高校一年――3月第三週~第四週

【高校一年 ―― 3月第三週】

京太郎「(…た…助かった…!)」

京太郎「(正直…あのまま来られてたら…きっと今度こそキスしてた…)」

京太郎「(いや…自分でも意思が弱いって思うけどさ…でも…)」

京太郎「(俺、この前、宥さんの裸見てからどうしても意識してしまって…)」

京太郎「(完全に宥さんの事…異性としてみてるんだよなぁ…)」

京太郎「(それだけならまだしも…宥さんすげー可愛いし…それでたまに色っぽいし…)」

京太郎「(そんな人に迫られたら…そりゃ辛抱出来ないって…)」

京太郎「(一瞬、されるよりも先にこっちからしてやろうって…そんな言葉さえ浮かんだくらいだし…)」

京太郎「(…もうちょっと俺は自制心を養うべきだな…うん)」

京太郎「(ま…それはともかく…今週はどうしよっか)」



>>+2
末尾16 憧しずと勉強
末尾27 灼と気晴らし
末尾38 玄とアルバイト
末尾49 レジェンドとネト麻
末尾50 宥さんと散歩

































>>灼と気晴らし


灼「…で病院は何時に行く?」

京太郎「そうだな…とりあえず宥さんの卒業式は終わったし…」

京太郎「ま、4月くらいで良いんじゃないか」

灼「…もう」ギュッ

京太郎「ぅ…な、なんだよ…」

灼「…今、私に気を遣ったでしょ?」

京太郎「つ、遣ってねぇよ」

灼「じゃあ…どうして3月じゃなくて4月なの?」

京太郎「お、俺も色々、忙しいんだっての」

灼「春休み中は書き入れ時のここじゃなくって?」

京太郎「う…そ、それは…その…」

灼「…もう。どうせ今更なんだから…甘えて良いんだよ」ナデナデ

京太郎「う、うっせーよ、病院ついてきてもらうって時点で甘えてるのに…コレ以上、迷惑掛けられるか」










灼「今更、そういうの気にするような仲じゃないでしょ?」

京太郎「だからってコレ以上、迷惑掛けたり情けないところ見せたい訳じゃねぇんだよ…」スネー

灼「もう…意地っ張りなんだから」

京太郎「男ってのはそういう生き物なんだよ…大目に見てくれ」

灼「…仕方ない。けど…無理はしちゃダメだからね」

京太郎「大丈夫だよ、別に一週間二週間のびたくらいで症状悪化したりしないだろうし」

京太郎「って事で灼が少しは暇になる4月に入ってから…だな」

京太郎「少ししたら新入生も来るだろうし、出来れば早めが良いと思うけど…」

灼「うん。私もそれで良いと思う」

灼「…じゃ、また予定が決まったら連絡して」

京太郎「…ってそっちは?」

灼「私は何時でも大丈夫。京太郎のためならすぐに予定をあけてあげるから」クスッ

京太郎「…そっちの方こそ無理すんなよ」

灼「うん。分かってる」





























【System】
鷺森灼と気晴らしをした事により次週の判定が自動的に大成功へと変わります

























【高校一年 ―― 3月第四週】

京太郎「(にしても…灼にも困ったもんだよな)」

京太郎「(俺の為に色々してくれるのは良いけど…)」

京太郎「(予定を空けてまで俺についてきてくれるとかさ…いや、嫌な気分じゃないんだけど)」

京太郎「(ああまで尽くそうとされると…なんか申し訳なくなるっていうか…)」

京太郎「(…俺が頼んでる立場なのにあいつに予定合わせて貰うのがそもそもおかしいんだけどなぁ…)」

京太郎「(でも、いまさら、そんな事言ってあの頑固な奴が自分の意見、変える訳ないし…)」

京太郎「(俺に出来るのはあいつが出来るだけ無理しなくて済むような時間で付き添いを頼む事だ)」

京太郎「(ま、何度もあいつと遊んでるお陰で、灼が絶対にシフトに入らないと厳しい曜日ってのはだいたい、把握してるし)」

京太郎「(その中で時間を作れば多分、問題はないはずだ)」

京太郎「(まぁ、誰かシフトが急用で抜けたりしたら話は別かもしれないけど)」

京太郎「(そんな事は滅多にないし、あいつに負担はかからないだろう)」ピコーン



>>+2
末尾16 憧しずと勉強
末尾27 宥さんと散歩
末尾38 玄とアルバイト
末尾49 レジェンドとネト麻
末尾50 雑用

































>>玄とアルバイト

玄「むぅ…」

京太郎「うん?どうかしたのか?」

玄「…なんだかこの一年、京太郎君とまったくバイトで一緒じゃなかった気がするのです…」

京太郎「いや、シフトそのものは変わってないし、会ってはいるぞ」

玄「うん…それは分かってるんだけど…でも」

京太郎「ん?」

玄「…ちょっとだけ寂しくて」

京太郎「…ったく、寂しがり屋め」クシャ

玄「はぅん…♪」

京太郎「仕方ないから、今日は一日、お前に付きっきりでフォローしてやるよ」

玄「本当!?」

京太郎「あぁ。ま、4月に入ったら新人も入って教育とかに忙しくなるけどさ」

京太郎「3月の今ならまだ一緒に居ても十分、仕事は出来るだろうし」

玄「ふふ…京太郎君だぁいすきっ♥」ギュッ

京太郎「ちょ…馬鹿!やめろよ!仕事中だぞ…!!」











>>大天使アラタソの加護により自動大成功


京太郎「うし…じゃ、これで終わりか」

玄「…うん。そうだね」

京太郎「どうした?まだ寂しいのか?」

玄「…だって…もう今の時期は…」

京太郎「あー…そういや…もう人事異動か」

玄「うん…」

玄「…もう私が教える事も殆どなくなったし…」

玄「後輩の教育はもう立派に出来てるから…」

玄「京太郎くんを引き止める理由もなくなっちゃったな…って」

京太郎「あー…そうだな…」


>>+2
1.それでも玄と一緒にいる
2.そろそろ他のところにも…
※数字でお選び下さい

































>>1それでも玄と一緒にいる

京太郎「あー…それでもな」

玄「…え?」

京太郎「俺はここにいるよ」

玄「良い…の?」

京太郎「…あぁ。良いんだよ」

京太郎「例えもう理由がなくなったとしても…俺は…」

京太郎「…もうちょっと玄と一緒にいたいんだ」

玄「ふぇっ!?」カァァ

京太郎「だって、お前なんか放っておけないしさ」

京太郎「今日もまた変なニアミスしそうになってたし…」

玄「あ…あぁ…そっちの事なんだ…」シュン

京太郎「…まぁ…それと…」

京太郎「なんだかんだ言って…俺はお前と仕事するの好きなんだよ」

玄「…え?」

京太郎「お互いに気心知れてるから軽口叩きながら…さくさく仕事進んでいくからさ」

京太郎「こう…俺の中ですげー噛み合うっていうか…楽って言うか…」












京太郎「…ま、まぁ…だから、俺はまだ一年…ここにいる」

京太郎「お前の側で…お前を見ててやるよ」

玄「…京太郎君…」グスッ

京太郎「ちょ…馬鹿…泣くなよ…」

玄「だって…だってぇ…」ポロポロ

京太郎「ホント、手のかかる妹だよな、お前…」

玄「んぐ…いもーと…?」

京太郎「いや、なんでもないよ」

京太郎「それよりほら…涙拭いてやるから顔をあげろよ」

玄「…んっ」

京太郎「…なんで目をつむるんだ?」

玄「…え?こうするものじゃないの?」

京太郎「ちげーよ馬鹿」フキフキ

玄「うぅ…優しくされながら馬鹿にされたぁ…」

京太郎「悔しいなら甘えん坊で泣き虫なところ直せよ」

玄「…ううん。今は悔しいんじゃなくて…」

玄「…嬉しいかな」

京太郎「…ん?」















玄「また一年、一緒にお仕事出来て…」

玄「そして…こうして優しくされて…」

玄「…だから、私…今、とっても嬉しい」

京太郎「…でも、馬鹿にされてるんだろ?」

玄「そんなの照れ隠しだって分かってるもん」ニコッ

京太郎「あー…お前な」

玄「ん?」

京太郎「そういうところすげー犬っぽい」

玄「い、犬!?」

京太郎「あぁ、犬。尻尾とかパタパタ振ってそう」

玄「う…犬…犬かぁ…」

京太郎「…あれ?玄?」

玄「…カピーちゃん飼ってる京太郎君なら犬でもちゃんと可愛がってくれそうだよね…」

京太郎「おい、玄」

玄「ふぇ…!?え?何…?」

京太郎「…いや、何でもない。でも…」

玄「でも?」

京太郎「…俺は犬より猫派だぞ?」

玄「え…えぇっ!?それじゃ…えっと…」スッ

玄「にゃ…にゃーん…♪」カァァ

京太郎「……」

玄「……」ニャーンノポーズ……グスッ

京太郎「…はいはい。可愛い可愛い」ナデナデ

玄「えへへー」パタパタ









【System】
須賀京太郎のバイト力が2あがりました
最終更新:2014年01月29日 20:12