高校二年――7月イベント

【高校二年 ―― 7月】

京太郎「(にしても…灼の奴…なんかすげー迫力あったなぁ…)」

京太郎「(今にも刺されてしまいそうな独特の凄みがあった)」

京太郎「(まぁ、あいつの手に何もなかった時点でそれはただの錯覚なんだろうけどさ)」

京太郎「(…だけど、なんかあいつそういう事やってもおかしくない危うさがあるというか…)」

京太郎「(レジェンドへのなつきっぷりに…崇拝にも近い感情があるというか)」

京太郎「(あいつレジェンドに恋人でも出来た日にはその相手を刺したりするんじゃないだろうか)」

京太郎「(…いや、ないよな、うん。流石にないって)」

京太郎「(幾らそのシーンを容易く想像出来るって言っても…あいつはアレで人一倍分別ある奴なんだから)」

京太郎「(一度だって洒落にならない冗談は言わなかったし、俺をからかうのも不快にならないラインを心得てくれてる)」

京太郎「(そんな灼が踏み越えちゃいけないラインを踏み越える訳ないだろ)」

京太郎「(ただ…なんで脳裏に浮かんだ映像で灼に刺されてるのは俺なんだろうな)」

京太郎「(俺とレジェンドにそういう艶っぽいものなんて欠片も入り込む余地はないと思うんだけど…)」

京太郎「(疲れてるのかなー…俺。多分…疲れてるんだろうな)」

京太郎「(とりあえず…今日はゆっくり休むか…)」


>>+2
末尾偶数:何事もなかった
末尾奇数:その時電話が!
































>>何事もなかった

京太郎「ふぁぁ…」

京太郎「(んー…なんか今日はすげー眠いな…)」

京太郎「(もう夏真っ盛りで熱いんだけど…冷房ガンガン入れてれば十分涼しいし)」

京太郎「(こういう夏だけに出来る贅沢ってホント、最高だよなー…)」

京太郎「(冬はカピーの温室で一緒に寝るのが一番なんだけど…)」

京太郎「(あいつ大人しいし人懐っこいからだき枕に最適だし)」

京太郎「(ま、流石に冷房ガンガン入れてるこの部屋にカピー呼ぶ訳にはいかないけどさ…)」

京太郎「(仕方ない…今日は寂しく一人寝しますか…)」



>>+2
末尾16 憧しずの夢を見た
末尾27 灼の夢を見た
末尾38 玄の夢を見た
末尾49 宥さんの夢を見た
末尾50 やえさんの夢を見た


































>>宥さんの夢を見た

宥「きょーくん…って…あ…」

宥「(…お昼寝中だったのかな…悪い事しちゃったなぁ…)」

宥「(そもそも近くに寄ったからっていきなりお邪魔しちゃうなんて…やっぱり突然過ぎたよね…)」

宥「(でも…急にきょーくんに会いたくなっちゃって…ダメなおねーちゃんで…ごめんね)」ナデナデ

宥「(…ぅ)」ブルル

宥「(…やっぱり…このお部屋…ちょっと寒い…)」ブルッ

宥「(冷房入ってるし…でも、流石に切っちゃう訳にはいかない…よね)」

宥「(…だけど折角会いに来たのに何もお話出来ないのは寂しいし…)」チラッ

宥「(…ちょっとだけなら…良いかな?)」

宥「(うん…ちょっとだけ…ちょっとだけだから…)」スッ

宥「(えへへ…きょーくんと一緒のお布団あったかぁい…♥)」

宥「(ポカポカで…トロトロで…私もっとこれ欲しくなっちゃうよ…ぉ♪)」トローン















宥「…えいっ」ギュッ

宥「(…ふふ、きょーくん寝てるのに…ギュってしちゃった…)」

宥「(…起きたら驚くかな…?でも…きょーくんが悪いんだよ?)」

宥「(こんなに私の事暖かくしてくれるから…もう私、離れられなくなっちゃった…♥)」

宥「(心も…身体ももう…きょーくんなしじゃ…冷たくて死んじゃいそうになってるんだから…)」

宥「(…本当は…ね。その責任…取って欲しいけど…)」

宥「(元々、ダメなおねーちゃんだった私を…きょーくんなしじゃもっとダメにしちゃった責任…とって欲しいけど…でも)」

宥「(きょーくんを独り占めしたら…玄ちゃんが泣いちゃうよね…)」

宥「(玄ちゃんも私に負けないくらい…きょーくんの事好きだから)」

宥「(…ううん、玄ちゃんだけじゃなくって…他の皆も)」

宥「(子どもの頃からきょーくんの事知ってる皆…好きにさせちゃって…)」

宥「(…本当に悪い子…なんだから…)」ナデナデ















宥「(…だから、私、我慢する…よ)」

宥「(本当は独り占めしたいけど…でも)」

宥「(私、他の皆が大好きだから)」

宥「(皆…泣いてほしくないし…傷ついて欲しくない)」

宥「(…ううん、きっと…どうなっても…傷つけられるんだろう…ね)」

宥「(皆…もうそれくらいきょーくんの事好きになってるんだから)」

宥「(でも…それが出来るだけ浅くなるように)」

宥「(皆が負う傷が…少しだけでも浅くなるように…)」

宥「(…私…頑張るから…ね)」

宥「(それが私がきょーくんに出来る…恩返し)」

宥「(…きっと誰か一人を選ぶ事が出来ないだろうきょーくんに私がしてあげられる…きっと唯一の事)」

宥「(…ううん、違う…よね)」

宥「(私も…それを望んでる)」

宥「(皆と…阿知賀で過ごした時間がずっと続くようにって…)」

宥「(そこに…やえちゃんが加わっても…皆幸せで…笑顔でいられますようにって)」

宥「(だから…私…きょーくんの事を出汁にして…)」

京太郎「…ん…っ」ギュッ

宥「きゃんっ♪」














宥「も、もう…いきなり…何を…」

宥「(…ってそんな訳…ないよね)」

宥「(きょーくんきっと寝ぼけて私の事…抱きしめてくれたんだ)」

宥「(きっとカピーちゃんか何かと勘違いして…)」

京太郎「…姉さん」

宥「ふぇっ」カァァ

京太郎「姉さん…すげ…エロい…」

宥「え、エロ…っ…」

宥「(ち、違うもん…私…別にエッチなんかじゃ…)」

宥「(こうしてきょーくんのお布団に入ったのも…寒かったからで…)」

宥「(い、いわゆる…緊急避難って奴なんだから…)」

京太郎「おもち…すげー…柔らか…」

宥「ふきゅ…っ♪」

宥「(だ…だめ…きょーくん…っ♥)」

宥「(そっちはおもちじゃなくて…わ、私のお尻だよ…ぉ♪)」

宥「(そ、そんなにむにむにって触る場所じゃ…はぅぅ…♥)」



















宥「や…ぁ…♪」

宥「(きょーくん…だ…めぇ…♥)」

宥「(そんなに…柔らかさ確かめるように…お尻揉まない…で…ぇ♪)」

宥「(そんな事されたら…私…私…もう…)」ジュン

宥「はぁ…♪ん…あぁ…ぁ♪」

宥「(身体…熱くなってきちゃってる…ぅ♥)」

宥「(さっきまで…寒かったはずなのに…今はもう身体の内側から…ポカポカしちゃって…♥)」

宥「(きょーくんに揉まれてるだけなのに…お尻…なんて…そんな変態さんみたいな…場所で…ぇ♪)」

宥「(私…私…気持ち良く…なっちゃってる…ぅ♥きょーくんに気持ち良く…されちゃってる…よぉ…♪)」

宥「(…寝ぼけてる…んだよね…?)」

宥「(きょーくんわざとじゃ…ないんだよね…?本当に…寝ながら…私の事…求めて…くれて…♥)」

宥「(だったら…私も…寝ぼけちゃう…よ…?)」

宥「(こんなにポカポカされて…私も…眠くなって来ちゃったんだから…)」チュッ










宥「ふぁぁ…」

宥「(…きょーくんのお鼻にキスしちゃったぁ…♥)」

宥「(凄い…これだけでトクンって胸の奥…熱くなっちゃった…ぁ♪)」

宥「(もっと…もっとしたい…きょーくんとキス…もっとぉ…♥)」チュッチュ

宥「(身体も…もっと密着して…スリスリ…させて…ぇ♪)」スリスリ

宥「(あぁ…♪このぷっくりしたところ…良い…っ♥)」

宥「(ここをきょーくんに擦り付けると…ドロドロのビリビリが…ジュンって…お腹に溜まって…ぇ♥)」

京太郎「…姉さん…可愛いよ」

宥「ふぇぇっ…♥」

京太郎「可愛い…姉さん…姉さん…」ハムゥ

宥「あ…あ…あぁ…ぁ♪♪」











京太郎「ん…ふぁぁ…」

京太郎「(あー…良く寝た…)」

京太郎「(にしても…中々、良い夢だったな)」

京太郎「(宥さんにおもち揉ませて貰える夢なんて…最高じゃないか)」

京太郎「(まぁ、最高過ぎて…一部が何時もよりも元気になってるけどさ)」

京太郎「(…お陰でもう一眠りしたい気分なのに眠れそうにないし)」

京太郎「(仕方ない、そろそろ目を開いて起きるか)」

宥「はふぅ…ん……ぅ♥」

京太郎「え…?」

宥「ふぁぁ…♪きょーくん…起きたぁ…♥」トローン

京太郎「え…?あ、あれ…姉…さん…?」

宥「えへ…♪きょぉ…くぅん…♥」

京太郎「…あ、あの…え?あれ…ぇ?」

京太郎「(ま、待て待て待て待て待て…)」

京太郎「(何この状況…?どういうアレなの?)」

京太郎「(俺…確かにあの時寝たよな…?)」

京太郎「(うん…確かに寝て…それで…夢の中で…宥さんと…)」

京太郎「(…って、もしかして…あれ夢じゃなかった…?現実っぽい…?)」サァァ










宥「んへへ…ぇ♥」スリスリ

京太郎「(ぅ…可愛い…)」

京太郎「(なんか安心しきった猫のような顔でこっちに身体スリ寄せてきて…思いっきり庇護欲をくすぐられ…じゃない)」

京太郎「(宥さんは確かに服を着ているし…それなら致命的な間違いはおかしていない…!!)」

京太郎「(うん…どうしてここに宥さんがいるのかは知らないし、まったく分かんないけど!!)」

京太郎「(でも、あの夢とこの現実は…決して別のはずだ…!)」

京太郎「(だって、俺、あの時挿入したし…夢精するギリギリだったし!!)」

京太郎「(だからあの夢は決して現実じゃない…以上QED証明終了論破済み!!)」

宥「きょーくんとっても…激しくてエッチらったよぉ…♥」

京太郎「」

京太郎「」

京太郎「」

京太郎「…え?」

京太郎「……え?」

























【System】
松実宥の愛情度がLv3になりました
二人は本番まではいっていなかったようです
松実宥は耳が弱点のようです
最終更新:2014年01月29日 20:42