高校二年――3月第三週~第四週

【高校二年 ―― 3月第三週】

京太郎「(あー…先週はホント大変だったな…)」

京太郎「(運営からのインタビューやら何やらでかなり時間食っちまった)」

京太郎「(その上、のどっちを破ったって事で挑戦状やらが来るようになったしさー…)」

京太郎「(いや、まぁ、俺も挑戦状なんて貰ったの初めてで調子にのって受けまくったってのもあるんだけどさ)」

京太郎「(ただ…まさか二日まるごとパソコンの前で潰れるとは思ってなかったわ…)」

京太郎「(あ゛ー…流石にちょっと目が疲れた…)」

京太郎「(とりあえず今週はパソコン絶ちだな)」

京太郎「(今も挑戦状来てるんだろうけど、でも、その全部を受ける事なんて出来ないし)」

京太郎「(って言うかのどっちはこれ何年も続いてたんだろうなぁ…)」

京太郎「(そう考えるとのどっちがある日を堺にネットに現れなくなったって気持ちが少し分かる気がする)」

京太郎「(中には挑戦状とかじゃなくて明らかにこっちを挑発してるものもあったしなぁ…)」

京太郎「(ま、その辺は大会優勝の副賞で何とかしてもらうとして)」

京太郎「(とりあえず…今週はパーッと遊ぶか)」


>>+2
末尾16 憧しずと勉強
末尾27 玄とアルバイト
末尾38 灼と気晴らし
末尾49 やえさんとデート
末尾50 レジェンドに会いに行く




































>>玄とアルバイト

玄「あ、京太郎君」

玄「よう。玄、今日もよろしくな」

玄「…えへへ、よろしく」

玄「あ、それと…優勝おめでとうね」

京太郎「おう。ありがとうな」

京太郎「お前のお陰で優勝出来たよ」

玄「そ、そんな私何もしてないし…」

京太郎「いや、お前のキスが何回も大事なところで救ってくれた気がするからさ」

玄「そう…?それなら…勇気を出した甲斐があるかも」エヘヘ

玄「あ、でも…じゃあ、また今度、負けられない戦いがある時は…」

玄「私がキスしてあげるね」

京太郎「はは。そうだな。悪いけど頼むわ」

玄「うん。えへへ…楽しみ」

京太郎「楽しみ?」

玄「あ、い、いや、なんでもないよ!」ワタワタ

玄「…で、でも、京太郎君、またすぐ大会とか出ない?」

京太郎「いや…当分その予定はないけど…」

玄「…そっかー…」シュン


>>+2
00~50 成功
51~99 大成功
※バイト力5ラキスケ3 + 宥姉の加護で効果二倍



































>>大成功

京太郎「よいしょっと…」

玄「あ、京太郎君、お疲れ」

京太郎「おう。そっちも今日はあがりか?」

玄「うん。今日はもうお客様も来ないから早めにあがれって従業員の皆に」

京太郎「…あんま頑張りすぎるなよ」

玄「だ、大丈夫だよ。身体は丈夫な方だもん」

京太郎「そう言って風邪引いた奴が何を言っても信じられねぇよ」

玄「はぅん…って、ていうか」

京太郎「うん?」

玄「京太郎君だって…頑張りすぎはダメだよ?」

京太郎「いや、特に頑張ってるつもりはないけど…」





















玄「だって、この前、大会終わったばかりじゃない」

玄「もうちょっと休憩しても良いんだよ?」

玄「それなのにバイト入れちゃって…」

京太郎「いや、休憩はしてるぞ」

玄「ホント?」

京太郎「あぁ。少なくとも俺にとって松実館でのバイトは息抜きだしな」

玄「え?」

京太郎「あ、いや、真面目にやってないって訳じゃないぞ?」

京太郎「ただ…なんつーか…な」

京太郎「前もちょろっと言ったけど、ここはもう俺の仕事場じゃなくて家みたいな感覚なんだよ」

京太郎「だから、ここで働いてると落ち着くっていうか安心するって言うか…そんな感じ」

玄「…えへ」

















玄「嬉しいなっ♪」ギュッ

京太郎「お、おい、馬鹿」

京太郎「まだ制服着たままだっての」

玄「あ、ごめん…でも」

玄「そ、それくらいね、嬉しかったの」

玄「…京太郎君にとってここがそんな素敵な場所になっているなんて思ってもみなかったから」

京太郎「…ま、お前もいるからな」

玄「ふぇ」

京太郎「…だから、こうやってリラックス出来てるのはさ」

京太郎「お前とこういう下らない話をしてるからってのもあるんだよ」

玄「えへ…えへへ…」ニマー

京太郎「…なんだよ」

玄「今日の京太郎君はとってもサービス精神旺盛だなって」

京太郎「…うっせーな。俺だって口が軽くなる事くらいあるっての」

玄「ふふ…じゃあ、お礼にうちの温泉入っていってよ」

京太郎「いや…でも…」

玄「お背中流してあげるから…ね?」

京太郎「よし。却下」

玄「ふぇぇっ!?なんでぇ」ズガーン





























【System】
須賀京太郎のバイト力が4あがりました
松実玄は前回背中を流そうとした時の事をすっかり忘れているようです































【高校二年 ―― 3月第四週】

京太郎「(ったく…玄の奴、嬉しいのは分かるけどさ)」

京太郎「(ただ背中流すって…この前どんな事になったのか忘れたのかよ)」

京太郎「(…いや、忘れたんだろうなぁ…だって玄だし…)」

京太郎「(或いはそういう事意識してないとかさー…)」

京太郎「(…やっぱ玄にとって俺はただの友達でそういう対象じゃないのか…?)」

京太郎「(それはそれで…ショックな俺がいるんだけど…)」

京太郎「(…でも、なー。冷静に考えれば…)」

京太郎「(なんでもない男の背中を流そうとするか?)」

京太郎「(いや…あいつの距離感がおかしいのは別にいまに始まった事じゃないんだけど)」

京太郎「(でも…幾らあいつでもそういう事軽々しくしないだろう)」

京太郎「(背中流すって事は訳だし…俺の裸が見えるって事だし…)」

京太郎「(根が恥ずかしがり屋なあいつが…そういうの見て平気なくらい俺の事…)」

京太郎「(あー…わっかんねー)」

京太郎「(とりあえず…なんかモヤモヤするのは確かだ)」

京太郎「(くそー…とりあえずこのもやもやを晴らす為には…)」


>>+2
末尾16 憧しずと勉強
末尾27 玄とアルバイト
末尾38 灼と気晴らし
末尾49 宥さんと散歩
末尾50 レジェンドに会いに行く


































>>憧しずと勉強


京太郎「(ま、考えても見れば…ここ最近いそがしくて憧やしずの事構ってやれてなかった)」

京太郎「(特に憧はネト麻で何度か会ってたけど…しずに関しては殆どノータッチだったし)」

京太郎「(メールはほぼ毎日してるし、部屋で駄弁ったりはしてるけど…)」

京太郎「(ネト麻やってる間はそっちに集中して構ってやれてなかったのは事実だしな)」

京太郎「(って訳で今日は久しぶりにあいつの勉強でも見てやるかと思ったんだけど…)」

憧「……」

穏乃「……」

京太郎「(…やだ。何この空気)」

憧「あ、京太郎」

穏乃「京ちゃん、遅いよ」

京太郎「あ、あぁ、悪い」

京太郎「ってまだ約束の時間の十分前だろうが」

京太郎「お前らが気合入れすぎなんだよ」

穏乃「えへへ…だって久しぶりの勉強会だよ?」
















京太郎「ま、そうだな。最近、構ってやれなくて悪い」ナデナデ

穏乃「えへへ…♪」ニコー

憧「…あっ」

京太郎「その分、今日はたっぷり可愛がってやるから安心しろよ」

穏乃「うんっ♪あ、それとね」

京太郎「ん?」

穏乃「大会優勝おめでとう!」ギュッ

京太郎「うわ…っと…急に抱きつくなって、びっくりするだろ」ダキッ

京太郎「でも…ま、ありがとうな。お前らが応援してくれたお陰だよ」

穏乃「にひひ…♪」

京太郎「…で、さ。さっきからそこで正座してる憧は…」

穏乃「…あ、ダメだよ」

京太郎「え?」

穏乃「…今日は憧に話しかけちゃダメ」

京太郎「え…?ど、どうしてだ?」

















穏乃「憧は約束破った悪い子だから」ニコッ

京太郎「約束?」

穏乃「そう…京ちゃんの事独り占めしようとした…悪い子なんだよ」

憧「し、しず…もう許して…」

穏乃「…ダメだよ。だって、憧が悪いんだもん」

穏乃「それに約束破ったらその分だけイチャイチャするのを見せつけられるって罰則は」

穏乃「憧が作ったんだよ?」

憧「そ、そうだけど…私も京太郎におめでとうくらい…」

穏乃「ダメ」

憧「はぅ」

穏乃「今日は憧はずっとそこで見てるんだよ。…憧がそう決めて…憧が破ったんだから」

憧「…ぅ…」シュン














穏乃「じゃ、京ちゃん、勉強しよ?」

京太郎「え、えーっと…良いのか?」

穏乃「うん。今日に限っては憧は置物みたいなものだから」

穏乃「気にせずに色んな事沢山教えてね?」

京太郎「あー…わかったよ。じゃ、ほら、こっち来い」

穏乃「えへへ…♪」スッ

京太郎「って…なんでナチュラルに俺の膝の上に座るんだよお前は」

穏乃「だって…普段は憧にここ取られてばっかりだし」

穏乃「今日くらいは私だって京ちゃんにギュってされながらお勉強したいよ?」

京太郎「…まぁ、お前が良いなら良いけどさ」ギュッ

憧「ぅ」ウルッ

穏乃「んへへ…♪」

京太郎「…じゃ、とりあえず…色々と気になる事はあるけど勉強するぞ」

穏乃「うん!今日も頑張るね!」


>>+2
00~50 成功
51~99 大成功
※知力10アダ名3で+13されます




















>>大成功

京太郎「…なぁ」

穏乃「んぅ?」

京太郎「そろそろ許してやっても良いんじゃないか?」

穏乃「…えー…」

京太郎「だってもう…憧の目がやばいぞ」

憧「ぅ…ぅ」レイプメ

穏乃「…でも、私だって辛かったんだよ?」

穏乃「憧に裏切られて…京ちゃんの事…独占されて」

穏乃「本当に…胸が張り裂けちゃいそうになったんだから」ギュッ

京太郎「あー…よくは分からないけど…でもさ」

穏乃「…うん」

京太郎「お前だって本当は嫌なんだろ?」

穏乃「…どうして?」

京太郎「さっきから全然勉強に集中出来てないし…」

京太郎「それにさっきから憧の事チラチラ見てるじゃないか」

穏乃「…あぅ」

京太郎「お前がそうやってずっと怒り続ける事が出来るような奴じゃないって俺は知ってるからさ」ナデナデ

京太郎「本当はもう許してやりたいんだろう?」

穏乃「…でも…」

京太郎「罰則があるから…か?」

穏乃「…私だって本当は…こんな事したくないよ」

穏乃「でも…それ以上にもう同じ事…されたくないの」

穏乃「だから…辛くても…私…」ギュッ

京太郎「…じゃあさ」

穏乃「…え?」

京太郎「俺がもうそんな事させないから許してやってくれないか?」

穏乃「…京ちゃんが?」

















京太郎「おう。憧がどうしてしずをそこまで怒らせたのかは知らないけどさ」

京太郎「だけど、きっと憧だってやりたくてやった訳じゃないだろうし」

憧「…あぅ」

京太郎「本人もこれだけ辛そうなんだから…もう反省してるだろ?」チラッ

憧「…ぅん」コクン

穏乃「…憧」

京太郎「それでももし憧が何かするようなら今度は俺も止めるからさ」

京太郎「だから、俺からも頼むよ。そろそろ…憧の事許してやってくれないか?」

穏乃「……」

京太郎「…しず?」

穏乃「…ね、それってやっぱり…憧が一番だから」

京太郎「…え?」












穏乃「…憧が一番だから…そうやって…京ちゃんは憧にだけ優しくするの?」ギュッ

京太郎「あー…なんだ…そういう事か」ポンポン

穏乃「…ぅ」

京太郎「大丈夫だよ。しずも俺にとっては一番だから」

穏乃「……でも…」

京太郎「まぁ、いまさらこんな事言っても信じてもらえないと思うけどさ」

京太郎「でも、俺にとって方向性は違うけど…しずもまた一番なんだよ」

穏乃「…じゃあ…私はどんな一番…なの?」

京太郎「俺にとってしずは誰よりも一人に出来ない奴だよ」

穏乃「…それって」

京太郎「…ま、お前と別の進路を一回選んでる俺が言えるセリフじゃないけどさ」

京太郎「でも、お前が凄い寂しがり屋で甘えん坊なのは知ってる」ギュッ

穏乃「はぅん…♪」

京太郎「だから、俺にとってお前は中々放っておけなくて…構ってやりたい奴なんだよ」ナデナデ

京太郎「…信じてくれるか?」

穏乃「ぅ…ん♥」ポワァ
















京太郎「ま、だから…さっき憧を庇ったのは別に憧の為だけじゃないんだぜ」

京太郎「お前が寂しがり屋で憧にも甘えてるの知ってるから」

京太郎「そうやって憧を突き放す一方でお前が傷ついてるのわかってるから」

京太郎「だから、許してやって欲しいってそう言った訳でさ」

穏乃「…私の為?」

京太郎「おう。しずの為でもあるぞ」

穏乃「……じゃあ」スッ

憧「…あ」

穏乃「…ごめんね、憧」

憧「あ…う、ううん…あたしが…悪いから」

憧「…しずの言うとおり…自業自得で…」

憧「こうなって放置されても…仕方のない裏切りしちゃって…」

穏乃「…もうしない?」

憧「うん。絶対…絶対しないよ」

憧「しずのことも京太郎の事も…あたしはもう絶対に裏切ったりしない」















穏乃「…じゃ、仲直り…ね」スッ

憧「しずぅ…」ウルッ

穏乃「…京ちゃん」

京太郎「お前って本当、良いところを俺に譲ってくれるよな…」

穏乃「えへへ…私って案外、立てる方だから」

京太郎「まったくもってその通り…っと…憧」フキフキ

憧「んきゅぅ…」

京太郎「…よし。何時もの綺麗で可愛い憧になった」

憧「…はぅんっ♪」キュン

穏乃「…憧、ダメだよ」

憧「あ、わ、わかってるわよ…今日くらい大人しくしてるし…だから」スッ

穏乃「…うん。仲直りの指切り…ね」ニコッ

憧「…ありがとう、しず」

穏乃「ううん。どういたしまして」
















京太郎「よし…仲直りも済んだ事だし…」

穏乃「勉強再会する?」

京太郎「いや、適当に駄弁ろうぜ」

京太郎「俺ももっとお前たちと色々話したいしさ」

憧「…えへへ、じゃあ、大会で優勝した時の事聞かせてよ」ギュッ

穏乃「あ、それ私も聞いてみたいな」ギュッ

京太郎「いや…大会で優勝した時の事って言われてもな~…」

京太郎「…正直、情けない話だし、結果が結果だけに自慢話にしかならないぞ?」

憧「それでも構わないわよ?」

穏乃「うん。京ちゃんの自慢話なんて珍しいしね」クスッ

穏乃「それに私たち…京ちゃんの事なら何でも知りたいから」

憧「情けなくても良いから…聞きたいな」

京太郎「あー…わかったよ。それじゃ…まぁ一回戦からだけどさ」
































【System】
須賀京太郎の知力はこれ以上、上昇しませんでした
これ以上の上昇を得る為にはイベントによる突破が必要です
須賀京太郎はその日、絞られる事なく、二人といちゃついて過ごしました
最終更新:2014年01月31日 22:30