小ネタ:催眠アコチャー2(エロ注意)

―― けれど、そんな覚悟も虚しく…それからも転がり落ちるように俺は催眠に呑まれていった。

俺の決意に反して、催眠の魅力というものはあまりにも大きすぎたのだろう。
我慢出来たのは結局、一ヶ月くらいでその後からはまた憧に暗示を掛けるようになり始めた。
その頻度も最初は二週間に一回程度のものだったが、慣れの所為かその頻度も加速度的に増えていく。
やる度に自己嫌悪を覚えていたのも薄くなり、何時しか俺は憧に会う度に彼女に催眠を掛けるようになっていた。

京太郎「(そして…行為そのものも少しずつエスカレートして…)」

最初は自分たちの部屋やラブホテルなど、バレにくい環境で憧を抱いていた。
しかし、そうやって催眠を初めて一ヶ月もした頃には、俺は彼女を野外へと連れ出すようになったのである。
昼休みの学校や夜の公園などでも構わずに憧を貪る自分の欲望に、一時期は本気で怖くなったくらいだ。
だが、今の俺にはそれすらなく…ただ憧の身体を催眠に溺れるだけで… ――

憧「ん…ぅ♪もぉ…何を考えて…るのぉ…♥」
京太郎「あぁ。悪いな…」

そんな俺に振り返りながら言葉を漏らす憧はもう大学4年生になっていた。
俺と同じく阿知賀を飛び出し、同じ大学へと進学した彼女は中学から変わらずに秀才のままである。
大学でもトップクラスの成績を維持し、教授たちの覚えも良く、レポートなどで表彰される姿もよく見ていた。
その上、高校時代から比べても、さらに綺麗になった彼女が人の目を引かないはずがない。
一年の頃から連続してミスキャンパスに選ばれた事もあって、一時は週末毎に告白されるような有り様だった。

京太郎「(…俺がいるのに…)」

勿論、それは度胸試しのようなものである事は俺にだって分かっている。
本気で憧を口説こうとしていたのは本当に一握りで、ほとんどは罰ゲームか何かだったのだろう。
そもそも憧は毎回、恋人がいると言って断っていたのだから付き合う可能性など皆無だ。
しかし、それでも俺という恋人がいるににも関わらず、告白される恋人にモヤモヤとしたものを感じるのは事実である。
今では大分、落ち着いたが、それでも思い返す度に嫉妬を禁じ得ない。

憧「ふぁぁ…♪どう…したの…?」
京太郎「…いや、何でもない」

それが腕に現れたのだろう。
俺の腕の中にすっぽりと収まる憧は途切れ途切れにそう尋ねた。
しかし、勝手に昔の事を思い返して嫉妬しているだなんて憧には言えるはずがない。
ただでさえ、俺は憧に対してあまりにも釣り合っていない状態なのだから。
その上、面倒くさいと思われたら、憧に捨てられてしまうかもしれない。

憧「じゃ…ぁ…♪ちゃんと勉強…しないと…ぉ♪ご飯…抜きなんだか…らぁ…♥」
京太郎「そう…だな」

勿論、暗示によって俺の思い通りになっている憧が俺を嫌うはずがない。
そうは思いながらも、不安を拭い去る事が出来ないのは、俺が催眠という卑怯な手段に頼っているからだろう。
それがなければ、俺はもうとっくの昔に憧に幻滅されて、振られているかもしれない。
いや、こんなものに頼ってしまう俺が憧に相応しいはずがないのだと…俺はそう自嘲を沸き上がらせる。

憧「んぅ…♪あ…あぁぁっ♥」

しかし、そう思いながらも、俺はそれを捨てきる事が出来ない。
それは一糸纏わぬ状態で、俺のあぐらの上に座る憧の姿が証明しているだろう。
太ももの間から反り返った肉棒を生やすその姿は、俺達が暮らす2LDKの中だと言う事を加味しても明らかにおかしい。
幾ら付き合ってもう六年近くが経過しているとは言え、男性恐怖症が完治していない憧がそんな事をするはずがないのだ。

京太郎「(そもそも…ディープなキスさせてくれたのだって…大学に入ってからだし)」

催眠の最中には何度もしているそれも、普段はまったくしていない。
そんな雰囲気になっても未だ恥ずかしがって、逃げられる事が多いのだ。
それでも最近は慣れてきたのか、雰囲気さえしっかり作ればキスくらいなら嫌がらないようになっている。
しかし、それも交際期間が六年という事を考えれば、身持ちが堅いというレベルではないだろう。

憧「ふぁぁ…♪あ…くぅ…♪」

そんな憧が俺の上で裸になっているのは勿論、俺が掛けた暗示の所為だ。
『勉強の時には裸にならなければいけない』という俺の催眠が原因である。
さらには『俺が触れるだけでも気持ち良くなる』や『俺のチンポが一番、気持ち良い』という暗示が重なるのだ。
結果、こうして勉強しているだけで憧の身体は発情し、こうして甘い声を漏らすのである。

京太郎「(いや…甘い声だけじゃないよな)」

既に俺の股ぐらはぬめぬめとした感触で一杯になっている。
それは勿論、憧のマンコから漏れ出た愛液が原因だ。
憧の知らない間に開発されたその身体はもう暗示を除いてもとても敏感になっている。
こうして俺のムスコの上で身動ぎするのも、憧がそれを求めている証だ。

京太郎「本当…可愛いよな」
憧「う…♪な、何が…ぁ♥」

憧が腰を揺らす度にクチュクチュと淫らな水音が部屋に鳴り響く。
それに関しては特に暗示を掛けていないので、憧自身も認識しているはずだ。
しかし、最早、誤魔化す事すら出来ないそれを、憧は知らない振りを続けている。
その耳まで羞恥で真っ赤にしながら、けれど、腰を動かすのを止める事も出来ず、ギリギリの所で平静を装い続けているのだ。

京太郎「…憧の事だよ」
憧「そ、そんな風にお世辞言っても…ぉ♪勉強止めたり…ん…♥しないんだから…ね…♥♥」

そう言いながらも俺を見つめる憧の瞳が嬉しさで揺れた。
快感の所為か或いは物足りなさの所為か、涙を湛えるその瞳に喜色を浮かばせるその様はあまりにも可愛らしい。
それこそそのままぎゅっと抱きしめて押し倒してやりたくなるくらいだ。
とは言え、今は一応、勉強中で、また憧は暗示に影響されているだけで催眠にかかっている訳じゃない。
ここで押し倒したりしてしまったら、憧に嫌われてしまうだろう。

京太郎「(ま…勉強する事なんてもうないんだけどさ)」

憧のサポートのお陰で俺は単位を取り逃す事なく順調に卒業を決める事が出来た。
卒業後の進路も憧の親父さんの後を継ぐという事になっているので、最早、勉強する必要はない。
それでもこうして憧が俺に勉強を求めるのは、知識の低下を防ぐ為というよりはこうして気持ち良くなりたいからなのだろう。
例え催眠に掛かっていない時でも、そうやって快感を求めてしまうくらいに憧の心も快楽に染まっているのだ。

憧「はぁ…イく…ぅぅん…♥」
京太郎「ん?何か言ったか?」
憧「な…なんでも…なぁい…ぃ♪♪」

その瞬間、ブルリと肩を震わせる憧がアクメに達する。
恐らくクリトリスをチンポに擦られて我慢出来なくなってしまったのだろう。
暗示の通り、その口から絶頂を伝える彼女に俺は内心、笑みを浮かべながらそう返した。
それに憧が顔を真っ赤に染めながら、首筋をプルプルと震わせる。
オルガズムの余韻を伝えるその可愛らしい部分に、俺はつい我慢出来ずに手を伸ばしてしまった。

京太郎「大丈夫か?ここ赤いぞ」
憧「ふきゅぅんっ♪♪」

一度、イッてしまった事で憧の身体に本格的に火がついてしまったのだろう。
首筋に俺が触れた瞬間、憧の口から驚きの声が漏れた。
快感混じりのそれに憧の腰がモゾモゾと動き、反り返ったムスコを刺激する。
意外と肉付きの良い太ももに挟まれながらのそれはとても気持ち良い。
しかし、幾度となく憧の身体を味わい、快楽への耐性を身につけた俺がその程度で声をあげるはずがなかった。

京太郎「もしかして風邪か?それなら休んだ方が…」
憧「だ、大丈…ぶぅ…♥♥」

代わりに白々しい言葉を放つ俺の前で憧の動きが少しずつ遠慮のないものになっていく。
まるでお尻から太ももに掛けてでムスコを味わおうとするようなその動きに俺は一瞬、頬をひきつらせた。
所謂、素股プレイと呼ばれるそれには及ばないものの、カリ首に太ももが引っかかるようなその動きは流石にきつい。
声こそあげなかったものの、快感に胸が痺れ、呼吸が乱れるのがはっきりと分かる。

憧「そ、それより…ね…♪京太郎…ぉ♥♥」
京太郎「ん…?」
憧「おしゃぶり…ぃ♪♪おしゃぶり…させてぇ…♥」
京太郎「仕方ないなぁ…」

そんな俺にオネダリをする憧の口はもうハァハァと熱い吐息を漏らしていた。
もう我慢出来ないと言わんばかりのそれに俺は思わず生唾を飲み込んでしまう。
五年間 ―― しかも大学に入ってからはほぼ毎日 ―― 憧を犯し、その表情を見てきたとは言え、その表情はあまりにもエロい。
なんとか取り繕ったものの、俺のムスコの反応までは抑えきれず、ピクンと憧の濡れそぼった下腹部で自己主張した。

憧「ふふ…♪じゃあ……♥」
京太郎「あいよ。ベッドで良いんだよなって…うぉ!?」
憧「あむ…っ♥♥」

瞬間、憧がそっと腰をあげ、俺がその隙間から抜けだした。
そのままシーツが汚れるのも構わず、ベッドに腰をおろした瞬間、憧の口が先端へと襲いかかる。
まさに電光石火と言えるその素早い反応に、俺はまったく準備する事が出来なかった。
結果、その口から情けない声を出す俺の先っぽを憧が美味しそうに舌を這わせる。

京太郎「は…あぁ…!」

その動きは最初の頃とはもう比べ物にならないほどスムーズで、そして淫らなものになっていた。
亀頭のシワに沿うように上下に舐めるそれは病的なほどに丁寧で、そして献身的である。
そのシワの一つ一つを舐め解そうとするようにゆっくりじっくりと舐めてくるのだから。
俺を気持ち良くさせるのではなく、チンポを味わおうとするその愛撫に俺は噛み締めた歯の間から吐息を漏らしてしまう。

憧「んふ…♪やっぱり集中出来ない時は…京太郎のオチンポよね…♥♥」

そのまま十分ほど経った頃だろうか。
俺の亀頭をひとしきり味わった憧はその唇を離しながら、そううっとりと呟く。
高校生の時よりも淫らな呼称を使うその顔はとても幸せそうだ。
勿論、それは『俺のチンポに奉仕するのが憧にとって一番の趣味で気晴らし』だと俺が暗示を掛けているからである。
…自分でもなんでこんな暗示掛けたのか分からないんだけど、それはどうやら上手く機能しているようだ。

京太郎「そんなに俺のチンポ好きなのか?」
憧「勿論…♥♥だって…京太郎のオチンポなんだもん…♪♪」

そう言いながら憧は幸せそうに俺のムスコに頬ずりする。
スリスリとその柔らかなほっぺを惜しげも無く俺へと寄せるその姿は、俺にもう一人の幼馴染の姿を彷彿とさせた。
それほどまでに純真に好意を伝えてくる彼女に俺は男としての自尊心が満たされるのを感じる。
それが暗示故のものであると理解しているものの、男というのは単純な生き物なのだ。
その象徴を褒められるだけでついつい鼻息を荒くし、自信が沸き上がってくるくらいに。

憧「太くって熱くって大きくって…ふふ…♪チュッ…でも…可愛い…♥」
京太郎「う…」

しかし、ソレが崩れたのは憧の口から可愛いという言葉が放たれたからだ。
勿論、人並みよりも遥かに大きい自慢の逸物は可愛いという言葉には相応しくないどころか、寧ろグロテスクでさえある。
そんなものの先端にキスしながら可愛いと喜んでくれる憧は、それだけ俺の事を愛してくれているのだろう。
だが、そうと分かっていても、男と言うのは可愛いと言われると微妙な気分になってしまう生き物なのだ。

憧「今日も髪の毛で…シコシコしてあげるね…♪」

そんな俺の様子に気づいているのかいないのか。
憧はクスリと笑いながら、その自慢の髪の毛を俺のムスコに絡めてくる。
毎日、時間を掛けて手入れしている艶やかな髪を惜しげもなく絡ませるそれに俺の微妙な気分が期待へと上書きされていった。
そうやって扱かれるのが気持ち良いのだと分かっているが故に、どうしても俺はその興奮を止められない。

憧「ふふ…♪あたしの髪…どう?毎日、京太郎の為に手入れしてるんだからね…♥
京太郎「あぁ…すげー気持ち良い…」

そして恐らく憧にとって髪の毛を褒められるというのは俺がムスコを褒められるのと似た気分になるのだろう。
俺が吐息混じりに漏らした声に、顔を思いっきり綻ばせた。
まるでご主人様に褒められた犬のようなそれに俺もまたついつい笑みを浮かべてしまう。
今にも尻尾を振りそうなくらいに恋人が喜んでくれている姿と言うのはそれほどまでに魅力的なのだ。

憧「そう言ってくれると嬉しいな…♪だから…ここも…ね♪」
京太郎「くぅ…」

そう言いながら憧が触れたのは俺のムスコのカリ首だった。
ピンと張り出たそこはさっきの口撃の際、まったく触れてもらえなかった部分である。
そこを指で作った輪っかをキュっと引っ掛ける憧の手の動きに俺は耐えられない。
ゾクリと走る快感に思わず腰を浮かせそうになりながら、情けない声をあげてしまう。

憧「ホント、京太郎はここ弱いわよね…♥」
京太郎「憧の手が…気持ち良すぎるんだよ…」

そんな俺にクスリと笑いながらの言葉に、俺は唇を尖らせるように答えた。
勿論、憧以外の女性に触れてもらった事はないとは言え、俺の手とは比べ物にならないほど憧の指先は気持ち良いのだから。
スベスベなのにスラリとした綺麗な指はそれだけで射精欲求が高まるほどだ。
その上、今まで放置されていたカリ首を無理矢理、引き上げるように掴まれたら誰だって声をあげてしまうだろう。

憧「じゃ…もっと気持ち良くしてあげるね…♥」
京太郎「は…あぁ…っ」

その言葉と共にカリ首を捕まえた憧の指先が動き出す。
手首にスナップを聞かせるその動きは、俺のムスコをネジに見立てているようだ。
しかし、俺のチンポはネジでもなんでもなく、血の通う男の性器なのである。
そうやって髪の毛と共にクリクリとカリ首を責められた瞬間、顎があがり、口から熱い吐息が漏れた。

憧「あぁ…♪もう我慢汁出てきちゃったぁ…♥ちゅる…♪」
京太郎「く…ぅっ…うぅ…」

その瞬間、ブルリと震えた亀頭に憧が嬉しそうに吸い付く。
しかし、そうやって俺の亀頭へと触れた口にはさっきのような病的なまでの献身性や丁寧さはない。
代わりにあるのはただ俺のカウパーを味わおうとする貪欲さだけ。

憧「ふゅぅん…♪くちゅ…はぁ…むぅ…♥」

腫れ上がった粘膜から漏れる僅かな粘液をねっとりと舌で舐め取る憧。
だが、彼女の舌はそれで満足せず、次の瞬間にはそれを擦り付けるように亀頭へと押し付けるのだ。
自身の唾液と共にベッタリと塗りたくったそのカウパーを今度は唇を吸いつかせ、口全体で味わう。
生暖かい粘膜が敏感な部分へと張り付いてくるその感覚に俺のムスコはすぐさま反応した。

憧「きゅふぅ…♪まらカウパー…れたぁ…♪♪」

美味しそうに先走りを味わおうとする憧に、俺のムスコはさらなる先走りを漏らす。
まるでもっと味わって欲しいと言わんばかりのその反応に、チンポを美味しそうにしゃぶる憧が頬を蕩けさせた。
暗示によって先走りがとても美味しく感じられる憧にとって、それは当然の反応なのだろう。
だが、そうと分かっていても俺の興奮と快感は止まらず、憧の前で何度も情けない声をあげてしまった。

憧「ちゅぱぁ…♪♪うん…♥やっぱり…京太郎の我慢汁って美味しい…♪」

数分後、そうやって俺を我慢汁を味わうのにも一段落つけた憧が、ゆっくりと唇を離していく。
その顔をひょっとこのような情けないものにしながらも最後まで亀頭を離さなかった憧の口から『チュポン』と淫らな音が鳴った。
それに合わせて大きく息を吸い込む憧は、恐らく俺のチンポをしゃぶるのに必死で呼吸すら忘れていたのだろう。
男の本能をくすぐる言葉を漏らす唇はハァハァと大きく開き、必死に酸素を求めていた。

憧「あたし…一週間はこれだけで生活出来るかも…♥」
京太郎「…幾ら何でもそれは生活偏るだろ」

勿論、憧には俺の我慢汁が淫らなものであるという認識はない。
こうして俺のチンポをしゃぶるのはスポーツ程度の認識であり、カウパーも美味しいスポーツドリンク程度に思っているのだから。
しかし、彼女のその認識を植え込みながらも、それを共用していない俺にとって、それはとても淫らで興奮する言葉だ。
思わず、憧へと新しく暗示を掛けたくなる自分を何とか押さえ込みながら、俺は極々、無難なツッコミを返す。

京太郎「それに…今みたいに毎日、しゃぶってご飯も食べるのが一番だろ」
憧「うん…♥」

そのまま髪を撫でる俺に憧が幸せそうな笑みを返す。
心地良さそうなそれは今すぐにでも寝てしまいそうなほどトロンとなっていた。
しかし、決して彼女が眠気を覚えている訳ではないのが、その紅潮した頬からも分かる。
決して本人にこれがいやらしい事だという認識はなくても、その奥底にはもう俺の暗示が根付いているのだ。

憧「じゃあ…今日も満足出来るように一番濃いの…頂戴…ね♥」

憧は俺のチンポに触れるだけでも気持ち良くなり、こうして奉仕する事でさらなる快感を得られる身体になっている。
その上、さっきイッた事により、その身体はさらなる発情を迎え、きっと身体も疼き始めているのだ。
時折、ピクンと物欲しそうに揺れ動く腰やひくつく大陰唇を見れば、それは一目瞭然である。
それでも俺にセックスをねだったりしないのは、それに関する認識だけは変えていないからだ。
今にもオナニーを始めてしまいそうなほど疼きながらも、それを恥ずかしいと思う憧は耐えるしかないのである。

憧「はむぅ…♪」

そしてその分の欲求不満をぶつけるように憧の熱心な奉仕が始まる。
亀頭を口に含んだ憧はさっきとは違い、ゆっくりとその顔を上下に動かすのだ。
自身が味わう為ではなく、俺を気持ち良くする為の動きにまたも俺の鈴口からカウパーが漏れ出す。
それを時折、美味しそうに舌で舐め取りながら、その口をゆっくりと根本の方へと近づけていくのだ。

憧「くちゅ…♪れろぉぉ…♥」

一回の抽送毎にゆっくりと奥へと入っていく俺のチンポ。
それにまるでセックスような錯覚を覚えた瞬間、カリ首に唇が到達した。
形の良いほっそりとしたその唇を、憧は惜しげも無く俺のカリ首に這わせる。
そのままカリ首の裏側を閉じ込めるようにして口を窄められた瞬間、なんとも言えない締め付けが俺へと襲い掛かってきた。

京太郎「あぁ…ぁ…っ」

勿論、その締め付けは憧のマンコのそれとは比べ物にならないほど緩い。
今にも搾り取られそうな貪欲さもなく、ただねっとりと火照った粘膜で包まれている。
しかし、たったそれだけの感覚が、途方もなく気持ち良くって堪らない。
セックスのそれとは違い、腰から蕩けさせるようなその気持ち良さに身体から力が抜けていくのを感じる。

憧「ふひゅぅ…♪」

そんな俺の肉竿に憧の右手がそっと這う。
ギュッと抑えるのではなく、軽く触れるようなそれに俺のムスコは心地良さを強めた。
根本から先っぽまでを心地良さで満たされる感覚に腰の奥がジィンと震えるのが分かる。
しかし、それが心地良さだけでは済まなくなってきたのは俺の身体が快感を求めている所為か。
ジィンと言う火照りの中にビリリとした痺れが混ざり始めた俺の口から吐息の勢いが増した。

憧「ちゅるん…♪くぷぅ…♥」
京太郎「ぐぅ…ぅ」

そして憧はそれを待っていたのだろう。
俺の身体が興奮を強めた瞬間、それまでゆっくりとしか動いていなかった口の動きを強める。
クプクプと音を鳴らしながら、俺のムスコを頬張るそれに俺は完全に不意を打たれてしまった。
結果、口から情けない声を漏らす俺の前で、その顔をゆっくりと傾けていく。

京太郎「はぁ…憧…っ」

ストレートに亀頭を喉へと導くのではなく、頬へと擦り寄せようとするその動き。
それに思わず恋人の名前を読んだ瞬間、憧がその顔に幸せそうなものを浮かばせた。
まるでそうやって俺に呼ばれる事が嬉しくて堪らないと言わんばかりのそれに俺の胸がトクンと脈打つ。
全身に愛しさを広げようとするようなその脈動に俺がぐっと背筋に力を入れた瞬間 ――

憧「…んふぅ…♥♥」
京太郎「あぁ…っ」

今度は憧の手が俺の肉竿を扱き出す。
根本から撫でるようなそれは心地良い停滞に慣れた俺にとってあまりにも気持ち良すぎた。
ついつい根本からブルリと震えを走らせ、カウパーをトロトロと漏らしてしまう。
憧に完全に翻弄されているそんな自分を情けないと思うものの、しかし抵抗する事が出来ない。
こうして同棲を初めてから毎日、俺のムスコに奉仕してきた憧は、まさに俺を感じさせるエキスパートなのだ。

京太郎「はぁ…はぁ…」
憧「はふゅぅ…♪くぅ…んっ♥」

まさに手球に取られていると言っても過言ではないほどに気持ち良くされていく自分。
最早、憧を止める事すら出来ないほど蕩けた俺に出来る事と言えば、彼女の頭を撫でてやる事くらいしかなかった。
しかし、それだけでも憧にとっては気持ち良いのか、僅かな動きに反応し、時折、甘い吐息を漏らす。
何処か俺に甘えるようなそれに、しかし、俺はソレ以上何もしてやる事が出来ず、ただ喘ぎ声をあげるだけだった。

憧「ちゅぅ…♪んふふ…ぅ♥」

その喘ぎ声の艶やかさも自分ではっきりと分かるほどに高まっていく。
射精への欲求も着実に増していき、俺の腰をプルプルと震えさせた。
そんな俺の前で憧が再びゆっくりと唇を離し、俺の前で微笑む。
さっきと殆ど変わらない憧の仕草。
しかし、その口から現れた俺の亀頭は今にも湯気が立ち上ってしまいそうなほど真っ赤に腫れ上がっている。

憧「こんなにパンパンに膨らませてもうすぐ出ちゃいそうなんでしょ…♥♥」

そう尋ねる憧の顔には俺を見下すものはない。
寧ろ、俺がそうなっている事が嬉しくて堪らないと言わんばかりに喜色に満ち溢れていた。
実際、その手は俺の肉竿から離れず、自身の髪の毛を巻き込みながら、シコシコと扱き続けている。
ツヤツヤとした髪の感触にスベスベとした指の感触が混じるそれは俺を焦らそうとするものではなく、気持ちよくしようとするものだ。

憧「何時でも…何処でも出して良いからね…♥あたしが…ちゃんと全部飲んであげるから…♥」
京太郎「憧が飲みたいの…間違いだろ…」

その余裕を見せる憧の言葉が悔しくてそう言い返したものの、俺の余裕はもう殆どなかった。
既に興奮がギリギリ思考を見失いかねないギリギリのところまで高まり、射精欲求も膨れ上がる一方なのだから。
それでもなんとか射精前で快感をコントロール出来ているのは、毎日、憧とベッドの中で鍛錬しているお陰だろう。
そうでなければ俺は今頃、憧の熟練した技巧の前に敗北し、情けなく射精していたはずだ。

憧「バレちゃったか…♪♪でも…それくらい美味しいんだもん…仕方ないよね…♥」
京太郎「くぅ…ぅ」

しかし、そのコントロールも絶対ではない。
ペロリと舌を出した憧がねっとりと亀頭を舐めるだけで、もう俺は簡単に声を漏らしてしまう。
快感を抑える事で一杯一杯になりつつあるその姿にもう余裕などあろうはずもない。
まるで細いロープの上でゆらゆらと揺れているようなギリギリのバランスで俺は自分を保てているのだ。

憧「あ、だけど…そろそろご飯の時間だし…あんまり飲まない方が良いのかな…?」
京太郎「そんなに気になるなら…飯は後回しで良いだろ…」
憧「でも、京太郎、お腹空いてない?我慢出来る?」
京太郎「子どもじゃないんだから…大丈夫…だって…」

そんな俺に何でもないような世間話を振ってくる憧。
それは勿論、彼女にとってこれが淫らでも何でもない行為だからだろう。
さっきまでの熱烈な奉仕からはまったく想像できないそれに、俺は言葉を詰まらせながら返すのが精一杯だった。
そんな俺に憧がクスリと笑ったかと思うと… ――

憧「じゃあ…後で美味しいご飯作ってあげるから…先に京太郎のザーメン貰っちゃうね…♥♥」
京太郎「うあ…あぁぁっ!」

そのまま亀頭に口をつけた憧はその動きを止める事はなかった。
決して早い訳ではないものの、ジュルジュルと俺のムスコを飲み込んでいく。
所謂、ディープスロートと呼ばれるそれに俺の声が上ずり、背筋がガクガクと震えた。
ねっとりとした締め付けがまるで甘やかすように余裕を溶かしていく感覚に、俺はなんとか耐えようと全身に力を入れる。

憧「ぢゅぅぅうぅ♪♪♪」

しかし、その余裕すら吸い上げるように憧のバキュームが始まる。
顎が外れてしまいそうなほど大きく開いた中から必死にムスコを吸い上げようとするそれに俺はもう耐えられない。
射精をコントロールする意図は完全に砕かれ、思考が真っ白に染まっていく。
肌には鳥肌が浮かび、ゾクゾクとした感覚が皮膚の下を駆けまわる感覚に、俺の腰が浮かんだ。

憧「んふゅ…♪」
京太郎「~~っ!!!」

瞬間、ムスコの付け根に近い部分がぐっと押し込まれ、陰嚢がふんわりと包まれた。
反り返るムスコを支える筋肉の筋を押し込みながら、手の中で精巣を転がされるそれに俺は声なき声をあげてしまう。
全身を戦慄かせて必死にアピールするそれに、しかし、憧の手はまったく容赦しない。
寧ろ、ディープスロートでも飲み込めない肉竿の部分を激しく扱き、俺を射精へと追い詰めるのだ。

京太郎「あ…あぁ…あぁぁぁっ!!」

さっきまでの撫でるに近い感覚だったものではなく、海綿体をはっきりと圧迫しようとしているのが感じられる憧の手。
俺を射精させる為の動きに俺はもう耐える事すら考えられなくなってしまう。
白く染まる脳の中、射精する事だけを浮かばせる思考が肌の下を這いずり回った。
それがムスコの付け根へと到達した瞬間、肉棒の先端に溜まった興奮が一気に弾け、奥から熱の塊が引きずり出されていく。

憧「んくぅぅうっ♪♪」

まるで精管の中にある快楽神経をゾリゾリとヤスリで擦られているような激しい快感。
それに全身を身震いさせながら、俺はぐっと身体を強張らせた。
その指先までに力をはっきりと込めなければ、射精の快感に耐え切れない。
少なくとも、俺にとって恋人相手に射精するというの事はそれほどまでに気持ちの良いものだった。

京太郎「う…ぅぅ…っくぅぅ…!」

それは朝からおはようフェラで起こされ、食事も二人でセックスしながら摂る事にしている俺にとって三回目の射精だ。
しかし、それがまるでウソのように俺の中から白濁液が凄まじい勢いで飛び出していく。
まるで一ヶ月ずっと禁欲を続けたかのようなその勢いは、最初のそれとまったく変わりがない。
相変わらずおかしい、けれど、もう違和感すら感じる事のない自分の変調に俺は噛み締めた歯の間から声を漏らす。
だが、そうやって声を押し殺そうとしても快感は止まらず、そしてまた射精も止まる事はない。

憧「んぎゅぅぅ…♪ふ…じゅぅぅっ♪♪」

激しい射精の勢いに慣れた憧もついてこれないのだろう。
その口から濁った音を漏らしながら、鼻で必死に呼吸しているのが見て取れた。
そこには普段の勝ち気で、そして周囲に輝きを放つような新子憧はいない。
その端正な顔立ちを歪めるように呼吸する憧の顔には苦痛はなく、ただただ喜悦と陶酔だけが浮かんでいるのだから。
こうやって恋人の射精を受け止めるのが幸せで堪らないと言わんばかりのそれはメス犬と呼ばれてもおかしくはないものである。

京太郎「~~~っ!」

そして、恋人のその痴態は俺の背筋にゾゾゾと無数の虫のような快感を這い上がらせる。
興奮とも倒錯感とも嗜虐心とも言えないそれは無性にこそばゆく、しかし、決して抗う事は出来ない。
ある種の解放感にも似たその気持ち良さに俺は鳥肌の立った肌をブルブルと震わせ、憧の頭をぐっと掴んだ。

憧「ぐぅぅ…うぅぅ…♪♪うぅぅひゅぅ…ぅぅん…♥♥」

そのまま奥へ奥へと亀頭を進ませようとする俺の手に憧は抗わない。
その口からは苦しそうな声を漏らしながら、しかし、その手を俺の肉棒から離し、飲み込みやすいようにしてくれた。
自ら俺のムスコを飲み込むルートを作ってくれる憧に俺の中で興奮が爆発し、その根本まで一気に押し込んでしまう。
結果、俺は口腔とは違った喉や食道の締め付けを一瞬で ―― しかも射精で敏感になった亀頭で味わう事になった。

京太郎「(狭くって…グチョグチョしていて…熱くて…ぇ!)」

口いっぱいに頬張るとは言え、幾分、スペースの余裕のある口の中。
しかし、その奥にある喉にはそのような余裕はない。
太巻きよりもさらに太い俺のムスコは憧の喉にはあまりにも大きすぎるのだから。
当然、その小さな肉の穴はチンポによって押し広げられ、ビクビクと痙攣する。
呼吸口を塞ぐ明確な異物を排除しようとするその動きは、しかし、俺にとっては快感をもたらすものでしかなかった。

京太郎「ごめん…憧…ぉぉ…!」

マンコの反応にも似ているけれど、けれど、それとはまったく違う狭い肉の穴に俺は白濁液をまき散らす。
それがどれだけ憧にとってとても苦しい事と分かっていても、俺はそれを止められない。
まるで強引にレイプするようにムスコをさらに奥まで突き入れてしまう。
それに震える声で謝罪を漏らしながら、俺は憧の頭をガッチリと掴んだ。
決して逃しはしないと言わんばかりのそれに憧は抵抗する事はなく、従順に俺の射精を受け止めてくれる。

京太郎「はぁ…は…あぁぁ…」

そんな憧の中で長い長い射精が終わった頃には俺の身体は全身に汗を浮かべていた。
まるでこの僅かな時間で長時間のマラソンをした後のように脂汗が自己主張を始めている。
しかし、その身体の中には疲労感などまったくはない。
寧ろ、これからが本番だと言わんばかりに精力に溢れ、活力が蠢いている。
それはついさっき射精したばかりの俺のチンポも例外ではなく、あれほどの射精を果たしながらもまだビキビキに張り続けていた。

京太郎「と、とりあえず…抜く…ぞ」

しかし、俺はその活力をさらなる快感の為ではなく、彼女の解放の為に使う。
それは勿論、このまま奥まで貫いたままでは憧の命が危ないからだ。
喉が圧迫されたままでは呼吸もままならず、下手をしたら窒息の可能性だってあり得る。
未だに憧からの抵抗はないが、余韻に浸って長居する事は出来ない。

京太郎「うぅ…」

しかし、そう決意しながらも、もっと彼女の中を味わいたいという気持ちが俺の中に芽生える。
それはジュルジュルと吸い付く、憧の口の中があまりにも気持ちが良すぎるからだろう。
まるで俺のチンポをもっと味わいたいと言うようなその反応に俺は小さく声を漏らした。
だが、自分の欲求と憧の命では、勿論、後者の方が大きい。
例え何があってもここから続行など出来るはずもなく、俺はムスコの全てを引き離した。

憧「はひゅぅ…ぅぅぅ…♪♪」

瞬間、まるで糸が切れた人形のように憧が俺へと倒れかかってくる。
その口から唾液をドロリと漏らす彼女の瞳には意思らしいものがまったく見えない。
催眠の時と変わらぬその濁り方は、まったく力の入っていない身体と合わせてまるで魂が入っていないかのようだ。
しかし、俺の前で大きく呼吸する憧は時折、ビクンとその肩を跳ねさせている。
恐らく俺が掛けた暗示によって憧もまた絶頂しているのだろう。

京太郎「憧…」
憧「あはぁ…ぁ♪♪」

そんな彼女を慰めるように撫でてやれば陶酔混じりの甘い笑みがその顔に浮かんだ。
半開きになった唇を歪ませるその笑みに厭うものなど何もない。
寧ろ、俺に触れられる事が幸せで堪らないと言わんばかりに吐息を漏らしている。
長く、そして粘っこいその吐息に俺は興奮を擽られながらも、憧の身体を抱きとめ、その頭を撫で続けてやった。

憧「うにゃぁ…♥♥」

それに憧がまるで猫のような声をあげた頃にはその呼吸は幾分、落ち着いたものになっていた。
時折見せるビクンとした反応も弱々しいものとなり、彼女の瞳にも意識が戻り始める。
しかし、そこに理性の色が殆ど見えないのは、憧が二度目のオルガズムを迎えてしまったからだろう。
俺の暗示によって絶頂する度に発情していく身体を憧は持て余しているに違いない。

憧「美味し…かったぁ…♪♪京太郎の精液…やっぱり…最高…ぉ♥♥」

しかし、その欲求不満の中でも、憧はうっとりとそう言ってくれる。
まるで最高のご馳走を食べた後のような満足感すら感じさせるその声に俺の胸がグッと詰まった。
あまりにも大きすぎる愛しさに心臓が掴まれたような感覚に俺は思わず息を吸い込んでしまう。
劣情で再び埋め尽くされそうな頭の中を冷やそうとするようなそれは、しかし、あまり効果的とは言えなかった。

京太郎「憧…」
憧「は…ぅぅ…ん♪♪」

それに突き動かされるように動く俺の手が、憧の頬を撫でた。
優しく柔肉を包み込むような仕草に憧が心地好さそうな声をあげる。
決して俺を拒んではいないその声で俺の中の欲情が一気に息を吹き返した。
また憧で射精したいと言わんばかりに俺の手が憧の肩へと伸び…そのまま… ――

憧「あ…あぅ…ぅ♪♪」
京太郎「…」

瞬間、ビクンと肩を強張らせる憧に頭の中が冷えていった。
理性の輝きを失った瞳の中に怯えを見せる彼女に俺はすっとその腕を下ろしていく。
その胸にあったのはまたかという諦観と、こうなると分かっていたのに迫った自分への失望感だった。

憧「あ、あの…」
京太郎「…大丈夫だ。ゆっくりで良いんだからさ」

唐突に憧の肩を掴んだ俺に、彼女が何を思ったのかは分からない。
キスされると思ったのか、犯されると思ったのか…或いは意外と耳年増な憧はもっと過激なものを想像した可能性もあるだろう。
しかし、それでも確かな事は俺はまた憧を怯えさせ、彼女を傷つける所だったという事だけ。

京太郎「とりあえず…飯作らなきゃいけないし着替えて来いよ」
憧「あ…う…ん…」

裸エプロンというシチェエーションには憧れるが、それで憧の珠の肌が火傷なんてしては元も子もない。
そう思った俺の言葉に憧は気まずそうに顔を歪ませながら、立ち上がった。
そのまま殆ど使っていない憧の自室へと向かうその柔らかそうなお尻からは粘ついた愛液が漏れだしている。
そんな状態でも尚、怯えられてしまう俺があまりにも情けなくて、俺は扉の向こうへと消える憧を小さなため息を共に見送った。

京太郎「(…どうすりゃ良いんだろうなぁ)」

新子憧という恋人に不満は一切ない。
一緒にいた時間は他の誰よりも長く、気心も知れている仲だし、アレで彼女は意外と献身的だ。
その分、独占欲は強い方だが、そうやって束縛されるのも嫌いではない俺にとって、それはデメリットではない。
幼い頃から家族ぐるみの付き合いをしていたお陰であちらの両親との仲も良好だし、後継者としても期待して貰っている。
催眠のお陰で性活そのものも良好だし、恋人としてだけではなく、結婚相手としてもきっと非の打ち所のないだろう。

京太郎「(…でも…それはあくまで俺の一人善がりなんだよなぁ…)」

憧の拒絶で幾分、冷静になった俺の頭がそんな自嘲を浮かべる。
この六年どうしても無縁で居られなかったそれは俺が今の現状を良しとしていないからだろう。
催眠で憧とするセックスは気持ち良いが、やっぱりどうしても虚しさを禁じ得ない。
憧がまだ俺とそういう事をするほどの心の準備が出来ていないのもあって、終わった後にこうして自嘲の念を感じてしまうのだ。

京太郎「(プロポーズすれば…また違うんだろうか)」

ふと浮かぶその考えに再び俺がため息を漏らすのはその程度でこの状況が変わったりしないと分かっているからだろう。
こうやって同棲を初めても、憧はようやくキスをたまに許してくれるようになっただけなのだから。
それが結婚というはっきりとした契約を交わしたとしても変わったりはしないだろう。

京太郎「(でも…何時までもなぁなぁじゃいられない…よな)」

憧の両親にはわざわざ後継者として就職先を用意してもらうくらいに期待して貰っている。
俺の親からも憧以上の女の子なんていないから、早い内に捕まえておけと言われていた。
勿論、俺自身も六年付き合って倦怠期を迎える気配がないくらい憧にゾッコンだし、結婚したいと思っている。
しかし、こうしてキスすら拒まれている状態で結婚なんてして本当に良いのだろうか。
どうしてもそんな意識が俺の中でなくならず、俺の中でふんぎりというものをつかせなかった。

京太郎「(そう言えば…憧、遅いな…)」

そんな自分に自嘲を浮かべる思考を切り替えようと、俺は憧の部屋へと目を向けた。
しかし、何時もであればすぐに部屋着に着替えて出てくるであろう憧が中々、出てこない。
もしかして中で何かあったのだろうか。
そう思いながら俺はゆっくりと立ち上がり、扉へと近づいていく。

京太郎「憧?」
憧「…ぅ…ぁ…っ」

そのままコンコンとノックしたものの、中からの返事はない。
中に憧がいる気配こそ感じるし、声は聞こえるもののそれはくぐもって聞き取れるものじゃなかった。
それに首を傾げながらもう一度ノックしたが、相変わらず反応らしい反応は帰ってこないままである。
普段であればすぐさま返してくれるはずの返事すらないその状況に俺はふと嫌なものを感じた。

京太郎「憧…入るぞ」
憧「きゅ…ぅんっ♪♪」
京太郎「…え?」

そう断ってから扉を開いた俺の目に飛び込んできたのは、ベッドへと腰掛ける憧の姿だった。
しかし、その姿は未だ一糸纏わぬ裸のままで、血色の良い肌を晒している。
俺と別れた時のままのその姿は彼女がこの数分間何もしていなかった証だ。
いや…より正確に言うならば…今の憧には着替えるよりも優先していた事があって… ――

憧「気持ち…良い…っ♪♪オマンコ気持ち良いよぉ…っ♪♪」

甘い声をあげながら、憧はクチュクチュと自分の秘所を弄っていた。
その白魚のような指先をリズミカルに動くその場所は、最初に見た時よりもはるかに淫らになっている。
ぴっちりと閉じていた大陰唇はだらしなく開き、その奥でクパクパと開閉する粘膜を隠しきれていない。
陰毛も最初の頃よりも濃くなり、愛液を纏わせて、テラテラと淫らな光を放っている。
憧のクリトリスはもっと変化が著しく、小豆のようであったそこは今や小指の先ほどに膨れ上がっていた。
ピンと張り出したそれは極小のチンポと言っても良いくらいだろう。

憧「はぁ…なんで…ぇ♪♪なんで…あたし…京太郎にフェラしてただけなの…にぃ…ぃ♥」

そんな場所を一心不乱に弄る憧の目は俺の姿を捉えていない。
以前、最初から最後までじっくりと憧の自慰が見たくて、『オナニー中は俺に気付かない』という暗示を掛けたのが、未だ作用しているのだろう。
扉の前で固まる俺に視線を送る事もなく、ベッドの上に座ったままM字に開いた足の間を見つめている。
オナニーする事に自分の全神経を傾けるほどに熱中している憧の姿に俺のムスコの先端がズキリと疼いた。

憧「なんでこんな疼いて…あぁ…♪♪止まらない…っ♪♪指…止まんないよぉ…♥♥」

けれど、憧の肉穴はきっと俺以上に疼いているのだろう。
人差し指と中指を束ねてひくついた肉穴へと突っ込むその様にはまったくの遠慮がない。
まるでそうしなければおかしくなってしまいそうだと言わんばかりの彼女の姿はとても淫靡で…そして魅力的だ。
思わず俺の目が惹きつけられてしまうくらい淫蕩に耽る彼女は、普段はしっかり者で通っているのだから。
そんな彼女がもう声も抑えられないくらいに発情している姿に興奮しないはずがない。

憧「京太郎が待ってるのに…♥あたしのご飯待ってるのに…♪♪あ、あたし…オナニー止まらない…♪♪なんてぇ…♥♥」

それほどまでに淫らな姿を晒しながらも、憧はオナニーを止めたがっているらしい。
こうして暗示によって俺に気づいていないとは言え、今の憧は特に催眠にかかっている訳じゃない。
その精神は平静である以上、俺を待たせているという意識がどうしても働いてしまうのだろう。
しかし、そうやって言葉を漏らしながらも憧の指先は決して止まらない。
肉穴から愛液が飛び散るのも構わないくらいの勢いで自分を慰め続けている。

憧「ごめん…ね…♪京太郎…ぉ♥♥あたし…エッチな彼女で…ぇ…♪♪ごめんねぇ…っ♪♪」
京太郎「っ…!」

そんな中、唐突に漏れた謝罪の言葉に俺は思わず声を漏らしてしまいそうになった。
それを何とか堪える俺の前で憧はその瞳をウルリと潤ませる。
欲情とは少し趣の違ったその変化に俺はズキリと胸の奥が痛んだ。
それは憧のそれが快感によるものではなく、自嘲や自責による涙なのだと分かってしまうからなのだろう。
見た目こそ今風ではあるものの、憧は真面目で…そして意外と尽くす方なのだから。

憧「キスもホントはもっとしたいの…ぉ♪♪え、エッチだって本当はしてあげたいの……っ♪♪でも…どうしても身体が…ぁっ♥♥」

小学から大学までずっと俺に尽くし続けてきてくれた愛しい彼女の吐露に俺はなんて言えば良いのか分からない。
そもそも、その言葉は決し憧がて俺に聞かせようとしているものではないのだ。
暗示がかかっている憧が俺に気づけるはずがないし、自分を高める為かオナニーの時には独り言を漏らす癖が出ているだけに過ぎないのだろう。
しかし、それでも、その言葉が持つ意味や響きは変わらない。
憧が本当は俺ともっと深い関係になりたがっているという意味は…決して揺るがないのだ。

憧「強引にキス…して欲しいのに…ぃ♥♥無理矢理でも良いから…エッチして欲しいのに…ぃ♥♥」
憧「心だけじゃなく…身体まで全部…京太郎のものにして欲しいのに…っ♥♥あたし…こんなんで…ぇ♪ごめん…ぅっ…♥♥」」
京太郎「…憧…」

ポツポツと漏れ出す憧の本音。
それに彼女の名前を小さく呼んでも、恋人の視線は俺には戻ってこない。
ただ、心の中の俺にごめんと罵り、不満気に秘所を弄る。
しかし、どれだけ激しく自分で弄っても、憧は一人ではイく事は出来ない。
ただ高まるだけで絶頂へと至る事は出来ないように、俺が暗示を掛けているのだから。
だが、そんなもの欲情に囚われた憧に理解出来るはずもなく、無駄なはずの自慰を続け、愛液を垂れ流す。
そんな恋人の姿に…俺はもう我慢出来なくなった。

京太郎「…『憧、愛してる』」
憧「ふきゅ…ぅ♪♪」

その言葉にビクンと肩を震わせた瞬間、憧の身体がぐったりと脱力した。
さっきまで激しくオナニーしていたとは思えないほどの急激な変化は彼女が催眠状態に入っている証である。
念の為に顔を覗きこんだが、その瞳は胡乱で、まったく焦点があっていない。
憧が即座に催眠へと入り込めるように設定したキーワードは今日もしっかりと機能しているようだ。

京太郎「…ごめんな」

俺の謝罪に憧は応えない。
ただ俺の命令や暗示を待つだけの人形としてベッドの上に横たわっている。
時折、その身体がピクンと跳ねるのはきっと欲求不満の所為だろう。
絶頂の手前で延々放置され続けたであろう彼女の身体は最初の絶頂から生殺しに近い状態なのだから。
それでも自慰をやめられないくらいにおかしくしてしまった彼女に俺はそっと近づきながら、一つの覚悟を固めた。

京太郎「(もう…ここまでにしないと…いけないよな)」

もうほんの二ヶ月もすれば、阿知賀に戻って後継者として経験を積む新生活が迫っている。
そんな状況でいつまでも催眠に頼ってばかりの恋人関係を続ける訳にはいかないのだ。
両親ともに最低でも婚約というものを期待されている中で、こんな歪さは残してはおけない。
これからの生活の為にも…俺はここで催眠をきっぱり捨てるべきなのだ。

京太郎「(そうだ…捨てる…べきなんだ)」

しかし、そう思いながらも、俺は憧にその言葉を放つ事が出来ない。
全ての暗示を解き、普通の恋人として再出発する為の言葉がどうしても出なかった。
そうするべきだと分かっているはずなのに、俺の心はまるで縛られているように…ある一つの方向へと引きずられていく。

京太郎「憧…よく聞くんだ。お前は…」
憧「はい…」

それが間違いであると気づいているはずなのに…どうしても止まらない俺の言葉。
俺の決意や覚悟とは真逆の方向へと進み、再び暗示というものに頼り始める自分に再び疑念を覚える。
しかし、それでもまるで台本に決められていたセリフを漏らすように俺の言葉は淀みなく紡がれていった。
まるで俺と同じように憧を縛り付けようとするそれは、喋っている俺もまた興奮するくらい淫らで…そして… ――





………


……





「じゃあ、お前は3つ数えたら…何時もの自分に戻る。いいな?」

―― は…い

「よし…じゃあ、数えるぞ。一つ」

―― ひと…つ…

「ふたーつ…」

―― ふたぁつ…

「みっつ…はい」パンッ

憧「ふきゅ…!?」

瞬間、あたしの意識がパチンと弾けた。
まるで水泡のように勢い良く夢心地の膜が消え、現実へと引き戻される感覚は妙に不愉快だ。
眠気にも似た心地良さに満たされた頭が一気に冷えるそれは思わず、勿体無ささえ感じるくらいである。
その上、冷えた頭は違和感を感じるくらい冷静で…さっきのそれが夢でしかなく、ただの現実でしかない事を教えてくるのだから愉快であるはずがない。

憧「…あれ?」

しかし、そんな意識とは裏腹にあたしの今の状況はまるで夢の続きのように突拍子もないものだった。
何せ、裸になったあたしの身体は縄によって縛り上げられ、見慣れたベッドの上に転がされているのだから。
まるでハムか何かのように腕や足まで縛りあげられ、ろくに身動きもとる事が出来ない。
必死に身体を揺らそうとしても縄がギチギチと鳴るだけで緩む気配もなかった。
まるで縛った相手が抵抗するのを見越したようなその縛り方にあたしは猛烈に嫌なものを感じる。

京太郎「憧」
憧「京太郎…」

その感情を吹き飛ばしてくれたのは目の前に現れた恋人の姿だった。
高校時代からずっと想いを深めてきた彼はあたしの事を大事にし過ぎるくらい大事にしてくれている。
少なくとも付き合ってから六年間、ろくにセックスも出来ない恋人を見捨てずに好きで居てくれるなんて普通じゃ出来るはずもない。
まぁ…本当はもう少しくらい強引に来て貰いたいんだけど…っていや…そ…そうじゃなくって…!。

憧「ちょ…ば、馬鹿!あんまり見ないで…!」

だって、今のあたしは裸で縄以外に何も纏っていないような状態なのだ。
それだけならまだしも、アソコを無理矢理開かれ、足もM字で固定されている。
正直、裸よりも恥ずかしいその痴態を、恋人に見せたくはない。
けれど、背中に回った腕にどれだけ力を入れても、縄が緩むはずなどなく、あたしはただ京太郎に見ないでと懇願する事しか出来なかった。

京太郎「…悪いけど、それは無理だ」
憧「…え?」

けれど、その返事はあたしの予想を裏切るものだった。
てっきり気まずそうに顔を背けるだろうと思っていた京太郎がジッとあたしの事を見つめる。
まるであたしの裸を値踏みするようなそれにゾクッとした何かが背筋を走り抜けた。
寒気とも怖気ともつかないそれは何処か気持ち良くって… ――

京太郎「だって、それをやったのは俺なんだからな」
憧「ど、どういう…事…?」

しかし、その正体をあたしが追求するよりも先に京太郎の言葉から新しい疑問が生まれる。
どうして京太郎が恋人であるあたしにこんな事をしなければいけないのだろうか。
確かにあたしは恋人としては不出来な相手だろう。
さっきだってキスしようとする京太郎に怯えてしまったのが現実だ。
しかし、だからと言って、京太郎はこうやってあたしを縛るような酷い男だとは到底、思えない。
そんな相手ならばこの六年の間にとっくの昔にあたしに愛想を尽かして、破局を迎えていただろう。

憧「ってか…そもそも…そんなの出来る訳ないでしょ」

そう。
それにこうやって縛る事だって簡単な事じゃない。
例え眠っていたとしても、これだけギチギチに締め付けられたら起きるだろう。
ましてやあたしの最後の記憶を手繰っても、何かを食べたり飲んだりした記憶はない。
そもそも、こうなる前のあたしは… えっと…――

憧「(確か…お昼ご飯食べて…映画見て…それから…勉強始めたんだっけ…)

何時も通りイチャイチャする時間が欲しくて始めた勉強。
その最中、何故か気持ち良くなったあたしは…集中出来なくなって…京太郎にザーメン貰って…。
えっと……あれ?それから…あたし何やってたっけ…?

京太郎「自分の記憶が飛んでる事に気づいたか?」
憧「っ…!」

まるであたしの心を読んだような京太郎の言葉に、肩が強張るのが分かった。
微かにビクンと跳ねるそれに京太郎の手がそっと伸びる。
何時ものあたしならば、きっとそれに安心していた事だろう。
けれど、今のあたしは…その手が無性に怖くて仕方がなかった。

京太郎「でも、安心しろよ。どの道…そんな事どうでもよくなる」
憧「何を言って…ひぅぅ♪♪」

京太郎の手があたしの肩に触れた瞬間、身体の中にビリビリと凄い電流が走った。
まるで静電気を何十倍にも甘く、そして激しくしたようなそれにあたしの言葉は途中で途切れる。
代わりに漏らす怯えるような凍えるような声は、普段では決して出さないような艶やかなものだった。
自慰の最中でも高ぶらないと出てこないその声に、あたしは困惑を覚える。

京太郎「何時もよりも数倍だとやっぱり感度も凄いな」
憧「感度ってどういう…んん…っ♪」

その困惑を強めるように京太郎の手がそっとあたしの肌を撫でる。
縄から露出した肌を撫でられる度に、さっきのゾクゾクはあたしの中を駆け抜けた。
縦横無尽に走り回るそれは、感じる度にその輪郭を少しずつ確かなものとして身体の中で浮かび上がってくる。
でも、それは決してありえないはずの…いや…あってはいけないはずのものだった。

憧「はぁ…ん…♪くぅ…♪」

しかし、どれだけあたしが認めまいとしても…身体はそれを受け入れてしまっている。
それが気持ち良いものだと…心地良くって堪らないのだと…感じているのだ。
勿論、ほんの数センチ程度の部分 ―― しかも、肩を撫でられるだけでそんな風になるなんてありえない。
しかし、そのありえないはずの状況が否定を許さないほどのリアリティを持ってして、あたしの目の前に突きつけられている。

京太郎「どうだ?気持ち良いだろ?」
憧「だ…れが…!」

そんなあたしににやついた笑みを向ける恋人に吐き捨てるようにそう言った。
確かにこれがありえないくらいに気持ち良いのは…もう否定出来ない。
けれど、それを正直に京太郎に言うほどあたしはもう彼に心を許しては居なかった。
これが何事もないごく普通のセックスであれば…あたしだってこんなに心を閉ざす事はしなかっただろう。
しかし、あたしを縛り上げ、こうして困惑だけを与える彼はあたしにとってもう理解不能な相手だった。

憧「良いから…これ解いて…!」

それでもこうして京太郎に言葉を向けるのは、あたしがこれを未だに冗談か何かだと信じたいからだろう。
今まであたしが接してきた須賀京太郎という人はとても優しくて、穏やかな人だったんだから。
こうして訳の分からない事をされていても尚、あたしは心の何処かで彼の事を信じたがっている。
だけど、そんな祈りも虚しく、京太郎は残酷に首を振って、あたしの言葉を拒絶した。

憧「な…んで…ぇ♪こんな事…する…の…♪」

その代わりと言わんばかりに京太郎の両手が動けないあたしの肌を這いまわった。
肩だけではなく脇腹や首筋を遠慮無く撫でるそれにあたしはどうしても気持ち良くなってしまう。
普通は仲の良い相手であっても滅多に人に触らせたりはしないそれらの部分は、今はもう性感帯のようになっていた。
京太郎が何をしたのか分からないけれど…どうやら敏感になっているのは肩だけではなかったらしい。

憧「あた…しの事…っ♪嫌いに…なった…の…?」

こんな風に縛られて、あたしがこれから何をされるのか…正直、想像もつかない。
しかし、きっと…酷いことをされるのだろうというおおまかなイメージしか抱けなかった。
それでも…こうして縛られて抵抗も出来ないあたしにとって、そのイメージだけでも恐ろしすぎる。
これから何をされるにせよ、それはきっと好きな相手にするような事ではないだろう。

憧「(きっと…失望されて…嫌われちゃったんだ…)」

少なくとも…獣欲や敵意混じりの感情があたしに向けられていなければ、こんな風に縛り上げたりはしない。
そう結論付ける心が怯えるのは…これから京太郎に酷い事をされるという予想だけが原因ではなかった。
寧ろ…優しい幼馴染がこんな風になるくらい嫌われてしまったという事実に…あたしの心は震えていたのである。
それは心を閉ざすほどに警戒しながらも、あたしは未だ彼の事が好きで好きで堪らないからなのだろう。

京太郎「嫌いになんかなってないよ。俺は今でも憧の事が大好きだ」

そんなあたしの髪を京太郎の手が優しく撫でた。
何時もと変わらないその暖かな仕草に、心の中がふっと軽くなる。
心の奥底から安堵が湧き上がり、そのまま彼に何もかもを委ねたくなった。
さっきまで怯えていたのに言葉一つで蕩ける自分が滑稽だとは思う。
しかし、あたしにとってそれくらい須賀京太郎という恋人の存在は大きいのだ。

京太郎「でも…な。好きすぎて…俺、憧の事が全部、欲しくなった」
憧「…え…?」

瞬間、告げられる言葉にあたしの胸がドキリと跳ねる。
まるでプロポーズのようなそれにあたしの思考が一瞬止まってしまったくらいだ。
しかし、その間にも時間は無情にも流れ、彼の手はあたしの身体を再び撫で降りていく。
まったく遠慮のないそれにあたしの口が再び声をあげた瞬間、彼の手がグッと乳房を掴んだ。

京太郎「表の憧も裏の憧もさ…」
憧「ひぅ…ぅぅぅっ♪♪」

その京太郎の言葉をあたしは殆ど聞いている余裕がなかった。
京太郎の手があたしの胸を触った瞬間、今まで以上の快感駆け抜けたのだから。
今までの形もあやふやで少しずつ快感に近づいていったものとは違う。
あたしが普段、弄っている時の快感を何倍にも何十倍にも強化したような気持ち良さ。
慣れ親しんだ、けれど、あまりにも異質なそれにあたしの口からは悲鳴のような声があがった。

京太郎「ごめんな…俺もワガママだって…そう分かってるんだけど…」
憧「ひぃ…♪あ…あぁっ♪♪」

そのまま京太郎はあたしのおっぱいをゆっくりと手の中で転がす。
縄によって何時もよりも幾分強調されたそこは、それだけで肌に鳥肌が浮かびそうなくらい気持ち良い。
肩や首筋などとは比べ物にならないそれにあたしは完全に翻弄され、言葉が右から左へと抜けていく。

京太郎「好きだって気持ち…もう抑えられないんだ…」
憧「ふきゅ…ぅぅ♥」

そんなあたしの耳元で京太郎がそっと…そして熱っぽく囁いた。
微かに吐息が混じるその声には、確かに抑えきれない強い感情を感じる。
普通に好きと言われるよりも何倍にも真実味のあるそれにあたしの心臓がキュンと締め付けられた。
警戒しているはずなのに、心を閉ざしているはずなのに…その囁き一つで全部許してあげたくなってしまう。

京太郎「…憧も気持ち良くするって…そう約束するから…さ」
憧「そ…んなの…♪約束…され…ても…ぉ♪」

あたしが今、欲しいのはそんな約束じゃない。
こんな縄を今すぐ解いて、あたしの全身を慈しむように抱きしめてもらう事なのだ。
そうすれば…あたしは今の事全部…気の迷いだったと水に流しても良い。
ううん…京太郎があたしとエッチしたいなら…それを叶えてあげられるように…努力する。
少なくとも彼がもう二度とこうして暴走したりしないように…全力を… ――

京太郎「大丈夫。すぐ…憧も虜になるよ」
憧「きゅぅんっ♪♪」

しかし、未だ慣れない快感に追いつけけなかったあたしの言葉は京太郎には届かなかった。
あたしがその気持ちを全部伝えきるよりも先に彼の手があたしの胸をもみ始める。
フニフニと指を小振りなおっぱいへと押し込んでくるそれに、ビリリとした快感が突き刺さった。
胸の奥を震わせるようなそれにあたしの口からまるで鳴き声のような声が漏れてしまう。

京太郎「やっぱり憧の胸は小さめだけど安心するな」
憧「ば…馬鹿…あぁぁっ♪♪」

確かにあたしのおっぱいは…どれだけ好意的に解釈しても大きい訳じゃない。
しずみたいに貧乳ではないけれど、玄さんほど大きいとは口が裂けても言えないのだから。
良くも悪くも普通と言うサイズに収まっているそれは、実は意外とコンプレックスである。
大好きな京太郎が玄さんの影響で大きめのおっぱいが好みだと知っているあたしにとって、もう1サイズくらい成長して欲しい部位なのだ。

京太郎「憧の胸、俺は好きなんだけどな」
憧「あん…っ♪」
京太郎「小さいけど感度が良くて柔らかくて…」

けれど、京太郎はそこが好きだと言ってくれる。
その小振りの大きさを、感度を、柔らかさを、確かめるように揉みながらあたしの耳元で囁くのだ。
エッチな揉み方とされているのも相まって…そうやって囁かれると凄い…ドキドキしちゃう。
思わずお腹の奥がキュンってしちゃうくらい、あたしの身体は喜んでいた。

京太郎「何より胸をいじられてる時の憧の顔…すげー可愛い」
憧「~~っ♥」

瞬間、そのキュンがキュンキュンッ♥になっちゃったのは、あたしの事を可愛いと彼が言ってくれたからだろう。
勿論、彼は好きだと可愛いと素直に言ってくれる方ではあるし、これまで何度もあたしの事をそうやって褒めてくれていた。
しかし、だからと言って、それはその言葉があたしに与える感動が色褪せる事を意味しない。
まるで付き合った当初と変わらない…いや、ソレ以上の嬉しさが、あたしの心と…そしてお腹をジィンと震わせていた。

憧「(うあ…あ…♥あたし…これ…変…だよ…ぉ♪)」

勿論、それは決して不快なものではない。
寧ろ、身体が京太郎へと傾いていく感覚は ―― この異常な状況を無視すれば ―― 心地良いと言っても良いくらいだった。
しかし、今まで可愛いと言われても、心はともかく身体がこんな風に反応する事はなかったのである。
それがこの状況の所為なのか、或いはまた京太郎が何かしたのか…それとも何か他に原因でもあるのか。

京太郎「だから…もっと感じさせたくなる」
憧「いふゅっ♪♪」

それさえも分からないままに京太郎の爪があたしのおっぱいへと食いこんでくる。
微かに肌をひっかくようなそれにあたしの口から吐息混じりの変な声が飛び出した。
それを恥ずかしいと思いながらも、しかし、取り繕うほどの余裕はあたしにはない。
指先とはまた違った硬質な爪の感触はあたしの胸を歪ませ、そしてその奥にある快感のスイッチを押してくるのだから。

京太郎「憧はちょっと乱暴なくらいが好きなんだもんな」
憧「んにゃ…あぁっぁっ♪♪」

そのまま微かに爪を立てるようにして京太郎の手が動き出す。
がっちりと掴んだあたしのおっぱいをグニグニと揉むそれはさっきよりも遥かに乱暴だ。
まるで玩具に対するようなそれは、普通であれば痛みとして処理されてもおかしくはない。
しかし、そうやって滅茶苦茶にされるのが、今のあたしには気持ち良くって堪らなかった。
その口からも京太郎の言葉を肯定するように嬌声が漏れだし、微かに背筋を反らせてしまう。

京太郎「ホント…可愛い奴…」
憧「あ…♪あぁぁっ♥」

そんなあたしの耳元で…また可愛いなんて囁くんだから…質が悪い。
それだけでまたあたしの胸がトクンってして、ゾクゾクが強くなるんだから。
まるでそうやって京太郎に褒められるだけで感度が上がっていくような感覚に、あたしは身震いを走らせる。
けれど、どれだけ肌を震わせても、あたしの中に走る快感は和らぐ事はない。
それに喘ぎ声を止める事すら出来ず、あたしは快感に飲み込まれていく。

京太郎「ほら、こうすると…もっと気持ち良いだろ」
憧「ひくぅぅっん♪♪」

けれど、京太郎はそれだけじゃまだ不満ならしい。
そうやって掴んだあたしの胸をゆっくりと自分の方へと引き寄せていく。
横たわったあたしのおっぱいを上へと引き上げるようなそれに自然と肌が歪んでいった。
しかし、あたしの胸は小振りだし、何より、京太郎もしっかりとそこを掴んでいる訳じゃない。
少しずつ元へと戻ろうとするあたしの胸を抑えきる事は出来ず、肌がゾリゾリと京太郎の爪に引っかかれていく。
微かに肌へと赤い痕を残すそれはむず痒く、その部分に疼きのような感覚を残した。

憧「(あ…あぁ…っ♪♪あたしのおっぱい…なんでこんなにやらしいの…ぉ♥)」

まるでもっと京太郎に触ってほしいというような甘い疼き。
それはあたしがどれだけ自分で自分を慰めても決して得られないものだった。
しかし、ほんの少し彼の手に触れられるだけで、あたしのおっぱいは情けないくらいに貪欲になっている。
特にその胸の先っぽはもうピンと立って、京太郎の手が動く度にヒクヒクと自己主張していた。
勿論、それは京太郎に何かされたからなのだろう。
しかし、だからと言って、乳房の何処よりも疼き、そして、触って欲しいとばかりに震える乳首のやらしさは変わらない。

憧「(あ…来る…ぅ♪京太郎の指…来ちゃうぅぅ…♥)」

そんなあたしの乳輪におっぱいを引き上げる京太郎の指先が近づいてくる。
ジリジリと、焦らすような速度で這いよるそれにあたしの乳首がピクンと跳ねてしまう。
胸の中の疼きが先っぽに集中し、あたしの意識がそれ一色に染め上げられてしまった。
早く早くと言わんばかりにジッと乳首へと近づくあたしの前で、京太郎の手が乳輪に触れて… ――

憧「え…?」

瞬間、その手があたしからパッと離れてしまう。
後に残ったのは期待が空振りへと終わった驚きと、耐え難い疼きだけ。
あたしが期待したような快感は与えられず、疼きは乳輪部分で止まっていた。
後ほんの1センチも進んでくれれば…もっと気持ち良くなっていたはずなのに。

憧「(な…何を考えてるのよ…!)」

そこで自分に叱咤の言葉を放つのは今のこれがレイプされる寸前だからだ。
確かにあたしと京太郎は恋人同士ではあるけれど、あたしはこんな事に合意したつもりはない。
縛られ、転がされ…無理矢理感じさせられて…こんなの下手したらレイプよりも酷い。
あたしの意見や感情全てをねじ曲げて…滅茶苦茶にしようとしているんだから。
そんなものに…絶対負けたくはない。
例え、京太郎が相手であっても…そんな酷い事…許して良いはずがないんだから。

京太郎「…どうした?」
憧「あ…ぅぅ…っ♪」

だけど…そう思いながらも…あたしの身体はもう完全にスイッチが入ってしまったんだろう。
あたしの前で京太郎が意地悪く尋ねてくる彼に、反射的に唇が動いてしまった。
その奥から懇願の言葉が漏れてしまいそうな自分を、あたしは既のところで抑える。
しかし、それでもあたしが何を言おうとしていたのか気づいたのか、京太郎の表情に笑みが浮かんだ。
勝利の確信さえ見えるその表情に、あたしは猛烈な悔しさを感じる。
あたしは負けず嫌いという程ではないが、相手の思い通りになっているというのを癪だと思わないほどプライドがない訳じゃない。
特に今は無理矢理、犯される寸前という状況なのだから、尚更である。

憧「な…何でも…ない…から…!」

そうやって意地を張る言葉は、しかし、さっきよりも遥かに弱々しいものだった。
それはさっきとは違い、あたしがもう快感に囚われ始めているというのが大きく関係しているのだろう。
この状況に対する嫌悪感や彼に対する警戒心はあるが、あたしはもう快感を拒めなくなっている。
いや、それどころか…さっきからあたしはそれを積極的に求めようとし始めていた。

京太郎「そうか?じゃあ…今度は…」
憧「ひぅぅ…っ♪♪」

その言葉と共に京太郎の手があたしの胸を再び掴んだ。
そのままグニグニを揉むそれに肌に染み込んだ疼きが少しずつ蕩けていく。
疼きがそのまま解放感にも似た心地良さへと変わる感覚に、あたしの口から声が漏れた。
しかし、やっぱり京太郎はあたしの乳輪だけは触ってくれなくて…先端の疼きだけが大きくなっていく。

憧「(あぁ…♪こんな…凄いジンジンしてぇ…っ♪♪)」

その他は気持ち良くってトロトロになっちゃいそうなのに乳首だけが疼きを放つ感覚。
それはあたしに満足感と不満感をはっきりと分けさせ、その両方を意識させられてしまう。
気持ち良いから疼いて、疼くから気持ち良いそれに…あたしの腰がモジモジと動き出した。
身動ぎするようなそれに京太郎はクスリと笑みを浮かべながら、あたしの方へとそっと顔を近づけてくる。

京太郎「ちゅっ」
憧「~~っ♥」

そのまま京太郎が唇を落としたのはあたしのおっぱいだった。
掴んでいる手を微かにずらしてスペースを作った所にキスをするその仕草はとても熱っぽい。
まるであたしが愛おしいと言っているようなそれは情熱的で…そして何より淫らだ。
一回毎にちゅぅぅと吸い付く唇があたしの肌を引っ張り、ジンジンとした快感を胸の中に広げてくるのだから。
お陰で胸がキュンってしちゃって…お腹の奥からジュンと熱い潤みを沸き上がらせてしまう。

憧「(あ…あたし…もう濡らしちゃってる…♪)」

その潤みは京太郎が熱烈なキスをしてくれる度に、どんどんと強くなっていく。
まるで乳房を吸い上げる京太郎にミルクをプレゼントしようとしているように滾々とお腹の奥から沸き上がるのだ。
結果、それはあたしのお腹の中には収まらず…少しずつ身体の外へと染みだしていく。
汗とは違うはりついた粘液の感覚に、あたしは腰を震わせながらも、しかし、それを止める事が出来なかった。

京太郎「憧の胸は美味しいな」
憧「た…食べもんじゃ…ないわよぉっ♥」

そうやって褒められるのは…まぁ、正直、嫌な気分じゃない。
あたしにとって胸はコンプレックスの塊ではあるけれど、彼はそれを受け入れてくれていると思えるのだから。
しかし、だからと言って、美味しいと褒められて素直に喜びを示せるほど、あたしは変態でも突き抜けてもいない。
ましてや今のコレがレイプまがいの事であるという事を忘れているはずもなく、あたしは子どものように吸い付く彼にそう言い放った。

京太郎「じゃあ…これはどういうものなんだ?」
憧「え…?」
京太郎「だから、憧のコレは何の為についているんだ?」
憧「んきゅぅ♪」

そう尋ねながら、あたしの胸をグニグニと揉む京太郎になんと言えば良いのか分からなかった。
生物学的な事を言えば、こうやって女性の乳房が発達したのはセックスアピールの一種であるという説が濃厚らしい。
だけど、そんな事を言ったら…あたしはきっと京太郎の滅茶苦茶にされてしまう。
セックスアピールなんだから良いよな、という大義名分を…このおかしくなってしまった恋人に与えてしまうのだ。
この状況でさらに相手を調子に乗らせる言葉なんて言えるはずもなく、あたしは惚けようと口を開く。

憧「少なくとも…♪あ、あんたの為じゃない事は…確実…ぅ♪」
京太郎「って事は…何の為に乳房があるのか知ってるんだな?」

そう意地悪く聞く京太郎も…多分、それが何の為にあるのか知っているのだろう。
いや、そもそも、あたしたちがそれを学んだのは大学の講義の最中なのだ。
あたしと完全に同じ講義を受けてくれている彼が、それを知らないはずがない。
軽そうな外見に反して意外と努力家で物覚えの良い彼は、一年の教養科目で教えられたそれを覚えていたのだろう。

京太郎「じゃあ…教えてくれよ。賢い憧は…知ってるんだろ」
憧「く…ぅぅぅん♪♪」

だけど、それ以上に意地悪なあたしの恋人は、乳輪の周りをクリクリと弄り始める。
その爪を乳輪のギリギリに添わせて、ソォと外周を撫でるそれにあたしの口はまた鳴き声を漏らしてしまった。
まるで京太郎に媚びるような声に、涙が漏れそうなほどの情けなさを感じる。
しかし、だからと言って京太郎の手が止まる事はなく、あたしの疼きを刺激するように乳輪を弄び続けるのだ。

憧「(こ、このままずっと焦らされたら…お、おかしく…なっちゃうぅ…♥)」

ただでさえジンジンと疼いていた疼きは今や痛みにも近い状態になっていた。
今すぐそこを刺激して欲しくておかしくなりそうな感覚にあたしはぐっと歯を噛みしめる。
何とかその疼きを抑えようとするそれは、しかし、やっぱり長続きはしなかった。
あたしの意思なんてもうおかまいなしに大きくなっていく疼きに…歯の根が少しずつ緩んでいく。

憧「(これは…仕方なく…ぅ♪仕方なく…なんだから…ぁ♪)」
憧「せ…生物学的には…ぁ♪せ、セックスアピールらしい…わよ♪」
京太郎「へぇ…そうなのかー」

コレ以上、我慢したら本当におかしくなってしまうから。
そう言い訳しながらの言葉に京太郎が、分り易すぎるほど分かりやすい惚け方をしてくれる。
そうやってあたしが返す事を数手前から知っていたが故のそれに、羞恥ではなく悔しさで頬が赤くなるのを感じた。
しかし、どれだけ悔しくても…あたしが疼きに負けて、それを口にしてしまったという事実は変わらない。

京太郎「じゃあ、憧は俺に…触ってほしいってアピールしてくれてるんだな」
憧「そんなはず…ぅ♪」
京太郎「じゃ、さっきからこのピクピクしてる乳首はなんなんだよ」
憧「ぅ…♪」

だからこそ、あたしはその瞬間、背筋に陶酔を浮かばせたのだろう。
あたしの乳首の変化に言及し、ニヤリと笑う京太郎が触ってくれるのではないかと。
胸だけではなくあたしの乳首まで…滅茶苦茶にしてくれるのではないかと。
そんな期待を浮かばせて…言葉を詰まらせてしまう。

京太郎「さっきからもうビンビンに勃ってるだけじゃなく物欲しそうにひくついてるのはどうしたなんだ?」
憧「そ…んなの…寒いから…に決まって…ぇ…♪」
京太郎「その割には憧の顔は真っ赤なんだけどな」

揶揄するように言う京太郎の言葉に、あたしは反論する言葉を持たなかった。
そもそも京太郎はこうなる事を完全に予期していたし、その為にあたしを追い詰めてきたのだから。
何の準備も出来ていなければ、平静でもないあたしが論戦で勝てるはずもない。
ましてや目の前に分かりやすい証拠が揃っているのだから、どんな敏腕弁護士でもここから勝訴を勝ち取るのは無理だろう。

京太郎「それに下の方ももうびしょびしょだぞ」
憧「はぅ…ぅ♪」

その敗北感に打ちひしがれる暇もないまま、京太郎の手がそっとM字に開いたあたしの太ももを撫でる。
瞬間、ビリリと胸以上の気持ち良さが走ったのに合わせて、お腹の奥がまたキュンと熱くなってしまった。
乳首のそれよりも遥かに鮮烈なそれはまだ決して痛みを覚えるほど大きい訳ではない。
しかし、それでもあたしの奥からトロトロになった愛液を滴らせ、アソコの周りを濡らしていた。

京太郎「ほら…見てみろよ。もうこんなになってる」
憧「うぁ…ぁ…♪」

そんな風にびしょびしょになったあたしの恥部を撫でた手を、京太郎があたしに晒した。
その指にねっとりと絡みつく粘液は間違いなくあたしの愛液だろう。
しかし、そうと分かっていても認めがたいのは、その量があまりにも多かったからだ。
胸をイジられている ―― しかも、乳首はなしで ―― だけで指に絡むくらいベタベタになるなんてありえない。
例え、自分の感覚としてそれを知っていても、やっぱり視覚的に目の前で突きつけられるのはやっぱり違うのだ。

京太郎「はむ」
憧「~~っ♥」

目の前でにちゃにちゃと音を立てる透明な粘液。
それに意識がひきつけられるあたしの前で京太郎は指を口に含んだ。
愛液まみれのそれをしゃぶるその仕草に一切の躊躇いはない。
まるであたしの愛液がご馳走なのだとそう言うように美味しそうにそれを舐めとっている。

京太郎「…うん。しょっぱくもないし…憧のラブジュースだな」
憧「こ…この…変態…ぃ♥」

そうやって愛液を舐めしゃぶるなんて普通じゃない。
ましてや、本人の前で見せつけるようにしゃぶるのなんて、もう変態としか言い様がないだろう
しかし、そう思いながらも…あたしの胸はキュンと締め付けられていた。
あたしの愛液すら美味しそうに舐めてくれる彼から愛しさが伝わってくるようで…ドキドキが止まらない。

憧「(あたし…どうなっちゃってるのよ…ぉ♪)」

今、目の前にいるのはあたしの恋人で…でも、様子がどう見てもおかしくて…こうしてレイプみたいな状況で…もうおかしいとしか言いようがない。
きっと不思議の国に迷い込んだアリスの気分というのは…こうだったのだろうと、そんな事を思うくらいに。
でも、あたしにとって質が悪いのは…周囲の状況以上に自分がおかしくなっていっている事だった。
ただ欲情しているだけではなく…彼の変態的行為一つにさえも喜びを感じてしまう自分に、あたしは心の中で悲鳴のような声をあげる。

京太郎「そうだな。でも、縛られてこんなに感じてる憧もかなりのもんだと思うぜ」
憧「そ…れは…あんたが何か…やったんでしょ…!」
京太郎「あぁ。やったけど…でも、お前の心の中まで変えられるはずないだろ」

だけど、この状況を創りだした彼は決して容赦するつもりはないらしい。
変態と罵ったあたしにそのままそっくり同じ言葉を返してきた。
それにあたしが苛立ち混じりに声を返すのは、認めがたいものだったからだ。
あたしにはこうして縄で縛られて悦ぶような趣味なんて… ――

京太郎「憧も内心、期待してたんじゃないか?こうやって無理矢理、俺にされるのを…さ」
憧「それ…は…」

ない。
そう言い切れないのは、決してその気持ちがあたしの中でなかった訳ではないからだろう。
確かに…あたしは遅々として関係を進められない自分に苛立ち、無理矢理、襲ってくれないかと思った事もある。
そんなあたしにとってそれは瞬時に誤魔化せるものではなく、どうしても言葉を詰まらせてしまう。

京太郎「ま…どちらにせよ、もう憧は俺のものなんだけどな」
憧「ひ…ぅぅぅうぅっ♪♪」

そんな自分に情けなさを感じた瞬間、あたしの乳首を京太郎の手が摘んだ。
まったく予想していなかったタイミングでのそれにあたしは思わず顎をあげて嬌声を漏らしてしまう。
はっきりと快感混じりのそれに京太郎が勝ち誇るような笑みを浮かべるのがわかった。

憧「(あぁぁっ♪乳首…ぃ♥乳首ジュンって…ジュンってぇぇっ♪♪)」

でも、そんな事どうでも良いくらい…今のあたしは気持ち良かった。
ずっと疼き続けていた乳首を摘む彼の手に、あたしの心は完全に掻き乱されていたのである。
乳房の何倍も敏感なそこはさっきまでの欲求不満を熱に変え、ジュンっと蕩けた快感をあたしの脳へと突き刺した。
まるで乳房全体がエッチなお汁で溶けちゃったような感覚に、あたしの身体が一気に昂っていく。

京太郎「どうだ?焦らされた分…気持ち良いだろ?」
憧「ひぃ…ぃぃっ♪♪」

京太郎の言葉にあたしは肯定も否定も返せない。
勿論、彼の言う通り、その快感は今までの比ではなく、身体が一気に快楽に染め上げられるのが分かる。
意識さえかき乱すほどのそれは、気持ち良すぎると言っても良いくらいだ。
しかし、あまりにも強過ぎるそれはあたしの口から言葉を奪い、嬌声だけを放たせる。

憧「(慣れ…ない…ぃぅ♪こんなの…凄すぎる…ぅぅ♪♪)」

京太郎にとってそんなあたしの姿も予想通りのものなのだろう。
返事一つ出来ないあたしの乳首を京太郎は気にせずにコリコリと指の間で転がし始めた。
あたしの乳首の硬さを確かめるようなそれにゾクゾクが止まらない。
背筋まで這い上がるそれに意識は翻弄され続け、あたしのお腹から愛液がドロドロと漏れ始める。

憧「(嘘…ぉ♪こんな…お、漏らしみたい…なぁぁ…♥)」

今までの染み出すものとは違い、まるでおしっこか何かのように止まらずに漏れだす愛液。
それを京太郎に触れられた所為で敏感になった肌から感じながら、あたしは頭を振った。
いやいやと子どもの駄々のように振るうそれは、しかし、目の前の現実からリアリティを奪ってはくれない。
あたしにとって残酷なまでに認めたくない現実は、依然その強大さを保ったまま、快感となってあたしを貫く。

京太郎「…ちゅぅ」
憧「はぁ…っ♪あ…あぁぁっ♪♪」

そんなあたしの胸に京太郎が唇を寄せる。
けれど、それはさっきと同じようにあたしの肌にキスマークをつけるようなものではなかった。
その唇の間からすっと舌を伸ばして…あたしのおっぱいをレロレロと舐めていくのだから。
肌に浮かんだ汗ごとねっとりとあたしを味わおうとするそれに恥ずかしさを感じてしまう。
けれど…それが決して嫌なだけではないのは、気恥ずかしいだけではなくて… ――

憧「く…ぅぅ…っ♪♪」

それを認めまいとするようにあたしはグッと歯の根に力を込めた。
快感に翻弄される身体の中でそれだけは認めまいとするように口を閉じる。
お陰で幾分、嬌声はマシになったものの、それでも完全になくす事は出来ない。
どうしても閉じた歯の向こうから甘い悦び混じりの声が出てしまうのだ。

京太郎「ちゅ…そんな風に抵抗しても無駄だぞ」
憧「…っ!」

宥めるような京太郎の言葉にあたしの肌はブルリと震えた。
何処か優しささえ感じさせるそれは、決して意地悪の為に言っているものではないのだろう。
きっとそれが何時までも続くものではないと彼も分かっているのだ。
実際…あたしの口は京太郎の指が乳首を転がす度に緩み、漏れる嬌声は少しずつ大きくなっていっている。

憧「(でも…認められる訳…ないでしょ…っ!)」

こんな風に滅茶苦茶にされて…レイプ同然に犯されそうになって。
なのに、それが気持ち良くて…彼の仕草一つに胸の奥がキュンキュンしちゃって。
嬉しくて愛しくて…少しずつ流されそうになっている自分なんて…認められるはずがない。
この異常な状況そのものを受け入れて…彼に愛されるのを心待ちにし始めている自分なんてあたしの中には決していないのだ。
それが例え現実逃避だと分かっていても、あたしにはそれ以外に出来る抵抗は取り上げられてしまっているのである。

京太郎「強情な奴…ま、そんなところも可愛らしいけどさ」
憧「ぅ…ぅっ♥」

最早、そうやって意地を張る事でしか自分を取り繕えない自分。
そんなあたしを可愛いと言いながら、京太郎は再びあたしのおっぱいをねっとりと舐める。
縄が入り込んだ谷間にも顔を埋めるようにして舐める彼のそれは、いっそ病的と言っても良い。
まるであたしの全てを味わなければ気がすまないと言うように、胸全体を舐め続けるのだから。

憧「い…くぅっ♪」

しかし、それは決してあたしの乳首に近寄る事はなかった。
まるでそこは既に先約がいるとばかりに外れ、逃げていくのである。
代わりにあたしの乳首に触れている手は、その動きをドンドンと変えていく。
指の間で転がすものから爪の先で乳輪をなぞるものへ、そして爪で小刻みに乳首を弾くものへ。
そして… ――

憧「ひ…ぃぃっ♪♪」

瞬間、あたしの口から悲鳴のような声が漏れたのは、あたしの乳首が京太郎の手に引っ張りあげられたからだろう。
今までの愛撫とは違い、痛みを与える事も構わないと言うようなその激しいそれに頭の奥が白く明滅する。
快感の電流に合わせてチカチカと反応するそれはきっと絶頂の予兆なのだろう。

憧「(嘘…嘘嘘嘘嘘ぉ…っ♪)」

それを頭の何処かで理解しながら、あたしが中々、認められないのはこれがあまりにも激しすぎるからだろう。
乳首を摘みながら、おっぱいを限界一杯まで上へと引っ張り上げるそれは普通なら痛くて仕方がないはずなのだ。
さっきおっぱいを掴んだ手とは違い、乳首を押しつぶすほどに京太郎の指には強い力が込められているのだから。
まるで玩具か何かのように女の身体を弄ぶ最低の行為と言っても良いくらいである。
少なくとも愛撫には決してなっていない…なっているだなんて認められないそれでイくなんてあり得るはずがない。

憧「ん…きゅぅ…♪♪」

そんなあたしの祈りが通じたのか、あたしの身体が絶頂する事はなかった。
もう意識はチカチカして今すぐにイッてもおかしくないのに、身体がその手前で踏みとどまってくれる。
手が届きそうな先にオルガズムがあるものの、その前に高い壁があるように決して届かないのだ。
それにあたしは胸中で安堵の声を漏らして… ――

憧「(な…んで…ぇ…♪)」

その安堵が数秒後には疑問と困惑、そして何より…欲求不満へと変わった。
だって、その間、あたしの身体は決してイく事なく…快感が霧散し続けるのだから。
気持ち良いはずなのにそれがあっさりと何処かへと消えていくその感覚は…正直、とても辛い。
狭いところに押し込められた鬱屈からもう少しで解放されるはずなのにそれが敵わないもどかしさとでも言おうか。

憧「(こんなに気持ち良いのにぃっ♪♪もう…我慢なんてしてないのにぃぃ♪)」

そのもどかしさにあたしの心はあっという間に折れてしまった。
我慢なんてほんの数秒で砕かれ、身体が絶頂を求め始める。
しかし、どれだけ身体がオルガズムを求めても、快感の行き着く場所は何処にもない。
まるで快感そのものが迷子になり、感覚が迷走するようなそれに、あたしの身体がバラバラになっていくのを感じる。

憧「(辛い…ぃっ♪辛いよぉ…♪こんなの…辛くて…やだぁぁ…ぁっ♪♪)」

それでいて、あたしの身体をイく寸前まで追い詰めた気持良さは決して弱まる事はない。
あたしの口から悲鳴のような声を漏らさせたほどの激しさと快感は依然、健在なのだ。
それが踊るようにあたしの中で暴れまわる感覚は辛いという言葉以外に出てこない。
快感であるはずなのに、その気持ち良さを感じる余裕がないくらい…あたしは追い詰められていた。

憧「ふぁぁ…あぁ…っ♪」

さらに数秒後、京太郎があたしの乳首を離した時にはもう歯の根を合わせる事なんて出来なかった。
半開きになった唇からは不満気な吐息が漏れ、全身が欲求不満に戦慄く。
しかし、それでも身体はアクメへと向かう事はなく、手前で足踏みを続けていた。

京太郎「どうした?イけなかったのか?」
憧「ぅ…♪」

それに身体だけではなく、心までも疼くのを感じるあたしの前で、京太郎が意地悪い笑みを浮かべる。
まるであたしの変調を全て把握しているようなそれに心が疑問と困惑を強めた。
しかし、それ以上に膨れ上がった欲求不満が思考を阻害し、上手くそれを言葉にする事が出来ない。
結果、あたしは彼の前でモジモジと身動ぎするだけで、返事一つする事も敵わなかった。

京太郎「辛いよな、イけないのってさ」
憧「きゅぅっ♪♪」

しかし、京太郎にとってはそれで構わなかったのだろう。
あたしの返事を待つ事もなく、京太郎の手がそっとあたしのおっぱいを撫でた。
それは最初のものと比べても弱々しいソフトタッチである。
しかし、それでも絶頂前の敏感な状態で放置され続けているあたしにとって声を漏らすほど気持ち良い。
ゾクゾクが背中を駆け抜け、下手をすればそれだけでイきそうになってしまう。

京太郎「でも、俺にイかせて下さいってオネダリしたら思いっきりイけるかもしれないぞ」
憧「ふー…っ♪ふ…っー…♪♪」

京太郎の言葉にあたしの心がクラリと揺れる。
このギリギリのところでずっと止められている感覚がなくなるのならば、オネダリだってしても良いんじゃないだろうか。
そんな弱音があたしの頭の中に浮かび、心の中を揺らしていた。
しかし、それが水泡のようにすぐに弾けるのは、あたしが未だ自分というものを堅持しているからだろう。
確かにこの状態は何とかして欲しいけれど、その為にプライドまで売り渡すほどあたしは追い詰められてはいない。

京太郎「ま、この程度じゃ憧がオネダリするはずはないよな」

未だ反抗心と言うもの残すあたしに京太郎が気づいたのか、或いは最初からそのつもりだったのか。
あたしの手からそっと手を離した彼は、そうやって一人で結論付ける。
その瞬間、京太郎との繋がりが絶たれた事にもの寂しさを感じる身体を叱咤しながら、あたしはギュッと唇を結んだ。
勿論、そうやって口を閉じたところで大した抵抗にもならない事は、あたしはもう嫌というほど知っている。
しかし、心はともかく…欲求不満に染まった身体は気を抜けば今にもオネダリを始めかねない有り様だったのだ。

憧「(それだけは…避けないと…)」

こうして京太郎の愛撫に耐え続けても、勝算なんて何処にもない。
どれだけ耐えても縄を解く方法も見つからない以上、いずれは負けてしまうのだろう。
しかし、例えそうだとしても簡単に京太郎へと膝を屈するほど新子憧というのは弱い女ではない。
あたしの中にはまだ彼に対する怒りは残っているし、決して京太郎を許した訳でも、この状況を受け入れた訳でもないのだから。

京太郎「だから…ちょっとここからはハードに行くぞ」
憧「ふぇ…?」

そんなあたしの心を粉々に砕いたのは、目の前に晒された十手のような器具が原因だった。
なだらかな曲線を描くそれは表面に幾つものイボイボを生えさせ、その先端が丸く膨らんでいる。
薄紫の表面が透けているその内部には見るからに機械的な構造が見え、それが駆動する事をあたしに教えた。
勿論、あたしはそれがどういう風に動くのかは分からないけれど…でも、それがどういった意図に使われるのかくらい知っている。

憧「そ…それ…」
京太郎「あぁ、バイブって奴だな」
憧「~~っ!!」

もしかしたらあたしの勘違いではないだろうか。
そう思って口にしたあたしの言葉に京太郎は無慈悲な言葉をくれる。
しかし、それだけでも飽き足らないのか、京太郎はそっとその器具 ―― バイブをあたしの肌へと触れさせた。
瞬間、冷たい器具の感触が突き刺さるのを感じたあたしは、ゾワリと鳥肌を浮かばせる。
今までのように快感混じりのそれではなく、怖気を強く浮かばせるその反応。
それはきっとあたしがバイブを京太郎がどう使うのか大まかな予想がついているからだろう。

京太郎「これを今から憧の中に入れるからな」
憧「ま…ま、待って…!」

その予想を裏付けるような京太郎の言葉。
さっき以上に無慈悲な意味を持つそれに、あたしは思わず静止の言葉を放つ。
しかし、バイブを握った京太郎の手は止まってはくれない。
その冷たい感触をあたしへと慣れさせるようにゆっくりとお腹の方へ…太ももの方へと降りていく。

憧「あ…あたし初めてだから…!ほ、本当に…初めてなの…!」

確かに…あたしは中学の頃、レイプをされるところだった。
しかし、それはギリギリのところで京太郎に助けてもらい、貞操に傷がつく事はなかったのである。
その後、あたしは京太郎とべったりで他の男子との交流なんて殆どなく、彼以外に心を許した誰かもいない。
未だに京太郎がいなければバスや電車に乗る事も出来ないのだから、京太郎だってそれを理解してくれているはずだろう。
しかし、それでも思わずそうやって訴えかけるほどに、その未来は恐ろしいものだった。

京太郎「大丈夫だ」
憧「ほ…ホント…?」

お陰で京太郎は何とか思いとどまってくれたらしい。
その器具を太ももの間に這わせながらも、あたしに安堵する言葉をくれる。
それに涙が浮かびそうになるのは、やっぱり初めては京太郎が良いと思っているからだろう。
例えこんな滅茶苦茶なやり方をされても、あたしは未だ彼の事を愛しているのだ。
どうせ初めてを奪われるのであれば、こんな冷たいバイブなどではなく、京太郎のお…お…オチンチンであって欲しい。
この状況でもそう思うくらいに、あたしにとって彼は大きな存在なのだ。

京太郎「あぁ。だって…憧の初めてはもうとっくの昔に俺が貰ってるからな」
憧「え…?え…?」

そんなあたしにとって彼の言葉は到底、信じられるものではなかった。
それも当然だろう。
何せ、あたしには彼とそんな事をした記憶なんてまったくないのだから。
キスすら状況によっては出来ないあたしにそんな経験なんてあるはずがない。
お酒だって意識を失うほど飲んだ記憶もないし…一体、彼は何の事を言っているのだろうか。
その疑問に半ば思考を停止したあたしに向けて、バイブの切っ先が合わさり… ――

憧「んひぃぃぃぃぃっ♪♪」

ジュブリと粘ついた水音が絡む音が聞こえた瞬間、あたしはその疑問さえも投げ捨てた。
その代わりに頭の中を支配していたのは思考を埋め尽くすような強烈な快感である。
けれど…ビリビリと体中に走る快感を感じながらも、あたしはそれを信じる事が出来ない。
確かにあたしはあそこを十二分に濡らして、準備出来ていたとは言え、あたしはそこに異物を受け入れた経験なんてないんだから。

憧「い…ん…ぅぅぅう♪♪」

そう。
記憶の何処を探しても…それを覆すものなんて見つからない。
しかし、そんなあたしの思考を否定するように、快感が強くなっていく。
女を感じさせる為のやらしい形をした器具がゴリゴリって中を擦る度に声が漏れてしまうくらいに。
そこには勿論、苦痛の色なんてまったくなく…ありえないはずの快感と合わせてあたしの困惑を強くする。

京太郎「どうだ?これ気持ち良いだろ」
憧「は…ぁ…ぁっ♪」

そんなあたしに気遣ってくれる様子もなく、奥までバイブを入れた京太郎がそう尋ねてくる。
意地悪なそれに怒りをぶつけてやりたいものの、あたしの口からが言葉が出てこない。
漏れ出るのは艶混じりの嬌声と、この快感をどうにかしようとする熱い吐息だけ。
しかし、それでも身体の奥まで支配した圧迫感や快感は止まらず、あたしの身体が小刻みに震える。

京太郎「憧はこれお気に入りだもんな」
憧「ひあ…あぁっ♪♪」

だけど、京太郎はそんなあたしに容赦をするつもりはないらしい。
奥まで挿入れたバイブをグリグリと動かし、あたしの中を刺激する。
まるで中を左右に押し広げようとするようなそれにビリリと快感が脳を突き刺した。
胸を愛撫されるそれよりも遥かに強く激しい快楽にあたしの思考は一気にそちらへと傾いていく。

憧「ど…して…ぇ♥」
京太郎「ん?」
憧「どう…して…♪♪こんなぁ…♥気持ち…良…ぃ…っ♪♪」

それでもあたしがそうやって疑問を口にしたのは、それがあまりにもありえないものだからだ。
激しければ激しいだけ、気持ち良ければ気持ち良いだけ、現実味があれば現実味があるだけ違和感が大きくなっていくくらいに。
まるで自分の身体が自分のものでないようなその感覚は、今にも達してしまいそうな快楽の中でも決して無視出来るものじゃない。

京太郎「それはだな…憧が覚えていないだけで身体はもう俺のものになってるからだよ」
憧「ふぁ…あぁっ♥♥」

そう言いながら京太郎があたしの首の周りへとキスを落とす。
縄で縛られた身体を慈しむようなその愛撫にあたしの口から甘い声が漏れてしまう。
さっきのような嬌声ではなく、愛される心地よさに漏れ出てしまう陶酔の声。
しかし、その一方でさっきの焼き直しのような彼の言葉はあたしの困惑を強めるだけだった。

京太郎「催眠術って知ってるか?憧はずっとそれに掛かっていたんだよ」
憧「そ…んな…オカルト…ぉ♪♪」

ありえるはずがない。
そう反射的に出てくるくらい…続く彼の言葉は滅茶苦茶なものだった。
確かに…フィクションではそういった催眠術でエッチな事をする漫画もあるだろう。
だけど、それはあくまでもフィクションの世界で、決して現実ではない。
そんな事があるのは京太郎が隠し持っていたエッチな本だけだ。

京太郎「じゃあ、バイブ突っ込まれてこんなにも感じてるのはどう説明するんだ?」
憧「ひぐぅぅっ♪♪」

その言葉と共に京太郎の手がジュルジュルとバイブを引き出す。
まるであたしが濡れている事をはっきりと自覚させるように、わざと音を立てながら。
幾ら認めまいとしても、決して幻聴にはならないそれにあたしの頬に浮かぶ朱色が強くなった。
けれど、あたしにはもうそれが羞恥によるものか、快感によるものか判断がつかない。
バイブによる刺激はその2つの境界線を曖昧にするくらいに気持ち良く…あたしの身体を追い詰める。

憧「さい…てぇ…っ♪京太郎…最低…だよ…ぉっ♪」

しかし、それでもあたしはそうやって京太郎を責めるのを止められない。
勿論、催眠術がどうとかそういうのを信じた訳ではないけれど…それが本当なら京太郎は今まであたしを裏切っていた事になる。
表ではあたしに優しくしながら、裏ではあたしの意思も無視してこんな事をやり続けてきたのだから。
そうしなければあたしみたいな面倒な女にこんなに長い間、付き合えないという事も分かるけど…だからってそれは酷すぎる。
京太郎なら…そんな酷い事はしないって思ってたのに…信じてたのに…あんまりだ。

京太郎「そうだな。俺は最低のクズ野郎だ」

そんなあたしの言葉を京太郎は肯定する。
そこには開き直りの感情はなく、自己嫌悪と自嘲を滲ませていた。
少なくとも今の自分が最低であるという自覚は京太郎自身にはあるらしい。
いや、それどころか彼自身もこうしている事で傷ついているのかもしれなかった。

憧「(…どうして…なのよ…)」

勿論、京太郎に言いたい事は一杯ある。
傷ついているのはこっちだとか、自己嫌悪するくらいならこの縄を解いて欲しいとか色々。
けれど、その中で真っ先に浮かんできたのは…苛立ちだった。
それもこうして無理矢理犯されそうになっている事に対してではなく、そうしなければいけなくなるまで抑えこんでいた事に対しての。

憧「(…あたしがもっと…もっと気を配ってあげられたら…)」

さっきの表情を見て気づいた。
彼は未だ私の知っているままの須賀京太郎である。
優しくて格好つけでヘタレで鈍感で…そしてあたしが大好きな恋人のままだ。
そんな彼をこうまで追い込んだのは他でもないあたし自身だろう。
あたしがもっと彼とのスキンシップを受け入れてあげられたら、もっと気をつけてあげられていたら。
そんな『もしかして』が浮かぶ自分に対する怒りは彼に対するものよりも何倍も強かった。

京太郎「だけど…快感だけは認めた方が良いぞ。そうじゃないと辛いだけだからな」
憧「い、いきなり…そんな…事ぉ…♥♥」

お陰であたしは快楽に興じる事なんて出来ない。
疑問に対する答えこそあったものの、それは決して信じられるようなものではないのだから。
正直、納得なんて欠片も出来ていないし…まだまだ言いたい事も聞きたい事も沢山ある。
何より…自分自身に対する怒りは収まらず、申し訳なさと自己嫌悪の感情がグルグルと胸中を渦巻いていた。

京太郎「安心しろよ、そんな事すぐ気にならないようにしてやるからさ」
憧「きゅぅぅぅっ♪♪」

けれど、京太郎はそんなあたしに対して容赦するつもりはないらしい。
あたしの言葉を遮るように言いながら、再びバイブを中へと挿入してくる。
勿論、わざわざ音を立てるようにしながらのそれに、あたしの言葉が嬌声に遮られてしまった。
そんなあたしをにやついた笑みで見つめながら、京太郎はそっと股間の縄を移動させる。

憧「は…あぁぁ…ん…っ♪」

そのままバイブが途中で抜けたりしないようにしっかりと縄で固定されてしまう。
お陰で硬い感覚が奥へと押し付けられるのをはっきりと感じ、圧迫感をより強く意識してしまった。
それを何とか処理しようと長く息を吐くあたしに京太郎の手がそっと伸びる。
一直線にあたしの乳房を掴んだその手は再び遠慮無くそこを揉みしだき、ジワジワと快感を摺りこんできた。

憧「(で…も…ぉ♪どうして…ぇ♥)」

それは間違いなく気持ち良いものだった。
さっき感じた快感とまったく変わっていない、いや、下手をすればより強く感じているくらいなのだから。
しかし、それでもあたしの心に欲求不満が浮かぶのが止まらない
まるでそんな事をするよりもバイブを動かして欲しいと言わんばかりに、もどかしい感覚が強くなっていく。

憧「(大丈夫…ぅ♪乳首…乳首さえ…触ってもらえれば…きっと…ぉ♪♪)」

けれど、そのもどかしさをどうにかする為にオネダリなんて絶対にしたくない。
幾ら催眠術で身体がおかしくされているとは言え、あたしの羞恥心は消えた訳じゃないんだから。
もう意識は快感に抗えないけれど…それでも決してまだ負けた訳でもない。
そう思うあたしにとって、ピンと張った乳首は希望の証であり、期待の対象であった。

憧「ひゃん…ぅっ♪」

そんなあたしの乳首に京太郎の手が触れる。
左右からコリコリと摘むそれはやっぱりおっぱいのそれとは比べ物にならないほど気持ち良い。
ゾクゾクとした快感が背筋から脳へと這い上がってくるのをはっきりと感じるくらいに。
しかし…肝心なもどかしさは…消える事はなく、あたしの希望を粉々に打ち砕く。

憧「(あぁぁ…♪さっきは…あんなに気持ち良かった…のにぃぃ…♪♪)」

勿論、そのまま簡単にイッてしまいそうな気持良さは今も色褪せてはいない。
だけど…アソコから感じる快楽はもっと強く、そして激しいものだった。
嫌と拒む気持ち毎絶頂へと突き上げるような嗜虐的で強制的なものには到底、及ばない。
寧ろ、それが気持ち良い分、アソコがキュンと締り、奥まで埋め尽くしたバイブを締め付けてしまう。
お陰で未だ微動だにしないその性具を意識してしまい、もどかしさが強くなる。
それに絶望感めいた落胆を感じたあたしの心がブルブルと震え、どうして良いかわからなくなった。

京太郎「どうした?腰動いてるぞ?」
憧「はあ…ぅぅ…♪♪」

けれど、身体の方はもうどうするべきか分かっているのだろう。
にやついた京太郎の言葉通り、あたしの腰はピクピクと動き始めていた。
縄で縛られながらも必死にオスを誘おうとするようなそれはいっそ滑稽ですらある。
しかし、その滑稽な仕草をしているのが自分だと思うと笑う事なんて出来はしない。

京太郎「下の方も動かして欲しいのか?」
憧「そ…れはぁ…♪」

きっとここで頷けば京太郎はあたしの事を気持ち良くしてくれるんだろう。
意地悪ではあるけれど、彼は今まであたしが望んだものはちゃんとくれているんだから。
恥も外聞も投げ捨てて…オネダリすれば、このもどかしさからも開放してくれる。
そんな言葉がもう否定出来ないくらいにあたしの心を埋め尽くしていく。

京太郎「大丈夫。憧がおかしくなってるのは俺の所為なんだからさ。何を言っても幻滅なんてしないって」
憧「あ…あぁぁ…っ♥♥」

その最悪のタイミングで京太郎があたしに言い訳の言葉をくれる。
何もかもを京太郎へと、催眠術だからと押し付けても良いんだと許す言葉にあたしの口から震える声が漏れた。
声帯までをブルブルと震えさせるそれは一体、何から来ているのかあたしにはもう分からない。
期待…快感…解放感…或いはその全部か。
どちらにせよ、あたしにとって確かなのはもう快楽に没した意識を引き上げる事なんて出来ないという事。

憧「動かして…ぇ♪バイブ…動かして…欲しいの…ぉ♪♪」

―― 瞬間、バキリと何かが砕けたのはきっと気のせいではないのだろう。

あたしはこの瞬間、快感に負けてしまったのだ。
気持ち良さに負けて…超えてはいけない一戦を超えてしまったのである。
例え、そこに京太郎の所為だという言い訳があっても、それは決して否定出来るものではない。
どれだけ違うと声高に叫んでも、あたしの心が、意識が、それをもう認めてしまっているのだから。

京太郎「…良い子だ」
憧「ん…っ♥」

そして、そんなあたしを京太郎が褒めてくれる。
どうあっても否定出来ない敗北感と負けてしまった自分への情けなさを包み込みように優しく。
けれど、それは決して耳を傾けてはいけない悪魔の誘惑のようなものだ。
それはダメなあたしを肯定しながらも、永遠と続く堕落の中へと引きずり込もうとしているのだから。

憧「(だ…けど…♪あたし…ぃ♥)」

しかし…そうだと分かっていてもその言葉を拒む事はどうしても出来ない。
打ちのめされるあたしに…足を踏み外したあたしに縋れるものなんてそれしかないのだから。
彼が…恋人が…京太郎が、それを求めて、望んでくれている。
だから、これで良かったのだと言う言い訳が脳裏に浮かび、自己嫌悪で満たされていた心の中で自己正当化が進んでいった。
そして、それが快感に対する抵抗までも引き下げ、意識が再び快楽へと沈んでいくのが分かる。

京太郎「じゃ、今から凄いのやるから…さ」
憧「あ…あぁ…あぁぁぁあっっ♪♪」

そんなあたしをさらに快楽へと引きずり落とそうとするように京太郎の手が下腹部へと伸びる。
それに期待の声を漏らしながら、快感を心待ちにするあたしに今までにない快感が襲いかかった。
カチッと言う音と共にお腹の中で何かが動き出し、敏感な部分をゴリゴリと擦られる感覚。
京太郎によって敏感にされたらしいそこはそんな暴力的な感覚でさえも快楽へと変えて、身体中を震わせる。

京太郎「これ動き凄いだろ?何時もならこれですぐにイッてしまうくらいなんだぞ」

京太郎の言葉は決して嘘ではなかった。
あたしの中を貫くような快楽はもう乳首のそれとは比べ物にならないほど激しい。
女の弱い部分を刺激する為に生まれた器具は伊達ではないのだろう。
グイングインと音を立てて動く度にあたしの頭の中が真っ白になり、爪先まで快感で満たされた。

憧「(そう…それくらい…気持ち良い…はずなのにぃっ♪♪)」

思わず四肢を強張らせるほどに激しくも気持ち良い波。
けれど、それは一定の高さで弾かれてしまい、それ以上に高まる事は決してない。
さっきと同じように絶頂の手前で弾かれ、今にもイきそうな身体にストップが掛かってしまう。
再びあたしの前に立ちふさがるその欲求不満に心が悲鳴をあげた。

憧「ひ…ぃぃぃいいっ♪♪」

それに呼応するようにあたしの口から悲鳴のような声が漏れる。
けれど、どれだけ艶混じりの声をあげても、身体が最後の一歩を踏み出す事はない。
後ほんの少しだけでも前へと進んでくれたら…意識も身体もふわりと浮き上がるはずなのに。
まるで身体が地面へと縛り付けられたかのように、そこから先へはイけないまま。

憧「なんで…っ♥なん…でぇぇっ♪♪」

それが京太郎の手によるものだという事は、言われずとも分かっていた。
こんなおかしい事、京太郎の催眠術でもなければありえないんだから。
催眠術に詳しくないから確かな事は言えないけれど、感度をあげる事が出来るならその逆が出来てもおかしくはない。

憧「ひど…ぉっ♪♪酷い…よぉぉっ♪♪」

けれど、それはあんまりにも酷い仕打ちだ。
あたしの事をこんなに気持ち良くなれるようにしておいて…絶頂だけは取り上げるんだから。
そのもどかしさは最早、快感が苦痛へと感じられるほどに強く、そして激しい。
快楽に負けないほどに大きくなったそれにあたしは子どものように首を振って、原因であろう彼を詰った。

京太郎「でも、これくらいしないと…憧は堕ちてくれないだろ?」
京太郎「どれだけ俺の事嫌いでも…俺から離れられないような…メス奴隷にさ」
憧「っ~~~っ♥」

瞬間、耳元で囁かれる声にあたしの全身が鳥肌を浮かべる。
ゾクゾクしたそれは怖気か或いは期待なのか、もうあたしには分からない。
そんな判別すら出来ないくらいにあたしの中は快楽と欲求不満に埋め尽くされているのだから。
何より、身体の中で真っ向から対立し、火花を散らすようにぶつかるその2つに比べれば、怖気も期待もそう変わらない。
少なくともあたしにとってその差異が分からないくらいにそれは小さく、快楽にも欲求不満にも加担するものではなかったのだから。

京太郎「だから、奴隷らしくイきたいってオネダリしてくれれば、すぐにでもイけるぞ」
憧「オネ…ダリ……ぃぃ…♪♪」

しかし、次いで齎された言葉は、あたしの中の情勢を大きく書き換えるものだった。
あたしのこの欲求不満を晴らす為に京太郎が用意したであろう恐らく唯一にして絶対の方法。
乳首でイきそうになっていた時にも口にしていた訳だし…恐らくそれが嘘だという事はないだろう。
きっとオネダリすれば、あたしはこの辛く苦しい快楽地獄から開放されるはずだ。
そう思うと今すぐにでもそれを口にしたくて堪らなくなるけれど…でも… ――

憧「(メス奴隷って…そんな…の…ぉ)」

この期に及んでも…あたしは彼の事を未だ愛していた。
こうして彼が暴挙に出た理由を知った今、京太郎に対して申し訳なく思っているくらいである。
そんなあたしにとって…彼の言葉は恋人という唯一無二の座から転落させるもの以外の何者でもなかった。
これが妻であれば、恋人であれば、あたしは躊躇なく彼に対してオネダリをしていただろう。
しかし、奴隷にしたいと言われて簡単に従えるほど、あたしは京太郎に失望している訳ではないのだ。

京太郎「ま…今のままじゃまだ足りないよな」
憧「いぐぅぅぅぅう゛うぅぅうっ♪♪」

そうやって逡巡している間に京太郎の手が再びあたしへとそっと伸びる。
そのままおっぱいを右手で乳首を摘み、左手でバイブを弄り始めた。
まるで乳首を押しつぶすような強い力の入った右手も、グリングリンと動くバイブの軸を変える左手も…どっちも気持ち良い。
バイブの機械的な刺激とは違い、さらにランダム性の加わったそれにあたしの身体はビクビクと跳ね、獣のような叫び声が漏れる。

京太郎「幾ら我慢しても無駄だぞ。俺はもう…止まる気なんてないからさ」

そんなあたしに突きつけるような言葉は、決して嘘ではないのだろう。
そもそもあたしを今、最も責め立てているのは京太郎の指ではなく、動き続けるバイブなのだ。
電池からエネルギーを得て動くその器具は疲れる事なんて殆どない。
電池が切れるまでの気が遠くなる間、あたしの事を責め立て続けるだろう。

憧「(何より…京太郎…には…もぉ…後が…ない…)」

半ば婚約者同然だったあたしを縛り上げ、こうして無理矢理オネダリさせようとしているのだ。
これまでの関係そのものを作り変えようとするその行為は、京太郎が強い覚悟を固めている証だろう。
ここで失敗してしまったら犯罪者として刑務所送りになってもおかしくないくらいなのだから。
並大抵の覚悟でこんな事をするはずなんてない。

京太郎「それに…必死になって我慢する憧が可愛くて…」
憧「んあああぁぁぁっ♪♪」

カチリという音がしたと思った瞬間、バイブの動きが激しくなる。
あたしの中でさらに暴れまわろうとする機械に耐え切れなかったのだろう。
縛られているはずの腰がガクガクと揺れるように痙攣を始めていた。
今にも壊れてしまいそうなそれに、しかし、京太郎は興奮した視線を向けるだけで…バイブを止めてもくれない。

憧「止め…っ♪♪止めてぇぇっ♪これ…これ無理…ぃっ♪♪無理だからぁぁっ♥」

そんな彼に対してバイブを止めるように求めるのは、それがあまりにも気持ち良すぎるからだ。
ただでさえ女の弱い部分を刺激する動きが、1.5倍近く早くなっているのだから。
最初の段階でも辛かったあたしにとって、今のこれは拷問にも近い。
正直、子どものように泣きだしてしまいそうなくらいに気持ち良くも苦しい感覚だった。

京太郎「でも、気持ち良いんだろ?」
憧「良い…のおぉっ♥良いけど…良すぎるのぉっ♪♪」

意地悪く尋ねる京太郎に応える声はもう羞恥なんて欠片もなかった。
快感を素直に伝えるのが恥ずかしいなんて今更思っている余裕なんてあたしにはないのだから。
この地獄めいた快楽から今すぐ逃れたいという気持ちで一杯で、他の事なんて考えられない。

京太郎「じゃあ、イかせて下さいってそう言えば…何もかも解決じゃないか」
憧「でも…ぉっ♥でも…ぉぉっ♪♪」

それでもその一線だけはどうしても譲れない。
あたしはどうしても京太郎にとっての恋人であり続けたいのだ。
こんなになるまで彼を追い詰めたあたしにはそんな資格なんてないのかもしれないけど…それでも。
好きな人とごくごく普通に、そして幸せに結ばれたいという気持ちはこの極限状態でもなくならなかった。

京太郎「じゃあ、我慢しろよ。大丈夫。ちゃんと壊れるまで面倒見てやるからさ」

けれど、京太郎はそんなあたしの心の機微をまったく感じ取ってくれないらしい。
その顔を嗜虐的に歪ませながら、あたしに残酷な言葉をくれる。
明確にあたしを壊すと言い切るそれに心がビキリとひび割れるのを感じた。
それは恐らく彼の宣言通り、あたしが壊れつつある証拠なのだろう。

憧「ひう…ぅぅぅんっ♥」

それに薄ら寒いものを感じながらも、あたしにはもう抗う術なんてなかった。
身体は縛られ、心も抗えず、そして頭でも快楽を求めているんだから。
持久戦をしようにもそれは何時間…いや、下手をすれば何十時間も掛けてようやく勝利出来るか出来ないかの果てしないものだ。
最早、八方塞がりで…何処にも逃げる道はなく、後はただ…ズルズルと堕とされていくだけ。

憧「(だったら…だったら…良い…よね…)」

どうせ勝てる見込みのない戦いなのだ。
それなら…早めに降参してしまった方が良い。
自分から堕ちてしまえば…まだ壊れ方も少なくて済むかもしれないのだから。
そう…これは決して負けるんじゃなくて…自分を護る為に…仕方なくするだけ… ――

憧「…お…ねが…い…ぃっ♥」
京太郎「ん?」

それが言い訳である事に、あたしだって気づいていた。
ただの諦観で、逃避で、自己正当化である事だって分かっていたのである。
しかし、それでいても尚…あたしはその言葉を止める事が出来なかった。
もう既に何十回 ―― 下手をすれば何百回とオルガズムを奪われたあたしにはもう他の道なんてなかったのである。

憧「イか…せて…っ♪イかせて…ぇぇっ♪♪もう辛いのっ♪苦しいのぉっ♪イきたくて…死んじゃいそうだから…っ♥だからぁぁぁっ♥♥」

そんなあたしから漏れるのはオネダリを超えて、最早、懇願に近いものだった。
半ば泣き言に近いものも混じりつつあるそれにあたしの心のひび割れがさらに広がっていく。
それは勿論…ダメだと分かりつつも快楽に負けて、また一歩自分から堕ちてしまったからだろう。
けれど、最早、それに対する忌避感はあたしの中にはなかった。
それよりもこれから来るであろうオルガズムへの期待に胸を震わせていたのである。

京太郎「良いぞ」
憧「ひ…ぃぃっ♪♪」

―― そこでゾクンと肌が震えた瞬間、あたしは一つ後悔をした

京太郎の許しの言葉が出た瞬間、あたしの中で蛇口がひねられたように快感が流れ出ていく。
今までのように行き場を失ったそれらが霧散するのではなく、一直線に一つの方向へと向かう感覚。
待ち望んでいたそれに解放感を得る一方で、あたしの中がジュンと熱く蕩けていくのだ。
今まであたしの身体の内に溜め込んでいた快楽を全て熱へと変換するようなそれは…きっとただの余波なのだろう。

憧「あ…あ…あぁ…あぁぁっ♪♪」

まだ絶頂は来ていない。
許しを得た身体はまるで戸惑っているかのように数秒ほどの反応の遅れを見せているのだから。
しかし、その僅かな遅れの間に、あたしのお腹の奥で圧がドンドンと高まっていく。
これからあたしが至るであろう絶頂の激しさを否応なく感じさせるそれに…あたしは歓喜と怯えを混じらせた声を漏らした。
けれど、その間もあたしの中でオルガズムを迎える準備は進み、行き場のなかった快楽が全て熱へと変わった瞬間 ――

憧「~~~~~~~~っっっっ♥♥♥」

―― 死んじゃうんじゃないかと…そう思うほどの快楽があたしの中を駆け抜ける。

まるで雷の打たれたような莫大な快楽の量に、全身が震えるのが分かる。
ガクガクと悶え苦しむような身体の反応とは裏腹に、あたしの中にあるのは津波のような快楽だった。
さっきのようなもどかしさ混じりのそれではなく楔から解放された…本当のオルガズム。
心も身体も何もかもを飲み込むようなその気持ち良さに意識が塗り替えられていくのを感じるくらいにそれは気持ち良い。

憧「(う…ぁあぁっ♪♪クる…ぅぅっ♥♥またクる…っ♪キちゃうよぉぉ…っ♥♥)」

しかも、そのオルガズムはただ気持ち良いだけじゃない。
あたしの中を反射するようにして跳ね返り、身体の中で暴れまわっているんだから。
いっそ嗜虐的と言っても良いその快楽の激しさは不慣れなあたしが一瞬、声を失ってしまったくらいである。
正直、あたしの中に激しくて気持ち良いものがあるなんて想像すらしていなかったくらいに…あたしは今、悶え…そして善がっていた。

憧「んぐぅううぅぅぅぅぅぅうぅうぅ♪♪♪」

そうやって声が出せるようになった頃には、あたしの口からはケダモノのような声だけが漏れる。
いっそ叫び声と言っても良いその声には理性なんて欠片もなかった。
それはただ神経を削るような激しいオルガズムを少しでも処理しようとする生理的反応に過ぎないんだろう。
しかし、どれだけ声をあげてもあたしの中の快楽…ううん、悦楽は収まらず、寧ろ、膨れ上がっていった。

憧「やぁ…っ♪♪あ゛ぁぁぁっっ♥♥」

それは勿論、あたしの中で未だ動き続けるバイブの存在も大きいんだろう。
あたしがイッたのも関係なく機械的に責め続けるそれに快楽という種火がお腹の奥へと注ぎ込まれてしまうのだ。
結果、オルガズムを迎えて敏感になった身体は、それを貪るようにして熱へと変え、あたしの中で再び絶頂の準備を始める。
イッた後からさらにイかされてしまうそれにあたしが恐怖を感じた頃にはもう二度目のアクメはすぐそこまで来ていた。

憧「ひぃあ…っ♪あぁぁっ♥♥んい゛ぃぃぃっ♪♪♪」

そうしてあたしに訪れる二度目の絶頂は、さっきほどの衝撃をあたしに与えなかった。
しかし、身体がバラバラになって壊れてしまうんじゃないかと言うほどのショックはない分、最初よりもさらに気持ち良い。
勿論、欲求不満が一気に充足へと変わる解放感はないし、心地良さという面では最初のそれに劣っているのだろう。
だが、そんなの気にならないくらいに二度目のそれはあたしに強い悦楽を行き渡らせ、ピンと張った全身の神経を酷使した。

京太郎「あぁ…やっぱり憧のアクメ顔は最高だな…ホント、綺麗だ…」

そんなあたしの顔を見ながら、京太郎はそっとあたしの頬に手を当てる。
そこであたしはようやく自分が涙を流すくらいに善がっている事に気づいた。
気持ち良すぎて自分でも意識していなかったそれを京太郎はゆっくりと撫でて拭ってくれる。
それに自分の中で愛しさが深まるのを感じながら、あたしは三度目の絶頂を迎えた。

京太郎「どうだ?イくのってとても気持ち良いだろう?」

そう尋ねる京太郎にあたしは応える言葉をもたない。
勿論、気持ち良いし、我慢していた甲斐はあるけれど、でも、あたしの口はもうその悦楽に支配されているんだから。
最早、嬌声をあげる場所になりさがったそこは言葉を紡ぐ余裕なんてまったくなく、また脳も悦楽に満たされている。
それ以外の事なんて処理出来ないくらい埋め尽くされた頭は彼が言っている言葉を理解していても、それに対する反応が思いつかないくらいに蕩けていた。

京太郎「でも…そろそろイくの止めようか」
憧「ふぇ…えぇ…っ♪♪」

けれど、それほどまでに気持ち良い感覚が、一瞬で止められてしまう。
京太郎の言葉一つでピタリとオルガズムが止まり、もうすぐ来るはずだった四度目が霧散していった。
ふわりと虚空に消えていくそれにあたしはもどかしさよりも先に困惑を覚える。
しかし、三度目の余韻が少しずつ薄れ、再び悦楽から快楽へと切り替わっていく中で欲求不満がどんどん大きくなっていった。

憧「なんでぇぇっ♪♪イか…イかせてぇぇっ♥♥イかせてよぉぉっ♪♪♪」

その感情をそのまま言葉にするあたしにはもう自分を取り繕う余裕なんてない。
一時は死の恐怖すら感じたアクメを求め、恥も外聞もなく懇願している。
そんな自分が滑稽だという感情すら浮かばないくらいに、あたしはもう悦楽に溺れきっていた。

憧「あんなイき方させといてっっ♪♪あんなに気持ち良いの教えて、急になしなんてやだぁっ♪♪やだよぉぉ…ぉっ♥」

だって…それはあんまりにも気持ち良すぎたのだ。
あたしが完全に自分というものすら見失ってしまい、軽い幼児帰りすら起こすくらいに。
他の事なんてどうでも良いからまた欲しいと、そう思わせられてしまうくらいに。
それを拒もうとしていた自分なんて、一瞬で忘れてしまうくらいに。
それは暴力的で、甘美で、気持ち良くて…あたしの大事な部分を歪ませてしまったのだ。

京太郎「おいおい、忘れてないか?憧は俺の奴隷なんだぞ」
憧「どれ…ぇ…っ♥♥」

その言葉に違うと声をあげるあたしはまだ心の中に存在した。
けれど、それはもう最初からは比べ物にならないほど小さく、そして頼りにならないものになっている。
理性と共にゴリゴリと削られたその意識は、もう否定の言葉すら放たないほど弱々しい。
その代わりにあたしの口から漏れるのは肯定とも媚ともつかないような曖昧な声だった。

京太郎「一人だけ気持ち良くなってちゃダメだろ?」
憧「~~っ♥♥」

未だ京太郎の恋人であり続けたいと思っているあたしが、彼の言葉に危機感を発する。
欲求不満と悦楽の余韻でドロドロになった頭の中でも、彼の意図ははっきりとわかった。
彼は今、勝負を掛けて来ているんだろう。
あたしを堕として、メス奴隷にする為の勝負をしにきているんだ。

憧「(こんなの…酷い…よぉ…♥♥なんで…こんな酷い事…出来るのぉ…ぉ♪♪)」

ううん…こんなの勝負でもなんでもない。
だって、ここであたしが拒んでも…京太郎の勝利を阻む事すら出来ないんだから。
ほんの少し結果が先延ばしになるだけで、その内容は変わらないんだろう。
あたしはもうイく事の気持ち良さを知り、それを我慢させられるもどかしさも知っちゃったんだから。
もう心も頭もトロトロになって…理性なんて身体の何処に探しても見つからない。
簡単には屈しないっていう意地さえも悦楽の中で蕩けたあたしの返事なんて一つしかなかったんだ。

憧「なん…でもするぅっ♪♪するからぁっ♥♥イかせて…ぇっ♪♪お願い…イかせてぇぇっ♥♥」

その言葉に…あたしの心のひび割れは決定的なものへと変わる。
オルガズムの為に何もかもを差し出そうとするそれは、最早、あたしが後戻り出来ないところまで進んでしまった事を知らせた。
きっと今ここで何もかもがなかった事になっても…あたしはもう今までの『新子憧』には戻れないんだろう。
今のあたしはもう京太郎の恋人ではなく…悦楽の為に何もかもを売り払おうとしている浅ましい女になろうとしているんだから。

京太郎「じゃあ、俺のものに…奴隷になってくれるか?」
憧「なるっ♥なるからぁっ♪♪奴隷でも何でも…なるからっ♥♥」

いや、きっとあたしはもう女ですらないんだろう。
あたしは…京太郎の奴隷なんだ。
京太郎に一生、逆らえなくて、心も身体もオモチャにされる人生だけが待っているんだろう。
こうして宣言してしまった以上、それはもう覆せない。
そして何より… ――

京太郎「あぁ…ようやくだ。ようやく…憧にそう言わせる事が出来た」

あたし自身…それを覆したくない。
そう思うのは京太郎の顔に強い達成感が浮かんでいるからなのだろう。
その気になれば催眠術でどうとでも出来たはずなのに、こうして勝負に出た彼の気持ちは分からない。
けれど、そんな暴挙に出るほどあたしの事が好きだと言った彼の言葉はきっと嘘ではないのだろう。
身を震わせるほどの感動を浮かばせる京太郎なら…きっとあたしを痛めつけるような事はしない。
この期に及んでも、簡単に京太郎の事を信じてしまう時点であたしの負けは確定していたんだろう。

京太郎「大丈夫。堕ちてくれた分…ちゃんと気持ち良くしてやるから」
憧「あは…ぁぁ…♥♥」

そんなあたしの信頼を肯定するように京太郎の手は再びあたしの頬を撫でる。
涙の跡を残す火照った肌を撫でる手は今までのどんなものよりも優しく、そして暖かかった。
それだけで彼の深い愛情を感じてしまいながら、あたしは陶酔混じりの甘い声を漏らす。
それに京太郎が満足気な表情を浮かべるのを見ながら、あたしは欲求不満とは違うもので胸が脈打つのを感じた。

京太郎「でも、その前に準備してやらないとな」
憧「んんぅっ♪♪」

そう言いながら、京太郎はそっとあたしから離れ、その手を下半身へと伸ばした。
そのままバイブを固定していた縄をズラした彼はグッとバイブを掴んで、それを引き出していく。
その度にジュルジュルと音が鳴ってしまうのは、それだけあたしのオマンコがそれを咥えこんでいたからなのだろう。
欲求不満を何とかしようとあたしの中は吸い付くようにそれをしゃぶり続けていたのだ。

京太郎「凄いな、中までぱっくり開いて…もの欲しそうにしてる」
憧「や…ぁぁあっ♪♪」

それが完全に抜けだした後も、あたしのアソコはくっぱりと開いたままだった。
恐らく京太郎によって開発されたのであろうそこはひくひくと痙攣しながらその中身を彼へと晒している。
勿論、自分の身体がそんな淫らな反応をするなんて今まで知らなかったあたしにとって、それは驚愕も良いところである。
けれど、それを京太郎に見られる事をイヤと訴えるのは羞恥の所為か、或いは今も高まる欲求不満の所為か、あたし自身にも分からなかった。

京太郎「何時もより発情してて…凄いな。見てるだけで興奮する…」

そう言いながら京太郎はハァハァと熱い吐息を漏らした。
はっきりと音として聞こえるその吐息はあたしの太ももを擽る。
それに興奮してしまうあたしの肉穴がまたひくひくと物欲しそうな反応を見せてしまう。

京太郎「俺も同じくらい興奮してるからさ。だから…」
憧「ひ…ぃっ♪♪」

そう言いながら、京太郎はそのままズルリとズボンと一緒に下着を脱ぎ降ろす。
瞬間、あたしの視界に現れた彼のオチンチンはあたしの予想を遥かに超えるサイズだった。
その太さはあたしの手首とそう変わらないし、長さに至っては赤ん坊の腕くらいある。
しかも、浅黒いその表面には血管が幾筋も浮かび、疼くようにひくひくと揺れていた。
正直、こんなものがあたしの中に入るなんて到底、信じられないくらいにそれはグロテスクで、迫力に満ちている。

京太郎「これが今から憧の中に入っていくんだぞ」
憧「う…う…嘘…ぉ♥♥」

あたしに迫ってくるオチンチンはさっきのバイブは子ども騙しに思えるようなサイズだ。
太さも長さも比べ物にならず、バイブでも奥に届いたあたしの中に入るとは思えない。
しかし、そんなあたしの言葉とは裏腹に、お腹の奥がキュンと疼いて甘い汁を漏らしてしまう。
まるでそれがあたしを一番、気持ち良くしてくれるものなのだと理解してるように、閉じきった肉穴がひくつくのを感じた。

京太郎「何怖がってるんだよ、さっきだって美味しそうにしゃぶってたじゃないか」
憧「さっき…?」
京太郎「あぁ。ザーメン欲しいからって…あんなに激しくさ」
憧「~~っ♪」

そこで頭の中が完全に切り替わったのはきっと京太郎の思い通りなんだろう。
だって、あたしは今までそれが決してエッチな事だなんて言う認識はなかったんだから。
あくまで…ふぇ、フェラはマッサージの延長線上にあってオチンチンに吸い付いてたつもりなんてない。
あたしは美味しいものを貰えて、京太郎も気持ち良くなれるwin-winの関係としか思っていなかった。
そんなあたしの認識が一瞬で元に ―― いや、普通のものに変わるなんて最初からそうなるように仕組んでいたとしか思えない。

憧「(あたし…本当にオモチャにされてたんだ…)」

自分の中の認識さえ書き換えられていたという事実。
それをはっきりと目の前に突きつけられる感覚にあたしの肌がブルリと震える。
きっとあたしはこんな調子で京太郎に弄ばれていたんだと思うと、やはりモノ悲しさを感じるのだ。
けれど、それはあっという間に欲求不満に飲み込まれて、消えていってしまう。
そして、それはきっと挿入するという土壇場であたしの認識を書き換えていた事を明かした京太郎の狙い通りなんだ。

憧「(だって…あたし…こんなもぉ…ぉ♪)」

大好きで大好きで堪らない相手にの弄ばれていたという悲しさ。
しかし、それさえも今のあたしには快感のアクセントにでしかなかった。
あの果てのない悦楽を求める身体と心にとって、それは被虐感を高め、興奮を強めるものでしかなかったのである。
たった数十分でそんなにも淫らに変わってしまった自分を否応なく自覚させられて、あたしはギュっと手を握りしめる。

京太郎「それに…内心、期待してるんだろ?」
憧「ぅ…♥♥」

まるで何かに耐えるようなあたしの仕草に、けれど京太郎は惑わされてはくれない。
あたしの心なんてお見通しだと言わんばかりにその顔ににやついた笑みを浮かべながら、あたしのアソコを開いていった。
くぱぁと大陰唇を広げながら、その切っ先をゆっくりとあたしの穴へと合わせてくる。
それだけでもうゾクゾクとしたものを感じるあたしの前で京太郎がゆっくりと腰に力を込めて… ――

京太郎「じゃあ…憧の事壊すからな…!」
憧「ん~~~っぅっっううぅあぁ♥♥ぁああぁぁぁっ♪♪♪」

あたしがまず真っ先に感じたのは焼けるようなオチンチンの熱だった
肌や表面の粘膜で感じるのとはまったく違うそれは、まるで砂漠に落ちた水滴のようにあたしの中へと染みこんでくる。
中のエッチなお肉が溶かされて愛液へと変わる錯覚を覚えるくらいに…それは気持ち良い感覚だった。

憧「(おっきい…♪おっきいおおきいいっ♪♪おっきいいぃっっ♥♥)」

勿論、京太郎のオチンチンは熱いだけじゃない。
あたしが最初、圧倒された大きさはあたしの中でも健在だ。
バイブのそれより数倍大きなそれはゴリゴリとあたしの中を押し広げてくる。
最早、圧迫感を超えて、拡張されているようにも思えるそれはいっそ息苦しいくらいだ。

憧「(凄…いぃっ♪♪オチンチン凄い…ぃぃっ♥本当にっ…♪凄いよぉぉおっ♥♥)」

でも、それは決して息苦しさだけでは終わらない。
お腹の奥の拡張感はそのままあたしの中で快感として処理されていた。
まるでそうやって虐げられるのが気持ち良いと言わんばかりの自分の反応。
しかし、あたしはそれに被虐感を覚える暇もないくらいに快楽に悶えていた。

憧「(うあ…あぁっ♪そこダメぇぇっ♪♪そこぉぉっ♥♥ゴリゴリしちゃあたし…ぃぃっ♪♪)」

だって、京太郎のオチンチンはあたしの気持ちの良いところを全部、刺激してくるんだから。
お腹の中にある性感帯を纏めて全部、押し広げてゴリゴリって擦っていくんだ。
バイブとは比較にならないその強引で滅茶苦茶な愛撫にあたしの背筋が浮き上がる。
そうして浮き上がった中をゾクゾクと冷たい快楽が突き上げて、あたしの意識を白く染めた。

憧「(ク…るぅ♥あたし…もうイくぅうぅっ♪♪挿入れられるだけで…イく…ぅぅぅん♥♥)」

そうして始まるオルガズムの予兆。
しかし、それはバイブのそれよりも遥かに大きく、そして激しいものだった。
絶頂の前で焦らされていたという事を加味しても一瞬で身体が絶頂へと傾き、意識が振りきれてしまったのだから。
その変化はあまりにも速すぎて、あたしの意識が数秒ほどトんでしまっていたのではないかと錯覚しそうになるくらいである。

憧「(こんな…の…ぉ♥♥こんなの…絶対おかしくなる…ぅぅ♪♪♪)」

ただの予兆でさえも溺れてしまいそうなくらいに気持ちの良い今の状況にあたしの意識…ううん、人としての本能が危機を訴える。
このままイッてしまってはもう戻れないのだと、これは知ってはいけないものなのだと、何度も。
けれど…それに従うどころか、まともにその訴えを聞く余裕すらあたしにはもうなかった。
欲求不満で満たされたあたしはもうそのオルガズムなしでは自分を保てないほどになっていたんだから。

憧「ひ…ぃぃぎぃぃぃぃぃいいぃぃいっ♥♥」

そんなあたしに齎される四度目のアクメ。
長らくあたしを待たせたそれは…やっぱり気持ちの良いものだった。
予想した通り…いや、予想以上のそれはあたしの全身に張り巡らされた神経を一瞬で快感で満たす。
神経と結ばれた筋肉までにも噛み付いてくるようなその激しさにあたしの口から悲鳴のような声が漏れた。
しかし、そこには苦痛の色なんてまったくなく…ただただ快楽だけに埋め尽くされている。

憧「(アクメ凄い…ぃぃっ♪♪本当のアクメ…ぇ♥凄すぎ…るぅぅぅ…ん♥♥)」

まるでお腹の奥 ―― 子宮が爆発したように思えるほどの悦楽の波にあたしはもう完全に虜になっていた。
悦楽に溺れるのではなく、自ら沈んでいきたいと思わせるそれはさっきまでの絶頂と比べても別格である。
女の身体を感じさせるのではなく、心を、意識を、狂わせて…女ではなく人間のメスへと作り変えようとしているように思えるくらいなんだから。
今まで焦らされ続けたあたしがそれに抗えるはずなんてなくて…身体だけではなく心まで彼の奴隷に相応しいメスにされていく。

憧「(でも…良い…よぉっ♥♥メスで良いのぉっ♪♪こんな気持ち良いのくれるならメスで良い…ぃぃっ♪♪♪)」

ここまで来るのにとても恥ずかしかったし、辛かった。
だけど、今、あたしの身体をガクガクと揺らす津波のような悦楽はそれに報いるほど気持ち良い。
こうなって良かったのだと、メスになるって素晴らしいものなのだとそう錯覚させるそれにあたしの心が歪んでいく。
けれど、それを自覚してもあたしにはどうする事も出来ず、ただただ、悦楽に流されていくだけだった。

憧「あ…あはぁ…ぁ♪♪あ…ふぇぇ…ぇえぇぇ…♥♥」

それが一段落した頃には…あたしはきっと凄い顔をしていたのだろう。
半開きになった口からは笑みとも呼吸ともつかない蕩けた声が漏れ、表情筋が緩みまくっているのが分かる。
そんな顔を京太郎に見せたくはないと思いながらも、しかし、未だそこを這う余韻がそれを許してはくれない。
イッている最中はあんなに激しい反応をしていたのに、それが終わった今、あたしには表情一つ取り繕う力すら残されてはいなかった。

京太郎「凄いイキっぷりだったな。今もマンコがギチギチって締め付けてきてるぞ」
憧「ん…ぁ…ぁ…ぁ♪♪」

そんなあたしの耳元で囁く京太郎の声にさえ、あたしは感じてしまう。
並桁外れたアクメはどうやらあたしの身体を異常に敏感にさせているらしい。
それだけで耳から甘い汁が流れ込み、脳を蕩けさせるように思えた。
それほどまでに敏感になったあたしの身体が中へと突き刺さるオチンチンを求めないはずがない。
京太郎に言われるまでもなく、その硬さを確かめようとしているように食んでいるのが分かる。

憧「(京太郎のオチンチン…♥♥美味しい…よぉ…♪♪)」

余韻に震えるお腹の中で真っ先に浮かぶのは、『美味しい』という荒唐無稽な感想だった。
勿論、あたしのそこに味覚を感じる器官なんて一つもなく、ただ、快楽神経が通っているのみである。
しかし、こうして締め付けているとその硬さが、熱が、大きさが、なんとも心地よく、素晴らしいものに思えてくるのだ。
噛み応えならぬ締め付け応えが良いと言うか…自分の中にピッタリ収まってくれるというか。
まるで歯車がカッチリと噛み合うようなそれは『美味しい』と言うのが一番、適切な気がする。

憧「(京太郎のオチンチンで…♪あたしぃ…♪♪本当に…開発されちゃってたんだ…♥♥)」

勿論、こんな馬鹿げたサイズのオチンチンが最初からジャストフィットするはずがない。
だから…本当にあたしは以前から京太郎のオモチャとしてセックスしてきたんだろう。
けれど、もうそれについて悲しさを覚える事なんてあたしにはなかった。
寧ろ、最初からこんなに気持ち良くして貰っている事に感謝の気持ちを抱いていたのである。

憧「(それに…京太郎…ぉ♥♥優しい…♪♪)」

京太郎のオチンチンはあたしの中でピクピクと震えながらも、動く事はなかった。
あたしの中を進軍していたその歩みを止め、あたしが落ち着くのを待ってくれているのである。
もう我慢出来ないって言いながらも、自分の欲情を抑え込んでくれる彼があたしは愛おしくて堪らない。
頭のおかしくなるようなアクメを経ても、決して消えないその感情に微かな誇らしさを感じるくらいに。

京太郎「挿入しただけでこんなにアクメ顔晒してさ…こんなの見られたら一発でバレちゃうぞ」
憧「は…んぅ♥♥」

そうからかうように言いながら、京太郎の手はあたしの頭をゆっくりと撫でる。
今までの人生すべてを覆すようなオルガズムから未だ抜け出しきれていないあたしを慈しむその仕草。
あたしの知る京太郎らしい優しいその手は何度も何度もあたしの事を癒してくれる。
その心地よさに思わず目を閉じながら、あたしは火照った身体の回復に努めた。

京太郎「だけど…俺はまだ満足してないからさ」
憧「や…あぁぁ…っ♪♪あぁぁぁぁぁぁっ♥♥」

でも、京太郎はそれを狙っていたんだろう。
あたしが目を閉じた瞬間、腰をガッと掴んで、再び挿入を開始した。
オルガズムで疲れた身体を容赦なく掘り進むそれはさっきよりも遠慮がない。
ジュルジュルと愛液を滑る音をさせながら、あたしの中を進んでくるのをはっきりと感じる。
最早、手加減は無用とばかりに突き進むそれは数秒後、あたしの最奥を叩いた。

憧「ひゃうぅぅうぅっ♪♪♪」

それはきっとコツンと突く程度の軽いものだったんだろう。
けれど、あたしにとってその衝撃は脳を揺さぶられているのとそう変わらないくらいに大きなものだった。
何せ、そこをオチンチンで突かれた瞬間に腰の辺りが総毛立ち…再びオルガズムが始まったのだから。
さっきのアクメとは違い、予兆すらなかったそれは、あたしの頭を蕩けさせ、クラリと揺らさせる。

憧「んひぃぃ…い♥♥」
京太郎「どうだ?奥まで入った感想は」

まるでそこに悦楽のスイッチがあって…突かれるだけで簡単にイッてしまうような感覚。
それに身を震わせるあたしの前で京太郎が意地悪くそう尋ねてきた。
けれど、そんな質問に絶頂したてのあたしが応えられるはずがない。
今のあたしの口から漏れるのは京太郎によって作られる喘ぎ声だけなんだから。

京太郎「ほら、何か聞かせろよ」
憧「ふきゅぅぅぅっ♪♪」

けれど、京太郎は今までのように容赦するつもりはないらしい。
ただ喘ぎ声だけを漏らすあたしが不満だと言わんばかりにその腰を揺らしてくる。
オチンチンの先っぽをグリグリと奥へと擦るようなそれにあたしの顎がすっとあがった。
弱点である喉を自分から晒してしまうようなそれに、しかし、京太郎の責め手は止まらない。
あたしの反応にお構いなしにオチンチンを擦りつけ、さらなる悦楽を突きつけようとしている。

憧「気持ち良…ぃっ♪気持ち良いよぉっ♪♪オチンチンすご…ぉ…♥凄いぃぃっ♥♥」

勿論、あたしがさらに気持ち良くなる事を望んでいないと言えば嘘になる。
だけど、そうやって奥をグリグリされると…ムズムズした感覚があたしの中に広がっていくのだ。
まるでおしっこを我慢しているようなその独特のむず痒さは、不快感というほどではないにせよ、許容出来るものではない。
もし、京太郎の前でそんなものを漏らしてしまったらと思うと、それだけで死んでしまいたくなるのだから。

京太郎「それだけか?」
憧「そ、それだけって…♪ん…きゅぅぅ…っ♥♥」

そんなあたしに無情に言い放ちながら、京太郎の腰は止まらない。
グチュグチュってあたしの中をかき回すようにしてその腰を動かし続けている。
けれど、そんな風にされてもあたしは彼が一体、どんな言葉を求めているのかまったく分からない。
何時もならば分かるのかもしれないけれど、もう快楽漬けになって蕩けた頭には何時もの半分の思考能力もないんだから。

憧「い、イッた…よぉっ♪イッたからぁっ♥♥今もイッてるぅぅっ♥グリグリされてイッてるからぁぁっ♪♪」
京太郎「そんなのは見りゃ分かるんだよ」
憧「そ…そんなぁぁ…あっ♪♪」

それでも必死に考えた言葉に京太郎は許しをくれない。
心なしかさっきよりもその言葉を冷たくしながら、あたしの奥を抉ってくる。
お陰でむず痒さはさらに膨れ上がって、今にも漏れそうなくらいに高まってしまう。
その上、あたしの筋肉を弛緩させる悦楽は奥への刺激によって休む事なく襲いかかって来るのだから我慢出来るはずがない。

憧「ま、待ってっ♪♪考える…からっ♥♥考えるから止めて…ぇぇっ♥♥」
京太郎「そんなの通る訳ないだろ」

勿論、あたしだってそれを聞き入れてもらえると本気で思っていた訳じゃない。
けれど、まさか考慮する仕草すら見せず、即答されるとは思っていなかった。
お陰でほんの少しの時間すら稼げずに、あたしの身体がゾワゾワとし始める。
むず痒さではなく明確な排泄欲求へと変わるそれにあたしはもう我慢する事が出来ない。

憧「お願い…ぃいっ♪♪そんなにされると…ぉ♥♥出る…ぅっ♥出ちゃうからぁぁっ♪♪♪」

この年になって漏れるだなんて…出来れば言いたくなかった。
ましてや、相手はあたしにとって特別な人で、綺麗な部分だけを見て欲しい相手なのだから。
気恥ずかしさが胸の奥から湧き上がり、羞恥に頬が染まるのを感じる。
けれど、恥ずかしいからと言って、それを躊躇出来る余裕なんてあたしの何処を見渡してもありはしなかった。

京太郎「漏らせば良いじゃないか」
憧「ふぇ…えぇ…♪♪」

それならば、実際にアソコから漏らしてしまうよりも、正直に話して、京太郎が止まってくれるのに賭ける方が良い。
そう思ったあたしの言葉に京太郎は無情な言葉を返した。
その頬をニヤリと釣り上げるその顔には容赦も躊躇もなく…ただただ、嗜虐的な興奮だけが浮かんでいる。
まるで最初からそれが目的だと言わんばかりのその笑みに…あたしの心は最後の希望すら折られ、暗い絶望に浸った。

憧「漏れる…ぅ…ぅ♥♥見ないで…♪♪見ない…でぇぇぇっ♪♪♪」

そんなあたしに出来る事と言えば、もう彼に見ないでと伝える懇願だけ。
しかし、意地悪な京太郎がそれを聞き入れるはずもなく…彼の前であたしのアソコからぷしゃっと液体が漏れだす。
それがおしっこなのか、或いは潮なのかはあたしには分からない。
ただ、確かなのはそうやってお漏らしする事がとても気持ち良いという事と…そして… ――

憧「(あたし…京太郎に…っ♥♥恥ずかしい汁…かけちゃってる…よぉおぉ♥♥)」

その背徳感はただでさえ悦楽に蕩けていたあたしの心をドロドロに溶かしていく。
とても大事で…決して譲りたくないものを自分で穢す感覚は、それだけ気持ち良く、そして甘いものだった。
その甘さは自分の最も隠しておきたい排泄の瞬間まで見られてしまった絶望感にスルリと入り込んで来る。
一度それを味わってしまえば二度と抜け出せないと…そう脳が訴えるくらい巧妙なそれに今のあたしが抗えるはずがない。
情け容赦なく刻み込まれるその甘い感覚に、あたしの中で何かが芽生え始めるのを感じる。

憧「んひぃいいぃぃぃいっ♪♪♪」

だけど、京太郎にその余韻を十二分に味あわせてくれるような優しさはない。
あたしの中で芽生えたそれが何なのかまだ判断出来ないような状況でも、その腰をゆっくりと動かし始める。
今までのように奥をグラインドするのではなく、前後に揺するそのピストンに、嬌声が飛び出してしまった。
脳髄までおかしくなりそうな背徳感や絶望感の中でも…あたしを最もおかしくするのはやっぱりオチンチンから与えられる悦楽なんだろう。

憧「(だって…こんな…凄…ぉぉい…ぃぃっ♥♥)」

奥からゆっくりと引き抜かれるオチンチンは挿入時とはまったく違う快楽をあたしに注ぎ込んでくる。
突き出た太いカリの部分は奥をゾリゾリとひっかき、あたしの中に生えている愛液まみれのつぶつぶを引きずってくるんだから。
まるでお腹のお肉がひっくり返ってしまいそうだと思えるほどのその激しさに背筋のゾクゾクが止まらない。

憧「(その上…太くて…♥熱過ぎるからぁぁ…ぁっ♪♪♪)」

そうやって引きずりだされるという事はあたしの奥から見てオチンチンが離れるという事でもある。
そして、それに薄ら寒い欲求不満を覚えるくらいにあたしの奥はもう京太郎に調教されきっていた。
オチンチンが離れた瞬間、まるで涙を流すようにして愛液をドロドロと漏らすんだから。
その他の部分もオチンチンとほんの少し離れただけで寒いと言わんばかりに震えていた。
イき過ぎて敏感になった神経から伝わってくるそれらはいっそ錯覚だと思えるくらいに激しい。
少なくとも、つい挿入前のあたしにこの気持良さを伝えても、きっと嘘だと思うだろう。

憧「(でも…ぉぉっ♥♥何度も…何度もぉぉっ♪♪クるぅ…キちゃうぅ…ぅぅんっ♥♥)」

しかし、今のあたしにとって、それは決して否定出来ないリアリティの塊だった。
一秒ごとに休みなく身体を駆け抜ける快楽を今更、嘘だなどと思えるはずがない。
何せ、京太郎のオチンチンがほんの少し動くだけでイってしまうくらいなんだから。
絶頂が終わってからまたすぐに次の絶頂が来るんじゃなくて、イき始めた身体がさらにイッてしまう悦楽。

憧「ひぐぅ…ぅぅ♥♥ひあ…あぁぁっぁっんっ♪♪♪」

常に気持ち良さのハイスコアを更新され続けるその感覚に人が耐え切れるはずがない。
永遠に高まり続けるそれは気持ち良すぎて、どこまでイくのかいっそ怖いくらいなんだから。
けれど、それを止めてと言えるほど、あたしはもう冷静ではない。
ずっとまえから口から漏れる嬌声と共に理性を虚空へと放っていたあたしにはそれからもう離れられないんだ。

京太郎「はは。この程度で潮吹き過ぎだろ」

そんなあたしのアソコからはさっきから何度もぷしゃりと液体が飛び出していた。
もうそこの蛇口が壊れてしまったように奥を突かれる度に、恥ずかしいお汁を吹いてしまう。
その勢いは最初ほど激しいものではないけれど、ほんの数センチを前後するピストンでも簡単にぷしゃってしまうんだ。
あたしのオルガズムを何よりも分かりやすく訴えるその反応に、けれど、あたしはもう恥ずかしいと殆ど思ってはいない。

憧「(だって…京太郎…ぉ♥♥嫌がって…ないもん…っ♥♥あたしの恥ずかしいお汁…悦んでくれてる…ぅぅ♪♪♪)」

そうやって潮吹きするあたしを見られる被虐感と、京太郎を穢しているという嗜虐感。
それだけであれば、あたしはまだその矛盾した背徳感を拒む余裕があっただろう。
けれど、まるでそれで良いんだと言わんばかりに…京太郎は興奮と嗜虐感に満ちた笑みを向けていた。
京太郎はあたしの潮吹きを嫌がっていないどころか、寧ろ、一突きで簡単にイッてしまうあたしに悦んでくれている。
それがあたしの躊躇を吹き飛ばし、最早、排泄を我慢するなんて事を考えさせなくしていた。

京太郎「どうだ?俺とのセックス気持ち良いだろ?」
憧「う…ん…っ♪♪気持ち…良いっ♥セックス気持ち…良いぃぃっ♪♪♪」

そんな彼の言葉にあたしは反射的にそう応える。
それはきっとちゃんと応えなければ、この悦楽が取り上げられるかもしれないと怯えているからなんだろう。
返事を脳裏に浮かべるよりも先に出てくるその言葉は、本心よりも本能から出たに近いものだった。
けれど、だからこそ、それはあたしがもうセックスを欠片も嫌がっていないという事を自覚させ、背筋を這いまわる被虐感を強める。

憧「(あ、あたし…♪♪こんなやらしい子にされちゃったぁ…♥♥)」

今までのように催眠術でおかしくされたからではない。
縛られているのに、無理矢理だったのに、こんなのおかしいのに。
オルガズムを強請っただけではなく、セックスそのものが大好きな淫乱にされてしまった。
京太郎のオチンチンを突っ込まれただけで、あたしはもう心も身体も完全に敗北したのである。

京太郎「…違うだろ。奴隷なら奴隷らしく…俺に媚びてみろよ」
憧「はひぃぃぃぃんっっ♪♪♪」

でも、京太郎はまだ満足していないらしい。
それをあたしが理解したのは京太郎の指があたしの乳首をグリンと捻った快楽がお腹の奥に突き刺さってからだ。
アソコのそれには及ばないけれど、けれど、それだけでイくには十分過ぎる気持ち良さにあたしは背筋を跳ねさせる。
セックスの悦楽の中でアクセントになったそれはまったく予想外の方向からあたしの脳を殴りつけ、そしてドロドロに溶かしていくんだ。

京太郎「ほら、もう一度、今度こそ奴隷らしくな」
憧「ふぁぁ…ぁっ♪ん…あぁぁぁぁっ♥♥」

その言葉にあたしはようやく彼がさっき何を求めていたのかに気づいた。
彼はきっとただあたしから快楽の声を聞きたかった訳ではなく、堕とすつもりだったのだろう。
だからこそ、あの場であたしが言うべきであったのはただ絶頂を伝える事ではなく… ――

憧「はい…ぃっ♥♥セックス…最高ですぅ…ぅ♪♪ご主人様のセックスぅっ♥♥オチンチン…気持ち良いのぉっ♪♪♪」

愛しい人をご主人様と呼ぶ事への忌避感はもうあたしの中にはなかった。
だって、あたしはもう悦楽の為に色んなものを切り売りしてしまっているんだから。
理性も羞恥心も面子も…何もかも彼に売り渡したあたしが躊躇なんてするはずがない。
寧ろ、それを躊躇っている間にまた焦らされてしまったらどうしようという危機感さえあったくらいだ。

京太郎「あぁ…憧は良い子だな」
憧「んっ…うぅぅ…♥♥」

でも、京太郎…ううん…ご主人様はそんな危機感を解すようにあたしを褒めてくれる。
あたしの乳首を捻った手であたしの頭をナデナデしながら…オチンチンでコツコツって奥を突いてくれるんだ。
それだけでもう嬉しくて堪らなくなったあたしは全身を歓喜でブルブルと震わせる。
そんなあたしを優しい目で見つめながら、ご主人様の両手は再び腰の方へと降りていった。

京太郎「だから…ご褒美にもっと激しくするからな…!」
憧「にゃあああ゛あぁぁっぅぅ♪♪♪」

その言葉と共に繰り出されるピストンは完全にあたしにとって不意打ちになった。
ご主人様に褒められたのが嬉しくて意識が夢見心地に染まった僅かな間に悦楽が叩き込まれたのである。
まったく予想出来ないタイミングでの一撃にあたしは発情期の猫みたいな鳴き声をあげてしまった。
だけど、そんなあたしに容赦せず、ご主人様はゴツゴツって奥を突き上げるように抉ってくる。

憧「(身体…ぁっ♪♪揺れ…るぅぅ…♥♥ピストン…激し…ぃぃっ♥♥)」

今までのような手加減されたそれではなく、あたしを犯す為のピストン。
それに身体がベッドの上でガクガクと揺れるけど、でも、縛られた身体に逃げ場はない。
あたしの腰は完全にご主人様の手に掴まれて、ベッドに縫い付けるように固定されてるんだから。
そのピストンの衝撃は全てあたしのお腹の奥に注ぎ込まれて…ドロドロになったそこを揺らす。

京太郎「こういう激しいのが憧の好みなんだろ…!」
憧「はい…ぃっ♥♥好きですぅっ♪♪激しいの好きぃっ♥らいしゅきぃ…ぃ♥♥」

好みかなんてあたしに分かるはずがない。
だって、あたしにとってこのセックスは初体験も同然なんだから。
これ以外のやり方なんて知らない以上、好みかどうかなんて判断出来ない。
しかし、たった一回っきりのあたしの経験から判断しても、今のこれは途方も無い気持ち良さだった。
さっきのピストンでもイキっぱなしにさせられたあの悦楽が、さらに一回り大きくなっている。
あまりに気持ちよさにあたしの身体は本格的に悦楽に侵されていき、呂律が回らなくなり始める。

憧「オチンチンじゅんじゅんされると…ぉ♪♪あたしすぐイく…ぅ♥♥なんろでもイッちゃうぅぅ…♪♪♪」

それでもそうやって甘い言葉を放つのは、あたしがまたご褒美を貰いたいと思っているからなのだろう。
またご主人様に褒めて欲しいと、もっと気持ち良くして欲しいと思っているが故に本能が淫らな言葉を放つのだ。
そんな浅ましいあたしに、けれど、ご主人様は幻滅を顕にしたりしない。
寧ろ、舌が回らないのも構わずに悦楽を訴えるあたしに興奮を滾らせ、その吐息を激しいものにしてくれた。

京太郎「それじゃ足りないな。頭の良い憧はもっとエロい言い方知ってるだろ」
憧「あ…あぁぁっ♪♪」

かと言って、ご主人様はあたしにすぐさまご褒美をくれたりしない。
完全にメス奴隷へと堕ちたあたしをさらに堕とそうと試すような言葉を放つ。
それにあたしが声をあげるのは決してご主人様の言葉に応えられなかったからでも、嫌だったからでもない。
寧ろ、言われてすぐにエッチな単語を沢山思い浮かばせてしまう自分に誇らしささえ感じていた。
そして、タガが外れたように堕ちていく自分に、背徳感とそこから生まれる快感を得ていたのである。

憧「オチンポ…ですぅ…っ♪♪ご主人様のオチンポ…ぉっ♥♥あたしのオマンコ…ずぼずぼしてぇぇ…っ♪♪♪」

それをもっと感じたいと言わんばかりに、あたしの口から淫語が漏れ始める。
今までのようなぼかした言い方ではなく、はっきりと訴えるそれにまた被虐感が強まり、ゾクゾクが高まった。
あたしの言葉であたし自身が興奮し、そして悦楽をより高める結果になっているのだろう。

憧「一回でたくしゃんアクメするのぉ…ぉ♥♥一杯…アクメして…ぇ♪♪ご主人様の…虜になる…ぅぅ…♥♥」

そして、それはあたしにとって心も身体も望んでいるものであった。
快楽漬けになって歪んだ心も、蕩けた身体も、こんなに気持ち良いのに決して満足していない。
まるでこの先にもっと気持ちの良い事があるのだと分かっているかのようにどんどんと転がり落ちていく。
結果、あたしの口は止まる事はなく、嬌声で途切れる以外は、淫語を漏らし続けた。

京太郎「良いな…すげーエロいぞ、憧…」
憧「ふぁぁ…っ♪♪ありがとぉ…♥ごじゃいますぅ…ぅうっ♥♥」

そんなあたしの痴態をご主人様はエロいと褒めてくれる。
あたしと一緒に興奮をわかちあい、共感してくれているんだ。
今、この時だけはきっと心重ねているであろうその感覚にあたしの口は心からの感謝を漏らす。
そしてそれにご主人様は嬉しそうに笑いながら、グイッと縄を引っ張った。

憧「ひぐぅぅぅぅぅう゛うぅう♪♪♪」

縛られたあたしの身体を強引に持ち上げるご主人様の手。
それによりあたしの身体が重心を変え、体重が腰へと掛かる。
そんな不安定な身体をジュポジュポってピストンされる衝撃は勿論、あたしの奥…子宮に叩きつけられるのだ。
今までのように早く動く事を目的とするのではなく、一回一回をパワフルに繰り出すそのピストンにボルチオが歓喜に震えるのが分かる。

憧「しゅてきぃっぃっ♪♪これ…気持ち良いろころぉっ♥♥ジョリジョリしゃれて…ぇぇっ♪♪♪」

姿勢が変わった今、ご主人様のオチンポはあたしのお腹側を重点的に刺激するようになっていた。
そのぷっくり膨らんだ亀頭を突き上げられる度に…敏感なスポットが悲鳴のようなアクメをあげる。
背中やお尻に食い込む縄のむず痒さもあってなんとも被虐的なそれにあたしは耐えられない。
子宮から沸き上がるオルガズムをさらに強くしながら、ケダモノ染みた嬌声と吐息を漏らし続ける。

憧「いぐぅぅっ♥♥一杯いぐのぉぉぉっ♪♪♪オマンコ壊れるくりゃいイひゅぅぅぅぅっ♥♥」
京太郎「ばーか。この程度で壊れたりしないって」

ご主人様はそう言うけれど…あたしのオマンコはもう限界に近い。
イき過ぎた所為で一つ一つがクリトリスにも劣らないほどの性感帯に至った肉襞は、歩く事すら困難なくらい敏感だ。
その上、その肉襞の一つ一つがそれぞれ別のアクメを発し、あたしの神経に途方もないオルガズムを注ぎ込んでくる。
まるで快楽のリミッターが壊れてしまったような果てのない悦楽の波。
しかし、そこには苦痛は一切なく、天国のような地獄だけが延々と続いていた。

京太郎「何時もはもっと激しい事やってるんだ。それでも壊れてないんだから心配するなよ」
憧「もっろしゅごい…事…ぉ♪♪♪」

でも、あたしの知らないあたしはご主人様にもっと激しい事をして貰っているらしい。
もっと気持ち良くて、おかしくさせられて、そしてご主人様を気持ち良くしているんだ。
そう思った瞬間、見ず知らずの自分自身に抑えきれない嫉妬が沸き上がってくる。
勿論、そうやってご主人様に犯されているのも自分とは言え、それを覚えていないのだからあたしにとっては他人も同然なのだ。

京太郎「同じことされたいか?」
憧「ひ…あぁ…ぁ♥♥」

そして、そんな気持ちをご主人様は目敏く感じ取ってくれる。
嗜虐的なものを光らせるその瞳は、あたしの醜くて淫らな心を全部、見抜いているようだ。
きっと隠し事なんて出来ないし…するべきじゃない。
だって、相手はあたしのご主人様で…そして未来の夫なんだから。

憧「はい…ぃっ♥♥してくらしゃいぃっ♪♪わらひの事もっと犯して…壊ひてぇぇっ♪♪♪」

そう思った瞬間には、あたしの口からはオネダリの言葉が放たれた。
より激しさを求めるケダモノのようなそれにご主人様の瞳に宿る嗜虐感が強くなっていく。
テラテラと闇を揺らすロウソクの灯火にも似たそれにあたしの胸は期待と興奮に膨らんでいった。
そんなあたしの身体をゆっくりベッドへと下ろしたご主人様はあたしを抱いたままゆっくりと身体を反転させる。

憧「ひあ…あぁっ♪♪」

さっきとは裏腹にあたしが上、ご主人様が下になるというこの姿勢。
それに奥へとオチンポが突き刺さるのを感じたあたしの口から嬌声が漏れる。
縄で強引に姿勢を変えられた時よりも強く重力の補助を受けるその衝撃にあたしの手足が心地よさにフルフルと震えた。
だけど、次の瞬間、そこに込められた意味が変わったのは、ご主人様が近くに転がっていたバイブを手に持っていたからだろう。

憧「ま…ましゃか…ぁ…♥♥」
京太郎「あぁ、そのまさかだよ」

それに嫌な予感を感じたあたしの口から震える声が漏れる。
今までの興奮で満たされたものとは違い、微かに恐怖を混じらせるそれにご主人様は頷いてみせた。
そのままあたしのお尻 ―― しかも後ろの方へと愛液でびしょ濡れになったそれをあてがってくるのだから…勘違いじゃない。
ご主人様は間違いなく、あの大きなバイブをあたしのお尻に挿入れるつもりなんだ。

憧「や…ら…っ♥♥しょんな大きいの入る訳…ぇぇ♪♪♪」

勿論、それはご主人様のオチンポよりも数段小さい。
しかし、だからと言って、それが決して小さい訳ではないのだ。
オマンコ以上に小さく窄まった穴にそんなものが入るはずがない。
そんなに大きいものが入るのは京太郎が隠し持っているエッチな本くらいなものなのだ。

京太郎「されたいって言ったのは憧の方だろ」
憧「れも…ぉっ♥♥」

確かにそうやってご主人様にオネダリしたのはあたしだ。
だけど、それは精々、乳首やクリトリスにローターをつけられるとか、口に指を突っ込まれるとかその程度だと思っていたのである。
まさか常日頃からお尻の穴まで犯されていただなんて、そんな事、夢にも思うはずがない。
催眠術に掛かっていた時のあたしならともかく、今のあたしにとってそこは排出用の場所であり、決して性感帯ではないんだから。

京太郎「大丈夫だって。すぐに良くなるから…さっ」
憧「あぐぅ…う゛ぅぅぅぅっ♪♪♪」

そんなあたしの拒絶に構わず、あたしのアナルに硬いものが入ってくる。
緊張と恐怖で力が入っていたはずの菊門を安々と突破したそれはあたしの中で絶大な存在感を放っていた。
否応なく挿入されている感覚が伝わってくるそれにあたしのお尻がプルプルと震える。
だけど、ご主人様の手は力を緩めず、その根本まであたしへと突き入れて来るんだ。

憧「あ゛…は…ぁぁ…ぁっ♪♪♪」

そうやって奥まで挿入したバイブを再び縄で固定されながら、あたしは途切れ途切れに声を漏らした。
それは勿論、2つの穴で別々の存在感を放つご主人様の責め手の所為である。
微かに似た、けれど、明らかに別種のその存在感はあたしにそのどちらもを意識させるに十分過ぎた。
お陰でどちらかにも集中出来なくなったあたしはさらに意識を振り回されてしまう。

憧「(それに…あな…アナルも…♥♥気持ち…良い…ぃぃっ♪♪)」

ご主人様が言っていたのは決して嘘じゃなかった。
肛虐からあたしが受ける快楽は、オマンコのそれに大きく見劣りするものじゃない。
肉襞の一つ一つが容易くイッてしまうような気持良さはないけれど、その被虐感と背徳感は前と比べ物にならないんだから。
特に大きく広げられたアナルはひくひくと蠢く度に、バイブを締め付け、あたしに軽いオルガズムを伝えてくる。

憧「(あ、アナルでも…♪♪こんな簡単にイッちゃうなんて…ぇぇ…♥♥)」

勿論、あたしの身体は度重なる絶頂で敏感になっている。
紅潮した肌に縄が食い込むだけで簡単に嬌声を漏らしてしまうくらいだ。
だが、それでも苦痛を感じる場所でイッてしまうような馬鹿げた敏感さに至っている訳じゃない。
あたしがアナルで気持ち良くなってしまうという下地がなければ、こんな風にイく事はなかっただろう。

憧「(あたし…開発されてたんだ…ぁ♪♪本当に…ご主人様にアナルまで捧げて…ぇっ…♥♥)」

オマンコとは違って、そこは決して性感帯と呼べるほど性感が発達してる訳じゃない。
そもそもが排泄器官であるそこで快感を得るには一朝一夕では不可能で、根気のいる開発が必要なはずだ。
幾ら催眠術とは言え、その辺りをショートカット出来るとは思えない。
だから、あたしは本当に何時もこうしてご主人様に…犯され続けてきたんだろう。

京太郎「アナルの方も気持ち良いだろ?こっちでもイケるように念入りに開発したからさ」
憧「はぁ…ぁ♪♪あ…ひぃ…ぃぃい…♪♪♪」

その実感に心を震わせ、そしてニ穴から受ける悦楽に身体を痙攣させるあたし。
でも、ご主人様はそんなあたしに容赦するつもりはないらしい。
ピクピクと揺れるあたしのお尻をゆっくりと撫で回し、もみもみと揉みしだく。
ご主人様以外であれば殺意しか感じないであろうそのやらしい手つきにあたしの膣内がキュンと締まってしまう。
まるで早く動いて欲しいとご主人様に訴えるようなその反応に、愛しい人は笑みを浮かべた。

京太郎「やっぱりアナルにバイブ突っ込むと違うな。さっきからニチニチってやらしくしゃぶってくるぞ」
憧「や…あぁぁ…♪♪♪」

あたしの反応を的確に言い表すそれにあたしの首が自然と左右へと揺れる。
勿論、今更、ご主人様に自分を取り繕おうだなんて思ってはいない。
もう潮吹きもケダモノ染みたアヘ声も全部聞かれてしまって、心も身体もメス奴隷に変えられつつあるのだから。
でも、だからと言って、アナルで感じている自分をはっきりと指摘されて、恥ずかしくない訳ではないのだ。
そこがオマンコとは違って不浄の穴であるという意識があるだけに、どうしても身体を捩って否定の意を示してしまう。

京太郎「そうやって拒否しても…ほら、ちょっと動かすだけで…」
憧「ふきゅぅぅぅっ♪♪」

そんなあたしを見てご主人様が容赦してくれるはずなんてない。
寧ろ、嬉々としてあたしのお尻に突き刺さったバイブを動かし、あたしのアナルを押し広げてくる。
切っ先の角度を変えるそれにジワジワと腸液が漏れだし、直腸内が熱く火照っていくのが分かった。
何処か疼きにも似たそれはきっとオマンコと同じく、アナルでもアヘる準備が始まっているからなのだろう。

京太郎「オマンコひくついて…ほぉら…またイッた」
憧「んあぁっ♪♪ひゃあぁ…あ゛ぁぁああっ♥♥」

勿論、その最中もあたしのオルガズムは止まらない。
ご主人様がほんの少しバイブを動かすだけで、昂った身体は簡単に絶頂へと達してしまう。
だけど、それは決してさっきのようにオマンコを犯されて得るオルガズムには及ばない。
まるで心の隙間に染みこんでくるように被虐的であるし、ニ穴責めに興奮しているものの、あくまでそれだけなのだ。

憧「(あぁ…ぁっ♥♥切ない…ぃぃ♪♪切ないよぉぉ…ぉ♪♪♪)」

そうやってアナルをイジメられる事に対する抵抗は、最早、あたしの中で溶けてしまった。
代わりにあたしの中に浮かんでくるのはそうやってアナルだけ構われるのが切ないという欲求不満である。
勿論、今もあたしの奥にオチンポが突き刺さっているものの、ご主人様はアナルを弄るばかりで微動だにしてくれない。
その硬さや存在感、そして熱は健在であるだけにそれがどれだけあたしに切なさを与えるか…筆舌に尽くしがたいくらいだ。

憧「(あたし…もうイくだけじゃ満足出来なくなってるぅ…♥本当にエッチな…♪♪エッチな奴隷になっちゃってるぅぅ♥♥)」

その切なさに最早、普通の絶頂では満足出来なくなっている自分を自覚させられてしまう。
今だってオナニーとは比べ物にならないほど気持ち良いのに…焦らされているように感じるなんてよっぽどだ。
きっとあたしはもうオナニーや他の人では満足する事が出来なくなっているんだろう。
催眠術を使ってあたしをおかしくしたご主人様相手じゃないと…こんな風にイく事なんて出来っこないんだから。
きっとご主人様に見捨てられたら…あたしはこの欲求不満を解消する術がなくって…本当に色狂いになってしまうんだ。

京太郎「これでジュポジュポしたらどうなるんだろうな…!」
憧「ん゛ほぉおおぉぉぉおおおぉっ♥♥」

その恐ろしさにあたしが肌を震わせた瞬間、ご主人様の手があたしのアナルでバイブを抜き差しする。
ヂュボヂュボってやらしい音をわざを立てるようにして動かされる張り具はひくついたアナルに新しい快感を注ぎ込む。
奥で切っ先をグリグリされて押し広げられていた時よりもむず痒く、より強い快楽を子宮へと這い上がらせた。
アナルだけでイくのではなく、子宮も連動してイかされるそれは、ご主人様があたしの子宮の裏側を的確にバイブで押し込んでくるからだろう。

憧「(そ、そんなに子宮の裏側ゴリゴリ…されたらぁっ♪♪それだけで…エッチなお汁漏れちゃうよぉ…ぉぉ♪♪♪)」

愛液でパンパンに満たされた袋をお腹の後ろ側からギュって押されるような感覚。
それにあたしの子宮口からトロトロの本気汁が漏れて…ご主人様のオチンポへと掛かるのが分かる。
しかも、その度にあっさりとイッてしまうものだから本気汁が決して尽きる事はなく、二度三度と刺激される度にお漏らししてしまった。
あたしの身体を隅から隅まで把握しなければその責めに、あたしの身体はもう完全に屈してしまったんだろう。

京太郎「はは。憧…さっきから腰動いてるぞ」
憧「ひあ…あぁっ♥あ゛ぁぁああぁっ♥♥」

その一つの証拠があたしの腰だ。
ほんの少しだけ身動き出来る可動域を精一杯使うようにして、あたしは腰を後ろへと突き出している。
勿論、それで動ける距離なんてほんの数センチあるかないかで、微々たるものだ。
しかし、そうと分かっていても、アナルだけで休みなくイかされ続けるあたしにはもう我慢なんて出来ない。
僅かながらでもより快楽を得ようと窮屈な環境の中で身体を揺すり続ける。

京太郎「半開きになった口から唾液垂れ流しにして…カクカクって腰必死に揺すってさ。まるで変態みたいだよな」
憧「いぐぅ…♪♪ん゛ぅぅぅっ♥♥」

ご主人様に言われるまでもなく、あたしだって今の自分が変態のような動きをしている事を自覚している。
いや、最早、それは人という範疇には収まらず、メスとかケダモノとか言う方が近いのかもしれない。
一心不乱に本能が悦楽を求めるその動きは、それくらいに淫らではしたないものなんだから。
でも、あたしがそれにショックを受ける事はなく、ただただ甘い被虐感へと組み替えていた。

憧「(はぁ…ぁ♪♪ご主人様ぁ♥ご主人…様ぁぁっ♥♥)」

それは勿論、ご主人様がそんな変態のようなあたしを受け入れてくれているからだ。
アナルにバイブを突っ込まれるだけでも簡単にイッてしまう淫乱でどうしようもないあたしを。
もう我慢出来なくて腰を揺さぶってしまう変態でケダモノのようなあたしを。
そして、ご主人様の思い通り、淫乱でエッチな事大好きで…ヨダレ垂れ流しのアクメ顔だって簡単に晒しちゃうあたしを。
その瞳が、顔が、声が、吐息が、手が、オチンポが…悦んでくれていると伝えてくれる。

憧「動い……てぇ…♥」
京太郎「ん?」

その想いが何度目かの絶頂で弾けた瞬間、あたしの口からはポツリと声が漏れ始める。
それは勿論、嬌声で殆どが聞き取れない曖昧で胡乱なものであった。
小さく呟くようなそれはお互いの吐息で満たされたこの部屋でご主人様に届かなかったのだろう。
しかし、それでもあたしは構わなかった。
いや、構うはずがなかったのである。

憧「動いて…ぇっ♪♪ご主人様も…気持ち良くなっへ…ぇ♥♥あらひの中…どっぴゅん…しへくらしゃい…ぃ♪♪♪」

それはもう本能から漏れるものではなかった。
度重なるオルガズムにあたしのメスは目覚めきってしまい、悦楽を貪るのに必死になっているんだから。
あたしの口を支配していたのは最早、気持ち良さだけであり、本能すらそこには入り込めない。
それでもあたしがこうして『自分の言葉』を放つ事が出来たのは偏に、ご主人様が愛しいからだろう。

憧「しゅきぃ…♥♥ご主人しゃまも…オチンポしゃまも好きらかぁぁ…♥これじゃ辛…いぃ…れすよぉ…ぉ♪♪♪」
京太郎「…憧」

とは言え、それはもう順序立てて紡がれるものではない。
そんな論理的思考などとうの昔にあたしの中から消え去ってしまったんだ。
あたしの口を動かしているのは衝動にも似た愛しさと、そして現状に対する欲求不満である。
このままではあたしだけが気持ち良くなってご主人様が気持ち良くなれない。
それよりも二人でもっともっと気持ち良くなりたいという感情が、あたしにニ穴責めの快楽から言葉を漏らさせたのだ。

京太郎「…本当、しょうがない奴隷だな」
憧「ふぁぁ…ぁ…♪♪」

そんなあたしに呆れるように言いながら、ご主人様はそっとあたしの身体を押し倒した。
再びあたしを下に組み敷くようなその姿勢にトクンと心臓が甘く脈打つのが分かる。
やっぱりあたしはご主人様の上で弄ばれるよりも、こうして正常位で犯される方が好みなんだろう。
どれだけ調教されても…おかしくされても、恋人同士のようなその体位はあたしの中で特別なんだ。

京太郎「その代わり…ちゃんと気持ち良くしろよ…!」
憧「んにゃあ゛ああぁぁあ゛ああぁぁああぁっ♥♥」

そう言いながらあたしの中で再び動き出すオチンポは…もう堪らなかった。
動いてもらえなかった所為であたしの中は敏感になり続けていたのか、さっきよりも遥かにその存在を強く感じる。
しかも、お尻の裏側には未だバイブが存在感を放ち、ご主人様のピストンの度に肉壁がそちらへと押し当てられてしまうんだ。
肉襞の一つ一つがゴリゴリと抉られ、押し込まれ、引っかかれ、そしてメスを狂わせる性具に挟まれる感覚。
それらが全て悦楽として頭の中に叩き込まれて、悦楽中毒になったあたしが悶えないはずがない。
今にも悦楽が脳から溢れだしてしまいそうなその感覚に、あたしはもう全身を痙攣させた。

憧「しましゅぅっ♥♥オチンポごほぉししゅるぅうっ♪♪♪らから…じゅぽじゅぽぉっ♥♥」
京太郎「本当…貪欲な奴…!」

それでもあたしの口から漏れるのは嬌声だけではなかった。
一度、悦楽を上回った感情はそこを動かす術を思い出したようにご主人様に従順な言葉を返す。
その意味も半ば理解していないまま放ったそれにご主人様は呆れるように言いながらも、あたしの腰を掴んでくれた。
そのままガツンと腰を打ち付けるそれに、瞼の裏側が真っ白く弾けるのが分かる。

京太郎「要望通り…思いっきり犯してやるよ…!」
憧「はひぃぃぃぃぃんっっ♥♥」

頭の中から悦楽を溢れさせ、視界を染めたご主人様のピストン。
それはあたしの入り口から奥までを一気に抉る強いものだった。
今までの回数を重視したそれではなく、距離と激しさを重視したそれに子宮が突き上げられるのを感じる。
だが、その衝撃に子宮がアクメを沸き上がらせるよりも先にご主人様のオチンポはひくつくボルチオから去っていくんだ。

憧「これちゅよいぃっ♥♥ちゅよすぎて…しきぅ…ひぐううぅぅぅぅぅう♪♪♪」

そうやって再び繰り出されるピストンはまるで容赦の無いものだった。
あたしの女の部分全部を刺激しようとするようにひくつく膣肉を思いっきり抉ってくる。
その頻度はさっきまでのピストンと大差なく、ご主人様が全身の筋肉を思いっきり酷使しているのが伝わってきた。
しかし、それでも休みなく、あたしの中を突くのは、それがあたしを堕とす為のものではなく、自分が気持ち良くなる為のものだからだろう。

憧「(らって…あたしさっきのでも一杯一杯アクメしてて…ぇ♥♥)」

あたしを堕とす為ならこんなに激しいピストンは必要ない。
勿論、今のこれは突き上げられる度に子宮が壊れそうなくらいに気持ち良くなるし、視界が悦楽に埋め尽くされるのをはっきりと自覚出来る。
でも、その悦楽の波はご主人様が消費するであろうスタミナと決して釣り合ってはいない。
あたしを失神するまで気持ち良くさせるつもりなら、今までのもので十分過ぎる。
しかし、それでも視界が真っ白で何も見えないあたしに伝わってくるくらい激しい抽送を繰り返すのは、きっとご主人様自身がもう射精を我慢出来ないからだ。

憧「(その証拠に…ぃ♥♥ご主人様のオチンポおおきくなっへぅぅ…♪♪)」

ああやって動かない間、欲求不満を感じていたのはあたしだけではないのだ。
焦らされていた所為でさっき以上に敏感になった膣肉はご主人様の反り返ったカリ首がピクピクと震えるのをはっきりと感じ取っているんだから。
ピストンの度、子どものように悦ぶその様は、あの凶悪なオチンポとは思えないくらいに可愛らしい。
そして、それがご主人様があたしで気持ち良くなってくれているという実感と共にあたしの頭と心にしっかりと刻み込まれていく。

憧「(幸…せぇっ♥♥あたひ…幸せらよぉ…ぉ♥♥)」

そしてしっかりと刻み込まれた後から沸き上がるのは幸福感と言っても差し支えのないほどの心地好さだった。
それはきっと今まであたしがご主人様の事をろくに気持ち良くさせられなかったという後ろめたさから来ているのだろう。
勿論、それは理由がないものではなく、あたしもご主人様もまた納得しているものであった。
けれど、世の中のカップルが日常的にしている事をしてあげられない自分に後ろめたさを感じるのはどうしても否定出来なかったのである。

憧「(でも…今は違う…よね…ぇっ♪♪あたし…ちゃんとご主人しゃまを気持ち良くれきてるぅ…♥♥)」

だが、こうしてご主人様にケダモノのように求められている今、その後ろめたさや女としての自信の無さが反転していく。
勿論、これは恋人同士のそれではなく、変態的で倒錯的な調教セックスであり、あたしが内心、夢見ていたものとは違う。
しかし、それでもあたしの中の後ろ暗い感情が充足感へと変わっていくのがはっきりと分かった。
あたしは今…間違いなく女としての責務を果たし、そして満たされている。
その幸福感はご主人様に力いっぱい抱きしめられるそれの何倍…ううん、何十倍にも大きいものだった。

憧「セックスさいこぉっ♥♥セックスしゅるの幸せぇっ♪♪あたし今…とっても幸せらよぉ…ぉ♥♥」

そして、それはそのままあたしの口から言葉になって飛び出す。
こんなに気持ち良いものをあたしにくれたご主人様にそれを伝えようとするその言葉にご主人様の肌がブルリと震えた。
まるで肌が総毛立つようなその反応にご主人様のオチンポも応える。
あたしの中でビクンと跳ねるそれは間違いなくあたしの言葉でご主人様も興奮している証だ。

京太郎「縛られて…無理矢理、犯されてるのにか…!?」
憧「縛られてても良いのっ♥♥無理矢理でも…良いのぉ♥♥」

そもそもそんな事あたしにとってはもう些細な事だった。
勿論、縛られているだとか無理矢理だとか、そんな事に囚われていたのは本当に最初だけなんだから。
ご主人様のオチンポを突っ込まれた頃にはもう完全に理性と共に投げ捨て、あたしが意識する事は殆どなかった。
今のあたしにとってそれらは寧ろ、被虐感を高め、マゾヒスティックな本性を顕にする為の呼び水に過ぎない。

憧「ご主人しゃまがあたしで気持ち良くなってくれてるから…♥あたしじぇんぶ幸せでしゅからぁっ♥♥」
京太郎「ぐっ…!」

あたしの言葉にご主人様は歯を噛みしめるような声を漏らす。
まるで暴走しそうな自分をギリギリのところで押し留めようとするそれにオチンポは不満そうにピクピクと揺れた。
今すぐあたしの事を貫きたいと訴えるそれを、しかし、ご主人様はあたしのボルチオへと押し込んだまま動かさない。
あたしの腰に指を埋め込むくらいに力を込めながら、ご主人様は何かを我慢していた。

京太郎「それなら…憧、一つ選んで…欲しいんだけどさ」

そんな風に我慢なんてせず、あたしの事を思う存分犯して…気持ち良くして欲しい。
そう思うあたしの前でご主人様は途切れ途切れに声を漏らす。
快感混じりの熱っぽいその吐息は、欲求不満に強く染まっていた。
けれど、ご主人様はそれを何とか抑えこみ、今にも弾けそうな衝動をコントロールしていた。

京太郎「実は憧には最後に一つ催眠を掛けてある」
憧「しゃい…みん…ぅ♪♪」

それはきっと男としての意地でも、イキ狂って全身に汗を浮かべたあたしを気遣う為でもないのだろう。
そんな風に我慢するのは間違いなく、あたしにトドメを指す為だ。
今のままでもご主人様とのセックスなしでは生きていけないあたしを本当に狂わせる為なんだ。
ご主人様の言葉でそう思いながらも、しかし、あたしの胸に恐怖も何もなかった。
あるのはただご主人様にトドメを刺され、心身ともに壊される事への期待と興奮だけである。

京太郎「あぁ、俺が膣内射精したら…今までの催眠で奪った記憶が全部蘇るように…さ」
憧「あ…♥あぁぁ…ぁっ♥♥」

そして、ご主人様はそんなあたしの期待に応える言葉をくれる。
今でさえこんなにもおかしくなっているのに、これまで調教された記憶まで蘇ったら無事でいられるはずがない。
オチンポ挿入れられただけで狂い、アナルでも簡単にイくほど調教された記憶なんて今のセックスに劣らないくらい激しいのは確実なんだから。
しかも、それがこの六年間ほぼ日常的に行われていたとなれば…あたしに狂う以外の道はない。
きっと何食わぬ顔をして日常生活を送りながら、何時もセックスの事を期待してあそこを濡らしちゃうような淫乱メス奴隷に変えられてしまうんだ。

京太郎「それが嫌なら外に射精すし…それでも良いなら膣内に射精すぞ」

でも、ご主人様はそれをあたしに強要しない。
今までのように絶頂を奪ったり、抽送を止めたりして答えを迫ったりせず、あたしの意思で堕ちる事を望んでいるんだ。
だけど、あたしにとってそれは今までで一番、残酷で恐ろしいやり方に思えて仕方がない。
だって…ここまで悦楽に狂わされたあたしにとって、それはもう選択の余地すらないものなんだから。

憧「…きしゅ…しへください…ぃ♥♥」
京太郎え?」

そんなあたしの口から漏れたのはほんの少しだけズレた返事であった。
膣内射精の是非を聞かれているのに、キスを強請るだなんて会話のキャッチボールが欠片も成り立っていない。
でも、あたしにとってそれは決して譲れない要素だったのである。

憧「きしゅしながら…膣内射精ししへぇ…♥♥どぴゅどぴゅって…あたし…壊ひてくらしゃい…ぃ♪♪」

勿論、そうやってキスされながら射精したところで、あたしの未来は変わらない。
ご主人様のオチンポをオネダリした瞬間から…あたしはもうご主人様のメス奴隷になる事は確定していたのだ。
その事について最早、後悔していないどころか、悦ばしく思っているくらいなのだから…もうどう転んでもあたしが元通りになる事はない。
しかし、それでもあたしがあたしでなくなる最後の瞬間には…恋人らしいキスをして欲しい。
甘く切ないキスと共に『新子憧』というあたしにトドメを差し、『ご主人様専用の淫乱メス奴隷』としてのあたしに生まれ変わらせて欲しいんだ。

京太郎「憧は相変わらず…ロマンチストだな」
憧「らって…んふぁぁ…♥♥」

からかうように言うご主人様の表情は、もうあたしには見えない。
けれど、次の瞬間、あたしの頬に落ちた優しい唇が、決してからかっている訳ではない事をあたしに知らせた。
チュッチュとまるで赤ん坊が親愛の情を示すようなキスにトクンと幸福感が強くなる。
こんなに優しくて温かい人に堕とされるなんて…あたしはなんて幸せものなんだろう。
そんな感情さえ胸の奥底から沸き上がるくらいに、あたしはもうご主人様の虜にされていた。

京太郎「じゃ、ほら…舌伸ばせよ。望み通り気持ち良いキスしてやるからさ」
憧「はひ…ぃ♪♪ん…ふぁぁ…ぁっ♪♪♪」

ご主人様の言葉にあたしの舌はフルフルと天井へと突出される。
既に快楽でドロドロになったそれを必死になって突き上げるその姿はきっとあまりにも滑稽なのだろう。
けれど、ご主人様はそんなあたしを笑う事なく、唇をそっと塞いでくれた。
知っている、けれど、慣れ親しんでいる訳ではないその独特の感触にあたしの心がまたドロドロと蕩けていくのが分かる。

憧「(あぁ…♥きしゅ…ぅ♪♪きしゅ…好きぃぃ…♥♥)」

それほど積極的にした事はないとは言え、あたしにとってその交歓は決して嫌いなものではなかった。
親愛よりもっと強く激しい感情を伝えるそれは一回するだけで胸がときめき、顔が赤くなってしまうんだから。
だけど、次の瞬間、あたしが受けるそのキスはその色合いを大きく変えた。
ねっとりと唇が吸い付かれ、突き出した舌はジュルジュルと舐められ、そしてドロドロとした甘い唾液が…流し込まれてくる。
少女のように甘くときめくものではなく、あたしを貪る猛毒のようなキスに、あたしは… ――

憧「(こんなの…こんなの…ぉ♥あたしがリクエストしたものじゃ…にゃいのにぃ…ぃぃ♥♥)」

あたしが求めていたのはたまにご主人様求められる恋人同士の甘いキスなんだから。
それとはまるでかけ離れたドロドロとしたキスは、あたしを身体の中から穢し、マーキングしようとしているようだ。
でも、だからと言って、あたしは口の中までレイプするようなそのキスを拒む事なんて出来ない。
そうやって口まで穢され、犯される感覚に舌をさらに突き出し、オネダリするようにクチュクチュと舌を絡ませる。

憧「んふうぅぅぅうっ♪♪♪」

そんなあたしの中をご主人様の硬いオチンポが動き出す。
ズンズンとあたしを揺らすそのピストンに口から嬌声が溢れでた。
しかし、それでもあたしの舌は止まらず、一心不乱にご主人様とのキスを続ける。
まるでそれだけがあたしに出来る事だと言わんばかりの没頭っぷりに、ご主人様も応えてくれた。

憧「ふぁひゅぅっ♥♥あぁ…ん…むぅぅっ♪♪♪」

より激しくなっていくピストンはきっとあたしに対するご褒美なんだろう。
ズンズンと休みなく繰り返されるそれはあたしの気持ち良い所を的確に突いてくるんだから。
あたしの知らない快楽のスポットをこれでもかと刺激するその技巧に、あたしの全身が痙攣を始めた。
あたし以上にこの身体を知り尽くしているご主人様のピストンに合わせてビクブルプシャァとオルガズムを伝える。

京太郎「はぁ…ぁ…っ!」

だけど、そうやってあたしがイく度にご主人様の抽送から技巧がなくなっていく。
あたしの気持ち良いところを的確に抉り抜く悪魔のような鋭さがなくなり、ただただ前後にピストンするだけの動きへと変わるんだ。
しかし、それが決して気持ち良くないかと言えば、決してそうではない。
寧ろ、そうやって単調な動きになった分、速度が上がり、あたしの最も敏感なボルチオをガンガン叩いてくるんだから。

憧「(しょれに…ご主人しゃまのオチンポぉっ♥♥オチンポブルブルして…あはぁ…ぁっ♪♪)」

そうやって余裕が消えていくのに反比例するようにご主人様のオチンポは大きく太くなっていく。
元々、あたしのオマンコがはちきれそうなくらい大きかったそれが、もう限界だってオマンコが悲鳴をあげるくらいの大きさへと。
もうあたしの肉襞の間まで押し潰すようにして刺激するほど大きなそれは、技巧が消えた分を帳消しするのにあまりあるくらいだ。
こうして技巧もないケダモノじみたピストンをされているだけで、もう脳髄が蕩けて、元に戻れなくなってしまうくらいに。

憧「(もう射精しゅるんですねぇっ♥♥ご主人様のオチンポからぁっ♪♪精液…ぃっ♥♥あたしを壊す…せぇえきぃぃっ♥♥♥)」

自分で心の中に浮かべたその言葉にあたしの腰もまた動き出す。
勿論、組み敷かれた状態で、しかも、アナルにバイブを入れられ、縛られているあたしがどれだけ必死になっても可動域は数センチにも満たない。
だが、悦楽もクライマックスに達したあたしにとって、そのほんの僅かな距離でも十分過ぎるくらいだ。
そうやって少し動くだけでも、悦楽は別種のものへと変わり、あたしの身体はより気持ちの良い領域へと突き上げられていくんだから。

京太郎「ぐ…ううう…っ」

それはきっとご主人様にとっても同じなんだろう。
あたしがほんの腰を動かすのに合わせて、その口から苦悶の声が漏れるのが聞こえた。
まるでケダモノが必死になって威嚇しているようなそれは勿論、ご主人様が善がっているからだろう。
射精前の単調になりがちなピストンを補うように動くあたしの身体に…ご主人様もまた蕩けて…そして… ――

憧「あぁぁぁ…っ♥♥」

あたしが腰を動かし始めた事で計算が狂ってしまったのか、或いはご主人様がもう我慢出来なかったのか。
どちらにせよ…ご主人様のオチンポはピストンの途中でブルリと震え、その熱をさらに一段階激しいものへとさせる。
今にもお腹の中が溶かされてしまいそうなほど激しい熱に、あたしが期待を沸き上がらせた瞬間、ご主人様の腰が大きく離れていく。
その大きなオチンポをギリギリまで子宮口から離れさせ、加速距離を得ようとするそれはまるで引き絞られた弓のようだ。

憧「ひっ~~~~~っっっ♥♥♥」

そんなあたしの印象に違わないくらいに、そこから放たれた一突きは凄まじいものだった。
脳天にまで届いた衝撃が、そのまま脳を突き上げるように感じるほどの一撃だったのだから。
けれど、頭の天辺から足の先まで全部が全部、発情期を迎えたあたしにとってその強い衝撃も悦楽の一つでしかない。
頭も子宮もクラクラと揺らされ、完全にイキ狂わされてしまうそれは今までの中でも一番激しいと言っても良かっただろう。

憧「(あちゅいいぃっっ♥♥ドクンドクンって…しゅごいの…っ♥♥♥ドロドロにゃのぉ…ぉ♪♪♪)」

だけど、あたしにはもうそれを殆ど意識している余裕はなかった。
そうやってオチンポが奥へと到達した瞬間、先端が弾けたかと思うと熱い波があたしのボルチオへと注がれるんだから。
まるで熱湯のようなそれは、しかし、ドロドロとしていて、あたしの愛液塗れの肉穴にべったりと貼り付く。
しかし、それをあたしの子宮口は美味しそうに吸い上げて、子宮へと誘い込もうとしていた。

憧「(美味しいっ♪♪♪これ…甘くれ…美味しくて…ぇぇ♥♥にゃに…これぇぇぇっ♥♥♥)」

そしてその度にあたしの全身が甘味を訴える。
文字通り指の先から、足先までも舌になったかのように甘みを感じ、脳へと情報を伝えてきた。
勿論、それは舌だけで得るそれと比べ物になるはずもなく、常識外れの味となって頭の中に刻み込まれる。
きっと世界中の甘味料を集めても再現出来ないだろうそれは、今まで食べてきたどんなものでも薄く感じるくらいに濃厚だ。

憧「(しょれに気持ち…良ひぃぃっ♥♥どぴゅどぴゅしゃれる度に…いぐぅぅっ♪♪しゅごいい゛ぐうぅぅぅんっ♥♥♥)」

勿論、理解不能な甘味を感じるまで心も身体も玩具にされたあたしがそれで済むはずがない。
そうやって理解不能なドロドロがあたしの中へと注がれる度に、ボルチオがイキ続ける。
小刻みに何度も最奥を強く突かれているようなそれは延々と終わる事がない。
いや、それどころかあたしの中に張り付く量が増える度に、どんどん頭が身体が白く染まっていくんだ。

憧「(あはぁ…♪♪もう…にゃにも分かんにゃいぃ…♥♥じぇんぶ…真っ白になっちゃっらぁ…ぁぁ♥♥)」

そしてそれはついにあたしの中の全部を塗りつぶす。
意識も身体も何もかもを悦楽に染めるほど高まったそれは、あたしの全身から感覚を奪い取っていった。
きっとあたしは今、休みなく嬌声をあげているなのに、そんな自分の声すら聞こえない。
いや、それどころか喉の震えも、シーツを握りしめていたはずの指先も、イキ続けて痙攣が止まらなくなった太ももも。
全部が全部、塗りつぶされてあたしの中からこぼれ落ちていく。
そんな中、あたしに唯一、残っていたのはご主人様のオチンポを受け止めるオマンコの感覚だけだった。

憧「(オマンコぉっ♥♥オマンコしゅごいぃいいっ♪♪全身でイッへふぅぅっ♥♥全身アクメさいこぉぉっ♥♥♥)」

まるであたしの全てを使わなければ、オマンコの感覚を全部、処理出来ないと言わんばかりの身体の反応。
それに自分がどんな反応をしているか分からないくらいに…その感覚は最高だった。
肉襞を押しつぶされる感覚を、ボルチオが粘液を吸い上げる感覚を、ドロドロになった子宮が満たされていく感覚を…全身にスケールアップして感じられるんだから。
今までのオルガズムなんて前菜に過ぎなかったのだと本能で理解させられてしまうくらいに、それは素晴らしいものだった。

憧「(あぁ…♥♥これ…きっとしゃせ…ぇなんらぁ…♪♪ご主人しゃまのせぇえきぃ…♥♥たねぢゅけ…されてるんらぁ…ぁ♥♥♥)」

その素晴らしさにばかり心を奪われていたあたしはオチンポが数回脈動してようやく正体に気づいた。
自分は今、ご主人様の精液を受け止めているからこそ…こんなにおかしくなっているのだと。
避妊具なしの…孕ませるのも構わない種付けセックスだからこそ、あたしはこんなにも幸福感に…ううん、多幸感に満たされている。
あたしは今、女として…メスとして…愛しいオスに孕ませられるっていう最高の幸せを享受しているんだ。

憧「(ひ…ぃぃ…♥♥なにか…にゃにか…♥あたしの奥から…来る…ぅぅうっ♪♪♪)」

それを理解した瞬間、あたしの奥からゾワリと何かが立ち上ってくる。
まるで鎌首を持ち上げた蛇のようなそれは、真っ白になった身体に這いずり、あたしの全身を穢していった。
そしてそれがスクリーンのように真っ白になったあたしの中に幾つもの像を浮かばせる。
それらは時間や場所こそ別々であったものの、ご主人様とあたしが…エッチな事をしているという事だけは共通していた。

―― 暗い部屋の中、身も心も蕩けるようなキスと共に処女を捧げたあたし
―― 誰もいない教室で、彼の机で大きく足を広げながらセックスをおねだりするあたし
―― 体育が終わった後の汗だくになった身体をそのまま体育倉庫へ引きずり込まれ犯されるあたし
―― 両親がいない家のトイレでオチンポをしゃぶらされた後、騎乗位でおしっこさせられるあたし
―― 彼の自室を電車の中だと思い込まされ、擬似的な痴漢プレイをさせられるあたし
―― 映画館の暗がりの中、ショーツ越しにアソコを擦られ、発情させられたままデートに連れ回されるあたし
―― 最後にラブホテルに連れ込まれてエッチなビデオを見せられながら、アナルまでご主人様に捧げたあたし
―― ご主人様の妹だと刷り込まれ、お兄ちゃんと呼びながら背徳的なセックスを楽しんでいたあたし
―― 逆に姉だと暗示を掛けられ、お風呂やトイレのお世話、そしてベッドでのオナニーのお手伝いなどをしてしまったあたし

そして…そのどれもが堪らなく気持ち良いものだった。
どれだけ酷くて恥ずかしい事をされても、どのあたしもそれを間違いなく悦んでいたのである。
それは勿論、どこのあたしもご主人様の事を愛していて、そしてご主人様もまたあたしを愛してくれていたからだろう。
どんな恥ずかしいプレイでも、あたしが本当に傷つく事がないように、誰にも知られないように細心の注意を払ってくれていたんだから。
そうでなければ、あたしはこんなにも恥ずかしい姦淫に溺れる事は出来ず、ご主人様にこうまで身を委ねる事はなかっただろう。

憧「あへぇ…ぇ♥♥♥んにゃぁ…あぁ…ん…♪♪♪」

ご主人様の宣言通り、あたしの中で蘇ったこの六年間の愛の記録。
それをあたしが頭の中で記憶として処理出来た頃には、もうご主人様の射精は終わっていた。
だけど、たった一度のはずの射精で、あたしのお腹はぷっくりと膨れ、膣内にも白濁液が逆流している。
けれど、六年間、ご主人様の性奴隷として弄ばれたあたしの記憶を探しても、そんな経験はなかった。

憧「(あ…ぁ…♥♥ご主人…しゃまぁ…ぁっ♥♥♥)」

あたしの事を気遣ってくれていたのか、或いは証拠が残ると考えたのか。
ご主人様本人ではないあたしには決して分からない。
だけど、優しいご主人様はきっとあたしとの未来を真剣に考えてくれていたのだろう。
そうでなければ、こうして記憶を蘇らせる必要はないし、そもそもこうしてあたしに拒絶されるようなリスクを背負う必要はない。
もし、あたしの事を大事に思っていないならば、今までのように催眠術という訳の分からないオカルトを使ってあたしを玩具するだけで良いんだから。

京太郎「…大丈夫か?」

そんなご主人様があたしの顔を覗き込む姿が涙で滲んだ視界の向こうでうっすらと映り込む。
まるでスクリーンのように真っ白に染まった視界は幾分マシになり、聴覚も僅かながら取り戻し始めていた。
ご主人様の射精が終わった事であたしの身体からオルガズムの波も引き始めたのだろう。
とは言え、未だあたしの中で静電気のようなオルガズムが湧き上がり、筋肉がピクピクと震えていた。
調教された記憶が蘇り、完全にアクメ発狂しちゃったあたしのオマンコには未だ硬いままのご主人様のオチンポがあるんだから。
身も心も…ううん…魂までもご主人様に貪られたあたしにオチンポが挿入れられている限り、きっと本当に落ち着く事は出来ないんだろう。

憧「ふぁ…ぁい…っ♪♪♪」

それでもあたしの身体が首肯を示し、その口から吐息混じりではあるものの肯定の声が出たのは身体がそれに慣れてしまったからだろう。
最高の多幸感と悦楽を知った身体は、こんな余韻のようなオルガズム程度で主導権を手放したりはしない。
確かに気持ち良い事は気持ち良いが、それは決して快楽発狂したあたしをさらに狂わせるほど強いものではないのだ。
まぁ…今のこれでも快楽の総量と言う意味では、アナルを犯される時よりも遥かに大きいのだけれども。

京太郎「…じゃあ…さ。憧…」
憧「ん…ぅぅ♥」

最早、身体だけでなく全てが快楽に対して貪欲になってしまったあたし。
そんなあたしを唯一、満足させてくれるであろう人が、その顔にほんの少しだけ迷いを浮かばせた。
まるで本当にそれを口にしても良いのだろうかと思い悩むそれが悦楽に歪んだあたしの心に強く残る。
しかし、数秒も経った頃にはご主人様はそれを飲み込み、代わりにあたしへと小さな小箱を差し出した。

京太郎「俺と結婚してくれないか?」
憧「~~~~~っ♥♥♥」

―― それはきっと考えうる限り最低のプロポーズだ。

だって…あたしは今、殆ど身動きが取れないくらいガチガチに縛られていて。
場所だって…ロマンチックどころか…ご主人様の部屋にあるベッドの上で。
しかも…あたし全身体液塗れで…涙や唾液で顔ももう…酷い事になっちゃって。
今も…ご主人様のオチンポが震える度に…簡単にイッちゃってるんだから。

京太郎「俺…憧じゃないとダメなんだよ。こんな事するくらい…俺、憧の事愛してるんだ」

―― だけど…それでも。

それでも…ご主人様の言葉にあたしの心は震えてしまう。
何処か縋るような、懺悔するような、自嘲するようなその響きに歓喜を沸き上がらせてしまうんだ。
まったく…ご主人様にとって都合の良すぎる…馬鹿な女のような反応。
でも、あたしはもうご主人様によってとっくの昔に…そんな馬鹿な女にさせられたんだろう。
だって、そんな自分に自嘲さえ沸かず…さっきとは違う意味で泣きそうなくらいに嬉しいんだから。

憧「あらひ…で良いんでしゅ…かぁ…♥♥」

だけど、それを素直に受け取る事が出来ないのは…あたしが決して非の打ち所がない女ではないからだろう。
家事全般は得意だし、ご主人様の好みの味付けも完全に把握しているとは言え、あたしはこの六年間、トラウマによって怯え、何度もご主人様を傷つけてきた。
こうしてメス奴隷になった今、それは解消されたとは言え…そんな風に堕ちた女が、ご主人様に相応しいとは思えない。
あたしの身体も心も…もう快楽発狂しちゃって、元には戻れないんだから…ただの性欲処理係になるのが一番なんじゃないだろうか。
自分でそんな風に思うくらいに、あたしはもうご主人様に狂わされていた。

京太郎「憧で…じゃない、憧が良いんだ。…俺、こんな俺だけど…それでも憧の事心から愛しているから…」
憧「あ…あぁぁっ♥♥♥」

だけど、ご主人様はそんなあたしを心から求めてくれる。
ううん…それだけじゃなくって、体液でドロドロになったあたしの身体を包むように抱きしめてくれるんだ。
何処か縋るような、逃すまいとするようなそれは、ご主人様のプロポーズが決して睦み言や冗談の類ではない証だろう。
そう思うと…あたしはもう我慢出来なくなって…いけないと思いながらも口を開いてしまった。

憧「ご主人様…ぁ…♥♥…ちゅけれ…♥つけ…て…くだしゃい…♪♪」
京太郎「…あぁ。分かった」

あたしの言葉にご主人様は「良いのか」とは聞かない。
後悔に歪んだその顔を綻ばせながら、あたしの小箱から取り出した指輪をあたしの指に嵌めてくれる。
左手の薬指に嵌められたその指輪は何処か自慢気にダイヤモンドをキラキラと輝かせていた。
滲んだ視界の中でもはっきりと分かるその輝きに、あたしの身体はもう完全にタガが外れてしまう。

憧「ご主人様ぁ…っ♥♥しへぇ…ぇ♥♥セックス…ぅ♪♪セックス…してっぇ…♪♪♪」

次の瞬間、あたしの口からオネダリが飛び出すのは、さっきからあたしの身体が疼きっぱなしだったからだ。
ご主人様の催眠によって精液が最高の媚薬のように作用する淫らな身体は、未だセックスを求め続けていたのである。
それが今まで大人しくしていたのは身体がそれどころではないくらいにイキ疲れていたからだ。
だが、最早、そんな事が気にならないくらいに、心も身体もそれを貪欲に求めている。

憧「ご主人しゃまも…したいれすよね…っ♥♥オチンポ…バキバキ…ぃぃ♥♥♥」

そしてそれはご主人様も同じだ。
だって、あたしの中で自己主張を続ける怒張は、未だガチガチに勃起しているままなんだから。
射精前から一切、衰えていないその熱と硬さは、ご主人様がまだまだ満足していない事をあたしに教える。
あたしに負けず劣らず貪欲なご主人様はそれこそ一日中あたしを犯し尽くしてもその精力が尽きないくらいの性豪なんだ。

京太郎「あぁ…だから…するぞ…っ」
憧「ふぐぅうぅううぅっんっっ♥♥♥」

そんなご主人様は力強く頷きながら、あたしの唇を強引に奪った。
そのままヂュルルとあたしの口腔を貪りながら、ご主人様の腰が動き出す。
再びあたしの中で暴れ始めるオチンポに、熟れた媚肉が簡単にオルガズムへと突き上げられた。
しかし、それはさっきまでのものとは違い、一回一回に多幸感が付随する…とても幸せなアクメである。

憧「(あらひ…あたし…ぃ…♪♪とっれも…幸せ…れすぅ…♥♥♥)」

例え、メス奴隷のままでも、あたしは幸せだっただろう。
だが、ご主人様はあたしを奴隷にしただけではなく、生涯の伴侶として選んでくれた。
こんなに淫らでダメなあたしを妻として迎えたいと…プロポーズしてくれたのである。
その多幸感は最早、あたしの中で収まりきらないほど大きいものだった。
それを一回一回イく度に自覚させられるあたしは再び涙を漏らしながら… ――




―― 結局、あたしはオマンコとアナルから精液が逆流するまで身体中を犯されたのだった。
最終更新:2014年01月29日 20:55