高校二年――4月第二週~第四週

【高校二年 ―― 4月第二週】

京太郎「(…いや、思い返すと…アレだな)」

京太郎「(悪い子にしてやるってのは色々とこう恥ずかしいというかおかしいというか…)」

京太郎「(ちょっとズレてしまっているというか…う、うん…)」

京太郎「(キメ台詞のつもりだったけど…アレはねぇな、うん…ない)」

京太郎「(話聞いてからあいつが起きるまでの時間が短すぎたからろくに考えられなかったけど…)」

京太郎「(ちゃんとその辺、頭の中で整理しておけばよかった…)」

京太郎「(まぁ…灼だからこそその辺笑ってスルーしてくれたけど…)」

京太郎「(今日から増える後輩相手にはそういう訳にはいかないし…)」

京太郎「(先輩の一言で簡単に傷ついたりするんだから、ちゃんと考えてやらないとな)」

京太郎「(とは言え昨年度はまったく能力対策進んでないし…一年掛けてようやく中級にあがれたレベルだからなー…)」

京太郎「(そっちの方も忘れちゃいけないし…悩ましいところだ)」


>>+1
末尾1234 レジェンドとネト麻
末尾50 憧しずと勉強
末尾69 玄とアルバイト
末尾78 灼と気晴らし

































>>灼と気晴らし

京太郎「って事で灼」

灼「…うん?」

京太郎「最近、どうだ?部長業とか…大変じゃないか?」

灼「うん。入ってくれてる子たち良い子ばっかりだから…」

京太郎「にしても…結構部員も増えたよなぁ…」

灼「そりゃうちは晩成破ってインターハイ優勝したし…」

灼「晩成よりも偏差値低いから急遽こっちに切り替えたって子も多いと思…」

京太郎「ま、高校から入れる枠が少ないってのを度外視すれば、晩成よりもこっち絞る奴がいるのも当然か」

灼「…ただ、やっぱりがっかりされるけど…それは仕方ない…」

京太郎「卓は幾つかあるけど…幾つか故障してるし…暖房は未だにストーブだしなぁ…」

灼「そもそも全部動いても…部員の数には届かない…」

京太郎「でも、その辺は部費が大分出てるし改善出来る予定なんだろ?」

灼「…うん。だから今度、買い出し付き合ってくれると嬉しい」

京太郎「おう。それくらいだったら全然構わないぞ」

灼「…で、ついでに京太郎の病院も行こう」グッ

京太郎「うぐ…やっぱ行かなきゃダメか?」

灼「異常はなくても…何か見つかるかもしれないし」

灼「…そもそもこういうのは一回や二回ではっきりと分かるものじゃないって書いてあった」












京太郎「…書いてあった?」

灼「…あ、いや、その…」カァ

京太郎「…もしかして俺の為に色々と調べてくれたのか?」

灼「あ…ぅ…あの…」

京太郎「…よくよく考えたらあの病院紹介してくれたのも灼だったし…」

京太郎「あの日眠そうにしてたのも…俺の為に色々と調べてくれてたからとか…」

灼「ぅ…ぅ…あの…えっと…」

灼「か、勘違いしないでよね…べ、別に京太郎の為なんかじゃないんだから…」カァァ

京太郎「つまりやったのはやったんだな」

灼「う…そ、そこは私の誤魔化しに乗ってくれるのが優しさだと思う…」

京太郎「悪いな。俺はどうにも鈍感かつ気が利かないらしくてさ」

京太郎「でも、嬉しいよ。お前も忙しいのにそんな風にしてくれてさ」

京太郎「だけど…無理だけはすんなよ。お前は部長で倒れたら皆が心配するんだからさ」

灼「…うん。分かってる」



























【System】
鷺森灼の加護により次週の判定が自動的に大成功になります





























【高校二年生 ―― 4月第三週】

京太郎「(あいつ…やっぱり人の為に働き過ぎだよな)」

京太郎「(それもあいつの魅力の一つでもあるけど…でも)」

京太郎「(もうちょっと肩の力を抜いて良いと思うんだけどなぁ…)」

京太郎「(そうやって誰かの為に動けるってのは美徳だけど…)」

京太郎「(出先で寝てしまうくらいに疲れてまで人に尽くすのは美徳ってよりも先に心配になってしまう)」

京太郎「(その分、部長が合ってるってのは分かるんだけど…)」

京太郎「(…ただ、それは気心の知れた俺たちが相手だからってのもあるんだ)」

京太郎「(良くも悪くも新入生が増えてきて環境は大きく変わりつつあるし…)」

京太郎「(その辺、あいつの負担にならないようにちゃんと気をつけてやらないとな)」

京太郎「(あいつの負担が少しでも軽くなるように…俺も雑用がんばろう)」


>>+1
末尾1234 レジェンドとネト麻
末尾50 憧しずと勉強
末尾69 玄とアルバイト
末尾78 雑用



































>>レジェンドとネト麻

京太郎「(よし…じゃあ、新一年生が頑張れる環境を作れるように今日もZATSUYOを…)」

晴絵「はーい。京太郎はこっちね」グイッ

京太郎「え?レジェンド、どうかしたのか?」

晴絵「…どうかした、じゃないわよ。京太郎、今何しようとしてた?」

京太郎「勿論、雑用だけど…」

晴絵「雑用だけど…じゃないでしょうに」

晴絵「いや、やるなとは言わないし…やってくれるのは正直、有難いけどね」

晴絵「でも、あんたは他にするべき事があるでしょ?」

京太郎「いや…でも…阿知賀は二連覇賭かってる訳だし…」

晴絵「その辺は一年生にしてもらうから大丈夫」

晴絵「別に京太郎じゃなきゃ出来ない仕事って訳じゃないんだから」

京太郎「…確かにそうかもしれないけど…でも…」











晴絵「…大丈夫よ」

京太郎「え?」

晴絵「京太郎がいなくたってうちには沢山の部員が入ってくれたんだから」

晴絵「私がちゃんと指導するし、そんなに何もかも自分でしようとしなくても大丈夫」

晴絵「…それに別に京太郎が雑用しなくても皆は京太郎から離れたりしないよ」

京太郎「あー…そんな風に見えるか?」

晴絵「そりゃ自分のやるべき事やらずに、こんだけ雑用やらやってれば…ね」

晴絵「確かに穏乃たちは今麻雀頑張ってるし、そっちの時間的にリソースを大分割いてるけど」

晴絵「でも、それにずっと付き合わなくたって、離れ離れになるほど柔い仲じゃないでしょ?」

京太郎「…違う…って言っても…無駄だろうなぁ…」

京太郎「つか…多分、そういう気持ちがない訳じゃないだろうし…」

京太郎「あー…俺、寂しかったのか…」

晴絵「私の胸で慰めてあげましょうか?」

京太郎「いや、いらねぇ」キッパリ

晴絵「ちょ…す、少しは考える素振りくらい見せなさいよ…!」












京太郎「…でも、本当に俺は要らないのか?」

晴絵「別に要らない訳じゃないわよ」

晴絵「今まで数人分の働きをしてくれた京太郎は有難い存在だし」

晴絵「でも、今は状況が変わったし…そこまで気張ろうとしなくても大丈夫」

晴絵「それより…京太郎は自分がするべき事をしなさい」

晴絵「…高校卒業までに麻雀出来るようになっときたい理由が出来たんでしょ?」

京太郎「な、なんでそれを…」

晴絵「灼から聞いたのよ」

晴絵「…あの子も京太郎の事、とても心配してたから」

晴絵「なんとかそれを早めてあげられる方法はないかってね」

京太郎「灼の奴め…」

晴絵「あんな良い子にこれだけ好かれてるんだから男冥利に尽きるって話でしょ」

京太郎「…ま、確かにそうなんだけど…またひとつ借りが出来たなってさ…」ハァ











京太郎「…まぁ、でも、そこまでやられて…いつも通りとは行かないよな…」

京太郎「お言葉に甘えて当分はネト麻の方に集中する事にするよ」

晴絵「うん。まぁ、でも、別にここに京太郎の居場所がないって訳じゃないからね」

晴絵「ここはいつだって…京太郎たちの為の居場所なんだから」

晴絵「何時でも来て良いって事忘れないで」

京太郎「おう。ありがとうな」

京太郎「…あ、後さ…」

晴絵「…うん?」

京太郎「俺の代わりに灼の奴の事、ちゃんと見ててやってくれないか?」

京太郎「新入生も増えてきたし…また変に気張って潰れないか心配でさ」

晴絵「…それを京太郎が言える立場じゃないと思うけど」

京太郎「う、うっせーな。別に良いだろ」

晴絵「…ま、でも、大丈夫だよ」

晴絵「私も灼は大事だから…ちゃんと見てるし支えてあげる」

晴絵「まぁ、京太郎の代わりにはなれないだろうけど…」










京太郎「…俺の?」

晴絵「そうだよ、色男さん」

晴絵「まったく…灼だけじゃなく憧やしず…それに松実シスターズまで…」

晴絵「こんだけ侍らせてるとか京太郎じゃなきゃフルスイングの刑に処するトコだったよ」

京太郎「なんだよ、フルスイングの刑って…」

京太郎「ま、でも…それなら安心だ」

京太郎「レジェンドがいれば灼も無茶だってしないだろうし」

京太郎「…だから、悪いけど…少しの間、あいつらの事頼むわ」

晴絵「うん。任せておいて」





























【System】
須賀京太郎の雀力が1あがりました
須賀京太郎の知力が1あがりました
須賀京太郎の次週からの行動が変化します






























【高校二年 ―― 4月第四週】


京太郎「(まぁ…レジェンドにはああいったものの…だ)」

京太郎「(正直、雑用しなくても良いと言われたのはちょっとつらかったりして…)」

京太郎「(勿論、やりごたえがあって…自分の能力を活かせた仕事を取り上げられたってのもあるんだけど)」

京太郎「(でも、それ以上にあいつらの事が心配で仕方がない)」

京太郎「(憧がαやβと距離を取ってないだろうかとか…しずがまた寂しがっていないかとか…)」

京太郎(灼が無理していないかとか、玄がまた失敗してないかとか…)」

京太郎「(そんな事ばかり頭の中に浮かんできて…)」

京太郎「(…どうしてだろ…俺、こんなに重い奴だったっけ?)」

京太郎「(少なくとも過保護なつもりはなかったんだけど…うーん…)」

京太郎「(ま、でも…基本、自主性に任せるタイプのレジェンドにああまで言わせたんだし)」

京太郎「(しずたちから何かしらの相談があったって事なんだろう)」

京太郎「(多分…あいつらにも心配させてるって事を思えば…簡単にあそこに戻る訳にもいかないよな)」

京太郎「(俺に今出来るのはとっとと麻雀出来るようになってあいつらを安心させてやる事だ)」

京太郎「(その為にも…俺は…)」


>>+1
末尾偶数 レジェンドとネト麻
末尾13 憧しずと勉強
末尾57 玄とアルバイト
末尾9 宥さんと散歩

































>>レジェンドとネト麻

狂堕狼:でさ…

ハルちゃん:ん?

狂堕狼:そっちはどうなんだ?ちゃんと上手くやれてるか?

ハルちゃん:あんたはお母さんか

狂堕狼:だってさー

ハルちゃん:まったく…大丈夫よ、ちゃんと皆仲良くやれてるし

晴絵「(…ま、たまに寂しそうにしてるけどそれは言わない方が良いでしょ)」

晴絵「(言ったらこのこ間違いなくまた雑用に戻るだろうし)」

狂堕狼:そっか…それなら良いんだけど…

ハルちゃん:それよりほら!ガンガンレートあげて昇格していくよ

ハルちゃん:本番は上級に入ってからなんだから、気合いれなさい

狂堕狼:あぁ…分かってる


>>+1
00~50 成功
51~99 大成功
※雀力12が+されます


































>>成功

狂堕狼:うあー…

ハルちゃん:…ま、こんなところでしょ

狂堕狼:…中級って結構レベル高いのな…

ハルちゃん:まぁ、そりゃ母数が馬鹿でかいからね

ハルちゃん:時間なくて上級にいけるけど中級に留まってる人だってここからは増えてくる訳だし

ハルちゃん:本格的に玉石混交になりつつあるから、初級と同じつもりだと痛い目見るわよ

狂堕狼:あー…分かってたつもりなんだけどなー…

ハルちゃん:それでもレートあげてるし問題はないでしょ

ハルちゃん:それに反省してるならしっかり次から補正していけば良いだけの話よ

狂堕狼:…ま、それもそうだな

狂堕狼:この遅れは次に取り戻すよ

ハルちゃん:うん。そのつもりで頑張りなさい

ハルちゃん:私も出来るだけ応援してあげるから

狂堕狼:おう。ありがとうな






















【System】
須賀京太郎の雀力が0.5あがりました
最終更新:2014年01月29日 20:21