高校二年――11月イベント

【高校二年 ―― 11月】

京太郎「(まったく…この前は酷い目にあった…)」

京太郎「(憧は凄い目で睨んでくるし…しずは不安なのか何度も聞いてくるし)」

京太郎「(後者はともかく、前者は生きた心地がしなかったぜ…)」

京太郎「(これが俺に落ち度があるならともかくレジェンドの冗談に巻き込まれた形だし…)」

京太郎「(…ま、それでもレジェンドへの仕打ちからすれば大分楽だったけどな)」

京太郎「(事情を理解してからは床の上に正座させられてずっと説教されていたし)」

京太郎「(やれ生徒と教師だの誰が聞いてるか分からないだの歳の差だの…)」

京太郎「(アドバイスの形を借りてたけど、アレは間違いなく説教だった)」

京太郎「(最後の方とかレジェンドもう涙目みたいになってたしな…)」

京太郎「(それを見て溜飲を下げてしまう俺も俺だと思うけど…)」

京太郎「(…なんだかんだ言って帰りに飯作るのを確約させるあいつもあいつだよな)」

京太郎「(まったく反省していない…けど…まぁ)」

京太郎「(特訓だのなんだので世話になってるのは確かだし)」

京太郎「(この週末くらいは世話しといてやるかなっと)」

京太郎「(…よし。食料の準備も終わったし)」

京太郎「(それじゃレジェンドのハウスへ乗り込むかな)」












ピンポーン


京太郎「……」

京太郎「……」

京太郎「…あれ?」

京太郎「(おかしいな…一応、到着するってメール送ったんだけど…)」

京太郎「(つか、ここオートロックだから、あっちからの許可がないと開かないし…)」

京太郎「(てっきりあっちも準備終わってるもんだと思ったんだけど…)」

京太郎「(…もう一度、インターフォン…いや、電話するか?)」

京太郎「(それでもし応答がなかったら…)」


ガチャ


京太郎「…なんだ。おっせーぞレジェ…」

「この子が須賀君?」

「やーん。わっかーい!」

「ね、お姉さんと良い事しない?」

京太郎「え?」

晴絵「に、逃げて!京太郎、逃げてええええ!」



















京太郎「え…えぇぇ…?」

「あ、わざわざ買い物まで行ってくれたんだぁ。偉い偉い」ナデナデ

「じゃあ、お姉さんたちが持って行ってあげるね」

「だから、ほら、入って入って」

京太郎「え、えっと…お、お邪魔します」

晴絵「ちょ…!な、なんで入ってくるの!?」

京太郎「いや…だってさー」

「ふふ。素直な子はおねーさん好きよぉ?」ナデナデ

「だから、サービスで一杯、良い事してあげるねぇ」フゥ

京太郎「…えーっと…で、これはどういう事なんだレジェンド」

晴絵「…会社の同僚」

「えーつれない事言わないでよ」

「友達でしょ、友達」

晴絵「そんな風に教え子誘惑してるのを見て友達なんて言える訳ないでしょ…」

京太郎「あー…」










京太郎「それなら俺邪魔みたいだし…」

「やーん。帰っちゃダメよ」

「そうそう。折角、良い玩具…じゃない来てくれたんだし」

「お姉さん達と一杯、お話しましょ」

京太郎「いやぁ…ボク人見知りするタイプなんでー…」

「ふふ、ボクだなんてかーわいいー」ナデナデ

「それならそれで慣れていかないとね」

「大丈夫。優しくしてあげるから…」ギュッ

京太郎「…すまん。レジェンド、逃げられそうにない」

晴絵「…もう良いわよ…こっちこそごめんね」

晴絵「急に来られてさ…私もびっくりして」

「必死に帰ってもらおうとしてたよね、折角、新しい家になったってーフェイスブックにあげてたから遊びに来たのに」

「って言うか、一応、アポは取ってたわよ」

晴絵「日時言わなきゃ社交辞令の一種だと思うでしょ!!」

京太郎「あ、あはは…」











京太郎「まぁ、それならみなさんはゆっくりしてて下さい」

京太郎「俺は俺で適当に一品作って帰る予定だったんで」

「一品!?」

「え?君、料理出来るの!?」

京太郎「えぇ。まぁ、大したものは出来ませんけど」

晴絵「…言っとくけどあげないからね?」

「え?この子を?」

晴絵「ち、違うわよ!料理の事!」

「なーんだ…面白くない」

晴絵「ってか…何度も言うけど教え子だから。そういうのしちゃ犯罪になる年だから」

「そういうのってー?」

「私、純情乙女だからわかんなーい」

晴絵「こ、こいつらああああ…!」

京太郎「…完璧遊ばれてるなぁ…」













「…で、マジで晴絵と君はどういう関係?」

京太郎「どうもこうもないですよ」

京太郎「本当に教え子と先生ってだけです」

「えー。でも、普通、先生の家に料理作りに来たりしないでしょ」

京太郎「まぁ、普段、色々、世話してもらってるんで」

「えっ…!?」

「晴絵が人の世話!?」

晴絵「よーし。あんたら表出なさい」

「きゃーこわーい」

「須賀くぅーん、晴絵がイジメるよぉ」サッ

京太郎「とと…」

晴絵「ちょ…!やめなさいよ!京太郎が困ってるでしょ!」

「京太郎だってー…」

「晴絵の癖に男を下の名前で呼び捨てとか…これはいけない…いけない雰囲気を感じるわ」

晴絵「な、何よ…私だってそういう相手の一人や二人くらい…」

「いないよね?」

「いないからこうなってるんだよね?」

晴絵「…うん…」シュン














「あー…本当、出会い欲しいよね…」

「出会いさえあれば私達だってねー…」

「他の三人を裏切る事が出来るのに…」

晴絵「やめなさいよそういう生々しい話するの…」

「でも、まさかあの子が真っ先に結婚するなんてねー…」

「一番、そういうの無縁だと思ってたからさー…」

「凄いショックで…」

晴絵「まぁ…気持ちは分かるわよ、気持ちは…」

晴絵「この中で結婚するなら私が一番だと思ってたし」

「いや、晴絵はないでしょー」

「うん。ないない」

晴絵「ちょ…どうしてよ!?」
















「だぁって…ねー?」

「悪いけどうちらの中で一番、女子力ないの晴絵だしね」

晴絵「な、なんでよ。あんたらだって五十歩百歩でしょ」

「それでも一応、私達、合コンとかには参加してたしー?」

「男前にして詰まったりとかなかったしー?」

「恋人居た時期だってそれなりにあったしー?」

晴絵「ぬぐぐ…」

「あ、でも、今はフリーだから安心してね、須賀君…ううん、京太郎君!」

「そうそう。心はずっとピュアなままだから!ピュア・マイ・ハートだから!」

京太郎「え、えっと…そ、それより皆さん、レジェ…赤土先生の実業団時代の友人なんですよね?」

「そうよー。もうマブダチよマブダチ」

「一緒に熱い夜を過ごした事もあったわ…」

「会社で寝泊まりだけどねー…アレは辛かった…」

晴絵「ちょ…やめなさいって…」













京太郎「実業団時代のレジェンドってどういう感じだったんですか?」

「んー…どういう感じかー…」

「真面目で良い子だったわよ」

「あ、露骨に点数稼ごうとしてる。きったなーい」

「ふふーん。こういうの早い者勝ちなの」

「…ま、でも、真面目だったのは確かでしょ」

「少なくとも麻雀に対しては本気で打ち込ん出たし」

「その他の業務も言われたらちゃんとこなそうとしてたしね」

「ただ…」

「うん…ただねー…」

晴絵「ぅ…何よ」

「この子、致命的なまでに男慣れしてないから…」

晴絵「し、仕方ないでしょ!こっちはバリバリの女子校育ちなのよ!?」

「だからって合コンでろくに相手と話せず涙目になるのはないわー」

「仕事だと一応ちゃんと話せるのにね」

晴絵「ま、まぁ…男の記者にインタビューとか受けた事もあったし…仕事は別よ、仕事は」

京太郎「…へぇ」

晴絵「…な、何よ?」

京太郎「…いや、ちゃんと上手い事やれてたみたいで良かったなって」

晴絵「ぅ…お、お母さんみたいな事言わないでよ」カァァ













京太郎「はは。悪かった…っと」

京太郎「出来ましたよ」

「わー凄い良い匂い」

「これ本当に君が作ったの?」

京太郎「えぇ。お口に合うかどうか分からないですけど、皆さんもどうぞ」

晴絵「あ、ちょ、ダメだって。こいつらに餌やったら」

「わーい。じゃあ、お箸持ってくるね」

「ご飯ご飯っと…」イソイソ

京太郎「あ、俺がよそいますよ。お椀だけ下さい」

「いいねいいねー…!なんだか面白くなってきた」

晴絵「もう…人の話は聞きなさいよ…」

京太郎「はは。大丈夫だって、そんな大したもんじゃないし」

京太郎「それに元々数日分のつもりだったから量作ってるし」

京太郎「不満ならまた作りに来てやるからさ」

晴絵「…そういう意味じゃないんだけどなぁ…」













「美味しー♪」

「やだ…これご飯が進んじゃう…」

「悔しい…でも、私より上手…」モグモグ

京太郎「気に入ってもらえたようで何よりです」

「…ね、京太郎君。うちにお嫁に来ない?」

京太郎「…はい?」

「あ、ちょ、抜け駆けずるいって」

「私これでも仕事してるし…養ってあげるからさー」

京太郎「い、いや、その…」

「何を言ってるのよ…まったく」

「京太郎君はこれでもインターミドルで優勝するくらい麻雀強いんだから」

「プロとして活躍するのを支えてあげるのが一番でしょ」

「プロ…!?」

「…だから、お姉さんと良い事しない?大丈夫…ちゃんと天国に連れて行ってあげるから…」

「ちょ…ま、待ってよ!私も!私も立候補する!」

「もう遅いわよー」

「そうそう」

「決めるのはアンタ達じゃないでしょ!」

京太郎「え、えぇっと…」

晴絵「はぁ…こうなるから言ったのに…」












京太郎「み、皆さん冗談がお好きなんですね」

「…冗談?」ゴッ

「冗談でこんな事言えるような年だと思ってるの」メラメラ

「もう実家の圧力やばいのよ…年齢なんてより好みしてる場合じゃないのよ…!」ギュォ

京太郎「い、いやーだって皆さん。魅力的ですし」

京太郎「凄いモテているんじゃないかなーって…」

「……モテる…かぁ」

「そうね…出会いがあれば…ううん…もうそんな年でもないか…」

「まだ若いつもりだったのよ…25までは余裕だって思ってたの…でも…」

京太郎「あ…えっと…ご、ごめんなさい」

「…許さないわ」

「そうね…乙女のトラウマに触れた罪は重いわよ」

「謝罪と賠償として…そうね」

「…この中で誰と一番、結婚したいか選んで頂戴」

京太郎「え、えぇぇぇ!?」

「あ、それ良いわね。採用」

「やっぱり本人に選んでもらうのが一番よね」

「うんうん。それなら恨みっこなしの真剣勝負が出来そう」













京太郎「え、えぇっと…」

「ちなみに私、この中で一番、若いからね」

「ちょ…たかだか数ヶ月の差でしょ!?」

「私は一番、年上だけど、でも、その分色んなテクがあるわよ?」

「え、えっと…それじゃ私は…あの…」

「あ、お菓子作り得意だよ!この中じゃ一番…」

「うわっここで女の子アピールとかあざとい…」

「そもそも五十歩百歩でしょうに」

「な、何よ…先にアピールしだしたのそっちでしょ」

京太郎「…あの…れ、レジェンド…?」

晴絵「しーらない。地雷踏んだのはそっちでしょ」ジトー

晴絵「望み通り好きなの選んであげたら?」

京太郎「…なんで拗ねてるんだよ、お前」

晴絵「あんたがデレデレしてるからでしょ…もう」

京太郎「デレデレなんてしてねぇって…ったく」

京太郎「…まぁ…それじゃあ…」


>>+2
00~50 三人の中から誰か適当に
51~99 レジェンドが一番かな
※男気により+10されます


































>>三人の中から誰か適当に



特に意味は無いけど安価出すか
末尾123 色っぽいお姉さん
末尾456 一番若いお姉さん
末尾789 お菓子作りが好きなお姉さん
末尾0 良いから三人とも嫁に来いやオラァ




































>>三人の中から誰か適当…ってえ?三人全員?そうですか

京太郎「いや、でも中々、選びがたいですね」

「え?」

京太郎「お姉さんは可愛いし」

「え、えへ…本当?」

京太郎「お姉ちゃんは守ってあげたい感じですし」

「そ、そう…かな?」

京太郎「お姉さまはこっちからお願いしたいくらいです」

「ふふ…そこまで褒められちゃうと流石に照れちゃうわね…」

京太郎「えぇ。だから、いっそ全員とかどうかなーって」

「……」

「……」

「……」

京太郎「…あ、あれ?えっと…」

「…それも良いかもね」

「うん…婚活戦線に参加するのはもう疲れたし…」

「…愛を三等分じゃなくてそのまま愛してくれるなら私は構わないわよ」

京太郎「え?い、いやいや…おかしいでしょ!」

京太郎「いや、おかしいですよね!?どう考えても」

「でも、言い出したのは京太郎君だし…」

「そうそう。ちゃんと責任取って貰わないと…」

「あ、晴絵。悪いけどベッド借りるから…」

晴絵「いやいやいやいやいや!!」

















晴絵「あんたらなんで人の家で盛ってるのよ!」

「だって…三人共嫁に来いって男らしい事言われたら…」

「そりゃもう女の子の部分がキュンキュンよ」

「大丈夫。二時間くらいで終わるから…ううん。若いからやっぱり三時間くらいかな?」

京太郎「ちょ…ま!な、なんで脱がそうとするんですか!!」

晴絵「ま、待って待ちなさいって!!何本気でやろうとしてるの!?」

「邪魔しないでよ、今、凄い良いトコロなんだから」

「あ…京太郎君って意外と身体鍛えてるんだ…」

「細マッチョ…まさか実在したなんて…ジュル」

「こ、これは…期待出来そうね…」ゴクッ

晴絵「…あ、やだ。ホント凄い…」

晴絵「じゃない!ちょっと!はーなーれーなーさーいよー!」グイグイ














「仕方ないわね…」

晴絵「はぁ…もう…冗談でもやり過ぎよ」

「晴絵も混ぜてあげるから」

晴絵「ど、どうしてそうなるのよ!?」カァァ

「え?だって、寂しいから言ってたんじゃ…」

晴絵「そ、そんな訳ないでしょ!ってか、それ以前に常識で考えなさいよアンタら!!」

「じゃあ、寂しくなかった?」

晴絵「…え?」

「一人だけハブられてるの…嫌じゃなかったかしら?」

晴絵「そ、それは…その…」チラッ

京太郎「…ん?」

晴絵「…ま、まぁ…ここは私を選ぶ流れでしょ…とは思ったけど」

「ほらーやっぱりー」

晴絵「ち、違!そういう意味じゃなくて…!アンタらに京太郎を任せてられない的な意味でだからね!!」
















「仕方ないわねー…じゃあ、一番槍は晴絵に任せてあげるから」

晴絵「だからそういう意味じゃないって言ってるでしょ!」

晴絵「そ、そもそも私、京太郎が洟垂れ小僧の時から知ってるんだから!」

晴絵「そんな相手に嫉妬とかする訳ないでしょ!」

「じゃあ、外でなら良いの?」

晴絵「…え?」

「ラブホラブホっと…あ、割りと近い」

「ホントだ。車出せばすぐみたい」

「京太郎君…もうちょっとまってね、すぐに君の若いリビドー全部、飲み込んであげるから…」

晴絵「い、いやいやいや!待ちなさい!待ちなさいって!!」

「じゃ、悪いけど、晴絵はお留守番よろしくね」

「後で経過報告しに来るから!」

「ありがとう。晴絵のお陰で私達、幸せになれそう…」

晴絵「ちょ…そ、そういうのが幸せなはずないでしょ!」

晴絵「一時の感情で流されずもうちょっと良く考えなさいよ!!」















「…でも、京太郎君なら三人でも幸せにしてくれそうだし…」

「稼ぎも私達が頑張れば足りるだろうしね」

「と言うかこんな身体魅せられて辛抱堪らない…」ジュル

晴絵「いや、でも、重婚とか日本じゃ認められてないし…」

「それなら海外で戸籍取って結婚すれば良いだけの話でしょ」

「それに三人仲良くやっていけば戸籍上の契約に固執する必要はないし…」

「全員が納得出来るなら入籍せずに認知だけって手もあるしね」

晴絵「い、いやいや、あんたら手段と目的おかしくなってない!?」

晴絵「結婚したいから京太郎の事選んだんじゃ…」

「そうだけど…でも、誰でも良い訳じゃないわよ」

「京太郎君が良い子だから…プロポーズにも本気になっちゃった訳で」

「もうメロメロって奴よ」

晴絵「だ、だけど、年齢…」

「そんなもの愛の前には塵芥も同然よ!」

「って言うか年齢の事は言わないで…ホント、言わないで…」

晴絵「あ、ごめん…て言うか…だけど…だけど…」

「…それとも何?」

「晴絵は絶対に私達に京太郎くんを渡したくない理由でもあるの?」

晴絵「そ、それは…」














晴絵「(私にとって京太郎は教え子で…子どもの頃から知ってて…)」

晴絵「(確かにドキっとさせられる事はあったけど…でも、そういう対象じゃなくって…)」

晴絵「(…だけど…本当に?本当に…そうなの?)」

晴絵「(私が普通に接する事が出来る男って京太郎だけで)」

晴絵「(他の人みたいに全然、緊張なんかしなくて…)」

晴絵「(そんな相手に…たまにドキっとするって事は…まったくそういう気持ちがないって言い切れる?)」

晴絵「(…私には…分からない…)」

晴絵「(中学の頃までならそんな事ないって言い切れた)」

晴絵「(そんなはしたない女じゃないって…そこまで婚期に焦ってないって)」

晴絵「(でも…高校生になって…京太郎は…)」チラッ

京太郎「んぐー」ジタバタ

晴絵「(…凄い男らしくなった)」

晴絵「(男の子じゃなくって…男になっていったんだ)」

晴絵「(私の事をレジェンドって呼んでいたあの悪ガキじゃなくって…)」

晴絵「(…心から私達を支えようとしてくれてる…一人の男性に)」

晴絵「(…正直…たまに憧たちがあんなに夢中になるのも分かる時があって…)」

晴絵「(だから…私…)」














京太郎「ぷぁ…ちょ…冗談が過ぎますよ、皆さん」

「あら…冗談だと思う?」

京太郎「そもそも会って数時間の相手とそういう時点で冗談以外の何物でもないでしょうに」

「お姉さんたちと重婚は嫌?それとも…そういうのに忌避感がある?」

京太郎「別に本人同士が納得してるなら重婚でも良いと思いますけどね」

京太郎「ただ、俺にそこまでの魅力があるとは思えないですし…そもそもあったとしてもそれを伝えられる時間がないです」

「そんな事ないと思うんだけどなぁ…」

京太郎「俺にとってはそうなんです」

京太郎「だから、まぁ…もし本気でおっしゃっているんなら」

京太郎「俺が皆さんを受け止められるくらい良い男になって自分の魅力を全部伝えきれたって時に改めてプロポーズしますんで」

京太郎「それまで待ってて下さい」

「……」

「……」

「……」

京太郎「あれ?」
















「あ、ううん。何でもないの」

「そうそう。何でもないけど…でも、お姉さんとアドレス交換しない?」

「ツイッターとかアカウント持ってる?フェイスブックは?」

京太郎「え?あ…いや…れ、レジェンド!?」

晴絵「…はぁ…もう」

晴絵「(相手の面子を潰さないようにしたのは分かるんだけどね…)」

晴絵「(でも、何も全部が全部、冗談って訳じゃなかったのよ…)」

晴絵「(だからこそ…私がこんなに焦ってたんだし)」

晴絵「(自覚ないかもしれないけど…アンタは火に油を注ぐような真似をしちゃったのよ)」

晴絵「(自分よりも一回り上近くの女を本気にさせちゃってさー…)」

晴絵「…少しは反省しなさいよ、反省」

京太郎「なんで!?」




























【System】
赤土晴絵の思い出が11になりました
赤土晴絵の好感度が12あがりました
赤土晴絵の現在の好感度は49です
それからも須賀京太郎に対するアプローチは続いたようです
最終更新:2014年01月30日 21:33