのが私の仕事なのだ。
それが何時頃、決まったのかは正直、覚えていない。
私が阿知賀に帰ってきてこの部屋を借りたのなんてまだ一年も経っていないのに…もう年って奴かな。

晴絵「…京太郎って若いよね」
京太郎「なんだ、嫉妬か?」
晴絵「うん。正直、それもある」

だって、私はもうアラサー一歩手前なんだもん。
それなのにこんな若さと活力溢れる子と一緒にいたらそりゃぁ嫉妬の一つだってしたくなる。
まぁ、教え子だからと言い訳出来る関係ではあるんだけれど…でも、だからって妬ましさはなくならない。
私と彼の関係が決してそれだけで言い表せるような関係ではないのだから、尚更だろう。

京太郎「安心しろよ、晴絵はまだ若いって」
晴絵「きゅぅ…♪」

瞬間、私をレジェンド ―― 昔の呼び方ではなく、晴絵と言う今の呼び方をする彼に心臓がキュンってしちゃった。
それはきっと何気ないその呼び方の変化が、私達にとってそれだけではないからだろう。
勿論、安心させるように笑った彼の顔が格好良かったり、その声がやけにイケメン過ぎる事も関係している。
だが、私の胸をもっとも強く打ったのは…それが今日、オッケーかどうかを聞くサインだからだろう。

京太郎「…晴絵?」
晴絵「ぅ…きょ…きょーなんか…知らない…」

そして彼の事をきょーと呼ぶ私の変化も、また私達二人だけに通じるサインだ。
その意味は色々あるけれど、でも、おおまかに共通しているのは肯定を意味しているという事だろう。
そして…彼のサインは私の家というこの限定的な空間の中では性的なものを含んでもいて… ――

―― 私達は所謂…教師と生徒で恋人同士という禁断の関係なのである。

勿論、最初はそんな関係じゃなかった。
私はきょーが鼻垂れ坊主で悪ガキだった頃から知っているし、少なくとも男だなんて意識した事はなかったのだから。
彼もまた私の事を先生とは思っていただけで、そんな風に見ていた事はなかっただろう。
うん…当時は私よりも玄とか和に夢中だったしね、このおっぱいスキーめ。
まぁ…小学生の目の前にあのサイズぶら下げられたらそっちにホイホイついていっちゃう気持ちは分かるけどさ。

京太郎「…何睨んでるんだよ」
晴絵「…なんでもない」

口が裂けても大きいとは言えないけれど…私だって人並みにはあるのにさ。
一応、これでも憧よりはあるんだよ?分かってる?
コレ以上望むなんて一応、世間様一般では贅沢って話になるんだからね。
…いや、まぁ、彼が望めばそれが幾らでも手に入るんだろうけどさ。

晴絵「(…だって、京太郎、モテモテだもんね…)」

昔はただの悪ガキだった彼もずっとそのままでは居られない。
数年という時の流れの中で成長した彼は今や立派な男になっていた。
気遣い出来て、身体も今人気の細マッチョって奴で、顔立ちも綺麗で…その上、成績も上位に食い込み、人当たりも良いんだから。
実際、彼を子どもの頃から知る少女たちの中には明確にきょーに好意を寄せる子もいた。

晴絵「(…なのに、私のトコロに入り浸っちゃってさ…)」

彼が望めば幾らでも若くて可愛い女の子を捕まえられるのだ。
けれど、彼はそれでも私の側にいて…こうして世話を焼いてくれる。
それは間違いなく嬉しいし…正直に言えば優越感めいたものがあるのは事実である。
けれど…同時に胸が痛むのは、それが彼の青春を無駄にする事でもあり、同時に正当な手続きを踏んで至った関係ではないからだ。

晴絵「(…あの時、私がお酒に酔ったりしなければなぁ…)」

どれだけそんなifを思い浮かべても…今の現実は変わらない。
そんな事はこの一年で嫌というほど思い知らされたはずなのに、私は今でもそれを止められないで居た。
勿論、今の私は人生の中でも類を見ないほど幸せで、満たされていると言っても良い。
だが、そんな風に幸せであればあるほど…きょーがそうではない事を思って…自責に胸が苦しくなるんだ。

晴絵「(結果的には私が弱味に漬け込んだみたいなもんだしね…)」

阿知賀子ども麻雀教室で私が麻雀を教えていたきょーには人並み以上の才能があった。
就職の都合でそれがはっきりと開花するまで付き合ってあげられなかったけれど、彼はそのまま共学になった阿知賀に進学し、阿知賀男子麻雀部員として頑張っていたのである。
ろくに練習相手もいなかっただろうに独学で頑張った彼は数年で阿知賀のレジェンド ―― こっ恥ずかしいけれど私の異名である ―― の再来と呼ばれるまでになった。
それは勿論、私が先生という話題性もあって、メディアが勝手に名づけたものでしかない。
だが、根が軽そうに見えても責任感の強い彼がその呼び名に負けないように頑張っていた。

晴絵「(…だけど、一年前のあの日…それが砕かれた)」

彼にとって最後となるインターミドル。
しかし、そこできょーは…麻雀雑誌で特集を組まれるほどの雀士になっていた彼はボロボロに敗北した。
勿論、それは決して彼の実力が足りていなかったのではなく…ただ、相手が悪かっただけである。
あの日、彼が対戦したあの江藤って子は間違いなく十年に一度出るか出ないかの化け物なのだから。
幾らきょーが才能ある雀士と言っても、相手の打ち筋を真似ながら、その遥か上をいく魔物の相手をするには荷が勝ちすぎる。
寧ろ、ギリギリまで粘って食らい付こうとしていただけでも賞賛されるべきだろう。

晴絵「(…でも、頑張った分、きょーの心は弱っていて…)」

その気持ちは…きっと魔物に食らい付こうとした側でなければ分からないだろう。
どれだけ彼を想う幼馴染たちでも…その空白は決して埋められない。
いや、彼もまたその期待に応えようとしていた分、彼女たちの存在は下手に追い詰める事になりかねないだろう。
その空白に共感し、今すぐ埋めてあげる事が出来るのは高校で小鍛治プロという魔物に出会ってしまった私だけ。
解説の仕事で呼ばれていた私はそう思って…だからこそ、彼を部屋に招き入れたんだ。

晴絵「(…その時だって別にきょーとそういう事をしたいと思っていた訳じゃなかった)」

ただ、彼の気持ちを聞いてあげるだけで…その…そういうチョメチョメアフンな事はするつもりはなかったのである。
と言うか、私はその時、処女だったし…そういう『初めて』にだって人並み程度に思い入れはあったのだから。
それなのに私がきょーと肌を重ねる事になったのは…それだけ彼が傷つき…そして弱っていたからだろう。

晴絵「(…考えてもみればずっと一人だったんだもんね)」

最初、阿知賀麻雀部に居たのはきょーと玄だけだった。
それからきょーの活躍で人数は幾らか増えたけれども、その中で彼はずっと頼れる先輩であり続けたのである。
責任感の強い彼は顧問もろくにいないような部活で後進の指導をしながら、ずっと一人で戦い続けてきた。
誰かに頼る事も出来ず、求められるままに『阿知賀のレジェンドの再来』を演じ続けていた彼。
その意思は硬く、立派なものだったからこそ…一度、折れたそれらを簡単に立て直せるはずがない。

晴絵「(…だからってあんな事になったのは間違いなくお酒の所為なんだけどさ)」

私ときょーは子どもの頃からの知り合いとは言え、負けた時の気持ちとかシラフで言えるはずがない。
何時もは適当にふざけてじゃれあって…それで彼にツッコミを入れられるようなそんな立ち位置なのだから。
だからこそ、自分を追い込むために慣れないお酒を飲んだのだけれど…それがいけなかったのだろう。
強引に抱き寄せた私の胸の中で少しずつ泣く彼がとても可愛くて…愛おしく思えてしまったんだから。
結果、お酒の所為で理性が緩んだ私はそのまま、きょーを立ち直らせる為と身体を重ねて… ――

晴絵「(…それで終わっていればまだ美談で済んだんだろうけどね…)」

だけど、それをするには…ややこしい事にお互い初めてだったのだ。
一夜の夢とそう割り切る事も出来ず…ぎこちない関係になってしまったのである。
とは言え、私は阿知賀とは遠い地で実業団として活動しているのだから、彼とはもう会う事はない。
このギクシャクした感も時間が経ってきょーに恋人が出来れば解決するだろう。
そう思っていた私に突きつけられたのはチームの解体という情け容赦のない現実だった。

晴絵「(お陰で…阿知賀に戻る事になっちゃって…)」

そんな私を出迎えてくれた親友の望。
彼女と久しぶりに足を運んだ阿知賀の部室には…やっぱり彼がいた。
けれど、半年程度では関係のぎこちなさが解消出来るはずもなくろくに会話もないまま。
それでも話はトントン拍子に進んで、いつの間にか私は阿知賀で先生をする事になっていた。
いや、それ自体は私にとっても有難い事だったし…かつての教え子たちとインターハイとか何とも燃える展開だと思ったのだけれど。

晴絵「(でも、お母さんは家に戻る事を許してくれなくて…)」

会社の経営不振で解雇されてしまった私の事をお母さんは暖かく受け入れてくれた。
けれど、一度、一人暮らしをしているのだから、とそのまま放り出されてしまったのである。
それは恐らく私の料理の腕が高校時代から進歩していないどころか劣化していた事と無関係ではないのだろう。
でも…仕方ないじゃん、実業団って言っても別に麻雀だけやって終わりって訳じゃないんだし…。
それにやっぱり社会人って忙しいんだから…惣菜とか出来合いのものばっかりになってもおかしくはないはず。

晴絵「(…それで…まぁ、引っ越しする必要が出てきたんだけれど…)」

悲しいかな、その引越しの手伝いに来てくれたのは彼だけだった。
それは別に私の人望がまったくないとかそういうんじゃなくて…きっと周りの皆が気を遣ってくれたのだろう。
あの頃の私達はろくに目も合わせずに、会話だって業務的なものを数えるほどしかしていない有り様だったのだから。
それ以前がそれなりに仲が良かっただけに憧たちにも気を遣わせてしまったのだろう。
まぁ…問題は私達がギクシャクしていた理由が彼女たちの予想の遥か斜め上だった事なんだけれど。

晴絵「(結果的に…私たちの仲はそれで修復した)」

けれど、それは決して健全なものではなかった。
私達の仲が修復されたのは決して話し合いによるものではなかったのだから。
寧ろ、私達は気まずくて最低限の言葉しか発さなかったくらいである。
それなのに私達がこうして普通に話し合えるようになったのは偏にあるトラブルが原因だった。

晴絵「(私のミスの所為で…ショーツ見られちゃったのよねー…)」

急遽、引っ越しが決まった故に適当にダンボールへと詰め込まれた下着類。
その中には大人の嗜み ―― と言うか酔った勢いで買ってしまった ―― 勝負下着的なものもあった。
そんなものを教え子にバッチリと見られてしまったのだから…当時の私が焦るのも無理はない話だろう。
彼がそれを開けてしまったのがコミュニケーション不足による私の失敗だという事も忘れてきょーからそれをひったくろうとして… ――

晴絵「(…それで…えっと…きょーのこと…押し倒して…)」

それからの事は正直、良く覚えていない。
思った以上に間近で見るとその顔立ちが綺麗とか、少しずつ頬が赤くなっていく様が可愛いとか…。
期待するようにこっちを見つめる瞳とか…そういう部分的な記憶ははっきりと残っている。
けれど、その後にどうして私からキスしてしまったのかは…実は未だに分かっていない。
いや…それはきっと…今までも…そしてこれからも分かっちゃいけない事なんだ。

晴絵「(…もう手遅れな気もするけれどね)」

結果的に私は生徒と二回目のセックスをして…そしてそれにのめり込んでしまった。
勿論、それは私にとって通算二回目となるもので…普通ならのめり込むようなものではなかったのだろう。
だけど、何をやらせても人並み以上にやってのける彼は性的な方面でもその才能を発揮した。
まぁ…なにが言いたいかというと…月並みなことを言えば…凄い気持ち良かったのである。
それこそまだ不慣れなはずの私が快楽に溺れて…潮吹きまでしちゃうくらいに。

晴絵「(…おかげで私はきょーから離れられなくなっちゃった…)」

年下の男 ―― しかも、教え子である彼とのセックスはそれだけ甘美なものだった。
男旱のアラサー一歩手前の女を一発で虜にして…こうして未だに関係を続かせてしまうくらいに。
勿論、頭の中ではそんな事ダメだなんて事、とっくの昔に分かっているのだ。
何時までも続くはずがない…バレないはずがないって…はっきりと理解している。
けれど…それでも私はこの禁断の関係を断ち切る事が出来ず…そして今日もまた彼を家へとあげてしまった。

京太郎「…ふぅ。ご馳走様」
晴絵「あっ…」

そんなことを考えている間にきょーの食事が終わったのだろう。
食べ盛りの男の子らしく彼の食べるスピードは結構早い。
同じ分量でもきょーの方が数分早く食べ終わるくらいだ。
ましてや、今日は私が物思いに耽っていたのだから尚更である。
意識が現実に引き戻される感覚と共に自分の器を見ればまだ半分も箸が進んでいなかった。

京太郎「どうした?体調悪いのか?」
晴絵「ううん。そういう訳じゃないんだけど…」

まさか彼にこの関係を後悔しているだなんて言えるはずがない。
二回目のセックスの後、ぎこちないながらも告白してくれたのは彼の方だったのだから。
それはセックスした所為で私の事を女として意識してしまったという情けないものだったけれど…私はとても嬉しかった。
それこそ…道徳も倫理観も投げ捨て、ついつい頷いてしまうくらいに…私はその言葉に感動していたのである。

晴絵「(多分、似た者同士なのよね)」

私もまた彼を男として意識してしまったのはあの日の過ちがあったからだ。
そうでなければ私は今でもきっときょーの事を教え子としか見ていなかっただろう。
そして彼もまた先生としか見ていなかっただけに…私達の道がこうして歪な触れ合い方をする事はなかった。
全てはあの日…あの時に過ちがあってしまったからこそ、私達はこうして恋人同士としての日々を過ごしている。

京太郎「…」
晴絵「ちょ…な、何よ…もう」

そんな私の恋人は私がモグモグとぎこちなく食べる姿をじっと見つめる。
そうやって見つめられると、どうにも食べづらい気がしてならない。
それ以上に恥ずかしいところを一杯見られているとは言え…私にとって彼は大事な恋人なのだ。
そうやって見つめられると、恥ずかしさと嬉しさでこそばゆくて、ついつい身体を身動ぎさせてしまう。

京太郎「いや、やっぱ良いなってさ」
晴絵「何が?」
京太郎「好きな人が俺の料理で幸せそうな顔をしてくれるのが」
晴絵「はぅ…」

外見からは想像出来ないけれど、彼はとてもロマンチックな人間だ。
こうして時々、聞いている方が恥ずかしくなるような言葉を平気な顔して言ってのける。
何処かポエムめいたそれは…悲しいかな、夢見がちなアラサー手前の女には効果絶大だ。
それこそ好きってだけで胸の奥がキュンってしちゃうくらいに…私はもうこの男にべた惚れなのである。

晴絵「…きょーってホント、ずるいよね」
京太郎「いきなりなんだよ」

それが若さ故の盲目さならば、私もまだそれをいなす事が出来ただろう。
しかし、普段の彼はどちらかと言えば恥ずかしがり屋で、あんまりそういった事は言わないタイプだ。
外見こそ軽くて遊んでいそうに見えるが、彼はとても真摯でまっすぐな子なのだから。
彼がそうやって人の事を好きとか言う時なんて、その必要にかられた時くらいなものである。

晴絵「二人っきりの時のアンタの言動ってホント…クるのよ」
京太郎「クるって…何がだよ」

でも、それはこうして私と二人っきりの時だけ違う。
まるで甘えるように、そして導くように…私の事を気持ち良く、そして嬉しくさせてくれた。
同期の子が彼氏は年下に限るって言ってたけれど…今ならその気持ちが少し分かっちゃう。
そうやって子どものような彼も、そして大人のような彼も…私の心を捉えて離さないんだから。
こうしてちょっと度が過ぎるくらい鈍感なトコロなんて気にならないくらいに。

晴絵「だから…ドキドキしちゃうって事」
京太郎「ホント、晴絵はチョロいよな」
晴絵「ちょ、チョロくなんかないわよ!」

うん…だって、私、足掛け七年きょーと一緒にいる訳だし。
ま、まぁ…実際、意識してからこうして恋人になるまでは一年も経ってないけどさ。
それはあくまでキッカケがキッカケだった所為で…別に私がチョロいなんて事にはならないはず。
それにまぁ…年月なんてこれからずっと一緒に居たら何時かは逆転するものだし… ――

京太郎「そういうトコロ、可愛いよ」
晴絵「かわ…っ」

…あぁ、クソ…この小悪魔系男子め…。
私がそういうのに弱いって分かっててやってるな。
チクショウ…あぁ、弱いよ…ウィークポインツだよ。
だって、しょうがないじゃん…男の免疫なんてない訳だし…。
初めての彼氏にこんな事言われたら…やっぱり浮かれちゃうって…仕方ないって。

晴絵「ぅー…」
京太郎「はいはい。唸るのも良いけど…早く飯食えよ」
晴絵「…誰の所為よ誰の…」

きょーが私の事、こんなにゾッコンラブにしなかったら私だってもっと普通にしていられたのだ。
それこそ求める彼に『仕方ないなぁ』って応じる大人の女性にだってなれていたはずである。
なんか、そんな自分がまったく想像出来ないけれど…でも、人間なせばなるっていうし不可能ではないはずだ。
それなのに出来ないのは全て私の心をガッチリ掴んでオモチャにするどこぞの小悪魔系男子の所為である。

晴絵「…なんかさ。きょーって少女漫画から出てきたキャラみたいだよね」
京太郎「あぁ、晴絵が持ってるエロい奴か」
晴絵「ちょ!え、エロくなんかないわよ…!」

私のアレはあくまで資料用のものである。
来るべき時に備えてコツコツ溜めた私のバイブルなんだから。
…まぁ、そうやって溜めた私に分かった事は少女漫画で得た知識なんて現実にはまるで役に立たないって事なんだけど。
それに…私の好みが所謂、俺様系ヒーローって事もあって、ヒロインは基本流される側だし。
それが役に立った事ってムラムラした時に妄想する時の種と言うか題材と言うか…いや、なんでもない。

京太郎「ヤってるシーンある時点でエロいと思うけどな」
晴絵「そ、そんなのあくまで風味付けみたいなもんだし…ってかなんで知ってるの…?」
京太郎「この前、レジェンド待ってる時に掃除してたら奥から出てきたし…ちょっと読んでみた」
晴絵「お、奥からって…もしかして…」

瞬間、私の背筋に嫌なものが走り抜ける。
まるで嫌な予感というものがそのまま形になったドス黒い手で撫でられるような気持ち悪さ。
背筋の上から下までねっとりと撫で回すそれに私の心は神様に祈った。
勿論、普段は神様になんて祈ったりしないけど…でも、これくらいは良いんじゃないだろうか。
だって…それは決して人には言いたくない ―― それこそきょーにだって知られたくない ―― 私にとって最大級のトップシークレットなんだから。

京太郎「びっくりしたぞ。まさかあんなにボロボロとエロ本まで出てくるなんてな」
晴絵「わぁぁんっ!!」

けれど、神様って奴は普段から信じてる奴の事しか救ってくれないらしい。
少なくとも今、私の目の前で告げられる彼の言葉は、私にとって死刑宣告に近いものだった。
それだけはなしであって欲しいと言う私の気持ちを踏みにじるなんて…神様マジふぁっきゅー。
もうアンタなんて絶対に信じない…いや、最初から信じてなんかないけど。

京太郎「ま、別にエロいのが好きでも良いんじゃないか」
晴絵「ち、違うのよ、アレは…アレはね…えっと…き、きょーを満足させる為の奴で…」

まさか口が裂けても妄想でムラムラが収まらない時に身体を慰めるものだなんて言えない。
もう恥ずかしいところなんて山ほど見せているけど、でも私にだって恋人への体面というものがあるのだから。
立派な大人じゃないとは言え、そこまで情けない姿を見せるのはやっぱり抵抗がある。
ましてや私が買い集めていたのは女性が恋人に屈服し、和姦レイプされる話ばっかりなのだから。
私の願望というか嗜好がにじみ出ているとでも思われたら ―― それが例え事実でも ―― 死にたくなってしまう。

京太郎「へぇ…じゃあ、今日は俺の事を満足させてくれるんだよな?」
晴絵「あう…」

意地悪な彼の言葉に私は完全にさっきの言葉が藪蛇だった事を悟った。
確かに私もさっき頷いた以上、そういう事をするのは吝かではないし…正直、期待はしている。
さっきから妙に思考がエッチな方向に傾きやすいのは多分、その所為でもあるんだろう。
だが、それでも失敗したと思うのは…きょーが信じられないくらいの性豪だからだ。

京太郎「明日は休みだし…別に足腰立たなくなっても良いんだろ?」
晴絵「そ、それはちょと…困るかなぁって…」

彼の言葉は決して冗談でもなんでもない。
本気になった彼を受け止めようとしたらそれこそ腰が震えて立てなくなってしまうんだ。
普段は私の事を思ってかセーブしてくれているけれど、一晩中犯され続けて寝かせて貰えないのも珍しくはない。
そんなに私とエッチしても次の日またエッチしたがるんだから…それはもう若さ云々では説明出来ないレベルだと思う。

京太郎「じゃあ…どうされたい?」
晴絵「…意地悪…ぅ♪」

そう言いながらこっちににじり寄ってくる彼に…私はそんな言葉しか返す事が出来ない。
そもそも明日が休みという日にきょーを家へと招き入れているという事は私も内心、期待しているんだ。
彼に一晩中犯されて…足腰立たなくなるくらいまでイかされ続ける事を。
そんな私をきょーはとっくの昔にお見通していて…そしてだからこそ、こうして聞いてくる。
そして、私がそういうエッチな事が大好きだって知っているからこそ…顔を近づけて来て… ――

京太郎「…ちゅぅ」
晴絵「はぁ…むぅ…♪」

未だ食べている真っ最中の私の唇にキスをする。
それは唇同士を触れ合わせるような淡くて優しいものだった。
流石に食べ物こそ入っていないとは言え、歯磨きもしていないのにディープな奴はご法度だと理解してくれているんだろう。
だけど、そんな触れ合うだけのバードキスでもきょーに開発されちゃった身体は疼いちゃう。
キス一つで身体がボォと熱くなって…期待してた女の部分がエッチしたくて堪らなくなっちゃうんだ。

京太郎「もっかい聞くけど…どうされたい?」

そしてそんな私もまたきょーは分かっている。
分かっているからキスの後に…そうやって意地悪で勝ち誇ったような顔が出来るんだろう。
まるで私の心まで捉えたようなその表情に悔しいと思いながらも、私はどうしても逆らえない。
最早、須賀京太郎という猛毒に芯まで侵されてしまった私は、もう彼に支配されてるんだ。

晴絵「…い、意地悪で…激しいのが…良い…♪」

だからこそ、私はそんな恥ずかしい言葉を口にしてしまう。
ある種の屈服宣言にも近いその返事に彼の顔が嗜虐性を増した。
ギトギトとした欲望を隠そうともしないその表情は私の胸をまたドキンと跳ねさせる。
またきっといやらしい事を言われてしまうんだと辱めの予想を浮かばせるお腹の奥もまたゆっくりと準備を始めた。

京太郎「へー…意地悪なのが良いんだな…」
晴絵「ぅ…も、もう良いでしょ…!それよりゴハン食べさせてよ…」

とは言え、それに今すぐ溺れる事が出来ないと思うのは、私の食事が途中だからだ。
勿論、身体がもうスイッチが入りかけているし、胸は期待にドキドキしている。
しかし、だからと言って食事を投げ捨ててエッチに興じる事が出来るほど私は理性を捨ててはいない。
何より、どうせこの後は夜通し彼に犯されるのだし、今のうちに美味しいご飯を食べて、体力をつけておきたいのだ。

京太郎「じゃあ、食べれば良いじゃないか」
晴絵「…えっ?」

そう言いながらきょーはそっと自分のお皿を持って立ち上がった。
そのままスルスルとキッチンへと向かう彼の背中に私は疑問の眼差しを向ける。
だって、意地悪なきょーは、何時もならここで悪戯を仕掛けてくるんだから。
このまま私に何もしないまま終わりなんて…絶対にあり得ない。
きっと何か私に意地悪を仕掛けてくる準備をしているんだ。

晴絵「…んん?」

けれど、そんな私の気持ちとは裏腹に彼は普通に洗い物を始めた。
じゃぶじゃぶと水の音がするそれに私は首を傾げるけれど、彼の意図はまったく読めない。
そんな風に洗い物をする事が私を辱める事にどう繋がるのだろうか。
その疑問は私の心を手放さず、ジィと彼の背中に視線を向けさせる。
だが、幾らきょーが洗い物をする姿を見つめても、私に分かるのはその横顔が凛々しくて格好良いって事くらいだ。

京太郎「…ただいまっと…」
晴絵「…あう」

そして、私はその疑問に囚われたまま、殆どお箸を進める事が出来なかった。
…決して彼の横顔に見惚れていて…そんな事すら考えられなかったなんて事はない。
あぁ、私は今からこんなに格好良い恋人に犯されるんだって期待にお腹を疼かせてたなんてあり得ないのだ。
その原因は日頃の彼の行いにあり、私が警戒してしまうのも至極当然の結果なのである。

京太郎「…って全然、箸進んでないじゃないか。もしかして不味かった?」
晴絵「そ、そんな事ないって。凄い美味しいよ」

何処か心配そうな彼の言葉に私は全力で首を振る。
幼い頃から割りと何でも出来ていたきょーは料理の腕も一流だ。
正直、私ではなくお母さんと比べても、その味は優れていると言っても良い。
私の味覚にジャストな料理ばかり作ってくれる彼は最高のシェフである。
それは今日も変わらず、私の前に並んでいる料理はどれも最高と言って良い出来だった。

京太郎「じゃあ、なんで食べてくれてないんだ?」
晴絵「そ、それは…えっと…あの…」

とは言え、まさか意地悪されると思っていて警戒していたなんて言えるはずもない。
ましてや洗い物をする彼の横顔に見蕩れていたなんてそんな事…い、いや、事実ではないから余計に言えるはずないのだ。
だが、彼を納得させられる言い訳などすぐに思い浮かぶはずなどなく、私はゴニョゴニョと何とも不明瞭な言葉でその場を濁そうとする。
まるで小さい子どもがするようなその遅延戦術に内心呆れを感じるものの、しかし、ソレ以外に今の私は言葉が思い浮かばない。

京太郎「…これはお仕置きだな」
晴絵「お、お仕置き…!?」

そして、そんな子どものような私を、彼が許してくれるはずはなかった。
ニヤリと笑ったと思うときょーはそのままスルリと私の後ろへと座り込む。
そのままギュっと私の身体を抱きしめる手は心地良いけれど…でも、油断は出来ない。
だって、これは意地悪なきょーが言う『お仕置き』なんだから。
こうして後ろから私を抱きしめるだけが目的では決してないはずだ。

晴絵「ふあぁ…っ♪」

その予想を、今度のきょーは裏切らない。
彼の手はそのまま私のセーターの中へと入り込み、ゆっくりと肌を這い上がってきた。
ねっとりといやらしく肌を撫でるその手つきに肌がゾクゾクとした快感を伝えてくる。
期待に少しずつ火照り始めた私の肌にとって、それは間違いなく性的なものだった。
悔しいかな、今の私はナデナデとお腹の周りを撫でられるだけで声をあげてしまうくらいに興奮している。

晴絵「ちょ…や、止めてよ…今、ゴハン食べてるところ…」

とは言え、彼のその愛撫を肯定する訳にはいかない。
そうやって愛撫されるのは決して嫌な気持ちではないけれど、でも、私は食事中なんだから。
それを邪魔されるのは正直なトコロ、良い気持ちには到底、なれそうにない。
勿論、腹立たしいと言うほどではないけれど、止めて欲しいと思うのは事実だった。

京太郎「全然進んでない癖に何を言ってるんだよ」
晴絵「ぅ…」

だけど、そんな私にきょーが意地悪ながら鋭い指摘を返した。
確かにさっきからろくに食べていない私がそんな事を言っても何の説得力もない。
そもそもコレが彼曰く『お仕置き』である以上、その程度で彼が止まるはずがないだろう。
そんな事は私も分かっている。
分かっていて…その上でこうして言うしかないんだ。

晴絵「お、怒る…よ」
京太郎「怒れるなら怒れば良いだろ。…出来るとは思わないけどな」
晴絵「あ、ちょ…っ!」

そんな私の静止をきょーはまったく意にも介さない。
寧ろ、私に対する挑戦のようにその手を這い上がらせ、私のブラを外して見せた。
抵抗の暇すらなくプツンと外されたその下着はあっさりと私の身体を滑り落ち、私の太ももへと堕ちる。

京太郎「って…これ勝負下着じゃん」
晴絵「はぅぅ…」

その下着を私の肩越しに見つめるきょーの言葉に頬が一気に熱くなった。
勿論、私の下着を全種把握している彼のその言葉は事実である。
私の身体から滑り落ちたそれは黒いレースが乳輪ギリギリまで支配するかなりエッチな奴だ。
乳輪周辺だけを布で隠すそれは勝負下着を超えて、エッチな下着と言っても良いくらいである。
肩紐もろくになく、『男が脱がす為』に作られたそれは私が持っている中でも一番、エッチな奴だ。

京太郎「随分とヤる気だったんだな」

そんな私をからかうようにきょーは言うけれど…仕方ないじゃない。
最近はお互いに忙しくて…こうやって気兼ねなくエッチ出来る日なんてなかったんだから。
まぁ、顔こそほぼ毎日合わせているし…こうしてきょーが来る日はエッチもしてるけれどさ。
だからって、気絶するまで貪られるような激しいセックスはここ一ヶ月まったくなかったんだ。
最高級の食材をふんだんに使ったフルコースの後に、普通の食事が味気なく感じるように…私はもう並のセックスじゃ満足できない。
胃もたれしそうなくらいにギトギトでねちっこくて…精も根も尽き果てるようなエッチじゃないと疼きが収まらないんだ。

晴絵「だ、だからってこんな事して良い訳じゃ…」
京太郎「分かってるよ。でも、止めるつもりはないぜ」
晴絵「きゅぅ…♪」

しかし、だからと言って、無理矢理、恋人をその気にさせようとするきょーのその手が肯定される訳じゃない。
そう言おうとした私の言葉を遮りながら、彼の手は私のおっぱいを鷲掴みにした。
宥どころか玄にも負けるサイズのそれは感度が抜群なのか、ちょっと揉まれただけで声が出ちゃう。
甘えるような微かなその鳴き声に私の頬の熱はまた強くなり、呼吸が少しずつ荒くなっていくのが分かった。

京太郎「晴絵、ちょっと胸大きくなったか?」
晴絵「ぅ…ん…♪実は…今のカップちょっと厳しくなってきて…♪」

きょーという恋人が出来た所為で、私の中の女性ホルモンが活動的になったのだろうか。
アラサー手前という時期に差し掛かって成長が止まっていた私のそこは少しずつ成長を始めていた。
今ではもう元のサイズでは収まりきらず、ブラを着ける時に若干、苦労するくらいである。
それでも玄に負けているのは何とも情けないけれど…でも、きっと感度では勝っているから大丈夫。
おっぱいはサイズじゃなくて感度や艶張り柔らかさ含めた総合力だって、きょーも言ってたし。
うん、サイズでは負けてるかもしれないけど…総合力では決して宥にだって引けを取っていないはず…多分。

京太郎「んじゃ、今度、下着買いにいかないとな」
晴絵「そう…だね…♪きょーにも選んでもらわない…と…って違う!」
京太郎「ん?」

そこでようやく現実に戻ってきた私は声を荒上げて後ろのきょーを睨んだ。
キッと目に力を込めるそれに、しかし、彼が怯える気配はまったくない。
私の気持ちなんて何処吹く風と言わんばかりに飄々としているままだ。
普段から彼のほうが立場が上とは言え、そこまで平静とされるのはやっぱり面白く無い。

晴絵「なんでそんなナチュラルに人の胸揉んでる…きゅぅ♪」
京太郎「だって…お仕置きだしなぁ…」

だからこそ、ここは一つ年上の威厳を見せる為にも強く叱ってやらなければいけない。
そう思った私の言葉がきょーの手によって遮られてしまう。
グニグニと私のおっぱいを揉んでいたその手がゆっくりと外周を撫でるものへと変わったのだ。
お腹を撫でる時よりもさらにねっとりといやらしいそれに、私のおっぱいが発情する準備を始めてしまう。

京太郎「ま、晴絵がちゃんと食べ終わったら止めてやるよ」
晴絵「そ、そんなの…!」

無理に決まってる。
だって、私はおっぱいをナデナデされるだけでもう声が出ちゃうくらい敏感なんだから。
最高に敏感になった時にはパイズリさせられてるだけでイッちゃうくらい敏感な部分を掴まれているんだ。
ましてや相手は私の身体をそんな風に開発した張本人なのだから…我慢など出来るはずがない。

京太郎「出来ないなら出来ないで良いんだぜ。その時は延々、こうやって晴絵で遊ぶだけだしな」
晴絵「く…うぅ…♪」

私で遊ぶという彼の言葉に被虐的なものを感じながらも、胸中に嫌な展望が広がっていく。
きょーがこう言っている以上、その手が私を弄ぶのを止める事はまずないだろう。
悲しいかな、私ときょーの力関係は ―― 身体的なものでも精神的なものでも ―― 彼の方が上なのだから。
きょーがすると言った以上、私は拒めないし…そして拒もうとも思えない。
なんだかんだ言いながらも気持ち良い事に弱く、今日という日を楽しみにしていた私にとって、その快感は歓迎すべきものだったのだから。

晴絵「(だったら…早く食べ終わって…後顧の憂いなくエッチした方が良いよね…)」

そもそもこうやって彼がお仕置きなどと言い出したのも私が変に考え事していたり見蕩れていた所為だ。
だからってきょーの行為が正当化される訳じゃないけれど、でも、完全に彼だけに責任がある訳じゃない。
そうやって彼が付け入る隙を作った私にも、原因の一端はあるのだから。
ならば、ここで無駄な口論をするよりも彼が設定した目標をクリアしてしまった方が幾らか建設的だろう。

晴絵「はぅ…くぅん…♪」

けれど、その歩みは決して順調とはいかなかった。
普段は意識していないが、箸を思った通りに動かすというのは中々、精密な作業である。
普段は無意識的に出来るそれが、しかし、私の胸から沸き上がるジィンとした熱に阻まれて上手くいかない。
結果、意識的に指の角度一つ一つを変えなければいけない私は上手くほうれん草のおひたしを掴む事さえ出来なかった。

京太郎「ほら、そんなもんじゃ何時まで経っても終わらないぞ」
晴絵「誰の所為だと…っ♪もぉ…♪」

本来ならこんな無駄な苦労はしなくても良いはずだ。
と言うか、こうして食べ物を玩具にするようなやり方はあんまりにも行儀が悪すぎる。
頭さえ冷静ならば、今すぐ正座させて説教してやりたいくらいだ。
けれど、悲しいかな、身体はもう完全にスイッチが入って…彼に逆らえない。
その声もドンドン甘くなって…自身の発情が進んでいるのを自覚させられる。

京太郎「じゃ、責任取って、もっとエロい事するかな」
晴絵「はひぃっ♪」

瞬間、彼の手が私の根本をギュッと掴んだ。
今までのような撫でるものではなく、おっぱいを捕まえるようなそれはとても嗜虐的である。
正直、胸の奥から微かな痛みが湧き上がり、チリチリと乳腺が焼かれるように思えるくらいだ。
しかし、数分掛けてじっくりと感じる準備をさせられたおっぱいにはそれが気持ち良く、口から艶めいた声が飛び出してしまう。

晴絵「あぁ…くぅ…ぅぅ♪」
京太郎「はは。ちょっと感じすぎじゃないか?」

そんな私をからかうようにきょーが言うけれど…こんなの我慢出来るはずがないだろう。
だって、私のおっぱいを揉んでいるのは唯一、私以外でそこの柔らかさを知っている手なんだから。
酒に酔った勢いで気持ち良い揉み方のレクチャーすらしてしまった私の恋人は弱点を嬉々として突いてくる。
その根本をギュッと嗜虐的に絞っているのとは別の指先をサワサワと動かして、肌を擽ってくるんだ。

晴絵「(ゾクゾク…しちゃう…ぅ♪)」

それは勿論、そうやって私のおっぱいを揉んでいるのが大好きなきょーと言う事もあるのだろう。
女の子というのは男の子に比べて、快感を身体的刺激よりも精神的刺激に大きく比重を置く生き物なのだから。
彼に対して心を許して…いや、少なくとも愛していなければ、こんな風に身体が素直に乱れる事はなかったはずだ。

晴絵「ひんんっ♪」

そんな言い訳めいた言葉を胸中に思い浮かばせてしまうのはその刺激があんまりにも気持ち良すぎるからだろう。
最初から手加減なしに私を愛撫しているその手はまるで私を堕とそうとしているようにも思えるくらいだ。
しかし、そうやって堕とそうとされても私の身体はとっくの昔に彼に屈服し…快感に堕とされている。
こんな馬鹿げた事をされても本気できょーの事を拒めないのが何よりの証拠だろう。

京太郎「ほら、また手が止まってるぞ」
晴絵「はふ…ぅぅん…♪」

だけど、きょーはそんな私に容赦する事はなく、後ろからせっついてくる。
それに抗議するように漏らした吐息さえ、もう熱いものになっていた。
今や私以上に私の身体を熟知した彼の技巧に心臓はドキドキしっぱなしなのである。
自然、身体も火照り、スリスリと快感を教えこむように私を撫でる指先が疼きを強めていった。

晴絵「ん…く…♪」
京太郎「おぉ、偉い偉い。ちゃんと食べられてるじゃないか」

それでも何とか煮物を口へと運んだ私をきょーが褒めてくれる。
その言葉こそ小馬鹿にしているようだが、口調そのものは割りと優しい。
どうやら一応、本気で私の事を褒めてくれているらしい。
それが嬉しいと思っちゃう自分が…もう何ともアレだ。
自分はもっと自立したタイプだと思ってたのに…なんでこんな犬みたいになってるかなー…。

京太郎「でも、まだ半分以上残ってるしさ。頑張れよ」
晴絵「簡単に…言ってくれちゃって…ぇ♪」

私をそんな犬みたいな情けない女の子に仕立てあげたきょーがそう耳元で囁く。
それはさっきのものとは違って、とても意地悪で嗜虐的なものだった。
まるで『そう簡単にクリアさせるつもりはない』と言う真意を私に見せるような言葉に背筋がゾクゾクしちゃう。
それが期待か、あるいは不安かは分からないけれど、でも、身体が凄い興奮しちゃった事だけは確かだ。

晴絵「(うあ…もう…染みだして来ちゃってるよ…)」

キュンとお腹の奥を疼かせた私の股間にニチャリと粘ついた感覚が僅かに広がっていく。
明らかにショーツに何かが染みだしたそれは正直、不快感と言っても良いくらいだった。
だが、その所為で私の意識はそっちへと引きずり降ろされ、自覚させられてしまう。
自分が今、どうしようもないくらいに発情しちゃって、もうショーツを濡らすくらいに興奮している事を…まざまざと見せつけられてしまうんだ。

晴絵「(とにかく…とっとと食べないと…)」

何せ、こうやって愛液が染み出してきているのはあくまでも序章に過ぎないのだ。
まだまだ私の身体が興奮する余地を残している以上、下手をすれば被害はショーツだけでは収まらない。
下着はまだ良いとしてその上のパンツまで愛液で濡れてしまうというのは流石に御免被る。
そんな事になったら後処理も面倒だし、何よりジーンズにシミが出来ると…その…丸分かりじゃない?

京太郎「お、随分と早くなってるじゃないか」

そんな切迫した危機を感じ取った所為だろう。
私の手はさっきまでとは違うキビキビとした動きになり、口の中に食べ物を運んでいった。
普段はそれもしっかり咀嚼して味わうけれど、だけど、今の私にはそんな余裕はない。
出来るだけ最低限の咀嚼で流しこむように嚥下していった。
折角、京太郎が作ってくれたご飯をそんな風に食べるのは勿体ないけど、どのみち今の私には味なんて分からない。
それならとっととこの危機を乗り越えて…きょーに仕返しの一つでもしてやるのが一番だ。

京太郎「流石は晴絵、やれば出来るじゃないか」

瞬間、私の背筋に嫌なものが通り抜けていくのはその言葉があまりにも素直過ぎるものだからだろう。
心から私の事を賞賛するそれは普段ならばともかく、意地悪のスイッチが入ったきょーには決して似合わない。
その裏に必ず何か意味があるはずだと、身体が硬直し、次の刺激を身構える。

京太郎「じゃあ、俺もそろそろ本気を出さないとな」
晴絵「~~~~んんっ♪♪」

しかし、それでも私の身体はその瞬間の快感に抗う事が出来なかった。
平常心と言い聞かせていた身体がビビクンと波打つように震えて、顎がクッと跳ね上がってしまう。
肘までブルリと震えさせてしまうその強烈な快感は私の胸の先 ―― 乳首から放たれたものであった。
今までの刺激でピンと突き出すように腫れあがったそこは、私の身体でも有数の性感帯なのである。

晴絵「あひ…ん…♪くぅぅ…っ♪」

しかも、そこはさっきまでの彼の愛撫によって疼き続けた箇所でもあるのだ。
優しく、けれど嗜虐的なきょーは今までずっとそこにはノータッチだったのだから。
一番、気持ちよくなる場所以外を嬉々として攻めていた意味は今、この瞬間が何よりの証明なのだろう。
疼きが充足していく感覚を通常以上の快感へと変えてしまう私の身体は彼の指先の動き一つで簡単に震えてしまうんだから。

晴絵「(それ…に…動けない…っ♪)」

身体の芯を揺さぶるような強烈な快感 ―― いや、快楽はあんまりにも大きすぎる。
跳ね上がった感度に対してまったく育たなかった快楽の抵抗をあっさりと飲み込んでしまうくらいに。
お陰で私の身体はその快楽を享受する為に動きを止め、喘ぎ、震え、そして身悶える。
まるで彼の愛撫を求めるようなその反応に私の奥は再び潤みを増した。

京太郎「おいおい、また手が止まってるじゃないか。どうしたんだ?」
晴絵「んひ…っ♪は…ぁ…ふぅ…♪♪」

そんな私の前で白々しく告げるきょーは本当に良い度胸だと思う。
顔こそ見えないけれど、きっと今の彼は貼り付けたような心配の表情を浮かべているはずだ。
その顔を張り倒してやりたいけれど、でも、今の私にはそんな余裕も力もない。
きょーの言葉でようやく自分のするべき事を思い出した私は箸を器に近づける事すら大変になっていたんだから。

晴絵「きゅひぃっ♪♪」

何より、きょーは私がその器に箸をつける事すら許してはくれない。
私がそうやって箸を近づければ近づけるほど、私の乳首を強く締め上げるのだ。
ギュっと押し潰すように私の乳首を捕まえる彼に思わず悲鳴のような鳴き声が漏れる。
そのままフルフルと腰が震えるのは勿論、痛みではなく、膨れ上がった快楽の為だ。

晴絵「(悔しい…のに…腹が立つのに…ぃ♪)」

愛撫一つであっさりと崩壊してしまう自身の淫らな身体。
それを完全に見抜かれ、そして今もさらなる開発をしようとしている年下で生意気な彼に思わず指先に力が入る。
だが、その力さえギュッギュと何度も繰り返される乳首への締め付けによって、少しずつ緩んでいった。
まるで10cmもないような小さな突起で私の全てを支配されているようなその感覚に情けなくも身体が善がってしまう。

晴絵「も…ぉっ♪もぉぉ…♪」
京太郎「どうした?牛にでもなったのか?」

だが、そんな身体とは違って、心はまだ完全に屈してはいない。
基本、麻雀をやる奴と言うのは諦めが悪くて、そして負けず嫌いな奴が多いんだから。
その例に私も漏れず、敗北感を認めまいと拗ねるような言葉を口から漏らした。
そんな私の気持ちなど知り尽くしているはずなのに、背中のきょーは意地悪くそう尋ねてくる。

晴絵「アンタって…ホント…さい…てぇ…♪」
京太郎「乳首をこんなに勃起させてる奴が言ってもなぁ」
晴絵「んひぃいぃっ♪♪」

瞬間、きょーの指先が私の乳首をキュッとひねる。
ピンと張り出した乳首の角度を強引に変えようとするそれに私の身体がビクンと跳ねた。
今まで以上のその反応は、私の中に電流のような激しい快楽が走り回っている証だろう。
ビリビリと快楽神経を震わせるその気持ち良さに私の身体はあっさりと屈してしまう。

晴絵「ん…あぁ…♪」
京太郎「ちょっと乳首イジメただけですぐこうなっちゃうしよ」

揶揄するように言う京太郎はきっと私の体重を胸に感じているからなんだろう。
だけど、私だって好きでこんな風にトロトロで脱力した身体になっている訳じゃない。
きょーが執拗に私の身体を開発しちゃったからこうなっただけで、決して私の責任じゃないんだから。
全部、意地悪で、ドSで、嗜虐的で、人の弱点を知り尽くしていて、私を完全に捕まえてくれている彼の責任だ。

晴絵「…時々…なんでアンタと付き合ってるのか分からなく…なる…よ…♥」
京太郎「じゃ、別れるか?」
晴絵「バカ…♪そんな事出来ないの…知ってる癖に…ぃ♪」

ここまでコケにされてるのに腹立たしさや悔しさを覚えても彼に対する嫌悪感は一切ないんだから。
大人の女性なんて言葉が聞いて呆れるくらいに私はもうきょーに対してゾッコンなのである。
この状況になっても別れるなんて言葉がブラフにも使えない自分に呆れるけど…まぁ…悪い気分じゃない。
今までこんな風に誰かを好きになったことがない私にとって、好きという感情はそれだけ素晴らしいものだったんだ。

京太郎「じゃあ、もっと色々していいんだよな?」
晴絵「きゅぅんっ♪♪」

だけど、そんな私の気持ちをきょーはまったく理解してくれてはいない。
いや、それどころか、それを免罪符にするようにして私の乳首へさらなる愛撫を開始する。
乳首をスリスリと扱くようなその指先はさっきのそれが嘘のように優しい。
まるで乳首の表面を撫でられているようにも感じるそれに、けれど、私の我慢はゴリゴリ削れていく。

晴絵「(これ…焦らされてる…っ♪)」

だって、私の乳首はもう最初から疼いて、もうオネダリ状態だったのだ。
乳首に圧力を掛けるような愛撫でも簡単に気持ち良くなれちゃう私に今更こんなものは必要ない。
こういうのはそうやって乳首をイジメる遥か前 ―― それこそ感じる準備をさせる為 ―― に使うものなんだから。
最早、感度が最大に近い今の私にしても、欲求不満を与えるだけにしかならない。

晴絵「(あぁ…誘ってる…よね♪これ…理性を潰す為の…愛撫…っ♥)」

勿論、そんな事はきょーだって分かっている。
それでもこうして私の責め手を緩めるのは、それが明らかに罠だからだろう。
ここでこれ幸いと私が料理に手を出した瞬間、彼の責めがまた激しくなるはずだ。
いかにも意地悪なきょーらしいその愛撫に私の背筋がゾクゾクしてしまう。

晴絵「(どう…しよう…♪これ…どうしたら…良い…の…?)」

そうやって自分に尋ねるまでもなく、私には進むしかない。
例え罠でも迂回路なんてない以上、愚直な前進が正解だ。
だが、そうと分かっていても、それを選ぶ事が出来ないのはその罠があまりにも甘美で嗜虐的だからだろう。
何の気構えもなく突っ込んでしまったらもう完全に抵抗する意思を奪われてしまうかもしれない。
そう思ってしまうくらいに私の目の前に広がるそれは意地悪で…そして気持ちの良いものだった。

京太郎「どうした?折角手を緩めてやってるのに…食べないのか?」
晴絵「そ…れはぁ…♪」

だが、そんな私の逡巡すらきょーは許してはくれない。
私を無理矢理、罠へと押し込めるように意地悪く尋ねてくる。
私の躊躇いもその理由も見通しているが故のその言葉に思わず心まで屈しそうになってしまう。
身体だけではなく心まで屈して…この支配的な恋人に懇願したいとそんな感情が私の中に広がっていった。

京太郎「それとも…晴絵はもうギブアップかな?」
晴絵「~っ!そ…そんな訳…ないでしょ…!」

しかし、それが形になるほんの数瞬前に彼の言葉によって霧散させられる。
まるで私を挑発するような言葉に負けず嫌いな私の部分がカチンと来てしまったのだ。
お陰でつい反射的にきょーを拒絶し、そして、同時に絶望感を味わってしまう。
だってこうやって一度拒絶してしまった以上、すぐにギブアップなんて言えない。
この砂地獄のように甘く淫らな快感に私はまだもうしばらくの間、耐えなきゃいけないんだ。

京太郎「じゃあ、ほら、箸を動かして…さ。折角作ったんだしちゃんと食べてくれよ」
晴絵「く…ぅ♪」

それが出来ないのはきょーの所為だと返す余裕さえ私の中にはなかった。
もうギブアップしたくて堪らなかったマラソンがまだ続く事が私の言葉で決定してしまったのだから。
それに打ちひしがれる心は気力を湧き上がらせず、ただ惰性のように手を動かしていく。
けれど、その手はフルフルと震えていて、目標すらちゃんと定まってはいなかった。

晴絵「はぅ…ぁ♪」

そんな私の手が再び煮物を掴んでも、きょーの手はずっと焦らすような愛撫のままであった。
それに肩透かしめいたものを感じるのは、私の身体がもう否定出来ないくらい火照っているからだろう。
さっきから踏みにじられ続けている私の尊厳を燃料にして、マゾヒスティックな本性がゆっくりと燃え始めていた。
お陰でこうしてその愛撫が弱まった今でも、私の奥はドロドロの粘液を沸かせ、ショーツの中に熱い不快感を広げている。

晴絵「…ぱくっ」

だけど、きっと彼はこの程度では満足しないし…必ず何か仕掛けてくるはずだ。
そう警戒心を沸き上がらせる私の心を裏切るように彼の手はずっと私の乳首を撫で続ける。
ナデナデと慰めるようなそれは勿論、気持ち良いが、さりとて食事が中断されるようなものではない。
もうショーツの中がグショグショなのに私がこうして普通に食事出来ているのがその証拠だろう。

晴絵「(…なん…で…?)」

その不気味な沈黙を喜ぶ気にはなれないのは、私がきょーに何度となく辱められているからだろう。
何時もの彼であれば、今頃、私が食べられなくなるくらいに乳首を激しくイジメているはずだ。
それこそ乳首が壊れてしまいそうなくらい無茶苦茶にされていてもおかしくはない。
なのに、今の彼は恐ろしいほど静かで…そして、だからこそ… ――

京太郎「どうした?モジモジって太もも動いてるぞ」
晴絵「っ…~~♪」

瞬間、耳元で囁かれた言葉に私の肩が跳ねる。
ピクンと上下に揺れるそれはきょーの言葉が図星であったからだ。
だって、私はさっきから愛液が止まらないくらいに発情している状態なのである。
それなのにこんな風に焦らされ続けたら…そりゃもどかしくもなってしまう。
口には決して出さないけれど…私の身体はもうきょーに屈して、滅茶苦茶にして欲しくて堪らなかったんだから。

京太郎「こっちも触って欲しいのか?」
晴絵「んぁっ♪♪」

そんな私のお腹をきょーの右手は滑り落ちていく。
そのままジーンズ越しに私のアソコに触れた手はそこをサスサスと擦った。
分厚い布地に殆どその刺激をかき消されながらも、刺激が私の濡れた部分にしっかりと突き刺さる。
完全にスイッチが入っちゃったそこはもどかしさもあって凄い敏感になっているんだから当然だろう。

晴絵「(あぁ…っ♪そっちを触る為だったんだ…ぁ♥)」

そこで私はようやく焦らし続けた彼の意図を理解した。
最初からきょーはそうやって私のアソコを触るつもりだったのだろう。
焦らされた私が身動ぎして…我慢出来ないってサインを待っていたんだ。
そして私はまんまとその思い通りに動いてしまい…こうして彼の介入を許してしまう。

京太郎「お…なんかじっとりしてる気がするな。もしかしてもう濡れてるのか?」
晴絵「ふあ…あぁっ♪♪」

けれど、私にとってそれだけではないのは…その声が証明していた。
ねちっこく私の耳元で囁きながら秘所を撫でる彼の手に簡単に嬌声が漏れてしまうんだから。
まるでオスに媚びる為の鳴き声にも聞こえるそれは私が内心、辱められるのを期待していたからだろう。
そんな私にとって自身の情けなさや敗北感と言ったものも興奮の材料でしかなく、またアソコからトロンって愛液が染みだした。

晴絵「そ…んな訳…っ♪ないでしょ…ぉ♪♪」
京太郎「じゃ、確かめて見ようぜ」
晴絵「ふあ…ぁ♪ちょぉ…ぉ♪♪」

私が発情している事を乳首よりも何よりも如実に伝えるメスの反応。
それは決して私にとって否定しきれるものではなかった。
実際、溢れた愛液でネチョネチョになったショーツは目に見えた不快感を私に与えているくらいなのだから。
しかし、それでも彼の前で素直にそれを認めてやるのは悔しい。
そう思った私が否定の言葉を放った瞬間、きょーの手が私のジーンズのファスナーを下げ、強引にそこから指を入れて来る。

京太郎「ってなんだ。こっちもエロいのつけて…もうヌレヌレじゃないか」
晴絵「あ…ぁ♪♪」

そんな彼の手がまっさきに触れたのは私の愛液まみれのショーツ…ではなかった。
私のショーツはブラと同じく男を誘う為のデザインをしているのだから。
クロッチ部分がくぱぁと割れるその下着はきょーの指を一切、遮る事はない。
彼の指はそのまま私の大陰唇に触れて、その奥にある粘膜にはっきりとした圧迫感を与えた。
ジーンズ越しとは比べ物にならないそれに私の口から震えた声が漏れてしまう。
打ちひしがれた敗北感すら浮かばせるその声に、しかし、彼は一切、容赦しなかった。

京太郎「あんなに偉そうな事言っといて胸揉まれただけでこんなにグショグショとか…まるでメス犬だな」
晴絵「くひぃぃんっ♪♪」

カプリと私の耳を甘く食みながらのきょーの言葉に私の背筋がブルブルと震えた。
私の情けない理由をはっきりと訴えかけるその言葉に被虐心がどうしても刺激されてしまう。
さらには意外と敏感な耳たぶまで優しく食まれているんだから…我慢なんて出来るはずがない。
途中まで頑張っていた手がふっと脱力し、テーブルの上へと崩れていく。

京太郎「もう本当はセックスしたくて仕方がないんだろ?」
晴絵「そ…んな事…ぉ♥」

勿論…ありまくりだ。
だって、そんなにグショグショになるくらいに私のアソコは興奮してるんだから。
もうきょーのオチンポ欲しくて堪らないって奥の方はヒクヒクしてるのをはっきり感じるくらいである。
その欲求はまだ私の意地や理性と言ったものに阻まれているけれど、しかし、決してそれが永遠に続く訳じゃない。
寧ろ、今再び同じ事を尋ねられた時に私がちゃんと拒めるかさえ曖昧なくらいだった。

京太郎「強情だな…ま、そういうトコロも可愛い訳だけど」
晴絵「ふあぁ…ぁん♥」

唐突に告げられるきょーの甘い告白。
ごくごく普通の恋人らしいその睦み言に私の肩からもふっと力が抜けていってしまう。
もうテーブルの上に堕ちてしまった手をあげる力すら無いそこは喜悦だけが通り抜けていく。
普段はあんまりそういう事を言ってくれない彼のストレートな言葉に甘い心地良さが身体を支配した。

京太郎「…だから、思いっきり…壊してやりたくなる」
晴絵「…え……?ひ…んんんんっ♪♪」

けれど、それも一瞬の事。
次の瞬間にはクロッチ部分の割れ目を大きく開けたきょーの指が私の秘所を直接、イジリ始めていた。
肌から突き出たビラビラをコスコスってイジメるそれにビリッと甘い疼きが私のお腹を突き上げる。
愛液を通って伝わってくるようなその電流は私の身体を震わせ、さっきの心地良さを駆逐していった。

京太郎「はは。もうホントにベットベトだな」
晴絵「はひっ♪ん…くぅ…ぅ♪♪」

代わりに湧き上がるのはどうしようもないくらいに粘ついた被虐感だった。
さっきの甘い囁きは彼にとって私を持ち上げて堕とす為の餌でしかなく、そして私は完全にしてやられたのだから。
心の中まで思い通りに動かされるその感覚に、私のアソコからの快感が混ざり合っていく。
胸のそれとは違う直接的で鋭いそれは被虐感と共に私の胸を突き刺し、その奥にある心臓をドキドキさせるんだ。

京太郎「これじゃクリ弄られるだけでイくんじゃないか?」
晴絵「あ…ぁ…♪」

そんな私を更に追い詰めるようにきょーは耳元で意地悪くそう囁いてくる。
淫らな未来予想図を私へと思い浮かばせる為のその言葉に、私の子宮はキュンと締め付けられた。
勿論、こうしてアソコと乳首をイジられているのは気持ち良いけれど…でも、身体はそれが果てではない事を知っているんだから。
彼によって貪欲な本性を暴かれた身体はその言葉に期待を浮かべ、子宮からオネダリするように愛液を溢れさせた。

晴絵「そんな訳…ない…ぃ♥」
京太郎「へー…そうなのか」

反射的にそれを否定する言葉が出てくるけれど、それはもう本当に快楽を拒絶する為のものなのか私には分からなかった。
だって、そうやって否定したら意地悪なきょーが必ずそれを確かめるって私は知っているんだから。
意固地になって否定すればしただけ激しく私の事を虐げて…そして気持ち良くしてくれるはずだ。
それを子宮にまで刻み込まれている私がこうして否定したトコロで…それが果たしてその為だけに放たれたものなのか。
快楽に染まった頭の中では最早、その判別すら出来ず、期待と否定がグルグルと胸の中でワルツを踊った。

京太郎「ま、とっととトドメを刺すのも面白く無いしな。もう少し遊ばせて貰うか」
晴絵「ひぃっ♪♪ん…あぁぁっ♥」

だけど、きょーはそんな私の期待なんてお見通しであったんだろう。
私の言葉に意地悪く笑ったと思った主義の瞬間には、そうやって肩透かしの言葉をくれた。
それに期待が落胆へと引きずりおろされ、火照っていた身体が欲求不満を強める。
やっぱり心はどうであれ、私の身体そのものは彼の言葉に強い期待を抱いていたらしい。

京太郎「それに…こっちの方もヒクヒクして物欲しそうにしてるしな」
晴絵「んん…ぅぅ♪♪」

そう言いながらきょーが触れたのは私の粘膜だった。
外に突き出したビラビラではなく、大陰唇の奥にあるドロドロの粘膜なのである。
ビラビラよりも遥かに感度の高いそこは突然の来訪者にギュッと入り口を閉ざして、警戒を浮かべた。
しかし、次の瞬間にはそれが自分を感じさせてくれる大好きな人の一部だと理解したのか、ヒクヒクとオネダリするように吸い付き始める。

晴絵「ふぁぁ…♪あぁっ♪♪」
京太郎「まったく…触っただけで吸い付いてくるとかどれだけ飢えてるんだよ」

呆れるように言うきょーの言葉に私は返す言葉を持たなかった。
実際、私のアソコはきょーの身体に飢えていたのである。
例え、指じゃなくて足だったとしてもそこに触れられて貰えているならば私は善がってしまっていただろう。
それくらいに私の身体はきょーに溺れ、そして今も順調に沈んでいっているんだ。

京太郎「ここにチンポ入れたらきっと凄い気持ち良いんだろうなぁ…」
晴絵「~~~~っ♪♪」

そんな私の耳元で染み染みというその言葉に…反射的に欲しいという言葉が飛び出しそうになる。
その淫らな光景を思い浮かべるよりも先に飛び出しそうなそれを堪えられたのは最早、奇跡に近い所業だろう。
快楽を堪えようと顔に力を入れた瞬間でなければ、それは間違いなく彼の耳に届いていたはずだ。
しかし、それは幸か不幸か現実にはならず、私の地獄を先延ばしにする。

京太郎「晴絵のグチョマンとっても気持ち良いからなぁ…あっちこっちからしがみついてきて離さないし」
晴絵「ふぅーっ♪ふくぅ…ぅぅーっ♪♪」

そして一度耐えてしまった以上、彼の言葉に中々、屈服する事が出来ない。
次いで告げられる淫語にどれだけ想像を掻き立てられても、一度、食いしばった歯の根は中々、緩まないのだ。
まるでそこが最後の砦であるかのようにがっちりとスクラムを組み、切り崩そうとするきょーにも中々、応じない。
そんな自分に喜んでいいのかあるいは悲しんでいいのかさえ分からないまま、私は鼻で大きく呼吸を続ける。

京太郎「特に奥とかもう俺のチンポにぴったりでさ。突っ込んだだけでもう好き好きって吸い付いてくるし」

だけど、そんな私に構わずに、きょーの淫らな言葉は続き、そして子宮がズキズキと痛みのような疼きを訴え始めた。
独特の鈍さと共に入り込んでくるその痛みは、もう子宮が完全にきょーに屈してしまった証なのだろう。
もう意地とかそんなのどうでも良いからとにかくセックスがしたい。
きょーが言っているように…オチンポハメハメして貰って大好きちゅーがしたい。
私の一番、はしたない部分はもうそう叫んで、エロエロなヨダレを垂れ流しにしていた。

京太郎「感度も抜群で…チンポ出し入れするだけで簡単にアクメって締め付けてくるから本当、最高のエロマンコだよ」

その上、きょーはそう言いながら、私の粘膜をクリクリって撫で回していた。
もう想像だけでトロットロになっちゃってる私のそこを指先で押しこむようにしながらの愛撫。
ほんのすこし角度がズレてしまったらそのままひくつく肉穴の中に指が入ってしまいそうなそれはとても気持ち良い。
まるで私の頭の中へ快楽が突き刺さるような感覚に私は足先までブルルって震わせてしまう。

京太郎「おっと」
晴絵「はひぅ…♪」

その結果、崩れそうになった身体をきょーが受け止めてくれた。
それ自体は間違いなく嬉しいけれど、心の中はもう折れそうになっていた。
こうしてバランスを崩してしまいそうになるくらいに私はもう頑張ったんだから。
もう…ギブアップしても良いじゃないかと、そんな声が私の中で大きくなる。

京太郎「ほら、そんな姿勢じゃちゃんと飯も食べらんないだろ」
晴絵「ひっぃぃいっ♪♪」

だけど、私がその言葉に従うよりも先にきょーの指が私の乳首をぐいっと引っ張った。
彼にもたれかかるようになった背中をテーブルへと引き戻そうとする彼の指に身体が従ってしまう。
それは決して乳首を滅茶苦茶にされるのが痛いというだけではなかった。
寧ろ、そんなのがアクセントでしかないくらいに気持ち良かったが故に、私の身体は従順にテーブルへと戻らされてしまう。

晴絵「はぁ…ん……♥」

とは言え、戻ったところで私に出来る事なんてまったくない。
既に快楽によって堕ちてしまった腕には悲しいくらいに力が入らず、箸もテーブルの上へと転がっているような有り様だ。
そんな状態で食事など出来るはずもなく、戻ったところで、意地悪な恋人による辱めが続くだけ。
そう思うと箸を動かす気力さえ湧き上がらず、私はグッと歯の根に力を込め続けていた。

京太郎「どうした?もう食べるつもりもないのか?」
晴絵「ん…ん…♪」

私にとってそれは残された唯一の抵抗だった。
身体中の力や気力をかき集めても、口を開けばすぐさま哀願が飛び出してきそうな口を閉じる事くらいしかもう出来ない。
この場から逃げる事や、彼を突き放す事なんて思い浮かびさえもせず、ただただ、快楽を堪えようと…いや…違うか。
私の身体は我慢という題目を掲げながらも…その胸を期待に疼かせていた。

晴絵「(まだ堕ちてない、だから大丈夫…なんて…♪)」

どれだけそう言い聞かせても、現実が変わる事はない。
滑稽なまでに追い詰められてしまった私は意地と欲望の間で、そうやって二者に折り合いをつけていた。
我慢する為にはこれからエスカレートするであろう快楽を嫌でも受け止めていくしかない。
そんな歪んだ大義名分で自分の意地を納得させる浅ましさを自覚しながらも、私の口は動かなかった。

京太郎「仕方ないな。それじゃ…」
晴絵「んふぁああああああっ♪♪」

だけど、そんな私の最後の砦は、きょーの指先によってあっさりと崩されてしまった。
グジュリと音を立てながら、彼の指は私のアソコへと一気に侵入してきたのである。
私のとはまったく違う硬くて大きなその指に、思わず食いしばった歯元から力が抜けた。
その奥からはっきりとした嬌声が漏れだすのを聞きながら、彼の指はリズミカルに私の中を出し入れする。

京太郎「食べられるように一回イかせてやるよ」
晴絵「う…そ…ぉっ♪」

彼の言葉が嘘だと思えれば私はどれだけ楽だっただろう。
だけど、きょーのオチンポに拡張され、感度も跳ね上がったそこはとても貪欲なのだ。
例え、愛しい恋人の男根でなかったとしても、容易くイッてしまうだろう。
それはこうしている間にも順調に私の子宮に溜まっていく快楽がそれを証明していた。

晴絵「や…め…っ♪そんな事したら私…ぃ♥」

勿論、身体はそれを心待ちにしている。
けれど、この状況でイかされてしまうと本当に色々と大変な事になってしまう。
ただでさえ既に愛液がショーツで収まらなくなってきているのに、さらにアソコをジュポジュポされるんだから。
その度に飛び散った愛液は少しずつジーンズの中で支配域を広げていた。
まだ確かめるように前後に動くだけでもコレなのに…本気で彼にイかされてしまったらどうなるのか。

京太郎「辞めて欲しいか?」
晴絵「そ…れはぁ…っ♪んふぅっ♥」

多分、愛液が洪水のように外へと漏れだしてベットベトになるはずだ。
ジーンズもグショグショになって、洗濯しないといけなくなるだろう。
それをするのはきょーだけど、でも、だからって愛液まみれのジーンズを洗ってもらうのは恥ずかしい。
しかし、そう思いながらも私の口からは拒絶の言葉は出ずに、誤魔化すような嬌声が漏れる。

京太郎「本当は最初からこうされたかったんだろ?洗い物してた時も期待してた目しやがってさ」
晴絵「ひあぁぁぁっ♪♪」

そんな私を追い詰めるようにきょーの指先が私の中を激しくかき回す。
もう数え切れないほどセックスしている所為で、私がどれだけ激しくされても平気か身体で知っているんだろう。
右へ左へと滅茶苦茶に指を動かしてかき回すそれに私の口から悲鳴のような鳴き声が飛び出してしまった。
けれど、私の快楽神経を伝ってくるのは悲鳴とはまるで似ても似つかない充足感混じりの快楽である。

京太郎「折角、我慢してやってたのに誘って来るようなメス犬なんだから…イかされるのは大好きだろっ」
晴絵「あ…あぁっ♪あぁぁっ♪♪」

それがお腹の中にじっとりと溜まっていく感覚に、身体は期待を高めていく。
きょーの指先が私をイジメる度に私は確実に絶頂へと近づいているのだから。
まるで処刑台へと上がらされるようなその決定的な未来に、私の理性は揺らいでいく。
もう抵抗しても無駄なんだと、全部、きょーにバレていたんだと…そう諦観の言葉を漏らすんだ。

晴絵「(私…期待…してたぁっ♪本当はずっと最初から…意地悪して欲しかったの…ぉっ♥)」

そもそもこうやって私がきょーに弄ばれているのは、私がまったく食事を進めていなかった所為だ。
作ってくれた彼の前で物思いに耽り、その横顔を期待混じりに見つめ、そして下らない意地に拘った結果である。
だが、それでもきっと早い段階に謝っておけば、彼は仕方ないなと言って許してくれたんだろう。
もしかしたらその場合は私にあーんしようだなんてきょーも考えていてくれたのかもしれない。

晴絵「(それでも…私…っ♪ずっと我慢してたのは…ぁ♪)」

勿論、こうしてきょーに意地悪されたかったからだ。
こうして意地悪されて…イかせて欲しかったからである。
だからこそ、私は内心、それに気づきながら、彼に抵抗の意を示し続けた。
それにきょーも少しずつ引込みがつかなくなり…結果的に私はこうして望むものを手に入れたのである。

京太郎「ったく…我慢がたりなさ過ぎるだろ」
晴絵「ご…ごめ…ごめん…ね…っ♪♪」

呆れるように言うきょーもそれは分かっているんだろう。
全て私の手のひらの上で…そして自分が思い通りに行動していた事を。
けれど、それでも彼は私の望んでいるものをこうしてくれようとしている。
そんな愛しい恋人に謝罪の言葉を漏らした瞬間、彼の指がグッと奥まで入り込んできた。

京太郎「今更、謝ったって許さねぇよ…っ!」
晴絵「んきゅぅぅうううぅっ♪♪」

それまでのように入り口を擦るだけのものではなく根本までグッと押しこむその一撃。
それに膣内がキュゥゥと収縮するのは、それがセックスに似た激しいものだったからだろう。
しかし、今、私の中に入っているのはきょーのオチンポとは比べ物にならないほど細く、小さく、温い指でしかない。
そんなもので私の貪欲な媚肉たちが満足出来るはずもなく、ギリギリと彼の指を締め付け、必死に快楽を強請っていた。

京太郎「とりあえず…望み通り、惨めにイかせてやるよ」
晴絵「…ぅ…んっ♪うんっ♥イかせて…っ♪私の事…恥ずかしくなるくらいイかせてぇっ♥」

理性の留め具の緩んでしまった私にはその言葉を止める術がなかった。
最早、自分が発情しきっている事を隠そうともしないそれに背筋がゾクリとする。
だけど、そこに走り抜けるのは背徳感か羞恥心か或いは何もかも上手くいった満足感か。
胸の中で絶頂への期待が高まり続ける中ではそれも判断出来ず…私はカクカクと首肯を返した。

晴絵「アソコも乳首もイジメて…っ♪私の事…お仕置きしてぇ…♥」
京太郎「これもうお仕置きじゃなくてご褒美だろ。ま…良いけどさ」
晴絵「ふぁぁっ♪ひ…っ♪いぃ…ぅぅうんっ♥」

そうツッコミを入れながらも、きょーは諦めたのだろう。
諦観混じりの声をあげながら、私の乳首の根本をギュッと指の間に閉じ込めた。
そのままギリギリと締め上げながら、彼は私の乳首の先っぽをピピピンと指で弾く。
三指を器用に使ったその愛撫に私の胸の中が快楽で震えて、付け根がジィンと熱くなっていった。

京太郎「どうだ?そろそろイきそうか?」
晴絵「わか…てる癖…にぃ♪」

勿論、それは気持ち良いし、心地良い。
はっきりと被虐感と共に染みこんでくるそれは私の子宮を甘く疼かせていた。
しかし、それだけで簡単にイッてしまうくらいに私の身体は簡単ではない。
決して人並みに複雑とは言えないが、しかし、ソレ以上に快楽に対して貪欲なのである。

晴絵「もっとして…ぇ♪きょーの指で…激しくオマンコ犯してぇっ♥」
京太郎「ったく…どれだけエロくなるつもりだよ、晴絵…」
晴絵「んきゅぅぅ…っ♪♪」

呆れ混じりのその言葉と共にきょーが奥まで突っ込んだ指をグニグニと折り曲げる。
愛液が染み出す肉壁をこすり上げるそれは感じ慣れたオチンポのそれとはまったく違った。
新鮮って程ではないけれど、ただ硬い指でジュポジュポと抽送されるよりはよっぽど気持ち良い。
お陰で私はまた一歩、絶頂へと近づき、子宮がゆっくりと最高の瞬間へ準備を始める。

京太郎「三十路から女の性欲あがるっていうけどさー…」
晴絵「ま、まだ20代…だよ…っ!」

だが、その発言だけは許容出来ない。
確かに私はもうアラサーギリギリと言っても良い年頃ではあるが、まだまだ20代である。
幾ら恋人であったとしても三十路呼ばわりされては我慢など出来ない。
ついつい今まで以上の強い語気でそう返し、身体にもグッと力を入れてしまう。

晴絵「だから…っ♪きょーと付き合っても犯罪じゃないん…だから…♥」
京太郎「いや、犯罪だろ」

とは言え、それが維持出来たのはほんの十秒にも満たない時間だった。
私の性感帯を相変わらず弄ぶ彼の手に身体から力が奪われ、そして語気も弱々しくなっていく。
代わりに私の声を支配したのはさっきと同じくオスへと媚びる甘さだけ。
いっそ甘ったるいと言っても良いような声を自分が出す日が来るなんて正直一年前までは思っていなかった。

京太郎「だからって言って…手放すつもりはないけどさ」
晴絵「はぁ…あぁぁっ♥」

そして、こうして不器用ながらもしっかりとした愛情を感じる事が心地良い事もまた。
言葉一つでこんなにも嬉しくなって…胸が震えるなんて私は今まで知らなかった。
今まで感じてきたどんな感動よりも…きょーの言葉から得た感動の方が大きく思えるくらいなんだから。
本当に…好きって感情は人生を丸ごと変えてしまうくらいに素晴らしいものらしい。

晴絵「きょーっ♪きょぉ…♥私…私もぉ…っ♪♪」
京太郎「はいはい。じゃ、トドメといきますか」

だけど…それだけじゃないのがちょっとだけ情けないトコロか。
でも、私にとって愛情と欲情はもう決して分け隔てる事が出来ないものなのである。
そもそもがセックスから始まった関係な所為か、ついつい身体と意識がそっちに流れていってしまう。
けれど、それがあまり嫌ではないのは、きょーがそれを受け止めてくれると心も身体も理解しているからだ。
今だって、こうして私の淫らなオネダリに応えて、乳首をイジメる動きを激しくさせていくんだから。

晴絵「はひぃっ♪♪」」

私の乳首なんて壊れても構わないと言わんばかりの強い圧力。
摘む指同士がぴったりとくっついてしまうほどの力に私の胸は例えようもない喜悦を浮かべる。
ビリビリと乳腺が痺れるようなそれに私の身体は反射的に身を捩った。
まるでイヤイヤをするような私の動きに乳首があっちこっちへと引き伸ばされ、被虐感と快感が跳ね上がる。
グンと上り詰めるその感覚に貪欲な私の身体はさらなる快楽を求めて、フルフルと肌を震わせた。

晴絵「んきゅぅぅっ♪♪」

けれど、きょーの言うトドメはそんな生易しいものでは終わらなかった。
あっちこっちへと揺れる私の乳首を指先でガッチリ捕まえながら、アソコの中へとグッと指を押し込んでくるのである。
けれど、それは今までのように闇雲に奥を目指すものではなく、私のお腹側をグッと押しこむような独特の動きだ。
そして、それによって私のザラザラとした敏感な部分 ―― 所謂、Gスポットと呼ばれる性感帯が刺激されてしまう。

晴絵「うひぃっ♪いひゅぅぅ♪♪」

クリトリスの裏側にあるその性感帯は私の中でも飛び抜けて優秀な部分だ。
なにせ、こうやって指でグリグリと刺激されているだけで口から情けない嬌声が漏れでてしまうのだから。
肉襞で感じるよりもさらに鮮烈な快感は私の脳と子宮をガクガクと揺さぶるように刺激していた。
微かにムズムズとした擽ったさを伴うそれに私の身体は耐え切れず、一気に絶頂への階段を駆け上がっていく。

晴絵「んあぁっ♪イく…ぅ♪もぉ…イくぅ…んっ♥」

それを素直に言葉へと変えながら、私はそのムズムズに太ももを震わせる。
いや、太ももだけではなく、尿道の辺りも排泄欲求にも似た不快感にピクピクと反応してしまう。
その奥からグググと何かが這い上がってくるけれど、でも、それは決しておしっこじゃない。
恋人の愛撫があんまりにも気持ち良すぎて、愛液が尿道の方へと染みだし、私の中で排泄欲求を沸き上がらせているんだ。

晴絵「(出したい…ぃっ♪潮吹き…したいぃ♥)」

勿論、潮吹きと絶頂にはっきりとした因果関係は存在しない。
けれど、そうやって潮を吹く瞬間の解放感は何とも言えないものだった。
ギリギリまでおしっこを我慢した後にトイレに駆け込んだ時のようなそれは心地良いと言っても過言ではない。
そして、絶頂と同時に味わった時にはもうそれだけで腰がビクビクと跳ねてしまうくらいに気持ちの良いものでもある。

晴絵「~~~~っ♪♪」

そんな潮を吹きたいと思う私の貪欲さに、きょーは最高の愛撫で応えてくれる。
これまでノータッチであったクリトリスをこのタイミングでクリクリと刺激してくれたのだ。
既に気持ち良すぎて皮もズル剥けになっていたそこは爪先で転がされるだけで悶えるように震える。
そして、そこから放たれる快楽は私の身体を昂らせ、尿道へと染み出す愛液の量を一気に増やした。

晴絵「ひぅぅっ♪うきゅ…ぅ♪んあぁ…あぁぁっ♪♪」

グリグリグチュグチュクリクリと3つの性感帯を同時に責めるきょーの技巧。
私の身体を知り尽くしているが故に出来るそれに私の身体が抗えるはずがなかった。
どの部分の刺激もそれだけでイってしまいそうなくらいに気持ち良く、そして激しいんだから。
3つも束ねられた快楽に翻弄されている私の身体は坂道を転がるように絶頂へと堕ちていく。

晴絵「(あぁ…ぅ♪もうだめぇ…♥限界…ぃっ♪♪)」」

そんな私の尿道へと愛液が染み出すのではなく流れこむようにも感じる。
押し寄せる波のようなそれを私の身体はもう留めおく事が出来ない。
我慢出来なくなったように一気に外を目指し始めるムズムズとした波は、私に強い被虐感を感じさせる。
例え、それがおしっこでなかったとしても、私がきょーの前ではしたない体液を吹き出す事に変わりはないのだ。

晴絵「出る…ぅ♪出る出る出る出るぅぅっ♥」

私の中を滑り降りていくようなそれに口が壊れたレコードのように同じフレーズを繰り返した。
ただ排泄だけを告げるそれは少しずつその声音を高くし、媚と甘さを強めていく。
それと共に私の子宮が収縮していくのは…潮吹きの被虐感があんまりにも強すぎたからだろう。
まるで潮を絞り出すようにして蠢く私の子宮は、キュンキュンと震えながら甘い波を沸き上がらせた。
何処か欲求不満にも似たそれは少しずつその角度を直角へと近づけ…そして頂点へと達する。

晴絵「んあぁぁ…あぁぁっ♪♪♪」

瞬間、私のオマンコが弾けたように感じたのは尿道から潮が吹き出したからだろう。
尿道周りにジワッと広がっていく熱い解放感がその何よりの証だ。
禁忌を犯しているような背徳感混じりのそれは、弾けた子宮の熱と一緒に私を追い込んでいく。
頭の中を一瞬で真っ白に染めて、何も分からなくしたそれらは私の身体をガクガクと揺さぶり、快楽以外のものを振り落としていった。

晴絵「(気持ち…良ぃぃん…っ♥)」

一瞬で快楽神経を満たしたオルガズム。
排泄感混じりのその快楽に身体が心地良さに堕ちていく。
まるでぬるま湯のようなそれに身体から力が奪われ、筋肉が弛緩していった。
お陰で今もぷしゃあと吹き続けている潮を止める事も出来ず、私はジーンズの中で体液を漏らし続ける。

晴絵「ん…くぅっ♪♪くふゅぅぅん…っ♥」

びちゃびちゃと自分の体液で汚れ、何とも収まりの悪い生暖かさに染まっていくジーンズ。
それを肌で感じながら、私の身体はビクンビクンと何度も跳ねる。
そうやって弛緩した身体の中に駆け抜けているのはまるで雷のような激しい快楽なのだから。
弛緩した筋肉を無理矢理動かそうとするようなその嗜虐的なオルガズムを貪欲な私の身体が拒めるはずがない。
例えどれだけはしたなくても…それが気にならないくらいに今の私は善がってしまっているのだから。

晴絵「(あぁ…♪やっぱりイくのって…良い…っ♥ビリビリ…凄いよ…ぉ♥)」

最初のオルガズムでもう頭のタガも緩んでしまったのだろう。
アクメで身体がビクンビクンと勝手に動く私が思い浮かべるのは被虐感ですらなかった。
そうやって身体の制御が効かないくらいに気持ちいい事への感謝と喜悦だけだったのである。
快楽に抗おうとか身体と何とか制御しようとかそんな思考は一切なく…ただただオルガズムに屈服していた。

晴絵「(もっと欲しい…っ♪もっともっと…イくの欲しいよぉ…っ♪♪)」

そんな私が次に思い浮かべたのは快楽のオネダリだった。
一度達した身体は気持ち良いが、しかし、それだけで永遠とイき続ける事は出来ないのである。
私をイかせた事で満足したのか、きょーの指たちは私の身体から離れ、快楽が途切れていた。
お陰で私は次の絶頂へと至る事が出来ず、ゆっくりと身体が落ち着いていく。

晴絵「はぁ…♪はひぃ…ぃぃん…♥」

それでもすぐさま私の口から言葉らしい言葉が出なかった。
アクメで緩んだ頭は相変わらず身体の制御を半ば放棄していたのである。
半開きのまま元に戻らない口から漏れるのは意味のない喘ぎ声と吐息だけだ。
そんな私が何とか姿勢を維持出来ていたのは後ろから支えてくれるきょーのお陰だろう。

晴絵「(やっぱり…これ好き…ぃ♥♥)」

こうやってきょーに抱きしめられると、それだけでキュンって胸が締め付けられた。
苦痛なんて一切なくてただただ甘いその感覚に、女の幸せとはこういうものなんだと教えられる。
何度味わっても心の中に染みこむように思えるそれは絶頂で荒れた快楽神経を癒してくれた。
お陰で何時もよりも早く呼吸が落ち着き、思考もまた身体の制御をしようとその重い腰をあげ始める。

晴絵「…きょ…ぉ♥」
京太郎「満足したか?」
晴絵「…んぅ…ん…♪」

とは言え、それが満足したかと言えば、否である。
だって、私が期待していた快楽は決してこんなものではないのだから。
このオルガズムが延々と連なり、おかしくなりそうなくらいまで昂っていくものなのだ。
それが欲しくてきょーを部屋に招いた私にたった一回の絶頂で満足しろなんて酷と言えるくらいだろう。

晴絵「もっと…して…♪もっとイかせてぇ…♥」
京太郎「あーぁ…もう完全にメスになってるな」
晴絵「う…ん♪メスなのぉ…♪私…きょぉのメスぅ…♥」

こうしてきょーにオネダリしている時も私のオマンコはキュンキュンって疼いていた。
微かに痛みすら感じるくらいに鋭敏になったそこはもうきょーのオチンポでなければ満足出来ないだろう。
指や舌などでイかされて、一時的にその欲求不満がなくなったとしても、それはただ紛れただけに過ぎない。
こうして落ち着いた頃に復活し、私にもっともっととオネダリをさせるんだ。

京太郎「でも、ちゃんと食事はしないとな」
晴絵「そんなぁ…♥」

確かに…こうなってしまったキッカケは私にあったんだろう。
私が考え事をしていて…きょーに見とれて…それで彼が意地悪しようと思い立ったのが全ての始まりなんだから。
でも、それに乗っかって私の事を玩具にしたのはきょーなのである。
お陰でもうウズウズしっぱなしなオマンコを早く鎮めて欲しいのに…ここで食事をしろだなんてあまりにも酷だ。
もう今の私には目の前の料理たちすら映っておらず…これから先に待っているセックスを夢見ていると言うのに。

京太郎「じゃあ、俺が責任取って食べさせてやるよ」
晴絵「ん…ふぅ♪」

そう言いながら、きょーは私の手からお箸を奪った。
そのまま乳首をいじめていた手で煮物を器用に掴み、私の方へと近づけてくる。
それを口に含むけれど、でも、上手く咀嚼を続ける事が出来ない。
オルガズムの後に来る倦怠感は未だ私の身体を蝕み、私から力を奪っているんだから。
お陰で煮物一つ嚥下するのに数十秒が経過し、きょーに無駄な時間を過ごさせてしまう。

京太郎「ん…これじゃちょっと遅すぎるな」
晴絵「くぅん…♥」

それに申し訳なく思う私の耳元で、きょーが逡巡するようにそう言った。
最初の頃に比べて多少は進んだとは言え、まだ私の食べる量は3割近く残っている。
それなのに一口で一分近くも使っていたら、食べ終わるのにどれだけ掛かるか分からないのだ。
勿論、こうして食べている間に倦怠感もマシになって速度もあがるだろうけれど、それでもかなりの時間が必要なのは目に見えている。

晴絵「(そんなの…絶対我慢出来ない…っ♪♪)」

さっきから私のオマンコに走っている疼きは弱まるどころか強まっていた。
こうして食事しているだけでも私にはもう焦らされているようにしか思えないのだろう。
早く早くと催促するようにひくつくそこはもうおかしくなりそうなくらいまで昂っていた。
きょーがオマンコに触れただけで私はまたあの心地良いオルガズムに突き上げられてしまうと思うくらいに。

晴絵「(それにきょーのオチンポも…おっきくて…♥)」

そして、そんな風に興奮しているのは私だけではない。
こうしてもたれかかる私の背中には硬い感触が触れていた。
腰の付け根辺りでグイグイと自己主張を続けるその熱いモノは勿論、きょーのオチンポだろう。
一見冷静そうに見えても、きょーもイッた私を見ながら興奮してくれているんだ。
そう思うと子宮の疼きが強くなり、今すぐオチンポを奥まで突っ込んで欲しいと叫びたくなる。

京太郎「…晴絵」
晴絵「ふぇ…?…んんっ♥」

けれど、それが言葉になる前に背中のきょーは私を呼んだ。
今までとは微かに違うそれに私の首がそっと彼の方へと振り向く。
瞬間、私の唇に柔らかいものが押し当てられ、ドロリとした粘液で包まれた何かが入り込んできた。
生暖かいと言うよりも微かに熱く、美味しいそれを私が見間違う事はない。
それは間違いなく…きょーの舌なんだろう。

晴絵「(ふぁぁ…♪いきなりディープキスなんて…反則…ぅ♥)」

まったく何の心の準備もさせず、私の中へと入ってきたきょーの舌。
それに口の中がトロンと蕩けてしまうのは、そんなキスが私の大好物だからだろう。
こうして一方的に舐め回される度に、シロップのようにほのかに甘いきょーの唾液が私の中に広がっていくんだから。
熱いと生暖かいの境界に位置するその熱も口の粘膜からジュワジュワと染み込み、私から抵抗心や自立心と言うものを奪っていく。
それだけで腰が砕けて、彼に何もかもを委ねたくなるくらいに…私はそのキスが大好きだった。

晴絵「ふぅん…っ♪♪」

けれど、きょーの目的はそうやって私とキスする事ではなかったらしい。
次の瞬間、彼の舌がそっと引込み、代わりにドロドロとした何かが流し込まれる。
さっきと同じほのかな甘さを感じる以上、それはきょーの唾液にまみれた何かなのだろう。
だが、それは決して甘いだけではなく、他の味も加わっていた。
微かに覚えのあるそれを私は思い出そうとしたが、しかし、欲求不満とキスの余韻に阻まれて中々思い出せない。

晴絵「ん…くぅぅ…♪♪」

結局、私は思い出せないままにそれを簡単に飲み込んでしまった。
それはきっと私の中に流し込まれたそれがさっきの煮物よりもドロッと不定形だった事が強く関係しているんだろう。
そのまま嚥下出来るほどに柔らかなそれは特に抵抗もなく私の喉をすり抜けていった。
けれど、それが胃に落ちる頃になっても、私はその得体のしれない物体の正体がまったく掴めない。
きょーが送り込んできたものなんだから毒でも、そして不快でもないという事だけだ。

晴絵「はぁ…あ…♪」

私がその正体を知ったのは数秒後、彼の唇が離れてからである。
最早、用は済んだとばかりに離れる彼の口は私の目の前で箸から煮物を受け取った。
そのままモグモグと咀嚼するきょーの様子から察するに、さっき流し込まれたのはそれなんだろう。
いや、より正確に言えば、私が考え事をしている間に、食べやすいように噛み砕かれた煮物だったのだ。

晴絵「(すっごい…エッチ…♥)」

まるで親鳥がひな鳥に与えるような流動食。
けれど、私に与えられるそれはそんなものとは比べ物にならないほど淫らな感覚だった。
そうやって餌を受け取るひな鳥とは違い、私にとってきょーの口づけは幸せなものなのだから。
ディープキスと共に繰り返されるそれに身体が火照りを増し、胸の動悸が強くなる。
トクントクンと幸せな感覚を広げるそれに私の子宮が喚き散らすように疼きを広げた。

晴絵「んんっ♪」

しかし、それを表に出すよりも先にきょーの手が私の頬に触れる。
私の顔を強引に自分の方へと向けようとするそれに私は素直に従った。
それは勿論、そのエッチな食べ方に私が不快感を感じるどころか、期待ばかりの募らせていたからだろう。
生存本能によって常に餌を求めるひな鳥のように私もまた彼から与えられるゴハンが欲しくて仕方なかったのだ。

晴絵「(あぁ…♪また来たぁ…♥)」

そして彼はその期待にすぐさま応えてくれる。
元々、一つを食べるのに一分近く掛かっていた私に対する救護策だったのだから当然だ。
けれど、普段の意地悪な様子をまるで感じさせず、優しく私にゴハンをくれるその姿に心臓が落ち着かない。
だって、それはまるで私よりも遥かに年上に思えるくらいに父性に溢れたものだったんだから。
彼とキスしてもらっているという幸福感も相まって、私の心臓はさっきからドキドキとしっぱなしだ。

晴絵「(でも…それだけじゃ…なくってぇ…♪♪)」

それだけで収まっていれば、ただのバカップルで済んだだろう。
けれど、さっきのイタズラの所為で私の身体はもう完全に火が着いてしまっているんだ。
今も尚、理性その他を燃料にして燃え盛るその欲情は最早、どうにも出来ない域にまで到達しつつある。
もし、きょーがここで私を焦らそうとしていれば無理矢理にでも襲いかかっていたはずだ。

晴絵「(それは…ダメ…♪ダメ…だからぁ…♪♪)」

最早、私には理性なんてほとんど残っていない。
けれど、私の為に面倒な事をやり続けてくれている彼に感謝する気持ちと言うのはあるんだ。
それが私を容易くその欲求不満に身を委ねる事を許さず、ただただダメと訴えかける。
しかし、きょーにキスされる度に疼く子宮の勢いはそれよりも強く、私は次第に焦れる気持ちが大きくなっていった。

晴絵「(仕方…ない…♥これは…仕方ない事…なんだから…♪♪)」

結果、私が選んだのは自分を慰めるものだった。
幸いにして倦怠感は少しずつ薄れ、四肢も動かせるようになってきている。
代わりにキスの度に湧き上がる幸福感が私の身体を弛緩させようとするけれど、それはまだ拒む事が出来るレベルだ。
ならば、少しでも身体が限界に達するのを先延ばしにする為にも、この火照った身体を弄るべきだろう。

晴絵「んきゅぅ♪♪」

そう思った私の指が秘所に触れた瞬間、キスされていた私の口から甘い声が漏れた。
きょーにイジられている時よりもさらに熱くなったそこは触れただけで腰が跳ねてしまいそうなくらいに敏感である。
こうして弄っている私には見えないけれど、多分、そこはもう真っ赤に充血しているのだろう。
触れた指よりもよほど熱く、愛液すらお湯のように感じるくらいだった。

晴絵「(はひぃ♪オナニー気持ち良い…っ♥きょーの前でするエロオナ気持ち良いよぉ…っ♪♪)」

そんな場所を私の指は躊躇なく潜り込む。
瞬間、グジュリと粘ついた音がしたのは幻聴だったのか、或いは現実であったのか。
最早、私には分からず、ただ、身体が求めるままに奥へ奥へと指を進める。
そのままグジュグジュと出し入れを始める指に強烈な快感が子宮へと押し寄せた。
でも、それは悲しいかな、きょーの指で犯されるよりも遥かに弱々しく、熟れた子宮を到底、満足させる事が出来ない。

晴絵「(こんなに…こんなに恥ずかしい格好してるのに…っ♥)」

きょーに背中を預けながら、大股を開いて、自分でオマンコを弄っている成人女性。
もうそれだけで普通の人からすれば目を覆いたくなるような光景だろう。
しかし、それだけの事をしながらも私の身体はまったく満足するどころかイく気配すらない。
それはさっきよりも敏感になっていると言う事を差し引いても明らかに異常だった。

晴絵「(やっぱり…ダメ…なんだ…♪私…きょーじゃないとイく事も…出来ないんだぁ…♥♥)」

けれど、それは内心、私も予想していた事であった。
きょーと初めて肌を重ねてから恋人になるまでの間、私はずっと一人寝の時期が続いていたのである。
その間、きょーとの甘い逢瀬を思い出して、私は何度か自分を慰めようとした事があった。
きっと鮮烈に私の記憶の中に残るくらい気持ち良かった経験もあって、それまで以上に気持ち良い自慰になるはず。
しかし、そんな私の予想に反して、どれだけ自分の身体を弄っても昂ぶるだけであまり気持ち良くはなれなかった。

晴絵「(私の身体…♥もう…きょーのモノ…なんだ♪♪完璧に…支配されちゃってるんだぁ…♪♪)」

それはもう私の身体が誰が主人なのかを理解してしまっているからなのだろう。
私の身体はあの最初の夜に鳴き叫ぶくらいイき続けた瞬間、きょーへと屈服してしまったのだ。
ソレ以外のものを何一つ受け付けようとしない頑固なそれは、私自身すら例外ではない。
そしてそれが誇らしいと思えるくらいに、私の心もまた彼へと従属していた。

晴絵「(でも…でも…今はぁ…♥♥)」

そう。
確かにそんなにまで支配されている自分というのは嬉しい。
しかし、今はその喜びに浸っていられる余裕なんていないのだ。
それよりも悦びが欲しいと叫ぶ貪欲な私はどんどんと勢力を増してきているのだから。
それを少しでも抑える為にオナニー始めたのに、ここで手を緩めて飲み込まれてしまっては元も子もない。

晴絵「ふぅ…♪ん…くぅぅぅん♥」

だからこそ、私は自らの指の激しさをエスカレートさせていく。
膣内でジュポジュポと動く指を一本から二本へと増やし、もう一本手を添えてクリトリスをいじり始めた。
両手で二つの性感帯を抑えようとするそれに子宮へと突き刺さるビリビリがその激しさを増す。
しかし、それは飢える子宮に一切、貯まらず、まるで底が抜けているように私の中から滑り落ちていった。
そしてそれが余計に自身の欲求不満を自覚させ、私の意識を追い詰めていく。

晴絵「(早くっ♪♪早く早く早く早く早くぅぅぅうんっ♪♪♪)」

それは最早、自転車操業の様相を呈してきた。
オマンコを弄る度に一瞬だけ欲求不満も収まるが、すぐにそれは大きくなって私へと襲い掛かってくる。
勿論、オナニーを辞めればそれも少しはマシにはなるが、しかし、強くなりすぎた欲求不満のせいで止められない。
状況が悪化すると分かっていても私は自分の指を動かすしかなく、そして結果、目に見えて自分の『限界』が近づいてくるんだ。
明らかに裏目に出てしまったそれに心の中で悲鳴のような叫びをあげながら、私は口を開けてキスと食べ物をオネダリする。

京太郎「よし。これで食べきったな」
晴絵「はぁ…♪♪ふあ…ぁぁ♪」

その甲斐あってか、私の欲求不満が限界に達する前に私の食事が終わった。
それに一つ安堵を感じるが、けれど未だ油断出来る訳じゃない。
私の欲求不満はもう意識が溺れるギリギリのところまでに到達しているのだから。
何か一つキッカケがあれば、すぐさま意識とのバランスを崩しかねない。
それくらいに追い詰められた私にとって口を開く事さえも危うい事であった。

京太郎「うわ…カーペットまですげー事になってる…。どれだけオナニー好きなんだよ」
晴絵「もぉ…っ♥♥も…ぉぉ♪♪♪」

瞬間、意地悪く告げるきょーの言葉はきっと事実なのだろう。
仰向けになった私はそこら中に愛液が飛び散る事にも構わず、指を動かし続けていたのだから。
流石に潮までは吹かなかったけれど、それでも挿入れっぱなしで弱点だけを刺激されていた頃よりも酷い事になっているはずだ。
それを私に自覚させる彼の言葉に…私の中で意識と欲求不満のバランスが崩れてしまう。

晴絵「もぉそんなのどうでも良いからぁ…♪♪セックス…しよぉ…♥♥一緒にセックス…セックスぅ…♪♪♪」

もぉと告げる言葉にさえ、怒りはなかった。
そこに込められた意味はただただ欲求不満だけだったのである。
それを何より如実に伝える言葉の群れにきょーの身体が微かに強張った。
それは自分の言葉で私を本気にさせてしまった所為なのか、或いは私の言葉に強く興奮してくれているのか。
私にはもう分からないけれど…でも… ――

晴絵「きょーだってオチンポバッキバキだよぉ…♪セックスしたいんでしょ…?きょーも…はつじょぉしてるんでしょぉ…♥♥」
京太郎「まぁ…そうだけどさ」

諦めるように言うきょーのオチンポはもう私の背中を押し込むくらい逞しいものになっていた。
最早、自己主張を超えて、傍若無人にそそり立つそれはもう怒張と言っても良いくらいだろう。
何時もオマンコで感じているサイズとほぼ変わらないそれは彼も私への餌付けで興奮してくれた証だ。
そう思うともう意識の留め具さえガタガタと揺れて、欲求不満が全身へと湧き出してくる。

京太郎「本当はカーペットの片付けとか食器とかも洗いたかったんだけどな」
晴絵「やぁぁっ♥♥そんなのやぁぁっ♪♪」

勿論、常識で考えれば、それが一番だという事は私にだって分かっている。
けれど、私はもうその十分程度の後片付けさえ許容出来ないくらいに出来上がっているんだ。
堪えようとする気持ちすら失せた私にとって、そんなものは蛇足も良いトコロである。
だからこそ、私は自身の背中に愛液でドロドロになったままの手を回し、きょーの股間を擦り始めた。

晴絵「きょーのこれ頂戴…っ♥♥私のオマンコに…っ♪♪気持ち良いグチョマンに突っ込んで奥までかき回してぇ…♪♪♪」
京太郎「…ったく、発情し過ぎだろ」
晴絵「ひゃぅんっ♪」

オスを誘惑する為だけの淫らなその仕草にきょーが何を思ったのかは分からない。
けれど、彼は呆れるように言いながらも、そっと身体をズラして、そのまま私に腕を回してくれた。
私の背中と足を下から支えるようになった彼の手はゆっくりと私をテーブルから離し、そして抱き上げてくれる。
俗にいうお姫様抱っこの姿勢にさせられた私は一瞬の浮遊感に声をあげながら、彼の背中に抱きついた。

晴絵「(あぁ…♪すっごい…ドキドキするぅ…♥♥)」

そのドキドキは決して今からセックスするであろう期待だけではない。
こうして女の子の憧れであるお姫様抱っこを好きな人にして貰えていると言う陶酔もまた強いのだ。
なんだかんだ言いながら、女という奴は何時までも女の子である事を捨てられないんだろう。
こうして抱き上げられているのを感じるとついつい頬がにやけて情けない顔になっていくのを感じた。

京太郎「よいしょっと」
晴絵「はぅ…♪♪」

けれど、そのドキドキも永遠に続く訳じゃない。
京太郎は私をそのまま優しくベッドに横たえさせてくれた。
それは嬉しいけれど、でも、次の瞬間、彼の身体がそっと離れていく。
それにどうしても微かな不満を感じてしまう私の前できょーがそっと自らの服に手を掛けた。

晴絵「ふわぁ…♥♥」

私の愛液でべたついたままの手にも構わない乱暴なその脱ぎ方。
指の動きにもはっきりと焦りが見えるその仕草から現れるのは彼の引き締まった肉体だ。
中学時代、麻雀から離れていたしずに付き合って、きょーは習慣的に山の中を駆けまわっていたのだから。
憧でさえ最早ついていけないその元気さについていける彼の身体はとても男性的だ。
こうして麻雀で活躍していると言うのが嘘に思えるくらいに実践的筋肉に包まれている。

晴絵「(そして…オチンポも…すっごい…逞しくてぇ…♥♥)」

ジッと脱いでいく恋人を見つめる私の前で、彼は躊躇なく自身のズボンに手を掛けた。
そのまま下着ごとずいっと脱ぎ去った瞬間、浅黒い肉の棒が私の前に晒される。
その切っ先がお腹に着いてしまいそうなほどに長く、そして反り返った肉塊はピクピクと震えていた。
私の口の中に入りきるかどうかさえ怪しいその太い幹も汗とは違う粘ついたもので濡れている。
所謂、先走りと呼ばれるそれがこんなにも広がっているという事は、やっぱり彼も興奮してくれているんだろう。

晴絵「(匂いが…匂いが…もう…すっごいの…♪♪♪)」

そのままズイッと私へと近づいて来られただけで、私の鼻孔をオスの匂いがくすぐる。
湯気を感じられそうなくらいにムワリと広げるその匂いは微かに汗臭く…そして何よりエッチなものだった。
据えたその匂いは、スンスンって取り込むだけで私の肌を火照らせ、そして胸をドキドキさせるんだから。
普通なら嫌で嫌で堪らないはずのそれを…私の身体も心も、喜んで受け入れていた。

京太郎「もう我慢出来ないから下だけ脱がすぞ」
晴絵「ぅん…っ♪♪うんっ♥♥」

ただでさえもう発情しっぱなしな私にそんなエロエロな匂いを嗅がせて我慢なんて出来るはずがない。
壊れたように何度も頷く私のズボンに、きょーは微かに笑いながら手を掛けた。
そのまま器用にベルトを緩め、おろそうとする彼をサポートしようと私はそっと腰をあげる。
瞬間、にちゃあと嫌な感触と共にべたついて不快だったジーンズがなくなり、私の腰が微かな解放感を感じた。

京太郎「うわぁ…」
晴絵「はぁぅ…♪♪♪」

しかし、今の私はそんな解放感よりも、熱い彼の視線を強く意識していた。
クロッチ部分なんて飾りだと言わんばかりにクッパリと切れ目が入っているそれはきょーの視線を全くと言って良い程遮らない。
その奥でビラビラを震わせ、半開きのままひくひくしているオマンコをじっと見られているんだ。
そう思うだけで私の奥からトロォと愛液が染みだし、オネダリするように腰が浮き上がる。

京太郎「もうドロドロだな…」
晴絵「そぉ…だよ…♪♪きょーの事好きだから…ぁ♥大好きだから…っ♥♥私、ドロドロになっちゃったぁ…♪♪♪」

呆然と呟くような彼の言葉に私は頷きながら手を下ろしていく。
そして両手で半開きになった大陰唇をそっと開けば、クパァと愛液が外へと広がった。
既にヌレヌレになったお尻の割れ目をまた生暖かさで包むその勢いに彼がゴクリと生唾を飲み込んだのが聞こえる。
その視線の熱さと鋭さを強くして、私の粘膜をじっと見つめるきょーに私はお腹の奥で子宮が痛いほど唸るのを感じた。

京太郎「そうだな。俺ももう我慢出来ない」
晴絵「あぁっ♥♥」

そう言いながら、きょーはゆっくりと私にのしかかってくる。
ギシリとベッドを軋ませながらのそれに私の胸が息を詰まらせた。
一瞬、呼吸すら忘れてしまうほどのその期待に、私の身体がブルリと震える。
それと同時に私の奥から愛液が染みだしてしまうのは、この瞬間をずっと待ち望んでいたからなんだろう。

京太郎「…でも、こういう時、晴絵の大好きなエロマンガだとどうやってオネダリするんだ?」
晴絵「も…ぅ♪意地悪…意地悪…っ♥♥いぢわるぅぅっ♥♥」

けれど、その期待をきょーは容易く叶えてはくれない。
その腰をグッと私へと近づけながら、そうやって意地悪く尋ねてくるんだ。
綺麗な顔を嗜虐的に染めるその表情に、私は反射的に意地悪と罵る。
しかし、そう言いながら、きょーが満足してくれるであろうオネダリを考えている辺り…もう私は末期なんだろう。

晴絵「お願い…しますぅ♥♥私のグチョグチョエロマンコ…もう発情…しちゃって…♪♪全然言う事聞いてくれない…からぁ…♪♪♪」
京太郎「うん」

私の言葉に頷きながら、きょーはさらにその腰を近づけてくる。
お陰で離れていてもはっきりと分かる熱気が私の広げられた粘膜に突き刺さり、ジリジリと肌を焼いた。
欲求不満を強めるだけのその熱に私はもう我慢出来ない。
もうその熱の源が貰えるならどんな事だってすると叫ぶ心に従って、浮かせた腰がゆっくりと動いてしまう。
フリフリと愛液が滴るオマンコを魅せつけるように左右に揺らす腰からさらなる興奮を感じるけれど、でも、きょーは良いとは決して言ってくれない。

晴絵「もぉ…きょーのオチンポ…欲しいんです…っ♪♪教え子で…恋人のオチンポぉっ♥♥オナホで良いから…奴隷でも…良いですからぁっ♥♥思いっきりレイプしてぇぇっ♥♥」
京太郎「はは…本当にこういうのが好きなんだな」

ならばと動き出す私の口から飛び出したのは何とも浅ましく、淫らな性癖だった。
それに彼が呆れたように笑うのはそんな私の嗜好を彼がもう把握しているからだろう。
日頃のセックスも私が彼に主導権を明け渡すものが殆どであるし、何よりきょーは私の持っているそういう本も見てしまったのだから。
全て恋人に服従させられる女性を主題に扱ったエロ本を見て…私が本当に被虐的な性癖の持ち主だと確信したのだ。
そうやって私の秘密を知られるのが恥ずかしい反面、胸が疼くほどに嬉しいのは私が中々、それを口に出来なかったからだろう。
幾らきょーが大抵の事を受け入れてくれる器量を持っていると言っても、私のご主人様になってくれなんて恥ずかしくて言えない。

京太郎「そこまで言われちゃ…俺もヤってやるしかないよな」

そんな浅ましい性癖を暴露した私に何か熱いものが押し当てられる。
まるで溶けた蝋のようなはっきりとした熱さに私の腰がビクンと跳ねた。
けれど、それを抑えるようにきょーの手がその腰をがっちりと捕まえて、位置を固定する。
その瞬間、今度こそ期待を叶えてくれるのだと悟った私の前で彼の身体がグッと進み… ―― 

晴絵「ひぃぃぃ~~~~~~~~~~っ♥♥♥」

そのまま私の奥に入ってきたそれは相変わらず硬く、そして大きなものだった。
まるで鉄か何かだと思うくらいにバキバキに張ったそれは私の濡れた肉壁を押し広げていく。
微かに強引なものさえ感じさせるそれは私にとってきょーのオチンポが大きすぎるからだろう。
何度受け入れても挿入の瞬間にギチギチと筋肉が悲鳴のような声をあげるのだから。

晴絵「あひぃっ♪♪ひぃ…っ♥♥ひぅぅぅんっ♪♪♪」

それがまったく気にならないのは私の身体がソレ以上に気持ち良くなっているからだろう。
私の望み通りレイプするようなその激しさに媚肉たちは歓声にも似た喜悦が湧き上がらせていた。
熱望していた雄の来訪…いや、帰還に私のアソコは初な生娘のように黄色い悲鳴を叫び、そしてひくついている。
そうやって強引に押し入るオチンポを心から歓待しようとするその肉襞をゴリゴリと押し込められるんだ。

晴絵「あはぁっ♪♪はぁっ…♥は…ひぅぅっ♪♪♪」

それだけでも被虐的で堪らないのに、押しのけられた私の淫肉に焼けるような熱が襲い掛かってくるんだ。
さっき入り口で感じたものよりも遥かに間近に近づいたそれに子宮がドロリと粘ついたものを吐き出す。
まるで火傷した箇所を必死に冷まそうとするようなその身体的反応に、けれど、熱はまったく収まらない。
それどころかその愛液と反応するように熱は激しさを増し、私の奥へ奥へと掘り進んでくるんだ。

晴絵「(あぁ…ぁっ♪♪欲しい…っ♥もっと奥に欲しいぃっ♪♪♪)」

決して喜ばしい事だけではないはずなのに、私に悦びしか与えない不思議な肉の塊。
最初のセックスからその虜になってしまった私の中で絶頂への衝動が高まっていく。
指で得られるのとは比べ物にならない圧迫感と存在感に快楽のタガが外れ、子宮に流れ込む気持ち良さは勢いを増した。
お陰できょーのオチンポの半分ほどを飲み込んだ頃にはもうイく寸前のジリジリとした焦燥感が私の肌を疼かせている。

晴絵「(なん…でっ♥♥なんでそんなにゆっくりなのぉ…っ♪♪)」

けれど、その源であるきょーのオチンポはじっくりと私の中を進むだけで、中々、最後のトドメをさしてくれない。
後ほんの少しだけ激しく動いてくれればイけるのに…そのほんの少しを決してくれないんだ。
まるで私がイかないギリギリのラインを把握しているようなそれに腰が勝手に動きそうになる。
けれど、私の腰をがっちりと掴んだきょーの手がそれを許さず、私は上半身を微かに身動ぎさせるくらいしか出来ない。

晴絵「(私…焦らされてる…ぅ♪♪挿入されたのに…焦らされちゃってるよぉ…♪♪♪)」

まるで私のオマンコに自分の形を教え込もうとするようなじっくりねっとりとしたその動き。
けれど、そんな事をせずとも私の身体はもうとっくの昔にきょーのオチンポを覚えているんだ。
そのカリの形を妄想してオナニーする事もある私にそんな事をする必要はない。
そもそもきょーはもうカウパーが肉竿に垂れるくらいに興奮しているんだから。
そんな状態で焦らされるくらいならもっと淫らなオネダリでも言ってしまおうか。
最早、その思考に躊躇いすら覚えない私が口を開いた瞬間 ――

晴絵「あ゛あぅぅぅぅぅぅうぅっ♥♥」

ゴツンと身体の奥から沸き上がる衝撃は決して強いものではなかった。
いや、それどころははっきりと弱々しいものだと言っても良いくらいだろう。
加速距離もなくただ腰の力だけで打ち据えられたそれは精々、胸が微かに揺れる程度でしかない。
だが、それは最後のトドメを待ち望んでいた私にとって、弱々しいなどと口が裂けても言えないものだった。

晴絵「あ゛ふゅぅ…♪♪うひぃぃっ♥♥」

プルプルと震える身体が示すように私はイかされてしまっていた。
ギリギリ最後で繰り出されたその一撃に子宮が陥落し、絶頂の波が全身を襲っていたのである。
けれど、それはさっき指で達してしまったそれとはまったく比べ物にならないくらいに激しく、そして嗜虐的だ。
私の全身を縦横無尽に駆け抜ける電流は筋肉どころか骨にまで響くようにも感じるくらいなんだから。
神経や筋肉だけではなく骨まで届くそれは間違いなく私の全身を蝕み、蕩けさせ、そして快楽へと沈めていく。

晴絵「(浮くけど…堕ちる…ぅ♪♪頭ん中…堕ちちゃうよぉ…っ♥♥)」

オルガズムによって幸福感すら湧き上がらせ、浮き上がっていく身体。
しかし、それとは裏腹に私の頭はコールタールのように粘ついたものにしがみつかれ、ジュプジュプと堕ちるように感じていた。
まるで二度と絶頂から戻しはしないと言われているような気持ち良さ。
けれど、焦らされに焦らされ続けた私の思考はそれに抗う気すら起きず…心地良ささえ感じるそのアクメを貪欲に啜り上げていた。

晴絵「は…あ゛ぁ~…♪♪♪おひゅぅ…ぅぅぅ…♪♪」

そしてそのアクメは中々、終わらない。
指の時とは違って、その源であるオチンポは私の子宮口にグジュリと突き刺さっているままなのだから。
私のオルガズムに合わせて蠢く肉襞に圧倒的な存在感と熱を返すその肉棒のお陰で私の身体は昂ったままでいられる。
とは言え、何もなしで延々と続くオルガズムなどあろうはずもなく、アクメに震えていた私の身体はゆっくりと落ち着きを取り戻し始めた。

晴絵「んあ゛ぁぁぁぁぁぁぁあ゛あぁっ♪♪♪」

それが落ち着き終わるほんの数瞬前。
私の心が油断し、欲求不満を覚え始めるギリギリのラインできょーの腰が動き出す。
ジュルジュルと私の子宮口から離れるそのオチンポはこれでもかとばかりに私の肉襞を苛めた。
暴力的なまでに反り返ったカリ首が、ツブツブとした襞部分に引っかかり、そのままグイグイと引っ張っていく。

晴絵「(犯されてる…ぅ♪♪私…きょーに犯されてる…よぉ♥♥)」

メスの中を犯す為に発達してきたオチンポだからこそ出来るその刺激に私の身体は再び絶頂へと向かった。
いや、それは向かうと言うよりも突き上げられると言った方がきっと正確な表現なんだろう。
だって、その恐ろしいまでの快楽はもう濁流のようにして私の子宮へと流れ込んでいるんだから。
平常の状態であったとしても一秒だって抵抗出来ないようなその激しい快楽に私の頭がクラリと揺れた。

晴絵「きゅふぅ♪♪ふああぁぁ…っ♥♥」

瞬間、湧き上がるオルガズムに私の身体がまたビクンと跳ねる。
一度、達した身体は普段とは比べ物にならないくらいに敏感だ。
ほぼ休憩なしに与えられたオルガズムは私の身体をさらに激しく蝕み、骨を蕩けさせていく。
筋肉もまた甘い汁に変わっていくようなそれに、けれど、私は浸る事を許してもらえなかった。

晴絵「うあ゛ぁあぁぁっ♪♪」

再び子宮を目指して私へと近づいてくるきょーのオチンポ。
それが私のポルチオと再会を果たした瞬間、私の子宮はブルリと震えた。
そのまま私の身体にじっとりと広がっていくのは三度目のオルガズムなんだろう。
突然過ぎて殆ど自覚出来なかったけれど…でも、メスの本性をむき出しにした今の私がアクメを見間違うはずがない。

晴絵「(コツンって…♪♪ブジュゥってされただけなのにぃ…っ♪♪♪)」

私の子宮を突いたその勢いはやっぱり激しいものではなかった。
蠢く私の中でピストンを繰り返すオチンポの動きは挿入時ほどではないがじっくりとしたものである。
膣肉の具合を確かめられているようにも思えるその速度に、しかし、私は容易くイかされてしまった。
二度目のオルガズムが湧き上がって、まだ収まってもいないのに…もう三回目のアクメを貪っていたのである。

晴絵「(あはぁ…♥もぉ…子宮ダメになってる…♪♪オチンポ欲しすぎて…おかしくなっちゃったぁ…♥♥)」

それは偏にきょーが今まで私を焦らし続けていた所為だろう。
今までの彼の愛撫によってとっくの昔に準備万端にさせられた私の子宮はもう疼きっぱなしなのだ。
元々、敏感なのも相まってコツンと触れられただけでもう私は絶頂へと突き上げられるくらいにおかしくなっている。
勿論、それは二度目に湧き上がったあのがっつり濃厚なオルガズムとは違って、比較的薄味で蛋白なものでしかない。
だけど、それでもきょーの指で至った絶頂よりはよほど気持ち良く、私の身体を快楽漬けにしていく。

京太郎「挿入れただけでイキ過ぎだろ」
晴絵「だって…ぇ♪♪だって…ぇぇ♥♥」

そんな私をからかうようなその言葉に、私はそっと首を振った。
イヤイヤをする子どものようなそれは今の私にとって全力を振り絞った自己主張である。
こうしている間にも動き続けているきょーに子宮を突かれた私は4度目のオルガズムに突き上げれるのだから。
まるでそこに絶頂へのスイッチがあるように容易くイき続ける身体にはもうこれくらいしか出来ない。

晴絵「きょーが焦らす…からぁ…♪♪焦らして…こんなに気持ち良いオチンポくれりゅからぁ…♥♥私の身体…しゅぐバカになるぅ…♪♪♪」

私にきょー以外の男性とこうして関係を持った経験はないから…勿論、はっきりとした事は言えない。
けれど、きょーのオチンポは太さも硬さもカリ首の形も…何もかもをメスを狂わせる為に特化していると思えるんだ。
こうして焦らされなくても挿入れられた瞬間にイってしまうのはそう珍しい事じゃない。
いや、今もきょーに対しての感度だけがあがっている身体の事を思えば、寧ろ当然だと言っても良いだろう。

京太郎「もう頭の中もバカになってそうだけどな」
晴絵「んふゅぅぅ…♪♪」

それなのに意地悪く笑うきょーの言葉に私は反論するように吐息を吐いた。
けれど、それはろくに顧みられる事はなく、淫臭が広がり始める部屋の中であっけなく霧散していく。
それが何となく悔しい気もするけれど、しかし、私の頭はもうセックスの事しか考えられない。
きょーのオチンポが身動ぎする度に湧き上がる快楽を処理するので精一杯で反論の言葉なんて浮かぶはずもなかた。

京太郎「ま、そうやってバカになった晴絵の顔を見るのは好きだけどさ」
晴絵「~~~~っ♥♥♥」

この子は…いや…この男は…本当に…もう。
どれだけ私の事を翻弄すれば気が済むんだろう。
こんなタイミングで好きだなんて言われたら…おかしくなるしかない。
頭の中セックスだけになるくらいバカになってる私に…好きだなんて言うんだから。
ただ、許しを与えるだけじゃなく、好きだなんて言われたら…私はもっともっとバカで淫乱になってしまう。

京太郎「すげーエロくて…興奮するし」
晴絵「んひぃぃいいぃぃっ♪♪♪」

そして、そんな私の中できょーの動きが少しずつスムーズになっていく。
まるでもう様子見は終わったと言うようなそれに私の口から甲高い嬌声が漏れる。
それは勿論、そうやってスムーズになったピストンが私の奥を強く突き刺しているからだ。
突かれるだけで簡単にイってしまう肉厚ぽってりな子宮口は刺激を増した抽送に身悶えするように震える。

京太郎「はは。なんだよ。褒められてたのがそんなに嬉しかったのか?さっきから奥グチョグチョだぞ」

そんな私の変化に腰を動かしながらでも気づいたのだろう。
軽く笑いながらの彼の言葉は私の奥の様子を明確に示していた。
もう私の貪欲なポルチオ周辺は絶頂の所為で敏感に染まり、休まずに愛液を滴らせ続けている。
オチンポが離れていく際に逃すまいとしがみつく肉襞が簡単に滑ってしまうくらいに私の最奥部分はグチョグチョだ。

晴絵「嬉しい…よぉ…♪♪きょーに褒められると…しゅっごい嬉しい…っ♥♥エロマンコ余計に発情しちゃうくらい…幸せぇ…♪♪♪」

そして、愛液のたまり場と言っても良いくらいにドロドロになったそこをきょーの逞しいオチンポが押し入ってくるんだ。
その度に愛液がブヂュゥゥと淫らな音を立てて、待ち望んでいた侵略者に絡みついていく感覚。
それだけでも興奮するのに、私の耳には彼が褒めてくれた言葉が未だ残っているのだ。
好きだとエロいと興奮すると恥ずかしがらずに告げられたそれにオルガズムが幸福感を強め、私をより気持ち良いトコロへ連れて行ってくれる。

京太郎「じゃ…もっとイかせてやらないとな」
晴絵「イッてるぅ…♥♥オマンコもう…イキっぱなしらよぉ…♥♥」

挿入から五分も経っていないのに私はもうグロッキーも良いトコロだった。
完全にきょーのオチンポに敗北した私の発情マンコは既に何十回もイかされているんだから。
最早、自分でも数が分からないくらいのそのオルガズムの数は、それだけ私の身体を敏感にさせている。
こうして私の腰を掴んでいるきょーの手だけでも、愛撫次第ではイけそうなくらいだ。

京太郎「それならもうイかせて欲しくない?」
晴絵「ううぅん…っ♪♪イかせて…ぇ♥♥もっと…もっともっともっとイかしぇてぇ…♪♪♪

だけど、それでも貪欲な私の身体はまだまだオルガズムを求めていた。
最早、イッていない時間なんて殆どないくらいに昂ぶっているのに、こうしてオネダリをしていたんだ。
それは勿論、きょーがまだ射精していないって事も無関係ではないのだろう。
快楽漬けになった頭の中でも、ここで止めてしまったら愛しい恋人が辛いままだと分かっているんだ。
だが、ソレ以上に私の言葉を大きく懇願へと傾かせていたのは、私がまだまだ満足していないって事である。

晴絵「今日は…大丈夫だからぁ…♪♪生射精し放題…で時間もたっぷりあるからぁぁっ♪♪♪」

私の安全日とお互いの休日が完全に重なる事なんて滅多にない。
何時もはそのどちらかだけで私も彼も不完全燃焼ばかりが続いていたのだ。
しかし、今日はその二つが完全にぴったりと重なった最高のセックス日和なのである。
どれだけナマで射精されても大丈夫で…どれだけ犯されても問題ない…最高の夜なのだ。

晴絵「イキ狂うまで…ハメハメしてぇ…♥私が死んじゃいそうになりゅまで…オチンポレイプして…私の事壊して欲しいの…ぉ♥♥」
京太郎「もうホント、晴絵はダメダメだな」
晴絵「ひぃぃいぅぅうっ♪♪」

私のオネダリにきょーは呆れるように言いながら微かに笑った。
お前はダメだなと言いながらそれを受け入れてくれる優しい笑みに、けれど、私の口からは嬌声しか出てこない。
それは勿論、きょーの腰が一気にそのストロークする距離を伸ばしたからだろう。
奥の部分をコツコツを叩くのではなくジュルジュルと私の中でカリ首を擦るようなその動きに快感が限界を迎えた。

晴絵「んんんっっ♪きゅぅぅぅぅん♪♪」

それまでもずっと私の尿道に溜まり続けていた愛液がぷしゃりと勢いを得て、私の小さな穴から飛び出していく。
知覚した頃にはもう飛び出していたそれを私は抑えられる理由なんてなかった。
度重なるオルガズムによって私の身体はもう蕩けきって、ろくに動けないような状態なのだから。
浮かせていた腰もいつの間にかベッドに落ちているような状況で、勢い良く吹き出す潮を止められるはずがない。

京太郎「っと…また潮吹いたのか。ホント、こらえ性のない身体だな」
晴絵「ごめ…ごめん…にゃあぁぁっ♪♪♪」

その潮を間近で受け止めながらもきょーはその腰を一切、緩める事はなかった。
びしゃびしゃとその辺りに愛液が飛び散るのも構わずに私の奥をガツガツを叩いてくるのである。
さっきよりも助走距離が長くなったそれは私の子宮をブルブルと震わせ、謝る事すらまともにさせてはくれない。
けれど、私はもうそのもどかしさすら自覚する事は出来ず、発情期のメス猫のような甘い鳴き声をあげた。

京太郎「いや、だらしない…かな。ここも結構なもんだし」
晴絵「ひゃぁぁぁんっ♥♥」

瞬間、きょーの手が腰から離れ、汗でベタベタになった私のセーターをまくりあげた。
胸まで一気に露出させるそれに隠されていた肌が顕になる。
イき過ぎた所為でもう脂汗さえ浮かべた私のおっぱいはもう乳首をビンビンと屹立させていた。
ピストンの勢いに合わせてプルプルと震えるそれは自分の身体の一部とは言え、凄くエッチに見える。

京太郎「さっき食べたばっかりとは言え…ほらな」
晴絵「んっくぅぅ…っ♪♪」

そう言いながらきょーが触ってきたのは私のおっぱい…ではなく、お腹だった。
ちょっとだけお肉が乗ってしまっているその部分は彼の手に摘まれてしまう。
勿論、食べたすぐ後だし、立った時に気になる程ではないとは言え…女性として肥満気味である事に疑いはない。
そして、嬉々としてきょーにオマンコまで晒して見せる事が私も流石に女性としての恥部までは晒したくないのだ。

京太郎「これは最近、ちゃんと動いていない証拠だなぁ…」
晴絵「やぁ…♥♥あぁぁっ♪♪」

ましてやそうやってお肉を摘まれるなんて言語道断も良いトコロである。
もし私が冷静であったならきっとジロリと最大限の敵意と警告を込めて睨めつけてやっただろう。
しかし、残念な事に私にはもう睨めつけるほどの余裕がないどころか…それに気持ち良くなってしまっていた。
敏感になっているのは私のオマンコだけではなく…お腹の肉も同様だったのである。

京太郎「一応、これでもダイエットメニューには変えてるんだぞ?分かってるのか?」
晴絵「わか…ってる…ぅ♪♪分かってる…よぉぉ…♪♪♪」

そうやって私のお腹をマッサージするように揉みしだくきょーの手はとてもエッチだ。
おっぱいを揉むのとそう変わらないその手にビリビリとした感覚が肌を滑り降りていく。
だけど、女としての色々な意味での緩みを摘まれて気持ち良くなっているだなんて認められるはずがない。
例え、頭も身体もメスに堕ちているとは言え、それを認めたら女として色々と終わりなんだから。

晴絵「だから…ダイエットエッチ…ぃ♥♥ダイエットセックスしようよぉ…♪♪」
京太郎「しようよ…?」
晴絵「…ふぇ…?」

だからこそ、そんな横道に逸れないでセックスだけに集中して欲しい。
そんな私のオネダリが気に入らなかったんだろうか。
きょーの腰はさっきまでのスムーズさが嘘のようにピタリと止まり、その瞳も冷たく私を見下ろしてくる。
まるで怒っているようなその姿は付き合いの長い私でも殆ど見たことがないと言っても良いものだった。
意地悪で悪ガキではあるものの温厚な彼が滅多に見せないその姿に、私の背筋にゾクリとしたものが走り抜け、緊張が四肢を強張らせる。

京太郎「何を偉そうな口利いてるんだよ」
晴絵「ふゆぅ…♪♪」

そんな私の身体を再びその手でガッチリ捕まえながら、きょーが私の顔を覗きこんだ。
じっと見下ろすその瞳はまるで私の胸の奥まで見通しているって思えるくらいに澄んでいる。
その奥にテラテラと欲望の光が踊っているのがはっきりと分かるその瞳に私は小さく声をあげた。
それは勿論、この意地悪な恋人がこの状況で私に何を言わせたいか分かってしまったからである。

晴絵「(きょーったら…私の事…堕とすつもり…なんだぁ…♥♥」

自身の立場を上だとはっきりと私に示すようなその言葉。
勿論、普段の彼は意地悪ではあるが、決して居丈高な態度を取る事はない。
口では色々と言いながらも寧ろ献身的に尽くしてくれるのが須賀京太郎と言う恋人であった。
そんな彼がここでこうやって…腰を止めてまで偉そうにする理由なんて一つしか考えられない。
優しいきょーはここで私の長年の夢を叶えようとしてくれているんだ。

京太郎「今の晴絵は俺の奴隷だろ?」
晴絵「んきゅぅ♪♪」

そう嗜虐的に言いながら、きょーの腰がグリンと動く。
中腹で止まった鈴口を周囲の肉襞に押し付けるようなそれに思わず口から甘い声が漏れた。
けれど、反応した肉襞がキュンとオチンポを締め付けても、きょーの腰は動かない。
まるでこれで終わりだと言わんばかりにピタッと止まり、私の中で圧倒的存在感を放っていた。

晴絵「(あぁ…っ♪言いたい…♥もう…屈服しちゃいたいよぉ…♪♪)」

その圧倒的存在感に私の肌が身震いを見せた。
ブルリとお腹から肩までを震わせるそれは被虐感に依るものだろう。
だって、私の身体はもう発情しすぎてイキっぱなしの状態だったんだから。
それをいきなり止めて…しかも、奴隷だろうと確認されるように言われたら誰だって屈服しちゃう。
身体の中に走る余韻が全てジリジリと焦がすような欲求不満に変わっていく感覚はそれくらい強いものだった。

晴絵「(けど…言いたくないぃ…っ♥♥)」

しかし、それを否定する気持ちが私の中にあった。
とは言え、それは決して理性や意地によって作られたものではない。
そんなものはオチンポを突っ込まれた瞬間にとっくの昔に砕けてしまったのだから。
私がそれを思い浮かべる理由はただ一つ。
ここで抵抗を見せた方がマゾヒスティックで気持ち良いからである。

晴絵「は…ぃ…っ♪♪」

だが、そんな気持ちも数秒ほどしか保たなかった。
心理的気持ち良さを求める欲望は、肉体的な快楽を欲する欲望に敗北したのである。
これが焦らされる事もない万全の体調でセックスしていたならまだしも、私の身体は完全に出来上がっていたのだ。
この状況でメスの快楽に抗えるはずもなく、ゆっくりと肯定の言葉を放つ。

晴絵「私は…私はきょーの…メス奴隷です…♪♪オチンポご奉仕専用のメスマンコでしゅからっ♥♥」

そして、その肯定はそれだけでは収まらなかった。
次から次へと溢れるような淫語に修飾されていたのである。
それは私の中で敗北した欲望が、決して消えてはいないからなのだろう。
ここで負けるにせよ、自分を貶める事で被虐感を味わっておきたい。
そんな淫らではしたない欲求を抑える事が出来ず、私は自分から奴隷へと堕ちていく。

晴絵「らからぁっ♪♪奴隷にご主人様のオチンポくだしゃいぃっ♥♥トロトロの奴隷マンコもうダメだからっ♪♪もうよっきゅーふまんで爆発しゅるからぁっ♪♪♪」
京太郎「はは。本気で言いやがった」

そんな私をばかにするように言いながらも、きょーのオチンポがピクンと震えた。
その切っ先を微かに跳ねさせるその動きにオチンポがまたグンって大きくなる。
目に見えて逞しさが増したそれは、勿論、彼が私の言葉で興奮してくれているからだろう。
きょーの口から漏れる吐息もより熱くなり、その回数もはっきりと増えていた。

京太郎「分かってるのか?俺、年下で…生徒なんだぞ?それなのにこんな風にオネダリして恥ずかしくないのか?」
晴絵「あぁっ♪あぁぁぁぁっ♪♪」

それでもきょーはまだ腰を動かしてはくれない。
いや、動かしてくれてはいるけれど、それはさっきと同じくグリグリって先っぽを押し当てるだけのものだ。
ポルチオ周辺ならともかく何もない中腹でそんな事をされても、軽いオルガズム程度しか湧き上がらない。
ガッツリ犯されてたっぷりイっちゃう快楽が欲しい私にとって、それは不満以外の何者でもなかった。

晴絵「生徒でも良いんですっ♥♥きょーはご主人様だからぁっ♪♪何時でもどんな時でもぉっ♥オマンコ待ってましゅぅ…♪♪ご主人様のオスチンポ待っへるぅ…♥♥」
京太郎「…そう…かっ」
晴絵「ひぃぐううぅぅぅぅうぅうぅううんっ♪♪♪」

瞬間、繰り出された一撃は今までのものピストンの中でも最高と言っても良いものだった。
ガツンと奥を揺さぶるそれに視界の中で星が瞬くのを感じるくらいである。
勿論、そこから生じるオルガズムも半端なものではなく、津波のように私の快楽神経へと流し込まれていく。
欲求不満に感度を増していた私の身体はそのまま頭へと突き刺さるアクメに耐えられず、そっと顎をあげた。

晴絵「(ふ…っ♪不意打ちぃぃっ♥♥完璧…不意打ち…ぃぃっ♪♪♪)」

しかし、そうやって頭をベッドへと押し当てるような姿勢になっても、そこから快楽が抜けていく訳じゃない。
逃げ場のないアクメは私の頭の中で狂ったように暴れ回り、私の頭を脳内麻薬で満たしていく。
頭の中がドロドロに溶けるようにも感じられるそれに私は強い喜悦しか考えられない。
最初はそうやっておかしくなるのが怖かったけれど…今の私はもう何度もおかしくなった後なんだ。

晴絵「んほぉおっ♪♪ふあぁぁああっ♥♥あ…っきゅぅぅんっ♪♪♪」

その上、私は今日、完全にきょーのメス奴隷に堕とされてしまった。
私のずっと隠していた欲望を知られて…恋人はご主人様へと変わってしまったのである。
今まで何とかギリギリで堪えていた場所から転落していくその感覚は、何とも心地良い。
それはきっと底がない欲望の顎の中へと堕ち続けても、きょーが一緒に居てくれるからって信じているからだろう。

晴絵「(そ…ぉ♥♥私には…私にはご主人様が居てくれる…ぅ♪♪♪)」

人としての人生は幕を閉じ、今この時から淫らで屈辱的な生活が始まるのだろう。
けれど、その側にはずっときょーが居て…オチンポの事しか考えられない私で性欲処理をしてくれるんだ。
危険日でも膣内射精オッケーなメス奴隷マンコをこうしてグチョグチョドロドロにして…犯されるその未来に心臓が壊れそうなくらいドキドキしちゃう。
きっときょーが高校を卒業する頃には私はもうボテ腹にされて、子宮まで完全に支配させられ… ――

京太郎「ほら…どうした…!?お望み通り動いてやったんだから…感謝の一つでも言ったらどう…だっ」
晴絵「あひぃぃぃっ♪♪♪」

その想像に浸る事すら許さないと言わんばかりに彼の手が私の太ももを叩いた。
パァンと小気味いい音がするだらしない肉は、しかし、痛みなどまったく訴えては来ない。
再び始まったピストンによって私の身体は再び連続絶頂の渦の中へと叩き落とされてしまったのだ。
オマンコに近い太ももはもうとっくの昔に快楽に支配され、ドロドロに溶かされてしまっている。
叩き方も痛みを与えるものではなく鳴らす事を重視するものだった事もあって、脳には快感しか伝わってこない。

晴絵「ありがとぉ…っ♪♪ありがとぉごじゃいましゅぅっ♥♥」

度重なる開発セックスのお陰でそこまで淫らになった私の身体が素直に感謝の言葉を告げる。
最早、一言では表現しきれないほど数多くの感謝に彩られたそれにご主人様の顔が一瞬だけ緩んだ。
私が悦んでいる姿に安心を浮かべるその表情に、快楽に浸った心が少しだけ申し訳無さを覚える。
これまでの態度から彼も決してこういうセックスが嫌いじゃないと分かってはいたけれど、まだきょーはそこまで割り切れないんだろう。

晴絵「嬉ひいでしゅぅっ♪だいしゅきなご主人様にセックスして貰えて…っ♥私、幸しぇ…♥♥」

だけど、彼はほんの少しだけ私を見くびっている。
きょーと出来るセックスは私にとってはどんなものであっても堪らなく気持ち良いのだ。
大手を振って人に言えるような関係ではない以上、外ではセックス出来ないけれど、でも本当はそういうのも嫌いじゃない。
緊縛プレイだって興味もあるし、鞭打ちロウソクの類だって、きっと喜んで身を晒す事だろう。
それくらい私にとって須賀京太郎と言う恋人は愛しい存在であり、そして何より信頼の対象であったのだ。

晴絵「オマンコも悦んでるぅ♥ご主人様のオスチンポ美味しいってぇっ♪♪ごっつんしゃれる度にイッてますよぉ♥♥」

そしてそれは決して心理的なものだけではない。
私の身体もこの逞し過ぎる恋人に屈服し、そして支配されているんだ。
オチンポをポルチオに押し当てられるだけではしたなくイッちゃう身体が彼の欲求を拒めるはずがない。
今日がそうであったように…口ではなんと言いながらも、私の身体は何時もセックスを期待しているんだから。
最後にちゃんとこうして性欲処理に使ってもらえるのであれば、私の身体はきっとどんなプレイでも満足する事だろう。

晴絵「もうイきまくりぃ…♪♪ご主人しゃまのチンポでイかされるの好き…ぃ♥♥」

だって、こうしてオチンポでイかされる度に私の胸に幸福感が沸き上がってくるんだから。
限度を超えた快楽を何とか別のもので処理しようとしているようにじわりじわりと幸福感が強くなっていく。
陶酔混じりのその幸せな感覚は私の心と身体をとっても暖かくしてくれた。
今の世の中に氾濫している作られた暖かさよりも何倍も優しくて何倍も素敵なその感覚を拒めるはずなんてない。
きっと宥がこれを味わったらあっという間に虜になって離れられなくなってしまうはずだ。

晴絵「ご主人しゃまも…ぉ♪♪ご主人様も私のオマンコどう…れすかぁ…♥♥オマンコ…ぉしゅきぃ…♥♥」

それに何となく嫉妬してしまうのは、脳裏に浮かんだ彼女が私よりも綺麗で、可愛く、そして何より若いからだろう。
私なんかよりも遥かにきょーに相応しい彼女にどうしても嫉妬の感情を禁じ得ない。
だって、宥は間違いなくきょーの事を異性として…いや、ソレ以上の対象として見ているんだから。
時に家族の慈愛すら浮かばせるその表情は、しかし、一皮剥けば女のものである。

京太郎「んー…どうだろうな」
晴絵「はぅぅん…♪♪」

勿論、勝手に比較して勝手に嫉妬しているだなんて馬鹿らしいにもほどがある。
自分でもバカな事をしているという自覚は朧げながらでもあるんだから。
しかし、それでもその返事はあんまりではないかとやっぱり思ってしまう訳である。
私は先にオチンポ好きって言っているんだから、少しくらい応えてくれても… ――

京太郎「だって…俺は晴絵以外の女は知らないし…これからも知るつもりはないからさ。俺にはこのオマンコだけだよ」
晴絵「~~~っ♥♥♥」

そう思った瞬間の殺し文句に一瞬、息が止まってしまった。
まるで脳がその理解を拒否したかのように私の身体は固まったのである。
鼓動すら聞こえない感覚の中、私はゆっくりとその言葉を咀嚼し…そして歓喜した。
例え睦み言だとしても一生、私だけを愛してくれるその宣言はあまりにも嬉しすぎたのである。

京太郎「ったく…どれだけ悦んでるんだよ。膣内きっつきつになったぞ」
晴絵「らってぇ…っ♥♥」

その嬉しさが最も現れたのは私の膣肉だった。
今もグチョグチョとピストンを繰り返すきょーのオチンポをぎゅっと締めあげたのである。
まるで久方ぶりに会った恋人にするようなその濃厚で甘い抱擁にオチンポが悦んでくれるのを感じた。
そしてそうやって強く密着した私のオマンコも勿論、気持ち良くって…私の身体はさらなりオルガズムへと突き上げられる。

京太郎「そんな悪い奴隷はお仕置きだな」
晴絵「お仕置…きぃ…♥♥」

きょーの言葉にうっとりとしながら返事をするのは私にとってそれがとても甘美なものだったからだろう。
快楽の為にプライドも投げ捨てたいやしい私にとって、お仕置きという言葉は胸に期待を浮かばせてしまうものだった。
だって、きょーの瞳はもう抑えきれない欲情で一杯に満たされ、腰の動きも激しくなっているんだから。
私を感じさせる為だけのものではなく、自身が快楽を得る為のピストンに変わりつつあるそれはきょーがもう我慢しきれなくなってきた証だ。

京太郎「メス奴隷の晴絵にとってはすげー嬉しいだろ?お仕置きってだけでオマンコまたキュってしたもんな」
晴絵「うれ…しいです…ぅ♪お仕置き…嬉しぃ…っ♥♥」

何より、お仕置きと言っても、きょーは私に決して酷いことをしない。
私が本気で嫌がっているものを強引にしようとするほど私のご主人様は意地悪じゃないのである。
これだけ欲情している今の状態でも私がはっきりと嫌だと拒絶すれば止めてくれただろう。
その代わり別の方法で虐められるのは確実だろうけど…それは私の状態を顧みた優しいものにしてくれるはずだ。

京太郎「はは。そんなだらしない奴隷は…こうしてやるよ…!」
晴絵「ひんっ♪♪♪」

瞬間、きょーの手が私の腰から離れ、そのままガシっとおっぱいを鷲掴みにする。
セーターから零れ落ち、ピストンの衝撃に合わせてプルプルと震えるそれを固定するように。
しかし、そこは骨とは違って柔らかで、全身につながっている訳じゃない。
そうやって鷲掴みにされると柔肉だけは固定されるけれど、身体全体が抽送によってズレ動いてしまう。

晴絵「あぁぁ♪♪ひぃ…ぃぃぅぅっ♪♪♪」」

勿論、そのズレは決して大きなものではない。
しかし、固定されたおっぱいと微かに動く身体によって作られる差異は決して小さいものではなかった。
おっぱいの根本が微かに引っ張られ、ズレるような感覚は普通の愛撫では到底、感じられないものなのだから。
一回一回、きょーが奥までオチンポを挿入しようと身体を前へと進めるお陰で解消されるけど、それは決してなくならない。
抽送毎に必ず脳裏を過るそれに、もう表にまで染みだした被虐的な本能がゾクゾクさせられてしまう。

晴絵「(しかも…おっぱいグニグニってぇ…♥♥)」

その上、彼は私のおっぱいを鷲掴みにした手を遠慮無く動かしてくるのだ。
グニグニと指を別方向へと動かし、それぞれが個別に私の柔肉を味わおうとするその手はとても嗜虐的である。
サワサワと優しく撫でてくれたと思えば、次の瞬間にはぎゅっと乳腺まで押しつぶそうと強い圧力を掛けてくるんだから。
こうして全身が敏感になっていなかったら、マゾの私でもその愛撫に痛みを感じていただろう。

晴絵「(でも…ぉ♪♪イっっくぅっ♥イかされりゅぅぅっ♥♥)」

しかし、私の身体はもうとっくの昔に出来上がってしまっているのだ。
焦らされ、そしてイかされまくった身体はどんな刺激でもすぐさま快楽へと書き換えてしまう。
その痛みもまた私にとっては強い快楽でしかなく、指が動く度にジリジリと焦がすような快感が這い上がってくるんだ。
勿論、その間もご主人様のピストンは止まっていないんだから…気持ち良くないはずがない。
無茶苦茶にされているというのに私の身体は間違いなく悦び、そして幾度となくイッていた。

京太郎「どうだ?こんなのでも晴絵は嬉しいんだろ?」
晴絵「はひぃっ♪♪嬉しいれしゅぅ♥トロマンコ悦んでるぅ♪♪ご主人様に犯されてぇ…♪♪たくしゃんイッてますぅぅっ♥♥」

そうして昂った私の身体はもう一突き毎にイッているような状態ではなかった。
子宮口は元よりソレ以外の肉襞が擦られる度に、絶頂の波が沸き上がってくるのである。
勿論、それは一つ一つは軽く、今の私を満足させるようなものではない。
だが、そうやって湧き上がるアクメはそれこそ私が数えきれないくらいあるのだ。

晴絵「ぶちゅかって…ぇ♪♪アクメ大きくなってましゅぅ♥どっかーんてぐちゅぅぅってぇえ…っ♪♪♪」

そして、それらはそれぞれが別個に独立しているが故に、私の身体を別々に食い荒らしていく。
だが、そうやって無数のオルガズムに襲われている私の身体は無限に広がっている訳じゃない。
いや、すぐさま湧き上がるアクメはすぐに別の波とぶつかってしまう事を思えば、寧ろ狭いと言っても良いくらいだろう。
けれど、そうやってぶつかった瞬間、別々であったそのオルガズムはあっという間に融和し、大きなものへと変わっていくのだ。

晴絵「あは…ぁっ♪♪しゅごいぃ…♥ご主人様のオチンポしゅごすぎるぅ♥♥アクメ一杯ぃ…♪♪身体の中ぁ…♥イくでたぷたぷするぅ♥♥」

別々だとは言っても、それらが根幹を同じくするものだからだろう。
その反応は決して特別なものではなく、私の身体中で起こっていた。
ぶつかった勢いをそのままにより高く跳ね上がっていく感覚に身体が常に昂ぶり続けていく。
そして、その燃料になるオルガズムがご主人様が動く度に供給され続け…私はさらにおかしくなっていった。

晴絵「勝てにゃいぃっ♪♪こんなにアクメしゃせられたら勝てらいよぉ♥♥じぇったいダメになりゅぅ…♪♪セックしゅバカになっひゃうよぉ…♪♪♪」

まるで全身でイかされるような激しくも心地良い感覚。
それが何時終わるか知れないほどに延々と続いていくのだから、怖くなってもおかしくはない。
だけど、こうしてご主人様に犯されている私にはそんな感情は一切なかった。
いや、それどころか、口から漏れる言葉には媚が浮かび、もっとおかしく…バカにして欲しいと誘っている。
きょーによって開発されてしまった身体は、恐怖を覚える段階などとっくの昔に踏み越え、バカになっているんだ。

京太郎「はは。んな事言っても…晴絵はとっくの昔にセックスバカだろ」
晴絵「んほぉおおおぉっ♪♪♪」

そんな私に呆れるように言いながら、ご主人様がオチンポをねじ込んでくる。
ぐっと無理矢理を押し広げるようなソレにポルチオが圧迫感を訴えた。
敏感な部分を押しつぶされるその感覚に私の口から情けない嬌声が飛び出す。
エロ漫画でも中々出てこないようなはしたないその声に私の全身がブルブルと震えた。

京太郎「阿知賀のレジェンドだなんて持ち上げられても…本性は欲求不満の雌犬だったって事だな…!」
晴絵「ひぃ…っ♪♪いひゅぅぅぅっ♥♥」

私を責めるようなその口調と共にまたピストンが開始される。
けれど、それはさっきまでのものとは違い、滅茶苦茶に私の膣肉をこすり上げるものだった。
そこには無数に開発された私の弱点を的確に抉る正確さはなく、ただただ欲望のみに満たされている。
私を追い詰める為ではなく、自分が絶頂する為のその抽送に、私は被虐感と共に胸を震わせた。

晴絵「(あぁ…イくんだ♪♪ご主人様…もうイきたくって堪らないんだね…♥♥)」

メスに種付けしたいっていうオスの欲望を隠そうともしないピストン。
それは私の弱点を抉る事はなく、自身の欲求不満を晴らす事だけを重視している。
けれど、それが私にとって気持ち良くないかと言えば、決してそうではない。
乱暴なその腰使いはレイプされているようで興奮するし…何よりきょーのオチンポは十分過ぎるほど大きいんだ。
こうして無茶苦茶に私の中をピストンするだけでも開発された性感帯は身悶えし、あっさりと絶頂してしまう。

京太郎「こんな姿を他の奴らが見たら幻滅するだろうな。あの先生が…こんな雌犬に…なんて…さ…っ」

その上、そんな風に罵るように言われたら、気持ち良くないはずがない。
まるで性処理用のオナホみたいにレイプされているだけでも堪らないのに、言葉責めも一緒だなんて…反則過ぎる。
ただでさえ一杯だった被虐感が胸から溢れて、全身がおかしくなっていきそうだ。
そうやって皆に見られるのも悪くないんだって…ううん、寧ろご主人様に雌犬にされた身体を見て欲しいって…そう思ってしまいそうになる。

京太郎「今だってやらしく腰を動かして…そんなに俺のチンポが欲しいのかよ…!」
晴絵「欲しい…れしゅぅっ♪♪ご主人しゃまのオチンポ欲しいぃぃんっ♥♥」

その気持ちが私の腰にも現れたんだろう。
こうしてご主人様を受け入れる私のそこはさっきからカクカクって情けなく動いていた。
単調なピストンを補助するようにフリフリと揺れ動くその腰は、決して私が意図したものではない。
最早、私の思考は肉体から半ば切り離され、ただ快楽の受信機になっているのだから。
それでも身体がこうしてエッチな動きを見せているのは、偏にオスの絶頂を素晴らしいものにしようというメスの本能だろう。

京太郎「じゃあ…思いっきり…くれてやるよ…その代わり…」
晴絵「んひぃあぁぁああぁぁぁっ♪♪♪」

そんな私にご主人様はとっても素敵なプレゼントをくれる。
私のおっぱいをギュッと鷲掴みにしながら、その抽送をさらに激しいものへと変えてくれたのだ。
中腹からではなく、オマンコの入り口から奥までをグジュグジュガツンって犯すその激しさに私の身体は浮き上がる。
反り返った背筋を魅せつけるようなその身体に一段強いアクメと衝撃が駆け抜けていくんだ。
頭の天辺まで揺さぶられるその衝撃に甲高い嬌声が部屋を震わせる。

京太郎「忘れるなよ…晴絵はもう阿知賀のレジェンドなんて立派なもんじゃないんだ…!」

けれど、きょーはそんな私に構わずに何度も腰を打ち据えてくる。
震えたふとももをスパンと叩くようなその力強さに私の一番、貪欲な部分がブルブルと震えた。
まるで感動を示すようなそれは、愛しいオスがもう射精の準備に入っている事を感じ取ったからだろう。
私の中を暴れまわるオチンポはビクンと言う震えと共に大きくなり、熱く、硬くなっていく。
挿入した時よりもさらに一回り以上大きく、そして激しくなったそれに私のメス肉は悲鳴のようなオルガズムを広げた。

京太郎「俺の…俺だけのメス犬…メス奴隷なんだよ…!もう一生…いや、最初から最後まで…そうなんだ」
晴絵「はぁ…あぁぁぅ…ん…♥♥」

今までのオルガズムとは一線を画する…ラストスパートだからこその絶頂。
その気持ち良さに完全に翻弄された私の意識は少しずつ朧げなものへと変わっていく。
まるで霧散していくように端からバラバラに切り崩され、アクメの中へと溶けていくのだ。
身体だけではなく世界が心地良さに満たされるようなそれに合わせて…きょーが私に言い聞かせる。
いや…それはいっそ洗脳しているのだと言っても良いのかもしれない。

晴絵「(だって…私…今、すっごい…嬉しぃ…♥♥)」

私にとって阿知賀のレジェンドというその名前は重荷以外の何物でもなかった。
確かに阿知賀と言う当時麻雀部すらなかった無名校からインターハイに出たのは凄い事なのかもしれない。
けれど、私はそうやって地元の期待を背負って出場したインターハイ準決勝で悲惨な結果を残し…チームは敗退。
ソレ以降も公式戦にだってろくに出れていないまま、逃げるように大学へと進んだんだから。
でも、それを誰も責めてくれず…私は頑張ったのだと…そんな生ぬるい言葉だけをくれるだけ。

晴絵「(でも…違う…んだよね…♥♥私は…もう阿知賀のレジェンドじゃ…ないんだぁ…♪♪♪)」

勿論、私だって怒られたい訳でも叱られたい訳でもない。
だけど、地元の人が私を『阿知賀のレジェンド』として扱う度に苦々しいものを感じるのは否定出来なかった。
それは遠回しに敗戦の記憶を思い起こさせ、誰からも責められず…だからこそ許されてもいないが故の居心地悪さに引きずり込むのだから。
勿論、そうやって私の事をそう扱ってくれる人たちに悪意がないのは分かっているけれど…でも、私にとってそれは普通に責められるより辛い事だった。

晴絵「(なる…よ♥♥私…ご主人様のメス奴隷に…なるぅ…っ♪♪阿知賀のレジェンドなんか要らない…♥私は…私は何時でもご主人様欲しくて発情してるメス犬で…良いっ♥♥)」

けれど、それが違うときょーは…ううん、ご主人様は言ってくれた。
最初から最後までずっと私はメス犬のままだったのだと…そうすり込んでくれたのである。
それがどれだけ嬉しい事かは…似たような経験がある人でなければ分からないだろう。
少なくとも私にとってその言葉は頭だけではなく心まで須賀京太郎とご主人様だと認めてしまうくらいに素晴らしいものだった。

京太郎「だから…もう…射精るからな…!種付け…するから…!」
晴絵「はひぃ…ぃぃぃっ♪♪♪」

勿論、私もご主人様も今日がどれだけナマでやっても出来ない日だと分かっている。
だけど、そうやって言われると完全に屈服した私の子宮がキュンキュンと疼いてしまうんだ。
まるで周期を無視して排卵しそうなその反応に、私は何度も頷く。
カクカクと無様なその仕草に、けれど、私は自嘲を感じる事はなかった。
私の頭の中にはもうご主人様のメス奴隷になるという事と種付けへの期待感しかなかったんだから。

晴絵「らしてぇ♪♪種ぢゅけしてくらしゃいっ♥♥ご主人様ののぉこぉザーメンれぇっ♪私のしきぅ犯してぇ…っ♥♥」
京太郎「ぐ…ぅう…!」」

甘いその叫びにご主人様も我慢できなくなったんだろう。
小さくうめき声をあげながら、ガッチリとその歯を噛みしめるのが分かった。
そのままガツンガツンと子宮を揺さぶるようなピストンを繰り返す。
まるで敏感なメスの部分が突き上げられるようにも思えるその力強さは未だエスカレートしていった。
自分の全てを射精へと注ぎこむようにご主人様は全身をムチのようにしならせて私の事を犯してくれる。

晴絵「いぐう゛ぅううぅぅうぅうぅうう♥♥♥」

射精限界ギリギリだからこそ出来るご主人様の滅茶苦茶なピストン。
それに幾度となく媚肉がイキ狂わされた私の中で何か熱いものが弾けた。
ブワリと肌に染み込むようなそれは次の瞬間、子宮口を叩いたオチンポから最奥へと注がれていく。
瞬間、私の視界が真っ白に染まり…私は過去最高のオルガズムを迎えた。

晴絵「ひ…いぃいいっ♪♪いふぉぉおおぉおっ♥♥♥」

その源となっている粘液はまるでマグマのように熱かった。
触れた私の部分をそのまま熱へと取り込んでいくようなそれに子宮が身悶えする。
けれど、ソレは決して苦痛によるものでも、恐怖によるものでもない。
まるで怯えるように震える子宮から放たれているのは満足感と幸福感が交じり合った最高のアクメなのだから。
それは勿論、私の身体がその熱いものが私が愛している人の精液だと理解しているからなのだろう。

晴絵「(死んじゃ…ぅ♪♪わらひ…せぇえきで死んらうぅよっ…♥♥)」

まるで身体が私ではない何かの一部にされている感覚。
それは私に死を予感させるほどに激しく、そして素晴らしいものだった。
なにせ私は死んでしまいそうだと思っているのに…まったく恐怖など感じていなかったのだから。
寧ろ、私の心も身体も…この悦楽の中で死ねるのであれば本望だと、そう叫んでいたのである。

晴絵「(あは…あは…は…♪♪身体…溶けるぅ…♥♥オマンコ…らけになってりゅ…ぅ♥♥♥)」

そんな願望を叶えるように、私の身体はシャットダウンを始める。
四肢の感覚は既になく、私は自身の頭が何処にあるのかも認識出来ていない。
あるのはただオマンコや子宮から広がっていく暴力的なまでに大きく、そして支配的なまでに暖かな波だけ。
アクメと言う言葉すら生易しいようにも感じるそれに私の身体は塗り替えられていく。
まるでそれ以外に感じる必要はないのだと私に教えこむような波に私の心は喜悦だけを浮かべた。

晴絵「(幸しぇ…♥オマンコ美味しくて…しぁわしぇぇ…♥♥♥)」

心も身体も捧げた愛しい人にその最奥までを支配される最高のオルガズムに身体は壊れていく。
味なんて感じるはずのない子宮口が幸せ過ぎて美味しいとそんな感情すら湧き上がらせるのだから。
普通ではあり得ないその感覚も、けれど、幸せ過ぎて拒む事すら考えられない。
いや、それどころか、私は現実ではあり得ない脳が作った空想の美味しさに溺れ、それがもっと欲しいと思っていた。

晴絵「(しぇえき止まん…にゃいぃっ♥♥ずっとじゅっとれっぱなしぃぃ…っ♪♪♪)」

そしてご主人様のオチンポはそんな淫らな私の思いを叶えてくれる。
一度弾けたオチンポは私の中で何度も跳ねて、その奥に精液を注ぎこんでくれるんだ。
その勢いは中々止まらず、十数回目の震えを見せても、衰えを感じさせないくらいである。
その上、最初から最後までずっとずっと濃厚で…まるで粘膜に張り付くように思えるくらいなんだから。
必死に吸い上げる子宮口が間に合わず、幾らか漏れだして逆流さえ始める始末だった。

晴絵「(あぁ…♪勿体…にゃいぃ♥♥ご主人様の精液…勿体無いよぉぉ…♪♪♪)」

それに勿体無いと言う気持ちが湧き上がるものの、けれど、私にはどうしようも出来ない。
悦楽に満たされた私の身体はもう何処だって思い通りには動かす事が出来ないのだから。
ただ、愛しいオスをより気持よくさせて最高の射精をさせてあげようとする淫肉の反応があるだけである。
そしてその度にご主人様の淫棒と擦れ、アクメをより強いものにする私の媚肉に愛液で薄まった白濁液が広がっていく。

晴絵「あひゅぅぅっ…♥♥」

元々、私の愛液は熱く、肉襞に絡む度にクチュクチュとやらしい音を掻き立てていた。
けれど、今、それより熱くドロドロとしていたものが、媚肉の間にへばりついてくる。
まるで必死に流れ出るのを拒否するようなそれに私の胸は愛しさを沸き上がらせた。
私もまたそうやってご主人様の精液をずっと中に留めておきたいのだから、ある種、相思相愛のようなものである。

晴絵「んほぉぉぉっ♥♥♥ひ…いぃぃぃ…い゛ぃぃっ♪♪♪」

そうやって精液とも心通わせる私の中でご主人様は何度も何度も精液を放ってくれる。
けれど、それも何時まで続く訳ではなく、少しずつその勢いが弱まっていった。
流石に多幸感に浸っていた身体がそれに不満を覚えるけれど、しかし、それも仕方ない。
時間の感覚がなくなっていたとは言え…もう何十回も精液を注ぎ込んでくれたのだから文句は言えないだろう。

晴絵「(それでも…オマンコはグチュグチュしてりゅけどぉ…♪♪♪)」

そう諦観を浮かべる心とは違って、身体はまだ満足してはいないらしい。
その肉襞をグニグニと動かして必死にご主人様から精液を吸い上げようとしていた。
鈴口とべったりディープキスを続けるポルチオもその吸引力を強め、ジュルジュルと粘ついた音を立てている。
しかし、それでも有限のものを無限にする事はどうしても出来ず…私の中でご主人様の震えが収まった。

晴絵「は…あ゛ぁ…♪♪は…ふぉぉ…ぉ♥♥♥」

しかし、未だアクメに晒される私の吐息は震えていた。
不定形で強弱もはっきりしないそれは勿論、朧げで頼りないものである。
けれど、射精が止まった今、それは私の身体を少しずつ落ち着かせ、ゆっくりと意識を身体へと戻していった。

晴絵「ふあ…あ…っ♥あぁぁああ゛…♪♪♪」

けれど、それはある種、新しい快楽地獄への入り口だった。
そうやって意識が身体に戻った分、私の脳は否応なくそこに染み込んだオルガズムを感じてしまうのだから。
身近に迫る快楽の波に私の身体はまたビクンビクンと背筋を浮かせ、お腹を震わせる。
まるでその奥にある子宮をアピールするようなそれに、生唾を飲み込んだような音が聞こえた。

晴絵「ひ…いぃぃぃいっ♪♪♪」

瞬間、私の中で止まっていたオチンポが再び抽送を開始する。
グチョグチョと愛液と精液塗れの中をかき回すそれは決して激しくも強くもない。
最後の壊れそうなくらいのピストンから比べれば、まだまだ有情だと言っても良いくらいだろう。
しかし、それでも未だ最高のアクメから帰ってこれず、余韻だけで絶頂へと堕ちてしまう淫らな身体にとっては強すぎるのだ。

京太郎「何へばってるんだよ。俺はまだ満足してないぞ」
晴絵「ひあ…あっ♪♪あひぃっ♥♥ひ…う゛うぅぅうんっ♥♥♥」

そんな私の耳元で嗜虐的に囁くご主人様の言葉は決して嘘でも冗談でもない。
だって、私の中で自己主張を続けるその硬い肉棒は未だ反り返ったままなのだから。
流石に射精直前の大きさに比べれば幾分、スケールダウンしてるが、それでも挿入時よりもまだ大きい。
私の子宮口から溢れるくらいに射精したのに…この愛しい人はまだまだ満足してはいないようだ。

晴絵「(休憩も…ないん…らぁ…♥♥きゅうけぇなしに…連続しゃせぇ…♪♪)」

殆どインターバルもなしに私の事を犯し始めるご主人様。
その性欲は私にとって決して真新しいものではなかった。
最初に私とセックスした時からご主人様は一回や二回の射精ではまったく満足していなかったんだから。
流石に休憩はくれていたけれど、でも、オチンポが衰えていないのはその時と変わっていない。
だからこそ、私は驚きはしたものの、恐怖する事はなく、ご主人様のピストンに甘い嬌声をあげ続ける。

晴絵「(壊れ…ちゃうかもぉ…しれにゃいけど…♥♥)」

でも、そんなものは多分、今更の話なんだろう。
メス奴隷でも良いとか…精液が美味しいとかそういう事を思ってしまう時点で私はもう壊れてしまっているのだ。
こうして連続して犯されているのに…精神の危機をはっきりと感じているのに、逃げようとするどころか寧ろ受け入れている時点で私はおかしくなっている。
もう元には戻れない場所まで踏み込んでしまっているのだ。

晴絵「(ご主人しゃまぁ…♥♥愛して…ましゅぅ…♥♥♥らいしゅきぃぃ…♪♪♪)」

それはまたこの愛しさも同じなのだろう。
私の胸を突き上げるこの感情もまた…止めなければいけないものだ。
私と違って将来有望な彼を思えば秘めておかなければいけないものなのである。
しかし、私はもうこの人から離れる事が出来ない。
ダメだと分かっていても…心も身体も全部、ご主人様に縛られているんだ。

晴絵「(わらし…メス奴隷らから…♥♥ごしゅひん様の…性欲処理係だ…かりゃぁ♥♥♥)」

そしてまた今日はそこに新しい理由が加わってしまった。
私はご主人様のメス奴隷だから仕方ないのだと…その為に生まれてきたのだから運命なのだと…そんな言い訳が。
勿論、そんなものをどう振りかざしたところで私達の関係が人に許され、受け入れられるものではないとわかっている。
寧ろ、こんな事を口にしてしまった瞬間に、私は軽蔑の目で見られる事だろう。

晴絵「(らから…堕ちる…ぅ♪♪♪もっともっろ堕ちて…ご主人様のメスになりゅのぉ…♥♥♥)」

それから逃げるように浮かぶ淫らな言葉に、けれど、私の心も身体も否定を示す事はなかった。
寧ろ、それを燃料とするようにより敏感に、そして淫らになっていく。
おかしくなった心と身体がさらに一段足を踏み外すようなその感覚に私は抗えず…口から嬌声と共にオネダリの言葉を放ち出した。
まるでこんなものでは足りないのだと訴えるようなそれにご主人様も応えてくれて… ――






―― 私はその日、朝日を拝むまで寝かせて貰えず、心も身体も完璧にメス奴隷へと作り替えられてしまったのだった。
最終更新:2014年02月03日 22:45