高校二年――5月第一週~第四週

【高校二年 ―― 5月第一週】

京太郎「(でも…原因は多分…油断ってだけじゃないんだよな、きっと)」

京太郎「(多分…あいつらが気になりすぎてて…集中できていなかったんだ)」

京太郎「(最後の方とかあいつらの事を考えててあわや捲られそうになった場面もあったし…)」

京太郎「(…勝てこそしたけど…内容は決して満足出来るものじゃなかった)」

京太郎「(…俺、本当に…何をやっているんだろうな)」ハァ

京太郎「(早くあいつらのところに戻りたいって思いながらも…気ばかり焦って…)」

京太郎「(レジェンドなんて忙しいのに…俺に合わせて中級に上がってきてくれてるのに…)」

京太郎「(…こんなんじゃダメだ…)」

京太郎「(これじゃ中級はともかく…上級で太刀打ち出来る気がしない…)」

京太郎「(…やっぱりここは気を引き締める為にも…)」

京太郎「(あいつらに会いに行くべきだろう)」

京太郎「(…ここで下手に我慢してもこのモヤモヤした感情が大きくなるだけだし)」

京太郎「(先週がんばった分、今週はそっち優先しても良いよな)」

京太郎「(よし。そうと決まれば…出かける準備をしてっと…)」


>>+1
末尾16 憧しずと勉強
末尾27 玄とアルバイト
末尾38 宥さんと散歩
末尾49 灼と気晴らし
末尾50 やえさんとデート


































>>憧しずと勉強

穏乃「京ちゃーんっ♪」ダキッ

京太郎「うぉ…!ってしずか」

憧「あぁ…もうノックくらいしなきゃダメでしょ」

京太郎「いや、別に良いよ、着替える前だったし」

憧「…それならもうちょっとだけ待ってた方が良かったかも…」

京太郎「ん?何か言ったか?」

憧「あ、い、いや…べ、別になんでもないわよ、うん…」カァァ

穏乃「えへへ…♪京ちゃんの匂いだぁ…♥」スリスリスンスン

京太郎「こらこら…ってか、お前らは何しに来たんだ?」

憧「そろそろ京太郎の集中力が途切れる頃だと思って」

穏乃「だから、二人でお勉強に誘いに来たの♪」ニコー

京太郎「…そんなに俺単純か?」

憧「ま、長い付き合いだしね」

穏乃「そう言いながら憧も会いたがってた癖に」

憧「う…し、仕方ないでしょ。登校の時と授業中しか一緒にいられないなんて…寂しすぎるし…」

















京太郎「…ごめんな」

憧「あ、い、良いのよ」

憧「…と言うか、京太郎が努力してるのに水を差すような事言って…ごめんね」

憧「寂しいけれど…でも、京太郎の努力が実るように…あたしに出来る事があれば何でもするから」

京太郎「…憧」

穏乃「とりあえず…はい。これ」スッ

京太郎「ん?これって…」

穏乃「私と憧のフレンドコード。これで一緒にネト麻出来るはずだよ」

京太郎「…でも、お前らアカウントは…?」

憧「あたしは新しくサブアカウント作って中級にしたから」

穏乃「私も前々からあったのを憧に手伝ってもらいながら中級にしたよ!」

憧「だから、とりあえず中級はあたしたちも付き合えるから」

京太郎「悪いな。そこまでして貰って…」

穏乃「良いんだよ。だって、京ちゃんは今までそれ以上の事してくれてたんだから」

憧「そうそう。それより今は勉強よ」

憧「そろそろテストも近いんだから、ネト麻もそうだけどしっかりやらないとね」

京太郎「そうだな。んじゃ、今日もしずの成績あげる為に頑張りますか」


>>+2
00~50 成功
51~99 大成功
※知力8王子様3アダ名3で+14されます

































>>大成功

京太郎「よし。これで終わりだな」

穏乃「はふぅ…お疲れ様…ぁ」

憧「今日は結構詰め込んでたわよね」

京太郎「あー…すまん。久しぶりだったからつい…」

穏乃「ううん。大丈夫だよ」フルフル

穏乃「私、これくらいやらないと二人に追いつけないし」

穏乃「それに…二人が頻繁に勉強教えてくれているお陰でちゃんと分かってきてるから」

京太郎「…それでもごめんな」ナデナデ

穏乃「はふん…♪」ニコー

京太郎「…で、二人は今日はどうするんだ?」

憧「…ん?どうするって?」

京太郎「いや…えっと…勉強終わったけど…もうちょっと居てくれるのかなって…」

憧「…ふふ」

京太郎「…ぅ」

















憧「…寂しいんだ?」

京太郎「べ、別に寂しいって訳じゃ…」

憧「…大丈夫よ」ギュッ

京太郎「…う…」

憧「…あたしもしずも京太郎から離れたりなんかしないからね」ナデナデ

穏乃「うん。絶対に…京ちゃんを一人ぼっちになんてさせないんだから」ギュゥ

京太郎「…二人とも…」

憧「それに…寂しいのはあたしたちも同じだしね」

穏乃「ダメだよね…我慢しなきゃいけないって分かってるのに…」

穏乃「部活で京ちゃんに会えないってだけで…凄い寂しくて…ワガママになって…」

穏乃「…学校で一緒ってだけじゃ…満足出来なくなっちゃってるの」

憧「…だから、今日は今まで寂しい思いをしてた分…そしてさせられてた分」

憧「一杯一杯…構ってあげるし構って貰うんだから」

穏乃「あ…でも、エッチなのはなしだよ?京ちゃんのおかーさん下にいるし」

京太郎「し、しねぇよ!そんなの!!」カァァ


























【System】
須賀京太郎の知力が2あがりました
須賀京太郎の雀力が0.5あがりました
三人はそれから三人で抱き合ったり、お互いを撫であったりしてスキンシップをしていたようです




























【高校二年 ―― 5月第二週】

京太郎「(なんか…最近、しずの奴おかしくないか?)」

京太郎「(前はあんな風に簡単にエッチだのなんだの口にするような奴じゃなかったんだけど…)」

京太郎「(確かに人懐っこくて普通よりも距離が近かったけど…あんなに羞恥心がない奴だったっけか?)」

京太郎「(…でも、なんかそういうあけすけなんじゃなくて…たまに妙な色っぽさを感じるんだよな)」

京太郎「(なんか…こっちのツボを無意識的に抑えられてるというか…男を知っている艶やかさと言うか…)」

京太郎「(…しずに男?いや…ねぇよ。ねぇって)」フルフル

京太郎「(女子校育ちのあいつの周りにいる男なんて俺とα、βくらいなもんだし)」

京太郎「(αとβはもう恋人いるし…しずとそういう仲になったりしないだろ)」

京太郎「(…でも、なんだろうな)」

京太郎「(あいつに恋人がいるかもしれないって思うと…すげー胸がモヤモヤする)」

京太郎「(俺、あいつの事妹くらいにしか思ってなかったはずなのに…これって…)」

京太郎「(…まさか独占欲…か?憧相手にも…似たようなもの感じてたし…)」

京太郎「(あいつらに幼馴染だの友達だの言いながら…結局のところドキドキはしてるし…)」

京太郎「(…俺って本当、格好悪いなぁ…)」ハァ

京太郎「(あの後だって結局あいつらに慰めて貰ってばっかりだったし…)」

京太郎「(…ま、それだってあいつらに得がない訳じゃないんだろうけど…でも…)」

京太郎「(そうやって慰めてもらった分、馬鹿な事考えてないで結果は出さないとな)」



>>+1
末尾16 憧とネト麻
末尾27 しずとネト麻
末尾38 レジェンドとネト麻
末尾49 玄とアルバイト
末尾50 宥さんと散歩

































>>玄とアルバイト

玄「んふっふふーん…♪」

京太郎「あれ?玄、そんなに上機嫌でどうしたんだ?」

玄「あ、京太郎君!あのねあのね…!」ハッ

玄「も、もうちょっとだけ秘密なのです…」

京太郎「なんだ、珍しい」

京太郎「ま、秘密なら秘密で良いけど…ついポロット口を滑らせたりするなよ」

玄「そ、そんな事ないよ!私だって隠し事の一つくらい出来るもん!」

玄「実は昨日ようやくネト麻で中級にあがれた事だって今日の終了時間まで隠し通してみせるんだから!」

京太郎「お、おう…そうか」

玄「うんっ」フンスー


>>+1
00~30 失敗
31~60 成功
61~99 大成功
※バイト力4とラキスケ3が+されます



































>>大成功

玄「んふふーん♪ふふふふーんふっ♪」ウキウキ

京太郎「…よ。玄。お疲れ様」

玄「あ、京太郎君!お疲れ様ー♪」ニコニコ

京太郎「あぁ、玄も今日はすげー頑張ったみたいだな」

玄「うん。京太郎君と一緒に上がりたくて…一杯、頑張っちゃった」ニコッ

京太郎「そっか。玄はえらいなー」ナデナデ

玄「えへへー…っ♪」ニヤー

玄「あ、それで…えっとね…」モジモジ

京太郎「…おう。なんだ?」

玄「実はその…京太郎君に聞いて欲しい事があって…」ウズウズ

京太郎「なんだろうなーまったくそうぞうつかないなー」


































玄「実はね!私もついこの前、中級にランクアップ出来たのです!」ドヤァ

京太郎「え?ほんとうか?すごいじゃないか」ナデナデ

玄「えへへー♪」ニヘラ

京太郎「…ま、でも、マジですげぇよ」

京太郎「この間、アカウント作ったばっかりなのに、もう中級なんてさ」

玄「おねーちゃんにも手伝って貰って頑張ってあがったんだよ!」グッ

玄「これで私、中級でもお手伝い出来るようになったから…えっと…だから…」

京太郎「おう。また今度、誘わせて貰うよ」

玄「…本当!?」パァァ

京太郎「当たり前だろ。その為に玄も頑張ってくれたんだろうし」

京太郎「俺一人だと短期間であげるのは色々と難しいからさ、マジで助かる」

玄「えへへ…」

京太郎「でも、こっちにばっかり気を遣って…また倒れたりするなよ」

京太郎「実家の手伝いや麻雀部の活動でただでさえ忙しいんだし」

玄「大丈夫!もうあんな失態は見せないのです!」グッ

玄「…あ、でも…また風邪引いたりした時には…お見舞いに来て欲しいな…って」モジモジ

京太郎「じゃあ、今度は座薬を奥までぶっすり入れてやるよ」

玄「ざ、座薬…!?」カァァ

京太郎「おう。そうしたら無茶しようって気にならないだろ」

玄「ざ、座薬…京太郎君に…私のお尻…はぅ」プシュゥ

京太郎「ってあー…玄には過激過ぎたか…」


























【System】
須賀京太郎のバイト力が2あがりました


















【高校二年 ―― 5月第三週】

京太郎「(結局、隠し事一つ出来ないし…座薬ってだけでオーバーヒートするし)」

京太郎「(やっぱり玄は玄だったよ…)」

京太郎「(でも…その半面、俺の為にわざわざネト麻のランクあげ頑張ってくれていて)」

京太郎「(俺がランクアップした時期からは少しズレてるけど、それでも)」

京太郎「(ほぼ毎日実家の手伝いしてる玄がランクあげるには結構な努力が必要だったはずだ)」

京太郎「(まったく…灼と言い、玄と言い…俺なんかの為に頑張りすぎなんだよ)」

京太郎「(…お陰で…本格的にやらなきゃいけなくなってきたじゃないか)」

京太郎「(…ま、元から逃げるつもりなんてなかったけどさ)」

京太郎「(こんなに色んな人に手を貸してもらえる以上…本腰入れてやらないとな)」


>>+2
末尾16 憧とネト麻
末尾27 しずとネト麻
末尾38 玄とネト麻
末尾49 レジェンドとネト麻
末尾50 灼と気晴らし

































>>玄とネト麻

狂堕狼:って事で早速呼んだぞー

96チャー:えへへ…来ちゃった…っ

96チャー:ってアレ?今日は先生いないの?

狂堕狼:あぁ、やっぱ新入生別に指導のやり方とか考えてて色々と忙しいらしい

96チャー:ほえー…ちゃんとお仕事してるんだね

狂堕狼:よし、このログとって後でレジェンドに見せてやろう

96チャー:ふぇ…?あ、ち、違うよ!そ、そういう意味じゃなくって!

狂堕狼:はは。まぁ、気持ちは分かるけどさ

狂堕狼:俺も正直、レジェンドがバリバリ働いてると違和感あるし

96チャー:そ、そんな事言ってあげたら可哀想だよ

狂堕狼:じゃあ、そっちはバリバリのキャリアウーマンやってるレジェンド想像出来るか?

96チャー:…

狂堕狼:何か言えよ

96チャー:あ、い、いや…ふ、二人っきりだなって思って!

狂堕狼:そうだなー二人きりだな

96チャー:そ、そうそう!そう思うとドキドキしない?

狂堕狼:いや、ネットで二人きりになってもドキドキも何もねーだろ

狂堕狼:それよりさっきの返事は?

96チャー:あーぅー…


>>+1
00~50 成功
51~99 大成功
※雀力12ラキスケ3で+15です


































>>成功

96チャー:はふぅ…

狂堕狼:…お前大丈夫か?

96チャー:ふぇっ…い、いや、大丈夫だよ!

狂堕狼:でも、なんか妙な振り込み多くなかったか?

狂堕狼:俺はともかく96は殆ど最下位だったし…

96チャー:え、えっと…それは…

狂堕狼:…もしかしてわざと俺に振り込んだとか?

96チャー:う…だ、だって…その方が早く上がれるかなって…

狂堕狼:ばーか。そんな風に援護して貰っても嬉しくともなんともねぇよ

96チャー:…だけど

狂堕狼:それとも玄は俺が実力で上にあがれないような軟な雀士だと思ってるのか?

96チャー:そ、そんな事ないよ!京太郎君は凄い雀士だもん!!

狂堕狼:こらこら、名前名前

96チャー:あっ…ご、ごめんなさい

狂堕狼:いや…まぁ、大丈夫

狂堕狼:ただ…その気持ちは嬉しいけど、そんな八百長染みた真似をされても嬉しくともなんともないぜ

狂堕狼:俺がこうして麻雀をやってるのはお前らの事踏み台にしたいからじゃないんだからさ

狂堕狼:そもそも…そうやって援護して貰っても俺の望む能力は手に入らないし

96チャー:…うん。ごめんなさい…私が間違ってた…

狂堕狼:良いんだよ。お前も俺の事気遣ってくれたんだろうし

狂堕狼:でも、次からは手加減なしの真剣勝負だ、いいな

96チャー:うん。お任せあれ!!





























【System】
須賀京太郎の雀力が0.5あがりました























【高校二年 ―― 5月第四週】

京太郎「(それからの玄の奴は調子があがったらしくガンガン勝っていった)」

京太郎「(時折、一位を取って俺に謝っていたけど…でも、問題はない)」

京太郎「(そもそも俺があいつらに頼んでいるのはあくまで手助けであってイカサマじゃないんだから)」

京太郎「(そんなの同卓した人に失礼だし…何より俺自身の主義にも反する)」

京太郎「(やっぱり麻雀は遊びな訳だし…楽しくやるべきだからな)」

京太郎「(ただ振り込むだけ振り込まれるだけになるとただの作業になるし)」

京太郎「(そんなゲームは俺もしたくないし…玄にもさせたくない)」

京太郎「(少なくとも前半よりも後半の方が楽しかった訳だしさ)」

京太郎「(ま…何はともあれ…ネト麻にも一段落ついたし…)」

京太郎「(今週は息抜きの時間だな)」

京太郎「(まぁ…息抜きと言っても大した事をする訳じゃないんだけど…)」

京太郎「(…日頃俺がやっている事をするだけでも十分、気持ちが楽になるし)」

京太郎「(それに中々、部室で顔を合わせなくなったあいつらに会えるってのはすげー楽しい)」

京太郎「(さて…それじゃ今週は何をしよう)」


>>+1
末尾16 憧しずと勉強
末尾27 玄とアルバイト
末尾38 灼と気晴らし
末尾49 雑用だヒャッハー
末尾50 宥さんと散歩


































>>宥さんと散歩

京太郎「姉さん大学の方はどう?」

宥「うん…あの…入学式で隣に同じ地元の人がいて…とっても仲良くしてくれてるよ」

京太郎「へー…この周辺の人か?」

宥「ううん…ちょっと遠いけど…でも、殆ど隣の学区…かな」

京太郎「隣の学区…それってもしかして…俺も知ってる人だったりする?」

宥「え?ど、どうして気づいちゃったの?」

京太郎「あー…やっぱりか」

京太郎「…それってやえさんだよな?」

宥「うん…」

京太郎「やっぱり…姉さんとやえさんから大学名聞いた時にもしかしたらって思ったんだけど…」

宥「…って事はきょーくんが心配してやえちゃんに言ってくれたんじゃないの?」

京太郎「…やえちゃん?」

宥「あっ」カァァ











宥「あ…え、えっと…やえちゃんがそう呼んでも良いって言ってくれたから…」

京太郎「(…あ、これ姉さんの方がゴリ押ししたな)」

宥「…やっぱり変…かな?あの…私、あんまり友達とか居た事なくて…その辺りどうしても疎いから…」

京太郎「…いや、そんな事はないだろ」

京太郎「姉さんらしいし、やえさんらしい呼び方だと思うよ」

宥「本当?」

京太郎「あぁ、本当本当」

京太郎「後、今回に限って言えば、俺は何もしてないぞ」

京太郎「まぁ…姉さんが友達出来なくいとかになると…何かしらやえさんに頼んだかもしれないけど」

京太郎「俺は大学と学部が一緒だって事くらいしか知らなかったし…まだ何もしてないって」

宥「…そっか。じゃあ…やえちゃん自分から話しかけてくれたんだ…」

京太郎「まぁ…やえさんは良い人だから、仲良くしてて損はないと思うぞ」

宥「…うん。私もそう思う。…やえちゃんはとても良い人だって…だからこそ…」

京太郎「…うん?」

宥「…ううん。何でもない」

宥「あ、それより…はい。これ」スッ

京太郎「あ、これって…」

宥「私のフレンドコード…もし、よかったら誘って欲しいな」ニコッ

宥「大学生だし…玄ちゃんよりは時間の余裕もあるし…何時でも待ってるから」

京太郎「…あぁ。ありがたく受け取らせて貰うよ」

京太郎「ありがとうな、姉さん」

宥「うん…」ニコー






















【System】
女神松実宥の加護により来週のステータス上昇が二倍になります
最終更新:2014年01月29日 20:25